テレビの力東欧の旅 ~南ドイツ編④~

2012年05月28日

出張手記

masa です。

昨日、出張から帰ってきました。
メインはメーカー主催の1泊2日の研修会でしたが、それだけで名古屋方面まで行くのはもったいないので、事前に下準備をして、蜂蜜店、養蜂場、厨房品店など愛知、岐阜、三重県にわたって結構ハードに動いていました。

研修会では新商品開発のヒントも頂けましたし、なによりり少なからず人脈もできました。
出席者のほとんどが2代3代とつづくような、弊社よりずっと経営規模の大きい会社の取締役だったりするのですが、ビービーズだって負けてはいられません。
経営戦略をじっくり練り直して、取り扱い商品に関しても、もっとお客様に受け入れてもらえるような商品をこれから増やしていきます。

それにしても、日本の養蜂の未来は寂しいかぎりです。
何軒かお伺いさせてもらったのですが、どこも販売するに十分な採蜜量がない。これって農業にたとえるなら危機的なことです、だって売るコメや野菜がないってことになるわけですから。

自然環境の変化、たとえば農薬の使用によるレンゲ畑の消滅などの蜜源の減少もありますが、なによりも一部の養蜂業者をのぜけば、その多くが規模が小さい零細養蜂場です。そんな養蜂業者は専業では食べていけないから後継者がいない、そうして養蜂従事者が減って、結果として国産蜂蜜の採蜜量も減る。もうそんな負のスパイラルに入っている印象です。

日本の蜂蜜自給率は7%程度だそうですから、やはりこれからの蜂蜜屋としては、品質の良い外国産に高い付加価値をつけられるような商品開発が求められることになります。

確かに国産の蜂蜜の中には美味しいものがある、しかし全部がそうだとは言い切れません。むしろ品質は採蜜量が少ないがゆえに安定していない。蜂蜜先進国のフランスやニュージーランドはもとより、これまで食の安全性が問題視されがちだった中国産でも、国産ものと遜色ないほどに美味しいし、場合によってはそれ以上です。

ともあれ、美味しい蜂蜜、買いたくなる蜂産品を消費者に提供するのが蜂蜜屋の務め。頑張ります。

岐阜市での研修会が終わった後、金華山(稲葉山)にある山城、岐阜城に行ってきました(もちろんロープウェイで)。
天守閣は意外にこじんまりとしていて、戦後再建された鉄筋コンクリートのそっけないものでした。
しかし眺めはサイコーで、市井の街並みは変わっても、そこから眺める山河の風景は信長の時代とそうは変わってないはず。1時間近く天守閣に居座り、下界を眺めながらじっくりと思索をめぐらさせていただきました。
このときまとめた「城中八策」は、いまはまだヒミツです。
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bbees at 21:12│Comments(0)TrackBack(0) masa の記事 

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