BATTLE BABES HC

エロイ恰好をしたお姉ちゃんが、怪物やら、エイリアンやら、ゾンビやらと戦う映画やアメコミを中心に、きわめてニッチなレビューとか情報を発信していきます。よろしくね。

『奥様は18歳 超どきどき保健室』メイキングレポ

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関根和美監督、最後のフィルム

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8月15日より上野オークラ劇場、横浜光音座2で公開されている関根和美監督最新作『奥様は18歳 超どきどき保健室』。実は、これが、関根監督にとっては、最後のフィルム撮りによるピンク映画。
OP映画の他のレギュラー監督たちも、順次最後のフィルム作品を撮影しており、秋以降制作されるピンク映画は、すべてデジタル撮影となる。
ついに、ピンク映画は、誕生52年目にして、フィルム撮影に終止符を打つことになった。
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さて、その『奥様は18歳 超どきどき保健室』であるが、最後のフィルム撮影に別れを惜しむセンチメンタリズムなどこれっぽっちもない、これがいまどきの映画か?と我が目を疑うばかりのキッチュで能天気なコメディ作。
今年監督デビュー30年を迎える関根監督は、自分にとって最後のフィルム作品を、あくまでも自然体に、そして今まで積み上げてきた経験をもとに、いつも通りの「突っ込みどころとエロと笑い」満載の作品に仕上げた。
それは、「俺にとってのピンク映画はこういうもんだ」という、職人監督ならではの主張であるのかもしれない。
いかに、シネフィルが好き勝手なことを言おうと、ピンク映画のメインユーザーであるおっさんたちのために俺は映画を撮っているんだという気概。

公開初日に上野オークラ劇場で行われた舞台あいさつ。それに先立つ本作品の上映では、笑い声が要所要所で聞こえた。それは、こういうイベントでありがちな、訳知り顔の映画ファンの「自分は分かってるんだぞ」風な笑いではなく、年配の観客からのいかにも楽しげな笑い声だった。この笑い声こそが、関根監督最後のフィルム撮り作品への温かい餞(はなむけ)であるように私は感じた。

本作品が撮影されたのは6月12,13日の2日間。私は、6月13日に現場にお邪魔した。
ってか、その時は、この現場が最後のフィルム撮影になるとは知らされていなかったのだが。
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きみの歩美と竹本泰志に指示する関根和美監督


本作『奥様は18歳 超どきどき保健室』は、その題名通り、岡崎友紀×石立鉄夫のテレビドラマからインスパイアされたっていうか、パクリというか、あのまんま(笑)。
いまどき珍しい、学園ものピンクである。
っていうか、主演であるきみの歩美と桜木郁は、オリジナルがあったことさえ知らなかったけれど(笑)
きみの歩美は『どスケベ坊主の絶倫生活』に続く主演。桜木郁は本作がピンク映画デビューとなる。
出演はほかに、オムニバスピンク『いんらんな女神たち』で強烈なインパクトをを放った熟女 円城ひとみ、関根組常連の竹本泰志、なかみつせいじ、ピンク初経験の藤原徹。
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きみの歩美。美形偏差値の高い関根組作品の新たなるミューズになるか。


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円城ひとみ。いろんな修羅場を踏んできたんだろうなあと思わせる堂々とした演技と、説得力のある声。本作で爆笑を誘った名台詞「イリュージョン?」の撮影シーンから。

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桜木郁。いかにもロリ系だが、インタビューなどでは言葉を選びながら、非常にクレバーに対応する。「関根監督は怖かった」そうだ(笑)

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なかみつせいじ&竹本泰志。現在のピンク映画を代表する俳優二人。

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桜木郁&藤原徹のフレッシュコンビ。ピンク映画とは思えないさわやかさ(笑)。カラミが初めての藤原君を郁ちゃんが完全にリード(笑)。


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最近ではなかみつせいじのポジションだった関根組男主役の役割を本作で担った竹本泰志。関根監督と打ち合わせ中。ってか、説教?(笑)


