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こちらは、友人のよしちゃんからメールが届いた内容です。


鉄道友の会による今年度(2018(平成30)年度)のブルーリボン賞とローレル賞が発表され、ブルーリボン賞には、西日本旅客鉄道(JR西日本)の35系客車(SLやまぐち号の新レトロ客車)、ローレル賞には、東日本旅客鉄道(JR東日本)のE353系電車(中央東線の特急スーパーあずさ号の車両)、東武鉄道の500系電車(特急リバティ)、鹿児島市交通局(鹿児島市電)の7500形電車(ユートラム)がそれぞれ選ばれていました。

SLやまぐち号は、貴婦人ことC57 1号機の牽引により、JR西日本山口線の新山口(山口県山口市)〜津和野(島根県鹿足郡津和野町)間で運転されているSL臨時列車であり、国鉄(日本国有鉄道、JNR)時代である1979(昭和54)年8月1日に、各地であるようなSL動態保存の先駆けとして営業運転が開始されていました。

国鉄で、蒸気機関車(SL)牽引による定期運用が終了したのは、1975(昭和50)年12月14日のことであり、あれから3年8ヶ月後の1979年8月1日に、国鉄でSL牽引列車が復活していたのであります。

当時は専用の12系客車(1988(昭和63)年7月24日からはレトロ調に改造されていた)が使われていたけど、その老朽化及びSLやまぐち号のイメージアップにより、レトロ調の新車である35系客車(新レトロ客車)が新潟トランシスで5両製造され、昨年9月2日の山口デスティネーションキャンペーンの開幕に合わせて営業運転入りしていました。

35系客車は、5両共にマイテ49、オハ35、オハ31形と言ったぶどう色の旧型客車に近づける形で(再現により)作られた車両であり、新山口寄りの1号車が、オロテ35形(マイテ49風のグリーン展望車)、2号車が、スハ35形(オハ35風の普通客車)、3号車が、ナハ35形(フリースペース付き)、4号車が、新オハ35形、津和野寄りの5号車が、スハテ35形(オハ31風の普通展望車)から成っています。

3号車のフリースペースには、運転シミュレーター、投炭ゲーム、SL資料展示もあります。

1988年にSLやまぐち号の客車(12系)がレトロ調に改造されていた理由は、秩父鉄道などの他の地域でSLが復活したことによる対抗策であり、その成功が35系客車の導入にも結び付いたのであります。

新型車両らしく、バリアフリーにも対応しており、車内トイレは全て洋式で、5号車には、車椅子対応座席や、車椅子対応の幅広洋式トイレ(誰でもトイレ)も完備されています。

内装のほうも、旧型客車が再現されているけど、不燃木材が使われている拘りもあります。

SLやまぐち号では、C56 160号機も使われていたこともあったけど、今年5月6日の津和野→新山口間のSLありがとうC56号をもって役目を終えていました。

その後任には、デゴイチことD51 200号機が使われています。

35系客車がブルーリボン賞に選ばれた理由は、蒸気機関車を永続的に運行させる狙いがあることに加え、前述のように、マイテ49形やオハ35形と言った旧型客車が再現された上で製造されたこともあります。

新型車でありながら、昔懐かしの雰囲気を味わうことが出来ることも、SLやまぐち号の旅の楽しみだと思っています。

このことで、NHKのみんなのうたで放送されて大ヒットしていた、「山口さんちのツトム君」を思い出しました。

SLやまぐち号も、山口さんちのツトム君と同様に大成功していたことが分かります。

JR西日本の車両のブルーリボン賞受賞は、2015(平成27)年のW7系新幹線(JR東日本との共同開発でE7系の西日本バージョンでもある)以来であり、JR西日本単独開発車としては、1998(平成10)年度の500系新幹線以来20年ぶりであります。

こちらがブルーリボン賞に選ばれたことで良かったな!と思っています。

JR東日本のE353系は、車体傾斜装置の採用により、振り子式台車が使われていたE351系(初代スーパーあずさ)と同等のスピードアップ化が実現したことに加え、斬新なデザインが評価されていたことにより、ローレル賞が受賞されていました。

これにより、E6系(秋田新幹線こまち用)、EV-E301系(烏山線用の蓄電池式電車、ACCUM)、HB-E210系(仙石東北ライン用のハイブリッドDC)、E235系(山手線用)に続いて5年連続でJR東日本の車両のローレル賞が受賞されたことになりました。

JR東日本では、ブルーリボン賞やローレル賞の受賞率が高い会社であり、中央快速線などで活躍しているE233系も、ローレル賞受賞車(2007(平成19)年度受賞)であります。

東武500系リバティは、斬新なデザインはもちろんのこと、3両編成または6両編成で使うことにより、通勤輸送や観光輸送に幅広く自由自在に使えること、省エネで乗り心地が向上されていること、東武特急の歴史に新たな風が呼び込まれたことなどの理由によりローレル賞が受賞されていました。

東武鉄道では、100系スペーシアが1991(平成3)年度のブルーリボン賞に選ばれていたけど、ローレル賞は500系リバティが初となります。

鹿児島市電7500形(ユートラム)は、超低床式路面電車の新しい構造の実現や、南国鹿児島にマッチした黄色と黄緑色のツートンカラーの採用によるイメージアップなどが評価されてローレル賞が受賞されていました。

昨年は、九州旅客鉄道(JR九州)のDENCHAことBEC819系蓄電池式電車がブルーリボン賞、JR東日本のE235系、えちごトキめき鉄道のET122系1000番台(えちごトキめきリゾート雪月花)、静岡鉄道A3000形がそれぞれローレル賞に選ばれていました。

ブルーリボン賞の有力候補と言われていたJR東日本のE001系四季島や、JR西日本の87系TWILIGHT EXPRESS(トワイライトエクスプレス)瑞風号も、ブルーリボン賞受賞の候補と言われていたけど、誰でも気兼ねなく乗れる列車ではない為にブルーリボン賞を取れる確率は低いことにより、ブルーリボン賞が受賞されなかったのであります。

JR西日本では、その代わりにSLやまぐち号の35系新レトロ客車がブルーリボン賞に選ばれていたことは朗報でありました。

来年度は、小田急電鉄の70000形GSE、都営浅草線の5500形、東京急行電鉄(東急電鉄)の2020系、大手私鉄で唯一ブルーリボン賞やローレル賞の実績のない相模鉄道(相鉄)の20000系などがノミネートされる予定であるけど、小田急のGSEに関してはほぼ確実だと思っています。

これらの車両に対して、ブルーリボン賞、ローレル賞受賞おめでとうございます。

画像は、5月24日に、新宿駅で撮影した、E353系のS104+204編成によるスーパーあずさ29号と、E233系による快速高尾行きのローレル賞受賞車同士の並び、5月5日に浅草駅で撮影した東武500系リバティ、4月11日に新宿駅で撮影した山手線のE235系(昨年度のローレル賞受賞車)です。