【さもありなん「公私混同の私物化内政」,世襲3代目の政治家:安倍晋三は日本国家の大恥,この還暦を越えた子どもには任せられないこの国の運営】

 【この首相のせいで,より確実に悪くなるばかりの日本の政治と経済と社会】



 ①「加計文書,再調査を拒否 文科相『出所が不明』 決算委」(『朝日新聞』2017年6月5日夕刊1面・冒頭記事)

『朝日新聞』2017年6月5日夕刊加計記事 安倍晋三首相の友人が理事長を務める学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)の獣医学部新設問題で,松野博一文部科学相は〔6月〕5日午前の衆院決算行政監視委員会で,内閣府から「官邸の最高レベルがいっている」などと伝えられたことを記録した文科省作成と指摘される文書の再調査を拒否した。
 (右側画像はクリックで拡大・可 →)

 ◆〔加計孝太郎〕理事長,首相外遊に同行。
 一方,政府は2013年5月に首相夫妻がミャンマーを公式訪問したさい,学園の加計孝太郎理事長が同行していたことを明らかにした。一部区間では政府専用機に同乗したが,所定の料金を支払ったという。
 補注)「所定の料金」を払ったというが,いつから政府専用機が首相のポンユウに利用させるための「国営」航空機にもなったのか? 安倍晋三首相が政府専用機を利用して外交に出向いたとき夫人(昭恵)が同乗するのとは,あるいは,かつて田中角栄が首相のとき娘の真紀子をファースレディ役として同乗させたのとは,まったく事情が異なる,それも許されていいはずのない越権の裁量発揮,つまり,外遊時の政府専用機に晋三君の親友が同乗していた事実は,日本国首相としては非常にまずい公私混同の行為である。

 まさしく「政府の外交の機会」を「私物化的に利用した」安倍晋三君によるこの種の行為は,国会のみならず国民(有権者)たちからもきびしい批判が向けられて当然の「逸脱行為」である。加計孝太郎が「一部区間では政府専用機に同乗したが,所定の料金を支払った」というのも,ずいぶん “たわけたいいぐさ” (人を喰ったかのような弁解)である。バス路線の乗り合い自動車でもあるまいに,なんとタチの悪い冗談を本気で口に出しているのか?
? 参考画像 ?
安倍晋三と加計孝太郎画像
出所)これは2015年12月24日の画像,
左側が加計孝太郎
で,あとは三井住友銀行幹部など。
国家の私物化を教えるための一資料になる。
http://www.asyura2.com/17/senkyo223/msg/625.html

 〔記事に戻る→〕
 文書の再調査は,文科省内で共有されていたことを示すメールの写しを入手,公表したとして,民進党があらためて求めた。これに対し,松野氏は「(前文科事務次官の)前川喜平氏の記者会見や,御指摘のメールでも,文書の出所や入手経緯が明らかにされていないので,あらためて調査をおこなうことは考えていない」と述べた。

 文科省は民進が示したメールの送受信者〔10名分のこと〕について,「同姓同名の職員は実際にいる」(常盤豊高等教育局長)と述べた。送信者とされる同省専門教育課の係長については,「文書の存在は確認できなかった」とした当初の調査の対象に含まれていないことも認めた。

 加計氏のミャンマー同行について,首相は学園がミャンマーに支局を設置し,留学生を受け入れていることを挙げ「加計学園がいいことをやっているんだから一緒にやるのは当然だ」と述べ,問題はないとの認識を示した。民進の宮崎岳志氏の質問に答えた。
 補注)この答え方は完全に開きなおりである。公私が混同されているという点の意味が,もともと分かっていないか,分かろうともしないで,頭から話を拒否したい安倍晋三君の「傲慢と幼稚と暗愚」の基本性格を,よく物語るたぐいの,とても横柄で独善である発言になっている。

 問題は「加計〔耕太郎〕学園」と「いいことをやっている」のだから,政府専用機に同乗させて「なにが悪いんだ」というきわめて粗暴な応答は,聞くに堪えないくらいひどい,「理性の不在」と「感覚の腐敗」にまみれた精神構造をさらけ出している。これで国民たちの批判が集中して飛んでこないようでは,国民たちはこれからも,この世襲3代目の政治家には完全に舐められつづけていく。
   加計孝太郎のミャンマー同行に関する安倍晋三のいいわけ・云々(安倍流にただしくは「デンデン」)については,こういう指摘(批判)を紹介しておく。