脚本は関根組の助監督でもある金沢勇大。
いまどきのJKを軽妙に描きながら、学園ものの定石をしっかり押さえている。
そこに、なかみつせいじと円城ひとみの中年カップルを登場させ、若手キャストとの対比と物語の奥行きを生み出しているのは、関根監督の口出しの成果か(笑)
撮影はベテラン、下元哲。
関根監督と下元キャメラマンのコンビは、分かっている者同士の阿吽の呼吸で現場が進んでいくため、撮影に要する時間が驚くほど短い。私がお邪魔した日も、スタジオでの撮影開始が10:00、オールアップしたのが18:00である。他の組の撮影では考えられないハイスピードっぷりだ。
これは、監督とキャメラマンの関係もさることながら、「映画作りは脚本とキャスティングの段階でほぼ出来上がっている」という関根監督の持論の証明に他ならない。
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監督作も多数ある下元キャメラマン。当ブログ的には、亜紗美が「男」を演じた怪作『養老ホームの生態 肉欲ヘルパー』(2008)の監督ということが重要(笑)。なお、この作品の脚本は、関根和美ww。

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この日の撮影は、きみのと竹本演じる桃子と龍之介の家のシーン。
学校シーンは前日に撮影済みなため、桜木郁と藤原徹の出番は無し。
というわけで、撮影のビハインドシーンをご紹介。

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きみの歩美は、台本をチェックするのに余念がない。

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映画撮影でおなじみのカチンコ。しかし、デジタル化されると必要なくなる。

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前貼り作成中のきみの歩美。ピンク映画では、前貼り作るのも、メイクをするのも、衣装を準備するのも、原則、女優の仕事。
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円城ひとみが竹本泰志に迫るっていうか襲うシーン(笑)を演出中の関根監督。


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映画本編とは別角度から撮影。なかみつせいじの表情に注目(笑)

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シナリオ決定稿のタイトルは『ヤバ!!』。公開タイトルは配給元であるOP映画が付ける。


ピンク映画ならではの撮影風景をご紹介。
布団の中で、きみの歩美が竹本泰志のナニを触っているシーンを撮影中。
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撮影の合間、監督と下元キャメラマンのやり取りに笑うきみの歩美。


さて、撮影も終わり、後日、アフレコが行われる。
アフレコ、つまり、セリフを映像に合わせて吹き込むのは、フィルム撮影ならではの作業だ。
かつては、どんな映画でもアフレコを行っていたが、いまでは、ピンク映画だけになってしまった。
しかし、デジタル化になれば、同時録音が主流となるだろう。
今回は、関根組最後のアフレコ現場にもお邪魔した。
出演者は、スクリーンに映される場面を見ながら、自分のセリフを吹き込んでいく。
今回が初のアフレコ体験となる桜木郁には、きみの歩美が先輩らしくアドバイス。
しかし、二人とも、カラミになるとさすがの本領発揮(笑)
キスシーンでは、自分の指をしゃぶって、それっぽい雰囲気を作り上げていく。
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桜木郁がカラミのアフレコ中。

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きみの歩美@アフレコ中

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進み具合をチェックする関根監督


こうして吹き込まれたセリフは、後日、効果音、音楽とともにダビング作業を経て、映像とともにフィルムに焼き付けられる。そんな風にして、一本の映画が完成するのだ。
いや、そんな風にしてピンク映画は2014年の夏まで作られていた、というべきか。

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しかし、これでピンク映画が終わってしまったわけではない。
ただ、フィルムでピンク映画を撮影する時代が終わったにすぎない。
関根監督は、デジタル撮影による次回作のために、すでに準備を開始している。
デジタルのメリットと可能性は、間違いなくある。
それを生かすも殺すも、映画の作り手次第なのだ。
そして何より、観客にとっては、フィルムであろうがデジタルであろうが、その映画が面白ければいいのだから。

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ピンク映画に必要なもの。
それは、スクリーンに映し出される魅力的な女神たち。
新たなミューズが生まれ続ける限り、ピンク映画は生き続ける。

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『奥様は18歳 超どきどき保健室』は、8月21日まで上野オークラ劇場、横浜光音座2にて上映。
その後、全国の成人映画館で順次公開予定。

