BATTLE BABES HC

エロイ恰好をしたお姉ちゃんが、怪物やら、エイリアンやら、ゾンビやらと戦う映画やアメコミを中心に、きわめてニッチなレビューとか情報を発信していきます。よろしくね。

プロモーション:『出逢いが足りない私たち』(2013)

mixiチェック
提灯持ち記事ですが、何か?(笑)

Baidu IME_2013-9-1_14-36-29


現在、友松直之監督、石川二郎監督、電撃チャック、そして私の4人で画策している「東京電撃映画祭」ではあるが、先日、そのフライヤーが出来上がったということで、友松監督と高円寺で合流。
フライヤーの受け渡しが終わり、監督からこっそりと一枚のDVDを渡された。
「この間、嘉門洋子主演で、一本撮影したんですよ。でね、それが9月14日から池袋のシネマロサで一週間限定レイトショー公開されることが急に決まって。
で、プロモーションの期間もあんまりないんで、ブロガーにレヴュー書いてもらおうと思ってるんですが、SHINさん、お願いできます?」

1809_RE

ということで、友松直之監督最新一般劇場公開作『出逢いの足りない私たち』(2013)である。
いわゆる、プロモーション用宣伝協力記事である。
ぶっちゃけ、提灯持ち記事である。
なので、テキトーに書けばいいやと、DVDを見始めたのだが、、、いや、これは!!!


1011_RE


内田春菊の同名マンガを原作に、、監督・脚本は友松直之、撮影・照明は田宮健彦、編集は西村絵美、ヘア・メイクは化粧師AYUMOという最近の友松組常連スタッフが結集。
主演にはグラビアアイドルを経て女優として活躍している嘉門洋子。
ほかに、佐倉萌、藤田浩、津田篤など、これまた友松組常連俳優が名を連ねる。

1002_RE
嘉門洋子&友松組常連若頭 藤田浩


Baidu IME_2013-9-1_14-45-48
ピンク映画四大皇后の一人 佐倉萌!!


1464_RE
嘉門洋子&津田篤、ってか、顔が見えない!!(笑)


Baidu IME_2013-9-1_14-45-2
津田篤!!


ツイッターとか、フェイスブックとかのSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)依存症のアラサー女子が、自分のアカウントを使う謎の女の存在を知り、そこから、彼女の日常が崩壊していく様をセックスシーン満載で描く本作は、まさに、映画的興奮を味あわせてくれる。
Baidu IME_2013-9-1_14-42-16


SNSという擬似コミュケーションにこころの居場所を見つけ、それに翻弄され、片時もスマホを手放せないアラサー女子という、現実的な風景を冒頭の畳み掛けるようなモノローグで描ききり、場面はラブホの一室での主人公 ヨシミ(嘉門洋子)と妻子持ちの男(藤田浩)のセックスへと雪崩込む。
セックスの最中もスマホを手放せないヨシミ。やがて、彼女の手から、スマホが滑り落ちる。誰も触れていないスマホが、勝手に、セックス中のヨシミの本音をSNSに投稿していく。
一方で、女優の吉沢陽子(嘉門洋子・二役)は、人気俳優 東条(津田篤)との不倫にはまりこんでいるが、心の中には孤独を抱えている。
どこまでが現実か、ダメンズウォーカーな女子の心象風景なのか判別つかないまま、物語は、予想外の展開を見せていく。
Baidu IME_2013-9-1_14-39-50


友松直之は、作家性と、娯楽性を同時に実現することのできる稀有な映像作家である。
観客をひと時も飽きさせないで、ラストまで引っ張ろうという、半ば強迫観念じみた思いで、様々な手法、趣向、映像表現をぶち込みながら、それでいて、しっかりと「嘉門洋子」の映画になっているという、娯楽映画の王道を外さない。
なかでも、ヨシミが、自分のアカウントを名乗る謎の女と遭遇する踏切のシーンは出色の出来である。
そこには、新しい映像表現や小手先なテクニックはない。
まさに教科書的なカット割りによって、比類なきサスペンスを生み出すと同時に、嘉門洋子という女優の存在感をスクリーンに焼き付ける演出力。
Baidu IME_2013-9-1_14-28-37

