マダムK来る。

 取引先のS社のマダム〝K〟は今日も、にこやかな笑顔をふりまきながら、「こんにちは」と、いつも明るく登場。本日は、S社と進めているT社へのプレゼンを終えての打ち合わせです。しっかりと受注するための大事な打ち合わせです。当社のF女史と綿密なる打ち合わせが進んでいきます。同室にいた私までもが、思わず引き込まれるような雰囲気が、そこには満ち溢れていました。マダム〝K〟と当社のF女史とは、いいコンビネーションを保ちながら、いい関係が長く続いています。 またS社も当社も地元に根付き、地元で努力されている企業様に、少しでもお役に立つべく協力しながらの業務を進めています。

 今回、共にすすめているT社の業務も、全国から注文があるシステム絡みのホームページのリニューアルです。その核心部分をマダム〝K〟とF女史の名コンビで造りあげているのです。・・・・「女性は、つわものですね。いや失礼、可憐さを併せ持ったビジネスウーマン達でした」・・・・たいへん失礼しました。

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「竜は、私たち一人ひとりの中にいます」「God Bless Japan(日本に神のご加護を)」

本日は、タイトルが二つあります。

両方とも、東日本大震災に対してのあたたかいメッセージです。

 

最初のタイトルである「竜 は、私たち一人ひとりの・・・・」は、あのブータン国王のお言葉です。昨年11月に、来日されたブータン国王御夫妻は、福島県相馬市の桜岡小学校で児童た ちに励ましの意味を込めて語られた内容です。国王は児童たちに、こう語り始められたそうです。「私は竜を見たことがあります」驚く児童たちに、「竜 は、私たち一人ひとりの中にいます。竜は経験を食べて大きくなっていきます・・・」国王は、みんなの中にいるであろう竜は、いいことも不幸と思われること も、いろんな経験のもとで大きくなっていくんだよ、この震災の経験を乗り越えて大きくなってほしい、と言われたと思います。さらに、国王御夫妻御一行は、 原釜地区を訪れて追悼をしていただいたそうです。その時のお言葉が、「ここに来ることができてとてもよかったです。私たちブータン国民はこれからも祈り続 けます」と残されています。

 

次に、「God Bless Japan(日本に神のご加護を)」は、台湾の一国民からのメッセージです。私を含めた多くの日本人は、このメッセージを残 した人の名前を知りません。それは、台湾製のパソコン基板にプリントしてあった一行でした。パソコンの基板は、ユーザーである私たちは普通目にすることは ありません。そして、それを製造した台湾のメーカー側でさえも、日本から問い合わせがあるまで、気付かなかったそうです。その言葉をプリントしようと思っ た社員の方は、日本で犠牲になった方々への哀悼と一日でも早い復興を願ってそうされたのでしょう。

 

ブータン国王のお言葉と台湾の一国民のあたたかくありがたいメッセージに対して心よりお礼を申し上げたいと思いました。このことは、私どもの小社でも、 ミーティングの席でスタッフ全員に話をいたしました。震災以降、世界の各国から我が国には、多くの義援金をいただいております。それは、決して義援金の額 の多さではなく、より心のこもったそのありがたい気持ちを大事にすることと、その各国のみなさんに対して私たち日本国民がどうしていかなければいけない か、行動で示して行きたいと思います。しかし、我が国政府の対応に残念なこともあったのが事実です。それは、今年の3月11日に東日本大震災一周年追悼式 で、約160カ国の国際機関の代表の席を会場一階に用意した。しかし、世界トップクラスの義援金(200億円超)を出してくれた台湾の代表[台北駐日経済文化代表処羅坤燦らこんさん]と して、ご出席いただきましたが、献花さえさせずに一般人と同じ二階席しか用意しませんでした。さらに、昨年の大震災の直後に台湾はいち早く救援隊の派遣を 決定しました。しかし、我が国政府は、なんと中国や韓国の救援隊の受け入れ・入国まで台湾の救援隊を待たせてから入国させたそうです。尖閣諸島や竹島にお いて一方的に対立を仕掛けている国以下に、台湾を扱っている我が国政府をどう思われますか。私は一人の日本人としてとても恥ずかしく思いました。