★ 安倍首相錯乱!  国会で嘘と逆ギレ連発,差別発言や
「加計学園は良いことやってるんだから当然」の
お子さま答弁も ★

=『『LETERA-本と雑誌の知を再発見-』』2017.06.05 =


 しかし,この安倍首相の主張も「嘘」だ。岡山大学が公表している「岡山県内における外国人留学生の状況」によると,加計学園グループ傘下である岡山理科大学や倉敷芸術科学大学といった大学によるミャンマーからの留学生受け入れは,2013年5月の調査ではゼロ。過去10年のあいだでも,2009年と2011年の段階で倉敷芸術大学が3名を受け入れているのが最高人数だ。

 また,同法人傘下の千葉科学大学は2016年のデータではミャンマーからの留学生は1名。一方,独立行政法人日本学生支援機構によれば,2013年度の日本の高等教育機関へのミャンマーからの留学生数は1193名だ。とてもじゃないが,加計学園が「たくさんのミャンマーからの留学生を受け入れている」とはいえない。

 しかも,加計学園のミャンマー支局長は,安倍昭恵氏が名誉顧問のNPO法人「メコン総合研究所」の副所長と事務局長を務めており,加計学園と事業提携を結んでいる関係にある。

 こうした関係を『文藝春秋』〔2017年〕5月号に掲載したジャーナリスト・森 功氏のレポートでは “加計理事長はビジネスの一環として昭恵夫人の面倒をみてきたのではないか” と指摘されていたが,今回,判明した政府専用機に搭乗させるなどの “特別扱い” も,結局は安倍首相と加計理事長の親密さが端緒になっているのだ。
 註記)http://lite-ra.com/2017/06/post-3222.html

 要は,程度のひどく悪い公私混同,それも意識的な職権濫用。

 この ① と同じ内容を報道している『日本経済新聞』の記事も出ていた。つぎに参照する。

 ②「首相,再調査を拒否 衆院決算委 加計学園巡る文書」(『日本経済新聞』2017年6月5日夕刊3面)

『日本経済新聞』2017年6月5日夕刊3面加計記事 安倍晋三首相は〔6月〕5日午前の衆院決算行政監視委員会で,学校法人「加計学園」が国家戦略特区に獣医学部を新設する計画に関し「諮問会議で議論することになっている。私の意向は入りようがない」と述べ,みずからの関与を否定した。内閣府から「官邸の最高レベルがいっている」と伝えられたとする文部科学省の文書については再調査しない方針を示した。
 補注)ここまで加計学園の獣医学部認可問題の真相が明るみに出てきた段階に至ってもなお,安倍晋三側における姿勢,この問題に対して「私の意向は入りようがない(なかったのだ)」という開きなおりの弁解は,みえすいたいいわけである。まともに国会で質疑応答したら,「安倍晋三側の都合の悪い事情」がすべて鮮明になるほかないことは,火をみるより明らかであるゆえ,晋三もそのように応えるほかない。

 〔記事に戻る→〕 松野博一文科相は民進党が文書の再調査を求めたことについて「文書の出所や入手経路が明らかになっていない。再調査するつもりはない」との認識を示した。首相も「文科相が述べたとおりだ」と語った。

 外務省の志水史雄大臣官房参事官は,同学園の加計孝太郎理事長が「2013年5月の首相のミャンマー訪問時に同行した」と明かした。
 補注)このように『日本経済新聞』は最後でさらりと,加計が同道していた事実関係に触れているが,加計孝太郎が同乗させてもらったさい「航空運賃」を支払ったこと〔その説明があった点〕には言及していない。こういう奇妙な出来事には触れたくないのが,日経の書き手の立場になるのか。

 首相はトランプ米大統領が温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」からの離脱を表明したことを「残念だ」として「引きつづき気候変動問題へのとり組みの必要性を働きかけ,ともに協力する方法を探求したい」と述べた。〔6月〕3日のロンドン中心部のテロを「強い憤りを覚えている」と非難。「国際社会と連携しながらテロと戦っていく決意だ」と訴えた。

 ③ 安倍晋三の政治家としての非常識-幼児性の明らかな行動全般-

 今日の記述はここの段落まででは,まだ長文になっていないようなので,この ③ を追加して構成してみたい。いまから10年前,安倍晋三君が首相として第1次内閣を組んでいたころの行動,それも「安倍晋三⇔安倍昭恵」という首相夫婦での行状が,つぎのように指摘・批判されていた。長いが,② までこのブログの記述を裏打ちする内容として,引用する。

★ 絶句する安倍夫妻の「公私混同」
-アッキーが号泣しながら総理大臣の弔辞を代読。
公私のケジメのかけらもない-
(『FACTA ONLINE』2007年7月号 POLITICS )