Baidu IME_2013-9-1_14-26-26

Baidu IME_2013-9-1_14-31-9


低予算のピンク映画においても、他の組ではおろそかにされることの多いヘア・メイクに、友松は必ず専門のスタッフをつける。
「観客が見たいものは何か、それを常に考えている」そう、友松直之は言う。
美しい女優とエロ、彼が量産するエクストリーム映画には、それが不可欠だ。
それで客を釣りながら、見終わったあとは、友松イズムあふれるプロパガンダ映画であることに気づかされる。
今作『出逢いの足りない私たち』においても、その姿勢は健在である。
Baidu IME_2013-9-1_14-35-4

Baidu IME_2013-9-1_14-32-29

そんな、いつもながらの友松映画ではあるけれど、本作における嘉門洋子の仕事ぶりも見事という他ない。
エロ系映画への出演は初めてではない彼女であるが、ここまで、大胆にセックスシーンを演じたことは初めてなのではないだろうか。
ピンク映画で、AV経験女優たちのカラミをほぼ毎週観ている私ではあるが(笑)、それと比べても全く遜色のない、迫力のあるエロシーンが堪能できる。
Baidu IME_2013-9-1_14-47-54

Baidu IME_2013-9-1_14-44-37

しかも、友松得意のカラミの最中に長台詞のある芝居を繰り広げるという難易度の高い要求も見事にクリア!!
なんせ、アフレコのあるピンク映画と違い、同録のビデオ撮りなので、ある程度の実力がないとこなせない。
絡みや、脱ぎのシーンに躊躇がないだけでなく、芝居に関しても、痛いアラサー女子そのものであるヨシミを時に可愛く、惨めに、そして狂気に満ちて演じきっている。
ピンク映画の四大皇后と呼ばれる佐倉萌相手の芝居でも、一歩も引くこともなく、丁々発止のやり取りが痛快である。
なお、ピンク映画四大皇后とは、佐々木基子、佐々木麻由子、佐倉萌、倖田李梨である(笑)
ってか、今思いついんたんだけどね(笑)
1405_RE
嘉門洋子&佐倉萌


いずれにせよ、この手の作品に、有名な女優や元アイドルを起用した時の、スクリーンからにじみ出るやる気のなさや、実力のなさ、痛々しさは、微塵も感じさせない。だからこそ、観客である我々も、ストレスなく物語を堪能できる。
「彼女は、本読みの段階でも、役を理解し、セリフを全部叩き込んで臨んでいた」と、友松直之も証言する。
本作に対する嘉門洋子の姿勢は、まさにプロフェッショナルだったと言えるだろう。
そのプロの仕事を前に、エロVシネだからとかいう先入観は見事に打ち砕かれる。
これはまさに、嘉門洋子という女優と友松直之という映画作家が、がっぷりと組み合った娯楽映画のお手本である。
_M1Q0178_RE
もし、嘉門洋子がピンク映画に出てくれたとしたら、確実に、日本の娯楽映画は次のステージを迎えることになるだろうな。

『出逢いの足りない私たち』
2013.9.14~9.20@池袋シネマロサ
レイトショー公開
初日舞台挨拶あり
詳しくは、劇場HPで
http://www.cinemarosa.net/index.htm


おまけ
スクリーンに登場する、どこかで見たことのある人たち(笑)
Baidu IME_2013-9-1_14-37-42

Baidu IME_2013-9-1_14-40-49
レイプゾンビチャンネル?(笑)


予告編

関根組最新作『浮気調査/情欲裏ファイル』現場レポ Part3

mixiチェック
第五章 2013年2月7日
DSC04984

撮影2日目

この日は、撮影最終日。
波多野結衣が登場するシーンのみの撮影となる。
ということで、女優は波多野さんただひとり(笑)。
あとは、那波隆史、牧村耕次、なかみつせいじ、太田始という男性キャスト。
スタッフも前日のメンバーで女っ気なし!!
まさに、紅一点状態の波多野結衣である。
DSC04701
ジョガースタイルの波多野結衣

まずは、スタジオ近くの公園で、ジョギングする牧村耕治をジョガー姿で尾行する波多野結衣、という屋外撮影。
そして、スタジオに戻って、監禁された波多野結衣を太田始が犯す場面、その現場に牧村、なかみつが登場するシーンが撮影される。

DSC04704
左から那波隆史、牧村耕次

DSC04722
監禁された波多野さんのシーンを演出中の関根監督(左)

DSC04723
左から、太田始、森山翔吾、波多野結衣

DSC04737
ナイフで波多野さんを脅す太田さん。刃先は潰してあるが、怪我をしないように現場は緊張する。

DSC04750
波多野さんは押し倒されて、お約束の展開に(笑)

DSC04768

DSC04781
関根監督@カラミを演出中

DSC04792
カラミの体勢で、監督の指示を受ける波多野、太田

DSC04814
そこへ牧村耕次登場!

