マコンドの雨

バイク、海、釣り、建築、モルタル造形、家具作り、電動工具、リフォーム、リノベーション、文学、日本語、コーヒー、アウトドア、徒然なるままに マコンドの雨はすべてを流し去る。しかし、街のすべてが流されてしまったあとにも、何かは残るはず。

前回いきなりの★×5を獲得したアンティグアリンダ
今回も期待が高まっています。

・ガテマラ SHB アンティグア リンダ



芳醇な甘い香りと深みを感じるコク、まるで新鮮な果実を思わせる甘味と酸味があります。 コーヒーはガテマラ!と不動のファンの多い人気銘柄です。 だそうです。


■ガテマラ SHB アンティグ アリンダ
 産地: ガテマラ アンティグア地域
 標高: 1400-1500
 農園: 複数
 品種: カトゥーラ・カトゥアイ・ブルボン
 処理: ウオッシュト 
■焙煎:奥州珈琲の基準でハイロースト(確かに前回のモカ・イルガチェフェよりは深いがブラジルハニーよりは浅い気がする)


【SHB】SBHとは1350m以上の高地で作られた高級豆だそうです。 
 グァテマラでの珈琲の等級は産地の高度で7等級に分類されていて
 SBH  1350-    strictly hard bean
 HB  1200-1350   hard bean
 SH     1050-1200   semi hard bean
 EPW    900-1050   extra prime washed 
 PW      750- 900    prime washed 
 EGW   600-750     extra good washed 
 GW     -600           good washed 
 コーヒーは標高が高いほど、熟すまでに時間がかかり、ゆっくりと育ち、素晴らしい酸味を持つ堅い実になる。標高による分類で品質を表すのはそのため。ちなみにこの基準はグアテマラだけで通用する。コスタリカでもSBHとかはあるが、グアテマラの基準とは異なる。コーヒー界らしい不統一ぶりです。
【リンダ】lindaとはスペイン語でかわいい子、という意味らしい。
ポルトガル語でいう、bonitaというところだろうか。その名前を付けるということは、
アンティグア地区のかわいい豆なのかと思いきや、「linda」という名前の最新鋭の精製工場から出荷されるものらしい。

■粒度 あら中挽き(ハリオセラミック スリム MSS-1TB再細挽きから15クリック戻し)

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感想(1件)



■2人前 きっちり20g
■お湯:100℃弱(多分) 350㏄ 
■感想
 今回はしっかりとした味わいを出すために、一滴一滴ゆっくりと落としてみました。
 
 ★★ びっくりしたことに、前回のほうがはるかにうまい。意外にも味は多少苦く、味わいもそれほど深くなく、かなりがっかり。あれは幻の味だったのだろうか。ここまでデータをそろえて試作を繰り返していても、入れるタイミングというどうにも数値化しづらい要素のために結構味わいが大きく変わってしまう。これはかなり難しいぞ。
そして、今回の入れ方で予感がかなり確信に近くなってきたのだが、ドリップには過度に時間をかけないほうがいい結果が生まれるということだろうか。そういえば、星が増えているときは、結構思い切り落としている。

奥州コーヒー3連発の最後の1品。


・ガテマラ SHB アンティグア リンダ



芳醇な甘い香りと深みを感じるコク、まるで新鮮な果実を思わせる甘味と酸味があります。 コーヒーはガテマラ!と不動のファンの多い人気銘柄です。 だそうです。


前回までのモカ・イルガチェフェがすごすぎたので、期待感ゼロです。
火山灰土壌でそだった甘い香りと果実のような甘酸味。が特徴だそうです。


■ガテマラ SHB アンティグ アリンダ
 産地: ガテマラ アンティグア地域
 標高: 1400-1500
 農園: 複数
 品種: カトゥーラ・カトゥアイ・ブルボン
 処理: ウオッシュト 
■焙煎:奥州珈琲の基準でハイロースト(確かに前回のモカ・イルガチェフェよりは深いがブラジルハニーよりは浅い気がする)


