2013年05月17日

Utsurawa-ba #38 tomorrow.


明日は恒例の「うつらわ・ば」。

毎回違う器作家さんを迎え、ライブで活け花を生けて、私が即興でベース(あるいはシンセ)を演奏するというこの企画。 このビデオは2月の橋本忍さんの作品の映像。私はKorg MS-2000B一台とLine6のディレイだけで即興しました。事前に何の準備もなく、その場で弾いていって。ラノワ自伝のイーノやアンビエントの話に影響を受けて。

第38回“うつらわ・ば”
〜うつわ/はな/おとの一期一会〜

5月16日(土)18時30分開場
Live:19:00〜/20:00〜(2set/入れ換えなし/各set約30分)
入場料:2000円(1ドリンク付)
場所:cafe&bar brim (カフェ&バー brim)
http://brim.project-park.net/
渋谷区渋谷2-3-4 スタービル青山1F
TEL:03-3499-0895

主催・問い合わせ:うつわ謙心
tel:03-6427-9282
http://www.utsuwa-kenshin.com/

*大中和典展:
2/14(木)-19(火)
11:00-20:00(最終日〜17:00)
会場=うつわ謙心

同朋衆=
うつわ:大中和典
はな:今井蒼泉/龍生派
おと:koyu


大中和典(おおなか・かずのり)
http://www.c-able.ne.jp/~coil/
2001 年 作陶を始める
2005年 築窯し工房を開く
2006年 朝日現代クラフト展入選/山口県美術展佳作
2007年 朝日現代クラフト展入選/山口県美術展入選


今井蒼泉/龍生派(いまい・そうせん/りゅうせいは)
http://www.so-sen.net/
いけばな龍生派家元教授。DJやミュージシャン、ダンサー他との
コラボレーションライブを行うかたわら、
2008年より東京都認定の大道芸人ヘブンアーティストとして
路上にてライブイケバナも実施中。


koyu
http://www.suzukibass.com/
エレクトリックベース奏者。黒人音楽(アフリカン、ブルース)を基盤にフリーミュージックからジャズ、キューバ音楽などを演奏。HighCの5弦ベースで、ギター的な奏法を開拓中。Berklee音大卒業後、シカゴで活動。その後東京に拠点を移し、海外公演など多数。

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2013年05月16日

Long time no see


長いこと、このブログを書いておりませんでした。他の多くの人々と同様にFacebookがネット上でのコミュニケーションのメインになっていまったせいでもありますが、それ以上に、生業として文章を書くという作業が増えたせいでもあります。

仕事として一日中文章を書いたあとで、ここでこうして自らの私的な生活や思いを晒すということに対する違和感。自分が以前よりも、より社会的な存在となりつつあることで、ここで書く内容に対してある種の自制・規制が働いています。

昨年末から今年の頭にかけて、私の生活の中心となっていたのは、ダニエル・ラノワの自伝『ソウル・マイニング』の翻訳です。音楽演奏家そして、プロデューサー、シンガーソングライターでもある彼の文章をできるだけ簡潔に、透明に、わかりやすく訳そうと何度も何度も推敲を重ねました。少なくとも四回程度は修正しております。

英語で読んでも日本語で読んでも後味が同じになるように、ひいて言えばバイリンガルの人の場合、日本語で読んだのか英語で読んだのかが、後からわからなくなるような翻訳を目指しました(私によっては柴田元幸せんせの翻訳がそんな感じ。今でもときどきポール・オースターの小説を日本語と英語のどちらで読んだのかがわからなくなるから)。

原文を読んでいただければわかりますが、彼の文章のスタイルは結構特徴的なので、その変なスタイルを日本語にも反映させようとしました。

これまでにもツィッターやFB上でいろいろな人に取り上げていただいておりますが、これからももっと取り上げられれば嬉しいです。アーティストの持つ孤独感や覚悟というものを、特に芸術的な生活を目指す若い人たちに読んでもらいたいと思います。