DSC04819
やはり、牧村さんが出てくると、画面が締まる

DSC04844

DSC04829
そして、なかみつせいじ登場

DSC04850
待機中のなかみつさん。絵になるなあ


今回は、女優とのカラミがなかった牧村耕次、なかみつせいじという現在のピンク映画を代表する二大俳優。
しかし、二人が登場するだけで、現場に心地よい緊張が走る。
自分の出番になってセットに入った途端に、その役になりきっている。
もちろん、台本を手にしたりはしていない。
まさにプロだ。
台本通りセリフを喋っても、それが時に、関根監督が予想もしていないニュアンスで表現される。
そこにまた、監督が注文を出す。
まるで手練のミュージシャンたちが、セッションをを楽しんでいるかのような、心地よさと、スリリングさ。
しかし、しっかりと主旋律は外さない。


次の場面は、波多野結衣と那波隆史のカラミ。
同じセットを使い、2つのシチュエーションが撮影される。
ひとつは、波多野が妄想する那波とのセックス。
もうひとつは、ラストのカラミである。
同じセットを使うのだから、カラミもまとめて撮って、編集で2シーン分に分ければよさそうなものだが、そこは、やはりピンク映画。
エロが命であるからこそ、それぞれのカラミをそれぞれ独立したものとして丹念に撮影していく。
まずは、ラストのラブシーンから撮影。
DSC04878

DSC04880

DSC04924

DSC04935

DSC04940

DSC04948
カラミの合間にカメラを向けると、しっかりカメラ目線でピースサインをしてくれる波多野さん(笑)本当に、サービス精神あふれる素敵な女優だ。
そして、妄想ラブシーンの撮影。
DSC04959

DSC05004

DSC05065

DSC05037

DSC05043

DSC05087


いよいよ、残すは、名優なかみつせいじとの芝居場面のみとなる。
DSC05096
なかみつせいじを相手に、堂々の芝居を見せる波多野結衣。クールな表情も素敵だ。

DSC05100

DSC05103

DSC05106

DSC05109


そして、20時。
オールアップ。
スタジオでの、俳優を使うすべての撮影が終了した。


特筆すべきは、撮影のスピードである。
前日も、朝7時に新宿集合、19時過ぎにはスタジオ撤収。
低予算映画に付き物のように語られる「夜を徹しての過酷な撮影」というものは、関根組の現場には存在しない。
初日の撮影に、現場応援として参加した田中康文監督も、この現場の速さには驚いていた。
(田中監督の現場は過酷だという噂がwwwww)
2日目のこの日も、9時集合、20時撤収。
ただし、スタジオでの撮影終了後、「ブツ撮り」と呼ばれる、小道具の撮影や、インサートされる外景の撮影などが行われるため、監督、キャメラマンは場所を移して、引き続き作業をすることになる。
DSC04992

現場が早い、というのには、いくつかの理由がある。
まずは、予算の関係。
ピンク映画の300万の予算の中で、フィルム代、現像代、俳優への出演料、スタジオ代、スタッフへのギャラ、アフレコやダビングに使用する録音スタジオ代、弁当代など、すべてを賄わなくてはならない。
基本的に、出演料などの人件費も、スタジオ代も、拘束・使用する日数、時間によって増減する。
従って、俳優の拘束日数、スタジオの使用時間は短いほどいい訳だ。
DSC04858
ブラで目隠しするお茶目な波多野さん。ってか、ブラ、でかっ!!(笑)

そこで、予算に収まるようなシナリオが作られる。
ここでのポイントは、場面転換を極力少なくするということだ。
撮影する場所が増えれば、それにかかる移動時間、スタジオ代などの経費がかかるからだ。
当然、登場人物の数も、ポイントとなる。
メイキングレポpart1で紹介した、『映画は、キャスティングとシナリオの段階で、ほぼ決まる』という、関根監督の言葉は、こういう経済的な側面も指しているのだ。