【SHB】SBHとは1350m以上の高地で作られた高級豆だそうです。 
 グァテマラでの珈琲の等級は産地の高度で7等級に分類されていて
 SBH  1350-    strictly hard bean
 HB  1200-1350   hard bean
 SH     1050-1200   semi hard bean
 EPW    900-1050   extra prime washed 
 PW      750- 900    prime washed 
 EGW   600-750     extra good washed 
 GW     -600           good washed 
 コーヒーは標高が高いほど、熟すまでに時間がかかり、ゆっくりと育ち、素晴らしい酸味を持つ堅い実になる。標高による分類で品質を表すのはそのため。ちなみにこの基準はグアテマラだけで通用する。コスタリカでもSBHとかはあるが、グアテマラの基準とは異なる。コーヒー界らしい不統一ぶりです。
【リンダ】lindaとはスペイン語でかわいい子、という意味らしい。
ポルトガル語でいう、bonitaというところだろうか。その名前を付けるということは、
アンティグア地区のかわいい豆なのかと思いきや、「linda」という名前の最新鋭の精製工場から出荷されるものらしい。

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感想(1件)



■2人前 きっちり20g
■お湯:100℃弱(多分) 350㏄ 
■感想
 最初の印象が、豆がでかいということ。


 ★★★★★ すごすぎる。いきなりのフルマーク。もしかしたらモカ・イルガチェフェの最高レベルに匹敵するかも。しかも一発目でこの味。

st03
奥州珈琲のモカ・イルガチェフェ。

コーヒーに凝り始めてから、最もうまかったモカイルガチェフェ。
チャフが多すぎるのが玉に瑕ですが、うますぎるので、消費が早くなってしまった。
100gの消費は実質3日。

・エチオピア モカ イルガチェフェG1


ワインフレーバーとも呼ばれるジャスミンにも似たモカ独特の香りとやさしく広がる酸味をぜひ堪能ください。 香りを楽しむコーヒーとして世界でも人気の高い銘柄 だそうです。


■モカ・イルガチェフェ / エチオピア
 産地: シダモ地区イルガチェフェ村 エチオピア
 標高: 2000m
 農園: 不明
 品種: 不明 エチオピアはコーヒーの原産地らしく、
        自生していたものを選定して栽培したりしているので、
        地元の人も品種をよく把握していないこともあるらしい。
 処理: ウォッシュト 
■焙煎:奥州珈琲の基準でミディアム(前回のブラジルハニーよりは浅い気がする)
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感想(1件)



■2人前 20g
■お湯:100℃弱(多分) 280㏄ 
 前回の目論見通り湯量を20cc減らして280cc。
 今回も早めにドリップすることと、
 加えて、チャフを息を吹きかけて飛ばすということをした
 
■感想
 チャフを息を吹きかけて飛ばしたときに、
 一緒に粉も飛んでしまったのか、
 最後の2回は、結構薄くなった。
 とても美味しい反面、濃さが足りない。
 でも、今のところこのコーヒーほど美味しいコーヒーはなかった。
 ブラジルハニーはうまく入れられなかったのかどうかはわからなかったが、
 奥州珈琲だめじゃん、と思いつつモカ・イルガチェフェに挑戦したが、
 酸味が美味しいなんて初めての発見に始まり
 余韻の素晴らしさ。
 フルーティーな味わい。
 何杯でも飲めそうなエグミの少なさ。
 なんだよ、すごいぞ。奥州珈琲。
 すごいのは奥州珈琲なのか、モカ・イルガチェフェなのかわかりませんが、
 今のところ最高でした。
★★★★★ いいのか、こんなに早く五つ星出して?!

奥州珈琲のモカ・イルガチェフェ。

連休中家を空けていたので、2日ぶりのモカ・イルガチェフェ。


・エチオピア モカ イルガチェフェG1


ワインフレーバーとも呼ばれるジャスミンにも似たモカ独特の香りとやさしく広がる酸味をぜひ堪能ください。 香りを楽しむコーヒーとして世界でも人気の高い銘柄 だそうです。


■モカ・イルガチェフェ / エチオピア
 産地: シダモ地区イルガチェフェ村 エチオピア
 標高: 2000m
 農園: 不明
 品種: 不明 エチオピアはコーヒーの原産地らしく、
        自生していたものを選定して栽培したりしているので、
        地元の人も品種をよく把握していないこともあるらしい。
 処理: ウォッシュト 
■焙煎:奥州珈琲の基準でミディアム(前回のブラジルハニーよりは浅い気がする)
■粒度 あら中挽き(ハリオセラミック スリム MSS-1TB再細挽きから15クリック戻し)