予告編は、こちら



※本記事に使用した画像は、ポスターを除き、すべて、BATTLEBABESが撮影したものです。

『劇場版レイプゾンビ 新たなる絶望』公開初日フォトレポ

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終わりの始まり

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2014年8月9日、池袋シネマロサにおいて、『劇場版レイプゾンビ 新たなる絶望』の一週間限定ロードショウの幕が上がった。
ついに、『レイプゾンビ』サーガが完結する日が来たのだ。
思えば、私が『レイプゾンビ』というタイトルを最初に耳にしたのは2010年、亜紗美主演の『スケ番ハンターズ』が公開されたころだったと記憶している。
友松直之が亜紗美主演で『レイプゾンビ』なる作品を企画しているらしいという噂が、どこからともなく聞こえてきた。
そのころ私は、まだ友松監督とは面識がなく、『レイプゾンビ』というタイトルにも、さほど気には留めていなかった。
2011年になって、友松監督が自身のブログで『レイプゾンビ』の企画を公開し、その夏には撮影が行われた。
そして2012年、『レイプゾンビ』はビデオ作品としてリリースされたが、それに先立ち、3月4日にテアトル新宿でオールナイトイベントとして劇場公開された。
その年の初夏、シリーズ第二作の製作が発表され、8月26日に阿佐ヶ谷ロフトでアキバ帝国民集会のモブシーンの撮影が行われたのを皮切りに、9月にメインの撮影が行われ、翌2013年3月に『レイプゾンビ2』が、4月には『同3』がリリースされた。3月23日には、『2』『3』を再編集した『レイプゾンビ2&3 アキバ帝国の逆襲』としてテアトル新宿でオールナイトイベントとして劇場公開。6月には渋谷ヒューマントラストシネマにおいて特集上映「ゾンビオリンピック」の日本代表として限定上映された。
11月には最終章である4&5がクランクインし、そして遂に公開の運びとなった。
ビデオリリース版を再編集し新撮シーンも加えられた本作『劇場版レイプゾンビ 新たなる絶望』は、現在のところ今回のシネマロサでの上映しか予定されていない。

しかしまあ、よくぞここまで続いたものだ。
私が『レイプゾンビ』に深く関わりを持ったのは、『2&3』に押し掛けメイキング取材として撮影現場にお邪魔してからだが、それでも丸2年は『レイプゾンビ』とともに過ごしたことになる。
第一作がクランクインしてから3年、様々な困難を経て『レイプゾンビ』サーガは完結した。
1作目では出演女優への何者かによる殺害予告があったり、2&3では一部出演シーンを撮影済みだった女優が自殺未遂で出演不能になったり、4&5ではシリーズの主役であった小沢アリスと小林さやが降板。
また、本シリーズとの出会いが、人生の転機となった女優たちもいる。
そんな様々な悲喜こもごもとともに、『レイプゾンビ』サーガは最終章を迎えることになった。

今回の上映は、これまでのオールナイトイベントとは違い、一週間の公開。とはいえ、いつもと同様、友松直之の自腹上映であることに変わりはない。
はたしてどれだけの観客が入るのか。
不安な気持ちで劇場に到着した私の前には、予想以上の入場待ちの列があった。
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そういうわけで、『劇場版レイプゾンビ 新たなる絶望』公開初日舞台あいさつの様子をどうぞ。
当日の登壇者は、友松直之、亜紗美、あいかわ優衣、めぐり、ももは、希咲あや、小司あん、衣緒菜、中沢健、黒木歩、富田じゅん、倖田李梨、佐倉萌、松井理子、アリスセイラー。

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まずは、友松監督。足かけ4年、お疲れ様でした。


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メインキャストの4人。亜紗美、あいかわ優衣、めぐり、ももは。


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ゲスト全員によるレイプゾンビ主題歌の合唱。左から、百地優子、佐倉萌、中沢健、衣緒菜、黒木歩、あいかわ優衣、亜紗美、アリスセイラー、その陰にももは(笑)、めぐり、希咲あや、小司あん、富田じゅん、倖田李梨、友松直之の腕に隠れた松井理子(笑)、友松直之。

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我らが、亜紗美!彼女の存在がなければ、『レイプゾンビ』サーガは生まれなかった。


『妄想ラブ』『愛は血と内臓の果てに』の合唱を終えて、上映開始。
この日のこのメンバーによる、『レイプゾンビ』劇中歌の合唱は、これが見納めとなる。
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上映前の客席で。小司あん。

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めぐり。マジかわいい。ぶっちゃけ言えば、俺は、小沢アリスよりめぐり派です(笑)


上映後、全員再登壇。
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左から、希咲あや、友松監督、めぐり、あいかわ優衣、亜紗美、ももは


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シリーズ全編にメインキャストとして登場したあいかわ優衣と亜紗美。二人の『レイプゾンビ』サーガへの貢献は計り知れない。

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我らが姫、あいかわ優衣!1作目の狂犬JKタマエ役で、俺たちボンクラを撃沈。2作目以降は米軍アンドロイド兵士アンヌとして、大暴れ!