短時間の撮影現場は、役者陣のテンションをキープしたまま、作品作りに臨めるという利点もある。
主に、そう言う理由で、、関根組の撮影現場は、スピード重視なわけだ。
DSC04761

今回レポした関根組の現場は、ピンク映画という低予算映画の現場の一つの例であって、全てではない。
現在、OP映画の制作本数は年間35本程度。
それをレギュラーと言われる監督たちが、年間3~4本ずつ担当している。
現在のOPレギュラー監督は、関根和美、池島ゆたか、浜野佐知、渡邉元嗣、山崎邦紀、竹洞哲也、加藤義一、後藤大輔、荒木太郎、清水大敬、吉行由実、田中康文といった面々。ここに、年1~2本のペースで国沢実、友松直之、森山茂雄が加わるというのが、ここ数年のパターンだ。
それぞれの監督に、それぞれ独自の現場がある。
ある者は、納得いくまで、徹夜覚悟の撮影を敢行し、ある者はロケにこだわり、ある者は監督料返上で作品にすべてを注ぎ込む。
皆、それぞれの想いを抱いてピンク映画というジャンル映画に真摯に対峙している。
共通しているのは、どの監督も皆、映画を愛し、ピンク映画を愛しているということだ。

DSC04436
特別公開!次回関根組『和服女将の乱れ髪』での波多野結衣!!

波多野結衣は、関根組次回作『和服女将の乱れ髪』にも主演。既に9月公開が決定している。
共演は、山口真里、小倉もも(桃宮もも)、なかみつせいじ、森山翔吾、竹本泰志、那波隆史。
本作は、関根和美お得意の、男と女の人情噺。
期待は高まる。
しかし、上野オークラ劇場のHPで、次回作のタイトルが発表されるというのは異例。
それだけ、波多野結衣に対する大蔵映画の期待は大きいということなのだろう。
ついでに言えば、池島ゆたか監督も大絶賛(笑)
何度も言うが、近年稀に見る、まさに「美人女優」という言葉が相応しい彼女。
今後もピンク映画での活躍を祈りたい。
DSC05116
関根監督&波多野結衣

関根組最新作『浮気調査/情欲裏ファイル』現場レポ Part2

mixiチェック
DSC04238

第四章 2013年2月6日
この日は、朝から雪。
撮影隊は、早朝からオープンでのロケ。
宮村恋と竹本泰志の逢引シーンと、そこに現れる波多野結衣という、冒頭のシークエンスが撮影された。
その後、スタジオに移動しての撮影となる。
今回の撮影は2日間。
通常ピンク映画の撮影は3日間なので、これは異例のスピードである。
しかも、スタジオを使用できる時間は限られているため、現場では段取りが最大の課題になる。

撮影初日の出演者は、波多野結衣、吉瀬リナ、宮村恋、森山翔吾、そして竹本泰志。
スタジオに到着するなり、メイク、着替えを始める女優たち。
ピンク映画では、一般の映画のようにメイク担当や、スタイリストなどが用意されることは稀である。
吉瀬リナは、虫刺されの痕をファンデーションで隠している。それをチェックしてやる宮村恋。
波多野結衣は、自分の出番に備えて、台本を読み込んでいる。
それぞれが、自分のやるべきことを心得ている。
DSC03965
吉瀬リナの着替えを覗きに来たエロ親父ではない(笑)。
女優の準備具合を確認する関根監督である。

DSC03969
宮村恋@メイク中

DSC04376
波多野結衣@台本確認中


今回の関根組の撮影スタッフは、関根監督以下、撮影 下元哲、照明 代田橋男、助監督 江尻大という布陣。これに、撮影助手、スチールキャメラマンが加わる。
たったこれだけの人数で、映画を撮影しているのだ。
邦画メジャーや、ハリウッド映画のメイキングなどを見たことがある方なら、信じられない人数だろう。
DSC04377
吉瀬リナ&森山翔吾のラブシーン撮影風景。
左から下元キャメラマン、一人おいて田中康文、小櫃スチールキャメラマン

