そう暗い気持ちでもないのだが
昨日また遠藤周作先生の本を読み直した。


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私は読書をしていて
感銘を受けた個所に、鉛筆で丸印をつけるのだが（もちろん所有のものだけ）
昨日はこの言葉に丸を付けた

『生活と人生は根本的に違う』（文庫p307-308）

てか、なんで今までこの一文の深さに気づかなかったのか…！
その事にも、自分が浅はかすぎて
びっくりである。
何年間、この本を読んでいるのか！？？（おそらく２０年は読んでいる）

…生活のために交わった他人は多かったが、人生のなかで本当にふれあった人間はたった二人、母親と妻しかいなかったことを認めざるをえなかった…（文庫p308）

ホントに深い。まさに深い河だなぁと思う（今更！！）

私も含めて、人は時に追われて生活しなければいけないし
根本的に違うものなんだけど、同時進行していくので
生活は？人生は？などと考えたりはあまりしないと思う（する人も居るだろうけどね）
でもこれは気づく事がもしできたら…とてもラッキーだとも思う。

私は若い頃にあまりにも色々な事があり（もちろん、自業自得も含めて）
かなり精神的にやられた。
自分を含め誰も信じられなくなり、他者との付き合いを一切断った事もある。
それでも今なんとか生きていられるのは、
周りの人のおかげだとつくづく思っている（付き合いを断っていたのにね！）
色々な事があったから今の私が形成されているとも思う。
でも、それは生活がこうで人生がこうだからと別々に考えられるわけではない。
同時進行で、それを心の中でぼんやりとわけている感じだ。

生活と人生について考える中でひとつ思いだした話がある。
→　�△紡海�

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