  〔2007年〕5月30日,ある元首相秘書官はテレビのニュース映像に目を疑った。「あなたの死は余りに突然で,訃報に接した時,茫然自失として私は言葉を失いました……」。画面が映したのは熊本県阿蘇市で営まれた前農水相・松岡利勝の密葬の模様だった。首相・安倍晋三の妻,昭恵が号泣しながら「内閣総理大臣の弔辞」を代読していた。密葬は元来,近親者や友人ら内輪で営むものだが,昭恵は知人ではなく「首相の名代」として参列した。現職大臣の自殺が戦後初の衝撃なら,首相のこんな公私混同もまた,前代未聞だった。

 1)丸川珠代を官邸に呼ぶ
 首相の公務を官房長官や副長官が代行する例はある。大相撲の千秋楽に優勝力士に授与する内閣総理大臣杯。昨〔2006〕年の秋場所では官房長官だった安倍が横綱朝青龍に手渡した。土俵に女性を上げない慣習はともかく,首相夫人がしゃしゃり出るなどありえない。日本の政治・行政システムは夫人が「首相の代理」を演じる余地など認めていない。
 補注)ここでいきなり,2017年6月5日=今日の新聞報道に戻すと,『毎日新聞』のウェブ版に,こういうニュースが出ていた。
◆ 加計学園 米比の提携先,安倍昭恵氏が訪問 ◆
=『毎日新聞』2017年6月5日 12時54分,最終更新 6月5日 13時05分 =

  〔2017年6月〕5日の衆院決算行政監視委員会で,安倍晋三首相の妻昭恵氏が,米国とフィリピンにある加計学園の提携先を訪問していたことが分かった。民進党の宮崎岳志衆院議員が指摘した。首相は「良いことをやっているのだから一緒にやるのは当然だ。(米国の提携先には)天皇陛下もいっている」と反論した。

  宮崎氏は質問で,昭恵氏がフィリピンの日本語文化学院と同学園の教育交流協定の調印式で撮影された写真に写っていることや,2015年4月に同学園の姉妹校の米グレートフォールズ小学校にミシェル・オバマ米大統領夫人(当時)を伴って訪問したことを指摘。「加計学園と昭恵夫人はもちつもたれつの私的活動を通じて密接な関係がある」と問題視した。首相は「日本に親しみをもつ,影響力のある方が増える」と昭恵氏の活動の意義を強調した。

 また,宮崎氏は,2015年に昭恵氏が「男たちの悪巧み」と記して首相と同学園の加計孝太郎理事長らの写真をフェイスブックで公開したとして( ↓  下掲画像のこと)「家族ぐるみのつきあいだ」と追及。首相は「私と加計氏が友人であることと政策は別だ。本当に悪巧みをしているならそんな写真は出さない」と語った。
( ↓  画面 クリックで 拡大・可)
安倍晋三と加計孝太郎画像2
 出所)https://twitter.com/hashtag/加計孝太郎
 補注中の補注)安倍晋三流の,こういモノのいい方そのものが,初めから開きなおっている屁理屈の展開である。アメリカ大統領と日本の首相のそれぞれ夫人の役割は,同じに定義できているわけでもなんでもない。公的に定められた定義もないまま自分勝手に,妻の政治的に直接的な行動を許しておいて,「本当に悪巧みをしているならそんな写真は出さない」と完全に開きなおったいいぶんは,公私混同の意識のカケラすら認めようとしない,きわめて悪質,専横で恣意的な発想である。傲岸不遜・夜郎自大もここまできわまるとなると付ける薬もないほど重篤な政治家の病的な意識である。

 〔もとの ③ の記事本文に戻る→〕 自民党と松岡後援会は後日,合同告別式を営むことにしていた。安倍はそちらに自民党総裁として列席するのが自然だった。身内で済ませるべき密葬に首相として参列したい,弔辞を読みたいという発想じたい,社会通念上も違和感があるうえ,内閣総理大臣という最高権力者として公私のけじめの感覚を欠いていた。

 しかも,この日は国会で民主党代表・小沢一郎との党首討論の開催が決まっていた。安倍は密葬に出たいと日延べを求めたが,小沢は拒んだ。〔これを〕「残念だ。立場は違ってもおたがいに惻隠の情はもつべきではないか」〔と〕安倍は小沢をなじったが,ここには,首相の公務や国会での与野党合意の履行という「公」や「理」よりも,「密葬での弔辞」が象徴する「私」や「情」を優先させがちな体質が露呈していた。

 百歩譲って,どうしても首相の弔辞を手向けたいなら,官房長官・塩崎恭久は危機管理の任で東京を離れられないから,政務担当の官房副長官・下村博文あたりの派遣が筋だった。アッキーは禁じ手だ。実はこの手の公私混同,けじめのなさ,首相ポストの重みへの無自覚は安倍のきわだった特徴である。

