April 29, 2007

株式投資とギャンブルについて

GW中暇なんでつらつらと書いてみます。
他の人を啓蒙する、という目的以上に頭の中にある漠然とした知識を論理的にまとめて整理する という目的のほうがでかいのです。あとまあ偉そうに書いても所詮ヒヨッコ投資家。多々間違えてると思うので間違ってるところはこっそりツッコンでくれるとありがたいですよ

一発目のお題:『株式投資とギャンブル、どっちが有利なのですか?』

Q.株式投資はパチや競馬に比べて有利なのですか?

A.パチや競馬は『ギャンブル』だが株は『投資』なので株のほうが有利です

とおいらは答えます。この答えで全て理解できたらここから先は読まなくていいです^^
以下詳しく説明します。






ギャンブルというと宝くじや競馬・パチンコが思い浮かびます。これらの期待リターンはどれほどでしょうか?
下に上げてみます。

宝くじ 40〜45
競馬 70〜75
パチンコ 90〜97 単位:%

宝くじの期待リターンは掛け金の40〜45%です。

例えば、販売総額100億円(1枚100円で1億枚販売)の宝くじがあるとします。この宝くじのくじ券を1枚も余さず全て買い取るとします。当然、全てのくじ券を買い占めてるので1等2等前後賞全て当たります。その賞金の総額は40億円です。

こう考えると、明らかに損してますよね。※1
競馬もパチンコも平均的には掛け金の70%〜95%しか返って来ません。
実際に競馬をやってる人はそんなことは100も承知で、『でも競馬やパチには人間の技術が介入する要素(=当て馬を読む)があるからそれを磨けば勝てるよ!』と思っているのかな?

まあそういわれると「実にそのとおりでございます。どうぞ競馬やパチで儲けてください。でもおいらはゼロサムゲーでずっと勝ち残る自信はないです^^;;」※2としか言いようがありません。まあ、『確率的には不利なのにも関わらず技術でなんとかできると考えるからこそ胴元はボッタくれる』ということは留意したほうがいいかと。

Q.ギャンブルはどいつもこいつも平均的には損するようにできてるのか?

A.儲けるためにやってるんであって、慈善事業でやってるんじゃないんだよ!

期待リターンを100%より大きくすれば賭ける側は得ですが、店側は損するからです。
これは考えてみれば当たり前ですね。



さて、株式の期待リターンはどれくらいでしょうか?

日経平均株価、というものがあります。大雑把に言うと、株式市場に上場している株をあらゆる業種からまんべんなく選び、それらの平均値を求めたものです。日本の株式市場の平均株価なんだな とでも理解してればいいです。この日経平均株価は、過去30年のオーダーで見ると平均して年10%で上がっています。期待リターン110%。
もし日経平均株価 というものに投資できるなら、なーんも考えずにお金を継ぎこんでほうっておけばいい。(日経平均株価に投資するのは実際に可能です)短期的には下がったり上がったりするものの『長期的』に見ると平均して10%の儲けが得られます。ちなみにアメリカ(100年平均で期待リターン107%程度)でもアジアでも(115%程度だと思う)世界全体の平均であっても、長期的(30年以上)にみると株式の期待リターンは100%を超えています。
株式がパチやら競馬やらより有利なのはこれでわかったかと思います。しかし、ここで疑問が浮かんできます。

Q.何故株は他のギャンブルと違って期待リターンが100%以上なのか?

A.株式として投入されたお金はより大きな価値を持つ物や技術やサービスを作り出すために使われるから

ギャンブルは、単にプレイヤーから集めたお金に手数料取ってあるルールにそって残りを再分配してるだけなんですね。しかし、株式として集められたお金は人を雇ったり設備を買うことに使われます。そしてそれらの人・財を元にして、品物を作ったりサービスを行い、より大きなお金(=つまり、利益)を生み出し、その一部分を実際に株主に還元します。(もちろん、個々のレベルにおいては失敗して損するところもありますが、全体的にみると毎年利益を出してます。)

『投資したお金はより多くのお金を生むこと』、これはギャンブルにはない、そして投資がギャンブルより優れている最大の理由です。単純で当たり前のことですがこの『投資』と『ギャンブル』の違いについて知ることは非常に重要だと思います。