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感想(1件)



■2人前 20g
■お湯:100℃弱(多分) 280㏄ 
 前回の目論見通り湯量を20cc減らして280cc。
 アルコイリスは350ccで入れていたことを考えると、
 相当濃く出したことになるが、実際にはそれほど濃くはない。
 この濃さの違いは焙煎度合いによるものだろうか。
 それとも入れ方だろうか。
 ちなみに今回も早めにドリップした。
 
■感想
 きっちり180cc/20gで入れたが、濃すぎるという印象は全く無い。
 最初の一口目で強い酸味を感じたが、
 その一口目になれると、酸味と香ばしさのバランスが最高に良い。
 というよりも、香ばしさがものすごく強いことに気づく。
 やばい、うますぎる。
 いわゆるモカは嫌いだったが、
 今のところ最高に旨いコーヒーかもしれない。
 ちなみに、朝の忙しい時間だったので、チャフの処理はしていない。
 
★★★★ 文句なく4。現在のところ最高。いつまでも後を引く余韻がたまらない。


期日前投票
最近は駅の市民の窓口でもやっているので便利。

と思ったら、正午から午後8時。

今は無職なので良いが、
半年前だったら絶対に行けない。

朝8時には電車に乗り、
返ってくるのは終電。

日曜日も仕事で忙しい人が
平日の昼間や午後8時に帰宅するってありえないとおもう。

少なくとも自分はそうだった。

だから選挙はいつも不本意ながら棄権するしかなかった。

本当に期日前投票してほしいのだろうか。

コーヒー豆にはいくつかの種類がある。
おそらく誰もがブルーマウンテン、キリマンジャロ、モカなどは聞いたことがあると思う。

しかしながら、この名前はコーヒーの品種を表しているわけではなく、
産地を表しているだけ。
コメで言ったら、南魚沼産コシヒカリの、南魚沼にあたる。
厳密に言うとそれよりももっとアバウトな括りではあるけれども、
とりあえず、そう考えて間違いない。

では、コシヒカリ、ササニシキに当たる品種はなんだろうというと、あまり馴染みのない名前が沢山登場する。

まず、大分類として アラビカ種(コフィアアラビカ)とロブスタ種(コフィアカネフォラ)に別れる。
コメで言うところの、ジャポニカ米とインディカ米。
ジャポニカ米が楕円形で粘っこくて美味しい日本米全般を表すのに対して、インディカ米は長細くボソボソ味わいも少ないタイ米を表す。
これと同じようにコーヒー豆も、アラビカ種は香りが高くバランスのいい素晴らしい品種。一方のロブスタ種は、えぐ味、苦味が強く安いコーヒーの代名詞となっている。コーヒー嫌い、コーヒーを飲むと胸焼けがすると言うのは、このロブスタ種のせい。

で、コーヒーの品種はこの程度の大括りではなく、ここからきちんと派生していく。
プレミアムコーヒー、グルメコーヒーと言われるものはすべてアラビカ種なので、ロブスタ種は割愛する。

アラビカ種には、ティピカ、マラゴジペ、スマトラ、ケント、ブルボン、アマレロ、カトゥーラなど様々あるが、これらのもととなっているものを色々詮索するのは意味が無いかもしれない。

梨を食べるとき、20世紀梨と豊水のルーツをいちいち考えないのと同じように、ブルボンから派生したものもブルボンと同列に扱ってよい気がする。ちなみに梨の場合、豊水は、二十世紀と二十世紀の子供をかけ合わせた品種と、同じく二十世紀のひ孫である幸水とを合わせたもの。人間で言ったら近親相姦を繰り返している恐ろしい品種。

奥州珈琲のモカ・イルガチェフェ。

朝に続いて昼食後もイルガチェフェ
ぱっと見た目、渋皮(チャフ)の白さがあまりにも目立つので、
挽いたあと、息を吹きかけて飛ばしていたら、
台所がチャフだらけになった。
これは豆の処理の問題か品種の問題か、それとも焙煎の問題かはわからない。


・エチオピア モカ イルガチェフェG1


ワインフレーバーとも呼ばれるジャスミンにも似たモカ独特の香りとやさしく広がる酸味をぜひ堪能ください。 香りを楽しむコーヒーとして世界でも人気の高い銘柄 だそうです。