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前作までの小沢アリスに代わり、レズビアンナース ノゾミ役として抜擢されためぐり。ド迫力のおっぱいで、スクリーンを制圧!

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新人類アキラとして新たにキャスティングされたももは。当初は、小林さやがモモコと二役で演じる予定だったが、スクリーンでのももはは、アキラそのものだった。

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新キャストである小司あんと希咲あやは、すでに友松組『妹・OL・人妻 すけべ丸出し』『最近、蝶々は・・・』でも共演。すっかり友松組常連女優である。個人的には、めぐりにも是非、常連女優になっていただきたい!
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左からももは、そして、忘れちゃいけないおばちゃん軍団(笑)
倖田李梨、富田じゅん、松井理子!


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左から中沢健、佐倉萌、黒木歩、衣緒菜


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メッシー話で盛り上がる友松直之&脚本家の百地優子


舞台あいさつ後のオフショット
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小司あん&希咲あや&アリスセイラー


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富田じゅん


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黒木歩


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めぐり

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めぐりサービスショット(笑)


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あいかわ優衣


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ももは


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衣緒菜


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希咲あや


そんなわけで、シネマロサでの限定レイトショーはいよいよ8月15日までとなる。
その後は、8月23日に開催される第六回東京電撃映画祭が、真の『レイプゾンビ』最後のイベントとなる。

第六回東京電撃映画祭
レイプゾンビ完結記念一挙上映十時間耐久イベント
2014.8.23@阿佐ヶ谷ロフトA
OPEN 18:00 / START 19:00
前売¥5,000 / 当日¥5,500(共に飲食代別/『レイプゾンビ4&5(クローン巫女大戦&新たなる絶望)』DVDを会場にてお渡し!)
・前売はローソンチケットにて発売中!【Lコード:37982】
・阿佐ヶ谷ロフトWEB予約でも受け付けております!
※受付時に池袋シネマロサレイトショーの半券提示で、オリジナル特典映像DVDRを先着50名様に進呈!
※23:00以降は18歳未満の方、および高校在学中の方のご入場はできません。当日、身分証(免許証、学生証、パスポート、taspo、住民基本台帳カードなど公共機関が発行する証明書)の提示が必要となります。また、未成年者へのアルコールの販売も固くお断りします。予めご了承ください。

【上映作品】
『レイプゾンビ LUST OF THE DEAD』
童貞オタクをのぞく世界中の男がレイプゾンビ化! 襲われた女は中出しの毒で即死! 撃退にはチンポを切り落とすかキンタマを撃ち抜くしかない!

『レイプゾンビ2&3(アキバ帝国の逆襲)』
廃墟と化した東京に勃興する童貞オタクによるアキバ帝国! レイプゾンビをリア獣と呼んでパシらせ三次元女を狩り立てる! 迎え撃つ女村避難所防衛隊! 男女の断然で世界は終わる!

『レイプゾンビ4&5(クローン巫女大戦&新たなる絶望)』
アクメリープによる過去改変で恋人を死の運命から救い出し、因果律を破壊して世界を救え! 進化と滅亡の選択を迫られた人類! 物語はさらなる混沌へ! その先にあるのは果たして希望か絶望か!
※上映順は4→5→1→2→3→4→5となります。

【ゲスト】
めぐり ※イブニングのみ
あいかわ優衣 ※イブニングのみ
小司あん
希咲あや
ももは
衣緒菜
文月
若林美保 ※オールナイトのみ
青山真希
黒木歩
倖田李梨 ※オールナイトのみ
佐倉萌
松井理子
中沢健
切通理作
友松直之
ほか!

【ライブ】
アリスセイラー<主題歌斉唱&ミニライブ>
内田春菊<ミニライブ>
CRIMSON HORNET<挿入歌演奏/Holocaust 3:16 (Unplugged Ver.) ・My Worst Enemy (Unplugged Ver.)>

【電撃女半裸給仕(サンダーボルトガールズ)】
倉沢いちは
おみなえし
瀬戸友里亜













『最近、蝶々は、、、』プロモーション協力!