※1
でも宝くじを買う人は後を絶ちません。何故でしょうか?
行動経済学的にいえば、『人は小さな確率を過大評価する傾向にあるから』ということです。宝くじ買って1億以上があたる確率は、0.00004%ですが、人間はそんな極小の確率を正しく評価できません。40%と4%と0.4%の違いは体感的にわかるのに、0.00004%も0.0004%も0.004%も0.04%は同じような確率に感じてしまいます。当たるかもしれない という『夢』を見る代わりに(実際にはとてもとてもとても不利な確率ですが)カモられているんです。

また、アンカリング(anchoring;初めに提示された情報によって、その後の判断に偏りが生じること)を利用したマーケティングも中々巧妙です。『宝くじ買って1億以上があたる確率は、0.00004%くらいです』と、宣伝する変わりに『宝くじを買って今年も296人の億万長者がでました』などとよく言ってますよね。『0.00004%』の確率で『1億円』あたる といわれるとなんだかよくわかりませんが『1億』という日常ではお目にかかれない額が『296人』という具体的で想像しやすい数字当たる、と言われると明らかに不合理なのにも関わらず買いたくなるのです。

※2
パチやスロのシステムはほとんど知らないので何もいえんのです・・・
なので競馬についてだけ。

・ゼロサムゲームとは
ゼロサムゲームとは、複数の人が相互に影響しあう状況の中で、全員の利得の総和が常にゼロになること、またはその状況を言う。競馬・パチスロなどの賭博は、主催者側の取り分を除けば敗者から集めた資金を勝者で分け合う仕掛けになっているため、ここに該当すると言える。また、外国為替取引もここに該当する。
by wikipedia

ゼロサムゲーム、というのは3人で400円づつ出して集めた1200円を3人でとりあうような状況です。
競馬は胴元がいるのでその分さっぴくと、実際にはマイナスサムゲームです。3人で400円づつ出して集めた1200円から胴元(競馬でいうなら政府とJRA)が300円取っていって、残り900円を3人でとりあうような状況です。
それに対して株や不動産投資はプラスサムゲームです。3人で400円づつ出して集めた1200円が、しばらくたつと1400円になって、それを3人で取り合うような状況です。

どれが有利かは わかりますよね?

・どんなに予想技術を磨いても勝てないという仮説
株の世界では『効率市場仮説』なるものがあります。

ニュースや材料は全て株価に織り込まれており、株価は常に適正価格になっているという考え方。効率的市場仮説は近代投資理論の骨格をなすような理論であるが、この仮説によれば、どんなに調査分析しても、掘り出し物の株を見つけることは不可能という結論になる。そして、積極的な運用を試みても、手間とコストばかりがかかるだけで成果が上がらないから、平均株価に連動させるだけのパッシブ運用が一番効率良いということになる。現在機関投資家の多くは、こうした考え方からパッシブ運用を重視して運用している。
by allabout


競馬も株も、組み合わせを選んで買う という行為はほぼ共通なので競馬の世界でも案外、効率市場仮説はいえるかもしれませんね。

bassai at 22:39│Comments(3)TrackBack(1)

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1. ★万馬券を誰でも3億円儲ける方法★  [ ★万馬券を誰でも簡単に当てる方法を知ってますか?★ ]   May 01, 2007 13:11
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この記事へのコメント

1. Posted by mydon   April 30, 2007 05:30
競馬とパチンコ、パチスロやる奴ぁー馬鹿だ。

株やる奴は天才だ。

偏見だが当らからず遠からず・・・だったな。
ここ読んでマジでそうオモタ。

ハァ・・・僕も株やろうかしら・・・。

で、株にも3連単とかリーチ目とかスーパーリーチとかあるのかなぁ?
2. Posted by ピノ資の可能性   April 30, 2007 12:45
大変ためになりました。
スロットも競馬も昔こよなく愛していましたが、こよなく愛されませんでした。

哲学経済学的にいうと、宝くじを買った人間に、どうしてそんなに買うの?と聞くと

夢を買ったんだ・・・。

そうか、こいつは夢を買ったんだ・・
にやにやしてる友達を僕は否定したかったんです。
けれど納得はできないものの何も言う事ができません。
僕は当選とか見るのがめんどくさいので買いませんが、近い内お金ができたら宝くじではなく、あなたを買うことにします。(゚c_゚;)
3. Posted by b   April 30, 2007 15:12
>まいどん
ねえよwwww
といいきれないことがある。
まあ3日で値段が3割あがったりとかはあるぜ

>ぴのきお
夢はお金では買えないっていうけど
大抵は買えるんですよね(゚c_゚;)

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