■モカ・イルガチェフェ / エチオピア
 産地: シダモ地区イルガチェフェ村 エチオピア
 標高: 2000m
 農園: 不明
 品種: 不明 エチオピアはコーヒーの原産地らしく、
        自生していたものを選定して栽培したりしているので、
        地元の人も品種をよく把握していないこともあるらしい。
 処理: ウォッシュト 
■焙煎:奥州珈琲の基準でミディアム(前回のブラジルハニーよりは浅い気がする)
■粒度 あら中挽き(ハリオセラミック スリム MSS-1TB再細挽きから15クリック戻し)

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■2人前 20g
■お湯:100℃弱(多分) 300㏄ 
 これでも淹れ過ぎかもしれない。
 次回は280ccで挑戦してみよう。
■感想
 予想通り、300cc/20gでもちょっと薄い。
 でも、酸味と香ばしさのバランスが最高に良い。
 かなり高級な味わい。フルーティーという意味がよくわかった。
 そっか、酸味のコーヒーもありだな。
 
★★★ 文句なく3。完全にチャフを落とし、かつ淹れ方がわかってくれば4つもあるかも。


奥州珈琲のモカ・イルガチェフェ。

ブラジルハニーが終了したので、今度は同じく奥州珈琲のモカ・イルガチェフェに挑戦。
ぱっと見た目、甘皮の白さがとても目立つ。

・エチオピア モカ イルガチェフェG1

ワインフレーバーとも呼ばれるジャスミンにも似たモカ独特の香りとやさしく広がる酸味をぜひ堪能ください。 香りを楽しむコーヒーとして世界でも人気の高い銘柄 だそうです。


■モカ・イルガチェフェ / エチオピア
 産地: シダモ地区イルガチェフェ村 エチオピア
 標高: 2000m
 農園: 不明
 品種: 不明 エチオピアはコーヒーの原産地らしく、
        自生していたものを選定して栽培したりしているので、
        地元の人も品種をよく把握していないこともあるらしい。
 処理: ウォッシュト 
■焙煎:奥州珈琲の基準でミディアム(前回のブラジルハニーよりは浅い気がする)
■粒度 あら中挽き(ハリオセラミック スリム MSS-1TB再細挽きから15クリック戻し)

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■2人前 20g
■お湯:100℃弱(多分) 350㏄ 
 ちょっと淹れすぎたなという感じ、最後の50CCは余計だったかも。
 最後の50ccは、あぶくも何も出てこないところにひたすらお湯を注ぐ事になったが、あの手前でやめるのがもしかしたらいいのかもしれない。
■感想
 豆が今までのものと比べるとちょっと小ぶり。小粒納豆といった印象。
 苦味殆どなし。というか、うすすぎた。
 やっぱり最後の50ccは余計だった。
 薄い中にも酸味がしっかりあり、それなりの香りもあった。
 コーヒーの酸味は嫌いだったが、初めて酸味もうまいことに気づいた。
 うすすぎてイマイチ評価が難しいけれども、なんか良いコーヒーである予感がする。

★★ 本当は★★★を上げたいところだけれども、淹れ方を失敗しているので、2つ。次回300ccで淹れてみて、うまく行ったら★3つにしよう。もしかしたら4つもあるかも。


奥州珈琲のブラジルハニー。

ブラジルハニーの最終回。
100gの豆を20gずつ淹れると、5回で完了。
ほぼぴったりおわる。

・ブラジルハニー

商品の特徴 バランスの良い風味は飲みやすく口当たり香りとも良好、 ブラジル豆のほろ苦さが広がり、まるでビターチョコレートを思わせる甘味が残るという能書き。


■ブラジルハニー / ブラジル
 産地: ブラジル サンアントニオドアンパロ地域(奥州珈琲には「デ」アンパロて書いてあったが、男性名詞じゃないかな?)
 標高: 不明
 農園: サンアントニオエステート 約20の農園が加入する農業組合だそうだ
 品種: 不明 フォックスビーンズが多く含まれるらしい
 処理: パルプドナチュラル 

■焙煎:奥州珈琲の基準でミディアム(おそらく一般のミディアムよりは深い気がする)
■粒度 あら中挽き(ハリオセラミック スリム MSS-1TB再細挽きから15クリック戻し)

