2004年06月12日

味わい方余話(温故知新)

J.M神父さんは「シャンパンもワインも味わい方は同じですよ。」とシャンパンで実演され自分の楽しみ方を説明していただきました。 泡立ちの楽しみ方、透明感、色、香りの楽しみ方やシャンブルの仕方、舌での楽しみ方、喉越しから食道、胃にいたる楽しみ方など最後は天国に昇天するようなオーバーな表情で大きな体一杯に楽しんでおられました。

振り返ればこの昇天しそうなオーバーな表情がきっかけのような気がしましたが、色、香りなど味わい、その後シャンブルして口の中での豊かな上昇する香りの味わい、舌の何箇所(先、両サイド、奥、裏側など)での味わい、次に喉越し感、食道での浸透感、胃袋での質量感などなど教えてもらいました。

しかしこのような感覚は頭で分かっていてもなかなか習得できず数々のワインを自分なりに味わったり(二日酔いも)何箇所かのテースティングの会(日本酒、ワインなど)にも参加してソムリエさんに質問したりしたものでした。

ドイツワインの会のときある若いソムリエさんは、モーゼルの白でしたが最後の一滴まで最良のコンデションとなるようにボトルをゆっくり回転させ冷やしており感心したり、印象的でもありました。 

またある日本酒の会では日本各地の三十数種類の出品があり盛大な会でしたが5種類の銘柄当てクイズがあり、ちゃんと5種類を当てた人がおられ、味わい方やテースティングも心がけ次第では大変奥が深いものと感心しました。

とてもこれら人たちのような真似はできず、自分なりの味わい方と言うものもまだ有りません。 しかし風土とか製法などいつも一本一本の味の背景には何があるのだろうと興味深く考えさせられている次第です。 

色々な味わい方、楽しみ方ができるベルギービールはワイン(発泡でシャンパンかな?)の感覚で飲んでいますが、この点「びーるおたく」さんと意見は一緒でした。 皆さんはどのような感覚で飲んでいるのでしょうか。