何かを感じて何か言おうとしているんなかなー
◯大型連休おわる
連休が終わり、世間では5月病なんて季節ワードが飛び交い本格的な新シーズンを感じます
まやは連休の後半に去年の末に死んだおじいちゃんの遺品整理に行きましたよ
まやはおじいちゃんがこの世に未練を残さず天国に行けるようお部屋を掃除しました
夜は時間あいたのでイオンに買い物行ったり映画を見に行ったりしました
連休中ということでナイト上映も混み合っていてにぎわいを感じました
お外に出てにぎわいも感じて観光ではないですが楽しい休暇でした
◯円安？円高？
連休中に日銀による一時的な金融政策があり、円安が緩和する方向に向かいましたが根本的な解決ではないので一時的なものでした
さて円安が悪者だという風潮ですがまやは経済学部卒業したのでマクロ経済学で為替相場についてちょっと考えてみました
円安は日本円の価値が下がるか、海外通貨が上がるという状態ですね
例えばアメリカ産の1TBのSSDが前は10000円で買えたんだけど今は15000円支払わないと買えなくなる、これが円安ドル高のざっくりとした正体です
RTX4070 TI SUPER が 799ドルの現地価格で最高の円高だった1995年なら63000円+アスク税だったけど今は10万円+アスク税といった感じになります
※アメリカの物価でRTX4070 TI SUPERは日本で言うなら6-7万円くらいの値段相当です
つまり海外からの輸入品の価格が上がるというのが私達庶民が感じる円安です
これだけ見るといいことありませんが・・・
いいこともあるのですよ
要は日本が海外に支払う日本円が多くなるのですが、つまりそれは日本の製造業の空洞化とも言われる状態、生産の拠点を海外に置いていると人件費やらなにやらが上がるということです
今までは日本製品も海外で作るほうが安かったのですがそれが高くなった、結果として日本国内製造業が相次いで海外から撤退し、日本国内で製造するという現象が発生します
国内大手自動車メーカーが過去最高の売上となっていますが、実はいくら自動車の売上が増えようと私達日本人には恩恵がまるでないのです
なぜなら今までは自動車という商品を作るのは海外で、売るのも海外です
海外の製造工場で働くのは多くは現地の人、つまり外国人でその人達が納税するもの外国人の人が住む国です
つまり会社の売上がいくら増えてもその恩恵が日本人にはまるでないのです
円安はその構造を変えます
海外の製造工場の費用が高騰するので工場を閉鎖し、日本に戻すという流れが発生します
すると日本国内の労働需要が増加し、お賃金として支払われるようになります
これが円安のいい面です
よーく考えれば変動相場制になる前は1ドル360円、1985年のプラザ合意という国際経済会議でも1ドル230円でした
しかしその頃の日本経済は大きく伸びており好景気に湧いていました
その頃はまだ日本は「加工貿易」という方法で海外に日本製品を売りまくっており、ニューヨークではソニー製のラジカセを破壊したり日本車も燃やすなんてパフォーマンスも行われるほどで 貿易摩擦なんて言われていました
お金や商品の流れをイメージすると
円高 日本 ←←←←← アメリカ
円安 日本 →→→→→ アメリカ
ドル高のアメリカ人「日本製のSSDは安くてサイコー全部日本製にするンゴ」
円安の日本人「アメリカ製のSSDはインフレと円安で高くて買えないからいらないんや（ﾎﾟｲｰ」
これは10年ちょっと前にインテルのcore i7 2600k が円高で安くなり日本でバカ売れしたという現象で説明でき、その逆の状態なのです
なので世界を見ると 安くて高品質な日本製品がバカ売れ という状態のはずなのです
実際にまやの会社も輸出関連が好調で増収増益、コロナ前より会社の売上伸びているのですよ（給料は伸びていませんが）
なんで不景気なのかというと、日本の産業構造の変化です
日本は製造業からサービス業、つまり第3次産業に大きくシフトしており、かつサービス業の対外売上が不調だからなのです
特にネット関係のサービス業はどん底状態、日本メーカーのインターネットサービスはどれも海外では相手にされず、ガラパゴス化して内需だよりという状態です
国内に目を向けると海外相手にならない飲食業が大都市圏でとても多く、原材料を輸入に頼っているためどこも苦しい状態・・・
というのが今の日本の状況ですね
先の見えない不景気ですが、じっとして景気が回復するのを待ちましょう
あるいは日本製品を海外に売るような会社に転職するのはいい感じだと思います
今はコロナ起点の景気後退局面でジュグラーの波の底だと思います
ドイツにGDPを抜かされたけどドイツは自動車産業の不振が続いてエネルギー供給の不安定もあり日本以上のインフレと失業率の高止まりで大不況、お先真っ暗です
どうしても生活が苦しいときはためらわずに生活保護を利用しましょうネ
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