ブータン国王御夫妻が被災地の子供たちに、あたたかくも未来に希望を持って下さい、とのお言葉をかけていただいたり、国会の演説でも私たち日本国民に対し て、敬愛と友情の念を持ったお言葉をいただきました。テレビ等の報道でも、お若くてさわやかな印象を持った日本人も多かったのではないでしょうか。ブータ ン国王や台湾からパソコン基板にメッセージを残してくれて人の心あたたまる気持ちを大事にしなければと感じました。

 

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沖縄慰霊の日、多くの英霊のご冥福を願います。

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月桃の花
 沖縄では、サンニンと呼ばれています。月桃の葉は、ムーチー(沖縄の餅)に包んだり、いろんな用途に使われています。(防虫・防カビ・抗菌の成分があるといわれています)

 我が国の終戦記念日は8月15日ですが、国内で唯一地上戦が行われた沖縄では、6月23日に、組織的な戦闘が終わっています。しかし、沖縄での戦闘では陸海軍の軍人だけでの犠牲だけではなく、多くの民間人も犠牲になっておられます。軍人および民間人合わせて24万人もの尊い命が犠牲になりました。沖縄県では、毎年行われている慰霊の日ですが、私ども本土に住む者も、決して忘れてはいけないことですし、この事実を知っている日本国民が年々少なくなっていることが、残念だと思います。とくに、民間人の中には、ひめゆりの塔で名高いひめゆり学徒隊222人(県立第一高等女学校と師範学校女子部)、白梅学徒隊55人(県立第二高等女学校)、名護蘭学徒隊10人(県立第三高等女学校)、瑞泉学徒隊61人(県立首里高等学校)、積徳学徒隊65人(私立積徳高等女学校)、悌梧学徒隊17人(私立昭和高等女学校)と、合わせて430人のみなさんの尊くて純粋なる少女たち(10代半ば)の犠牲を始め、ご高齢の方々や幼少の子供たちの犠牲も決して忘れてはならない、と思っています。
 二年前の社員旅行で、鹿児島県の知覧へ行きました。弊社スタッフと取引先の数名の10名で行きましたが、知覧特効記念館で特攻隊員として沖縄を目指して、戻ってくることのない旅立った若い飛行隊員の遺書等を見て皆が感傷的になっていました。記念館を出て、宿の民宿までの30分間は、シーンとした車内でした。特攻隊員の若き青年・少年たちも、沖縄でなくなられた、学徒隊の少女たちへの哀悼と感謝の気持ちをいつまでも、いつまでも忘れてはいけないと思います。当社では、8月9日の長崎原爆記念日と6月23日には、みんなで黙祷をしています。
私たちの今日があるのも、数多くのみなさま方のおかげです。

・下記は、沖縄に住む友人M氏からのメッセージです。
6月23日の朝礼で「今年も黙祷をさせてもらったよ」とメールを送ったところ、次のような返事がきました。紹介しましょう。

・・・有り難うな!
沖縄では毎年、正午の時報で県民一斉に黙祷を捧げます。
この時期になると、戦争の残酷さを体験したお年寄りの証言が、テレビや新聞で取り上げられます。沖縄は、余りにも悲惨な戦争体験のため、戦争反対、軍隊反対、自衛隊反対、へと思想がコントロールされているような気がします。自分の国は国民自らの手で守らなければならないのに、それさえも反対、放棄してしまっているように感じます。この国をダメにした思想を掲げる人々が、存在するのも事実です。
我が国は、今変わらなければ、なりません。
それには、過去の過ちを反省する勇気と、二度と繰り返してはならない理由なき差別を排除し、自己犠牲を顧みず、他人のために行動できる日本人を目指さなければなりません。
  長々と、語ってしまいましたが、この時期になると、考えさせられてしまいます。・・・

[M氏とは30年以上の付き合いがあります。氏の母上も先の戦争で深手の傷を負われて、未だに深く体に入り込んだ砲弾の破片に苦しんでおられます。だからこその意見だと思います。
私もまったくそう思います]
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