とはいえ、下元キャメラマン、照明の代田さんはこの道のベテラン。関根監督との付き合いも長い。
特に関根監督と下元キャメラマンの、まさに阿吽の呼吸というべき関係なくしては、これだけの人数で手際よく撮影を進めていくことは不可能だろう。
DSC04136
下元キャメラマン

DSC04524
関根監督&下元キャメラマン

普通なら、助監督はチーフとセカンドの2名体制なのだが、今回はチーフ一人だけ。
そこで初日のこの日は、特別に応援として、自作『人妻エロ道中』を撮り終えたばかりの田中康文監督が参戦!!
田中康文は、私のエバーグリーンの1本である『裸の女王 天使のハメ心地』(2007)の監督であり、一昨年、4年ぶりに監督作品『女真剣師 色仕掛け乱れ指』を発表。
以降、OP映画の若き旗手として活躍している。
今年のOP祭りでは、新作『人妻エロ道中』を引っさげ、2年連続OP祭り登場!!
今一番勢いのある監督のひとりだろう。
DSC04030
宮村恋&竹本泰志のラブシーン撮影中。
応援の田中康文(左から2人目)は、すでに監督の目つき(笑)

また、スチールキャメラマンの小櫃さんは、日活ロマンポルノ時代からのキャリアの持ち主。
スチールキャメラマンとは、宣材やポスター用の写真を撮るキャメラマンである。
かつては、スチールキャメラマンが撮影した、映画の場面写真が、映画館のショウウインドウに飾られ、映画小僧は、それを眺めては、まだ見ぬ映画に期待を膨らましたものである。
DSC04547
吉瀬リナ、宣材用スチール撮影風景。左が小櫃さん。


そんなわけで、スタジオでの撮影は、宮村恋と竹本泰志のカラミからスタート。
DSC04138

不倫関係の男女の、つかの間の逢瀬。
激しく、いじらしく、いやらしいラブシーンを魅せる宮村恋。

もうね、この人のエロ演技スキルは文句なし。
作品冒頭のカラミで、観客を掴むという3番手の責任は十分果たしている。
DSC04021
宮村恋@測光中

撮影は、ご存知のようにフィルムを使用している。
制作費の中にはフィルム代も入っているので、1フィートも無駄にはできない。
なので、現場では、まずカメラを回さないでテスト、本テスを行い、次にカメラを回しての本番という流れになる。
これをカットごとに繰り返していくのだ。

DSC04046
関根監督@フェラシーンの演出中

DSC04007
監督の指示を聴く宮村&竹本

また、今更説明するのもアレなんだが、未だにご存知ない方もおられると思うので申し添えると、ピンク映画のカラミは、本番演技ではない。AVとは違い、実際にセックスしているわけではないのだ。
女優も男優も、前張りを着用して、セックスシーンを「演じる」。
フェラのシーンもそう。擬似のペニスを使用しての撮影である。
だからこそ、宮村恋のように、企画AVで鍛えたエロスキルが活きてくる。

DSC04163

DSC04191

DSC04345

DSC04394
これが、フェラシーンに使われる擬似ペニスのひとつ。いかにも作り物であることが見え見えだけれど、ボカシをかけて、女優の演技が加わると、リアルに見えてくるから不思議だ。


このカラミのクライマックスで、宮村恋が不倫相手である竹本泰志に「お願い、中に出して。あなたの赤ちゃんが欲しいの」と懇願するが、まあ、そんなリスクは背負いたくないのが男の心情(笑)
で、チキンな浮気男は、見事に、おっぱいに発射!!
ということで、擬似精液を使った射精シーンが撮影される。
スポイトに入れた擬似精液(ローションとか、練乳とかを混ぜて作る)を助監督の江尻さんが、狙いを済まして、宮村さんのおっぱいめがけて発射!!
DSC04269
左が江尻さん。右手にスポイト、左手に擬似精液入りの紙コップ。
応援の田中監督が、精液の着地点を指で指し示している(笑)

DSC04292
見事な射精(笑)