さて、ここにつけた動画は先日、山形と仙台で我が師匠榊原光裕せんせとツアーしたときの映像です。
チック・コリアの曲を私が編曲しております。このトリオではまたすぐに演奏したいです。仙台や福島などでね。

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2012年09月24日

Haitiano


私が参加しているアフロ・キューバン音楽のグループ、BENI BENIですが、また一段と進歩してきております。
先週末のライブでは、新メンバー遊唄くんが「カタ」という木製のパーカッション(と歌)で参加しております。

私のほうは最近、ハイチのポップミュージックのビデオを見ておりましたが、ベース演奏のほうにもその影響が少なからず出始めております。

こんなに長いことベースを弾いているのに、未だに知らない/演奏したことのない音楽がこんなにあるというのは本当に嬉しいことですけれども、と同時に気が遠くなる感じもしますね。

このビデオではちょっとベースソロを弾いております。
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2012年09月14日

Jaco Pastorius bass solo analysis

Berkleeをはじめとするジャズの教育機関では、ソロ(アドリブ)はコードの構成音に基づいて作っていくように教えているわけです。たとえばCmaj7のコードであれば、C(ルート)、E(3度)、G(5度)、B(7度)の音を使いましょう、というように。

今日初めてジャコのベースソロの分析をしたのですが、そのようなコード構成音を中心としたソロではないのですね。まあちょっと聞いただけでバークリーとは全く別のシステムに基づいてソロを取っていることは歴然としていますが、ではどのようなシステムに則っているのかに興味が湧きます。

今日Used Be a Cha Chaのソロの冒頭部分を確認してわかったのは、これはチャーリー・パーカーのフレーズ(それもテーマ)にかなり近いなあということ。ここで興味深いのは本来何らかのキー(調性)に依存しているそのようなバップのフレーズを他のキーで弾いているということ。パーカーの曲のテーマをたとえば4度上の調性に移動して弾いているように思えます。この結果、前提とされているコードのルート、3度、5度などの構成音ではない音を使ったソロになっていくということです。

これに気がついてかなり目からウロコという感じでした。

それにしてもどこかの音楽学者がジャコの音楽の分析をしてもいいように思いますが、まだだれもやっていないのでしょうかね。トライアドシステムに則らない音楽の面白さを追求してみたいものです(アメリカの現代音楽作曲家などからの影響もだいぶありそうです)。彼のアレンジ譜に見られる(バークリー流にいえば「テンション」と呼ばれてしまうような)音の指定はかなり面白いです。


そういえば以前、武満徹氏もジャコの曲に興味がある、と言っておりましたね。
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2012年09月03日

harmolodic theory by Ornetto

ハーモロディックは音楽家オーネット・コールマンが提唱しているコンセプトです。
私自身、かなり影響を受けておりますが、オーネット本人の説明がはっきりしないために、あまり理解されていないように思われます。

以下あくまでも私個人の理解ですが、まあこれであっていると信じております。

簡単にいうと「ハーモニーも即興できる」ということでしょうね。

たとえばジャズにおいては「予め決定されているハーモニー(コード進行)の上でメロディーを即興していく」のが基本的な演奏のスタイルなのです。ジャズを演奏している人であれば、このように事前に規定されているハーモニーもある程度までは変化させることはご存知だとは思いますが、オーネットがやっているのはそのようなちょっとした変化、というレベルではなくて、もっとラディカルなハーモニーの置き換え・展開ということですね。

それではなぜ「基本となるコード進行」に基づいた演奏じゃダメだということになるのでしょうか(少なくとも彼はそう思ったのでしょうか)。

私が思うに
1.決められた1セットのコード進行を何度も何度も繰り返すのは退屈
2.決められたコード進行に基づいた即興(アルペジオなどによるコード構成音を基にした即興)は誰がやっても似通ったものになってしまって創造性に欠ける
3.次から次へと展開するコード進行に合うように演奏するには、かなりの技術が必要。(しかしそのように物凄く努力しても結局は同じ構成音の順列・組み合わせになるので、創造的な演奏になるわけではない。つまり極論すると時間が無駄、ということになるのでしょう)

