本日は、タイトルが二つあります。

両方とも、東日本大震災に対してのあたたかいメッセージです。

 

最初のタイトルである「竜 は、私たち一人ひとりの・・・・」は、あのブータン国王のお言葉です。昨年11月に、来日されたブータン国王御夫妻は、福島県相馬市の桜岡小学校で児童た ちに励ましの意味を込めて語られた内容です。国王は児童たちに、こう語り始められたそうです。「私は竜を見たことがあります」驚く児童たちに、「竜 は、私たち一人ひとりの中にいます。竜は経験を食べて大きくなっていきます・・・」国王は、みんなの中にいるであろう竜は、いいことも不幸と思われること も、いろんな経験のもとで大きくなっていくんだよ、この震災の経験を乗り越えて大きくなってほしい、と言われたと思います。さらに、国王御夫妻御一行は、 原釜地区を訪れて追悼をしていただいたそうです。その時のお言葉が、「ここに来ることができてとてもよかったです。私たちブータン国民はこれからも祈り続 けます」と残されています。

 

次に、「God Bless Japan(日本に神のご加護を)」は、台湾の一国民からのメッセージです。私を含めた多くの日本人は、このメッセージを残 した人の名前を知りません。それは、台湾製のパソコン基板にプリントしてあった一行でした。パソコンの基板は、ユーザーである私たちは普通目にすることは ありません。そして、それを製造した台湾のメーカー側でさえも、日本から問い合わせがあるまで、気付かなかったそうです。その言葉をプリントしようと思っ た社員の方は、日本で犠牲になった方々への哀悼と一日でも早い復興を願ってそうされたのでしょう。

 

ブータン国王のお言葉と台湾の一国民のあたたかくありがたいメッセージに対して心よりお礼を申し上げたいと思いました。このことは、私どもの小社でも、 ミーティングの席でスタッフ全員に話をいたしました。震災以降、世界の各国から我が国には、多くの義援金をいただいております。それは、決して義援金の額 の多さではなく、より心のこもったそのありがたい気持ちを大事にすることと、その各国のみなさんに対して私たち日本国民がどうしていかなければいけない か、行動で示して行きたいと思います。しかし、我が国政府の対応に残念なこともあったのが事実です。それは、今年の3月11日に東日本大震災一周年追悼式 で、約160カ国の国際機関の代表の席を会場一階に用意した。しかし、世界トップクラスの義援金(200億円超)を出してくれた台湾の代表[台北駐日経済文化代表処羅坤燦らこんさん]と して、ご出席いただきましたが、献花さえさせずに一般人と同じ二階席しか用意しませんでした。さらに、昨年の大震災の直後に台湾はいち早く救援隊の派遣を 決定しました。しかし、我が国政府は、なんと中国や韓国の救援隊の受け入れ・入国まで台湾の救援隊を待たせてから入国させたそうです。尖閣諸島や竹島にお いて一方的に対立を仕掛けている国以下に、台湾を扱っている我が国政府をどう思われますか。私は一人の日本人としてとても恥ずかしく思いました。

ブータン国王御夫妻が被災地の子供たちに、あたたかくも未来に希望を持って下さい、とのお言葉をかけていただいたり、国会の演説でも私たち日本国民に対し て、敬愛と友情の念を持ったお言葉をいただきました。テレビ等の報道でも、お若くてさわやかな印象を持った日本人も多かったのではないでしょうか。ブータ ン国王や台湾からパソコン基板にメッセージを残してくれて人の心あたたまる気持ちを大事にしなければと感じました。

 

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