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おっぱいと血

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映画に必要なものは、おっぱいと血だ。
そんな単純で明解な真理にたどり着くのに、50年かかった(笑)
まあ、うすうすは気付いていたんだけど(笑)

映画なんてものは、所詮は見世物。
その始まりからして、見世物の延長線上にあった。
創成期の映画は、当時の人たちが行った事も見た事もない外国の風景や風習(アフリカの原住民の裸の女性とかw)を見せ、あるいはメリエスのようにトリック撮影を駆使して月世界や海底の王国を創り上げた。
それは、見世物小屋で、奇形や人魚のミイラを見せるのとさほど変わらない感覚だった。
人々は、普通じゃ見られない、いかがわしくも、驚きとショックに満ちた世界を垣間見る事に魅せられた。
それが、映画の始まりだ。

であればこそ、エロとグロ、つまりおっぱいと血もまた、映画の創世記から、重要なモチーフだった。

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友松直之の最新作『最近、蝶々は、、、』は、まさに、おっぱいと血しか出てこない、由緒正しい見世物映画だ。

冴えないアラサーOL留可(後藤理沙)。彼女はある朝、目覚めると、全く覚えの無い、全身に刻まれたキスマークとセックスの痕跡に驚愕する。
ある時、女性週刊誌に掲載された「幽霊に犯される私」という記事を目にした彼女は、その記事の担当編集者に相談をする。
同じ頃、街には蝶の様な痣をもつおんなの奇妙な噂が流れていて…。
というお話。
前半は多重人格をテーマにしたサイコホラーのように展開するが、中盤から怒涛のような血糊祭り状態に突入!
欲求不満のアラサー女子が抑圧された別人格を解放して、暴走する!!
・・・・と、見せかけておいて、実は!!
常に一筋縄ではいかないエロ・エンターティメントを見る側に突きつけてくる友松直行だが、今回も、内田春菊の原作を得て、我々を翻弄し、挑発する。

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主演は後藤理沙。
かつて、美少女として売り出した彼女ではあるが、今回は、全裸でのカラミはあるわ、全身血まみれになるわ、エロと出血の大サービスである。
共演に黒木歩、希咲あや、内田春菊、徳元裕矢、川又シュウキ、稲葉淩一、小司あん、金子弘幸、若林美保、朝霧涼、倖田李梨、文月、衣緒菜、冨田じゅん。
もう、友松映画俳優部総出演である。
ってか、後藤理沙以外の女優陣は、ほぼ全員、友松直之の現時点での到達点である『レイプゾンビ』シリーズの出演者(笑)。
なかでも今回、『レイプゾンビ2&3』で悲劇の人妻マキを演じた黒木歩(元・宮村恋)と、『レイプゾンビ4&5』でパンクガールを演じた希咲あやは、トンでもないことになってしまう(笑)
しかし、黒木歩は処女とか、世話好きな心優しい風の女の役をやらせると、本当に、イラっとするなあ(笑)

監督は、当ブログではおなじみの友松直之。
私とともに、ボンクラ親父のための映画イベント「東京電撃映画祭」を主催している首謀者の一人でもある。
まあ、いわば、身内である(笑)
なんだよ、身内の作った映画を持ち上げて、提灯持ってるだけじゃねえか!!
と、そう思われても仕方ない。
まあ、そのとおりなんだが(笑)
しかし、まあ、そう言わずに観てもらいたい。

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友松映画が他の映画と一線を画すのは、その台詞、映像、演出の過剰さである。
今回も、その過剰さは健在。
血糊の量も半端ではない。
最近の映画で流行のCG血糊なんぞという邪道に走らず、これでもかと景気よく血糊を撒き散らす!
ゴア・イフェクトは、西村喜廣の愛弟子 石野大雅。
中盤の大殺戮・肉体破壊シーンは本作の最大の見所だろう。
衣緒菜演じる看護士が、本筋とは関係なく、いきなり惨殺されるショックシーンは、ダリオ・アルジェントの『インフェルノ』の肉屋のシーンを髣髴とさせるし、「ヤらない男は殺す」というコンセプトは、「ヤらせない女は殺せ」という『レイプゾンビ』での主張の裏返しであったりと、いろいろ映画的発見も楽しい。
ってか、監督している本人が一番楽しかっただろうなあ(笑)

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そんな、『最近、蝶々は、、、』であるが、おっぱいも、血も興味がないという気取った奴は観なくて結構(笑)。
てか、それしか出てこないから(笑)
ただ、映画館の暗闇で、いかがわしい映画を見ることこそが、映画を観ることの原初の欲求であることを知る選ばれたボンクラたちは、必ず、観るように(笑)

本作は、、2014年5月10日から5月23日まで、渋谷のヒューマントラストシネマでレイトショー公開。








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