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■2人前 最後は21g
■お湯:100℃弱(多分) 302㏄ 
 2ccオーバーしたら、隣りにいたかみさんが慌ててドリッパーを外した。
 多分ドリッパーにお湯を落としている時間は1分以内。
■感想
 一口目の苦さは相変わらず。
 その後、苦味になれるのか、苦味が気にならなくなり、
 奥にある味の深みのようなものを感じられるようになる。
 やはり素早い入れ方のほうがこの珈琲にはあっているようだ。
 最初は、どうにもならなかったが、徐々に淹れ方のコツを掴んだのか
 結構美味しい珈琲だという感想で終わった。
 ★★ 前回同様2.5というところ。素早く淹れたほうが美味しいというのは、意外。でも、コーヒーに凝る前は、もともとさっさと落とすほうが好きだったから、この淹れ方があっているのかもしれない。最終的には鼻に抜ける香りではなく、口に残る香りが良い珈琲だった。
 

『デザインの教科書』柏木博

第1章 デザインって何?
まとめ方が少々混乱している気がする。

「デザインを考える上で目を向けるべきもの」として、
第1の視点 心地よさという要因
第2の視点 環境そして道具や装置を手なずける
第3の視点 趣味と美意識
第4の視点 地域・社会

という4つの視点を示しているが、そもそもこの4つが並列であるかどうかも疑わしい。
第1の視点と第2の視点の境界が曖昧かつすべての視点について語った上で、最終的には「心地よさの追求」という結論を持ってきている。
第1の視点における「心地よさ」と最終的な結論における「心地よさ」が同一の意味を持つ言葉でない可能性も存在する。

その上で、以下のように再構成してみた。デザインについて日夜考察を繰り返しているわけではないので、甘いところが多いとは思うが、大方このような方向性で考えてみたほうがわかりやすいと思われる。

デザインの3つの側面

機能面
 第一段階 アフォーダンスの具現化
 第二段階 使い勝手の向上 最適化
 第三段階 多機能化
 第四段階 技術主導化
装飾面
 第一段階 機能性の向上 合理化
 第二段階 美的な合理化 フィボナッチ・黄金比・音階など
 第三段階 趣味・趣向表現
 第四段階 技巧過剰化
差別化面
 第一段階 個体識別 用途の区別 所有者の区別 
 第二段階 社会識別 エスニシティ 文化的背景の表現
 第三段階 地位識別 思想・身分・経済的地位属性の差別化 
 第四段階 差別化の純化 階級章 徽章 略式勲章など

まだ言葉も煮詰めてはいないので、かなり雑なまとめである。
仮に「段階」という言葉を使っているがその呼び方が正しいかのか「細目」とすべきなのか。

ただ、第1章の内容がわかりにくい分、何度も読み返したので、非常に示唆に富む内容に感じられた。

メモ

【アフォーダンス】
自然界が動物に対して機能・意味を与えること。野原に大きな石がある。それに人間が座るという行為をすることで、石と人間の間に「座る」という「アフォーダンス」が存在する。というような概念。切り株も「座る」というアフォーダンス。木の枝は「ぶら下がる」「首をつる」というアフォーダンス。
 ドナルド・ノーマンはアフォーダンスをコーヒーカップの取っ手=握るというアフォーダンスという表現をしている。取っ手が「握る」という「動作を示唆しているもの」と言う意味でアフォーダンスが使われている。これは誤用らしいが、現在ではこちらの誤用の方が広く使われている。

【黄金比】  近似値 1.6180...黄金比
 フィボナッチ数列の隣り合う 2 項の比は黄金比に収束する
 0, 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89, 144, 233, 377, 610, 987, 1597, 2584, 4181, 6765, 10946,
   2÷1=   2
   3÷2=   1.5
   5÷3=   1.6666666...
  6757÷4181=1.6180339631667065
10946÷6765=1.6180339985218033
近似値    =1.618033988749894848204586834365


【白銀比】 A 1 : 1+√2
白銀比


 B 1:√2
    長方形の長辺を半分に切っても次々に相似形ができる比率。
  1 : √2の長方形の √2部分を半分にカット
   =  √2/2 : 1 この式を変形する
      = √2/2✕√2 : 1✕√2
      = 2/2 : √2
      = 1 :√2
  常にこれが繰り返される。

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