オーネットが登場してきたのと同時期に、マイルスやコルトレーンはそのようなコード進行に基づく従来のジャズ即興から逸脱していくわけです。その方法論は人によって若干異なるわけですけれどね。

マイルスはモードの時代からその最晩年に至るまで、一応西洋音楽的なハーモニー(調性)に依存しながら、それを拡張していたように思われます。
専門的な話になりますが、たとえば通常のコードトーンやスケールの一つの音を半音だけ上げてみるといったような方法です。この観点からするといわゆるマイルスが導入したと巷で言われるチャーチモードはその拡張の結果であって、その理論の基盤ではないように思われます。たとえば7種類あるチャーチモード以外のモード(スケール)のほうが多用されているように思えます(もっといえば、「この曲はマイナーペンタトニック一発でOKね」的な感じでは)モードを予め決定して演奏してはいなかったともいえますが、それについては措いておきます)。

かたやコルトレーン(後期)やオーネットは「フリージャズ」と言われたわけですが、この2人の音楽の構造は全く異なっています。コルトレーンの即興はアトーナル(無調)へと向かったわけですが、オーネットの音楽はポリトーナル(複数の調の並存)なわけです。

コード進行に基づく演奏が凡庸さに陥ることを避けようとして始まったと言ってよいフリージャズは構造のなさに起因するまた別の(あるいはそれまでのジャズと本質的には同種の)凡庸さに陥ってしまう危険があるわけです。

この問題はクラッシックから発展した現代音楽においても共有されるものですが(はっきりとしたメロディーやハーモニーの構造がないのでどの曲を聴いても同じように聞こえてしまう)ジャズミュージシャンはこの問題にどのように取り組んできたのでしょうか。

かなりかいつまんで書いてますが、それでも長くなったので続きはまた別の機会に。


bassist_koyu at 15:14|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2012年09月02日

harmolodic "electric adorno" trio


音楽を演奏するうえで常に考えているのは、「パロディにならないようにしよう」ということです。

たとえばふつうにジャズやブルースを演奏してしまうと、往々にしてそれらが「ジャズのパロディ」や「ブルースのパロディ」となってしまう危険性があるということです。これほど情報へのアクセスが楽になっている世の中では誰かのコピーを聞くくらいだったら、YouTubeで本物のマイルスやジミヘンの音楽を聞いたほうがいいや、というのは当然のように思われます。今さらそんな音楽をあなたが演奏する意味があるの? という問いに答えなくてはならない訳ですからね。

やはり自分自身の表現を継続していかなければ、と考えております。

つまりパーカーやマイルスやジミヘンなどと同じ土俵に立って表現しなくてはならないのだ、という緊張感が必要だと思います。

最近アドルノを読んでいて、だいぶ腑に落ちる感じがしております。彼自身、思想家であり音楽家(演奏と作曲)であったということもあり、他の哲学家たちとはちょっと異なった観点がありますが、それがちょっと興味を惹きます。もう一度ドイツ語やってもいいかなと思えるくらいに。
bassist_koyu at 21:49|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2012年08月05日

electric bass exercise book

ebeb

レッスンに使用する目的と自分自身の練習用に、エレクトリック・ベースのエクササイズ・ブックを作り始めました。
単純に見えるけれどもやってみると意外とできないものが、数多く含まれています。

単純な速弾きも必要かもしれませんが、それ以上に面白くはっきりとしたリズムで弾くための練習をできるだけ取り込むようにしております。

1.きれいな(はっきりとして芯のある)音で、しっかりとしたリズムで弾けるようになること、
2.与えられたコード進行(ワン・コードのものも含む)において、ありきたりではないベースライン/パターンを自分で(瞬間的に)構築できる

ということを目標においてマテリアルを準備しております。

レッスン中もたまに生徒さんたちと一緒に弾いたり、あるいは家でも一人で弾いたりしているのですが、昨日あたりから急激に効果が出始めています。エレキベースの弦がエレキギターの弦くらい柔らかく感じられるほどに。