DSC04314
すかさずティッシュで拭き取る田中監督。


次に撮影されたのは、吉瀬リナと森山翔吾のシーン。
波多野結衣演じる冴子の元カレで、ホストというのが今回の森山翔吾の役。
そのホストと付き合っているのが、大物ヤクザの孫娘で女子大生のはるか(吉瀬リナ)。
『レイプゾンビ2&3』の女性自衛官、『裸の修道女』のサイコなシスター、『野外プレイ 覗きの濡れ場』のトレジャーハンターなど、これまで吉瀬が演じてきた特殊なキャラクターとは180度違う、普通の役だ(笑)。
まあ、大物ヤクザの孫で、女子大生で、ホストと付き合っているというのが、普通かどうかは疑問だが(笑)。
DSC04396
関根監督の指示を聴く吉瀬リナ

DSC04429
森山翔吾&吉瀬リナ

DSC04503


森山&吉瀬のカラミは、竹本&宮村組のラブホでのシーンを撮影した隣の部屋で撮影された。
今度は、吉瀬のマンションという設定である。
このようにして、ひとつのスタジオを使い、いくつもの場所で撮影しているかのように見せていく。

DSC04462
カメラセッティングの合間、関根監督(手前背中)の冗談に笑う吉瀬

DSC04510

DSC04541
宣材スチール用のポーズ


ピンク映画は、35ミリムーヴィーカメラで撮影される。
カメラの駆動音は、結構うるさく、女優の中には、初めての撮影で、その「ガーッ!!」という音を聞いた途端、言うべきセリフが飛んだという話もよく聞く。
しかし、その音が、次第に快感になるのだと、かつて水沢真樹さんは話してくれた。
私は何度か撮影現場に立ち会う幸運に恵まれているが、あのカメラの駆動音が響く瞬間の緊張、そしてその駆動音の心地よさは格別である。
また、その音があるからこそ、同時録音は難しく、それ故にアフレコが必要になる。
DSC04122
ズーミングに合わせて、フォーカスを送るカメラ助手

DSC04123
撮影中の下元キャメラマン


吉瀬の撮影中に、自分の出番を終えた宮村恋、竹本泰志は帰り支度を整えている。
DSC04373

DSC04453
竹本泰志&波多野結衣

DSC04374

DSC04456
竹本さん、宮村さん、お疲れさまでした


そして、いよいよ、波多野結衣の登場だ。
DSC04619

今作が初のピンク映画となる彼女。
今回の役柄は、情報屋という裏の顔を持つ弁護士秘書。
妄想癖があって、上司である弁護士のことを考えては、オナっているという、素敵すぎるキャラクターだ(笑)
その彼女が、元カレのせいで、とんでもない事件に巻き込まれるというストーリー。
波多野さんは、本作で、那波隆史、森山翔吾、太田始を相手にカラミを演じるほか、オナニーシーンもあるという、ほぼ全編出ずっぱり状態!!
いや、マジで、宮村恋、吉瀬リナのカラミのシーン以外はどこを切っても波多野結衣!!
まさに、綺麗な女優とエロいカラミ以外一切入ってません的な、余計な添加物不使用の、オーガニックなピンク映画だ!!ってか、オーガニックって何?!(笑)
DSC04652

この日の波多野さんのスタジオでの出番は、森山翔吾演じる元カレとのカラミと、オナニーシーンと、入浴シーン。
DSC04579

DSC04581

関根組では女優はそんなに怒られない(笑)。
だけど、男優には厳しい(笑)。
それはやはり、女優を一層魅力的に見せ、カラミを臨場感のあるものにし、ストーリーに厚みを加えるという役割が、男優に求められているからにほかならない。
本作が、関根組3作目になる森山翔吾も、カラミの時の所作、芝居の時の受けの仕草などについて、監督から厳しい指導を受ける。
DSC04610
笑いながらも、結構きついことを森山さんに言っていたりする関根監督(笑)

DSC04625
波多野×森山

DSC04632
オナニーシーンを控えて集中する波多野結衣

DSC04651
オナニーといえば、電マ!!(笑)

DSC04657
なんか、イキ顔なのに、漂う気品が素晴らしい!


DSC04695
本日のラストカットとなる風呂場のシーンを終えて、最後にマジ入浴中の、波多野さん(笑)


次回、part3は、撮影2日目の模様をレポート!

なお、本作『浮気調査 情欲裏ファイル』は、2013年5月31日~6月6日、上野オークラ劇場と横浜光音座2で公開後、全国の成人映画館で順次公開予定!!


※本記事に掲載した写真は、すべてBATTLE BABESが撮影したものです。
livedoor プロフィール
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