ブラジル音楽やキューバ、アフリカのパーカッションのパターンを取り入れたベース奏法に繋がるような教則本をまとめることができれば、と考えております。ヤネク・グウィズダラやリンレイ・マルトのように弾けるようになるためのものを目指しつつ(たとえば左手によるミュートの奏法とかね)。

2012年07月18日

Afro Cuban Music "Beni Beni"


昨年から参加しているアフロ・キューバン音楽のバンド「ベニベニ」もだいぶこなれてきました。

本来ベースが入っていない音楽にベースを付けることの面白さを楽しんでいます。ベースを付けるということは、ハーモニーのみならず、リズムもつけるということになるわけですから。

われわれが演奏しているアフロ・キューバ音楽はハバナなどのサルサとの共通点もあるのですが、それ以上にハイチの音楽、もっといえば、西アフリカ音楽からの影響がかなり色濃く残っているので、そういった音楽でどのようにベースが使われているのかを研究することで、東キューバの音楽の演奏に活かしていきたいと思います。

来月は蒲田のデパート、ダイシンの他、原宿の名門ライブハウス、クロコダイルでの演奏も決定しております。

ぜひぜひご来場いただければと思います。
bassist_koyu at 09:26|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2012年07月08日

education in the 21st Century


海外の企業においてシニア(上級職)で働く人々の学歴を見ていると、修士は最低限といっていいような感じですね。修士号を2つ持っている人も多いし、さらに言えば博士号を2つ持っている人もかなり見受けられます。

私の周りを見ても確実にその潮流はあるのですが、修士号が当たり前、という時代がどうも来ているようです。

先日読んだ苫米地せんせの本では、これからは40歳くらいまで学生で、それから社会人になってもいいのでは、とまで書いてあります。確かに平均寿命が80歳くらいの世の中においては、40歳まで学生でも社会でいわゆる仕事をする機会は30年から40年は、ゆうにあるわけですね。1950年代の「人生50年」では大卒後仕事ができるのは30年にも満たなかったことを考えると感慨深いものがあります。

そのような潮流の中、最近はネット上で授業や講義を配信する大学がかなり増えてきました。日本ではまだあまりないようですが、アメリカではプリンストンやスタンフォード、MITなどがかなり積極的にその事業を行っているようです。

私も最近いろいろ見始めましたが、かなりためになるものが多いですね。無料のものは単位にならないのがふつうですが、そのようなものもテストの自動採点や質問の受付をしているものが多数あります。

また国外で受講しても単位が取得できるものもだいぶ増えてきたようです(もちろん有料ですが)。

こうなってくると、ある期間中に複数の教育機関で学習することが可能になってくるわけです。おそらく日本においては複数の大学において同時に学習することは禁じられているのでしょうが、今後あるいは今現在においてもそのような規則はほとんど無効化しているように思えます。

つまりある期間中に複数の大学(同じ国あるいは別々の国にある)を次々と卒業する人々が大量に発生する時代になってきているわけです。

あるいは大学の卒業要件は充たさなくても、ある学科における修了証を積み重ねていって、自分の学歴とすることができる時代になってしまっているということです。

私も本格的な学習の日々に戻っております。こうやって次々と英語のレクチャーを見ていると、だいぶ英語も上達してきたことが実感できます。全然問題なく理解できるので。

それにしてもネット上に存在する教材ビデオの圧倒的な量には感動します。昨日来、それを認識して、だいぶ興奮しております。本を読んでの独習もいいですが、ビデオで学ぶと格段に腑に落ちることも多いので。

毎日楽しくなってきています。
bassist_koyu at 23:31|この記事のURLComments(6)TrackBack(0)

2012年07月07日

VIDEO: TempoTenz CD release party part 2


TempoTenz、先日のCDリリースパーティの後半部分のビデオです。
いい映像が撮れたので記念になります。今後ともよろしくお願いいたします!
bassist_koyu at 21:48|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)
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