 2)政務と党務の峻別,公私の識別ができない安倍晋三
丸山珠代 〔2007年〕5月16日,安倍は首相官邸にテレビ朝日アナウンサーだった丸川珠代を招き,自民党公認候補として東京選挙区からの参院選出馬を要請した。「首相から声をかけていただき,光栄です」。

 丸川は面会後,官邸の玄関ロビーで即席の出馬会見に及んだ。出馬要請は首相の公務ではない。一政党にすぎない自民党の総裁としての党務だ。それを堂々と官邸を舞台に敢行し,記者会見までさせてなんとも思わないのはいかにも無神経だ。
 出所)画像は国会議員になった丸山珠代,http://www.asahi.com/articles/photo/AS20160209001043.html

 〔2007年〕5月18日,安倍は北海道に飛んだ。2008年に主催する主要先進国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)のメーン会場に選んだ「ザ・ウィンザーホテル洞爺」に1泊し,翌19日朝には施設内を視察した。ここまでは首相の公務。この後,参院選に向けた地方遊説の第一弾で帯広市内などを回った。これは総裁としての党務だった。

 サミット会場視察は首相の公務だから官邸担当の記者を同行させろ。いや,選挙対策の党務なら自民党担当記者がいくのが筋だ。たかが1泊2日の取材に2人もいくのか--官邸と自民党,さらに両記者クラブの間で滑稽な混乱が生じた。選挙運動期間中でもないのに,公務と党務をごった煮にした日程を組んでドサ回りに出る首相など過去にはいなかった。首相と党総裁。同一人物なのだから,そんな区別はどうでもいい,と見過ごすわけにはいかない。ことが憲法改正となったら,どうだろう。
 補注)安倍晋三に向けては,つぎのような “低次元での批判” が提示されていた。「三権分立について2016年5月16日 安倍晋三の国会答弁」であったが,「議会の運営について少し勉強していただいたほうがいい。議会については,私は『立法府の長』」だといってのけ,周囲を仰天させていた。また「憲法改正となったら,どうだろう」と示されていた当時の懸念は,いままさに進行中である安倍晋三の身勝手な議論として押しすすめられている。

 2016年5月16日,安倍は国会で民進党の山尾志桜里を「勉強不山尾志桜里画像3足」と決めつけたうえで,自分は「立法府の長」と発言したのである。さらに,翌17日にも「立法府の私」と繰り返した。つまり安倍は,自分の役職も権限もしらずに,総理大臣をやっていたわけだ。念のため説明すれば,立法府の長は形式的には衆議院と参議院の議長であり,総理大臣は行政府の長である。

 この安倍の発言について,「いい間違い」だと自民党側は主張したが,過去(2007年5月11日)にも同様の間違いをしており,『行政(内閣)⇔立法(国会)⇔司法(裁判所)という三権分立』を理解していないことは明らかだ。小中学校で習う政治の基礎の基礎でしょう。議会の運営について少し勉強していただいたほうがいい。
 出所・註記)山尾志桜里の画像もここから。http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/795.html

 つまり,過去10年間でこの安倍晋三という首相はなんら発達の跡が記録されていない。ここでは,詳細にデンデン(うんぬん)するまでもなく,学習能力でも問題のありすぎたこの首相である。 

 〔引用中の本文に戻る→〕
「憲法をぜひ,私の内閣として改正をめざしていきたい。当然,参院選でも訴えてまいりたい」。〔2007年〕1月4日,安倍は年頭記者会見で「内閣として」憲法改正をめざすと宣言した。ただ,憲法99条は公務員の憲法遵守義務を定める。内閣による憲法改正原案の国会提出が認められるかどうかも学説上の論争がある。発言の危うさに気づいたのか,安倍は5月11日の参院憲法調査特別委員会では微妙に軌道修正した。

  「私は党総裁としてあるべき新憲法の姿を語ってきた。政党のリーダーとして申し上げる。行政府の長としては憲法を尊重し,遵守していく」。議員立法として提出された国民投票法案の審議の場だった。安倍は首相として答弁したのか,党総裁として語ったのか,判然としなかった。「人生いろいろ,会社もいろいろ」など永田町の常識を超えた自由奔放な国会答弁を繰り出し,ちゃらんぽらんにもみえた前首相・小泉純一郎。この「変人」は首相と党総裁,公私の峻別には意外に厳格だった。

 2005年8月19日。小泉は「郵政解散」を受けた衆院選に広島6区から出馬するライブドア社長・堀江貴文(当時)と面会するため,自民党本部に足を運んだ。あえて官邸を避ける配慮だった。ホリエモンを公認も推薦もしなかった。最低限のけじめと危機管理だった。安易に官邸に招き,公認のお墨付きでも与えていたら堀江逮捕で政権は吹っ飛んでいた。

 3)問われる最高権力者の資質
 小泉は5年5カ月の首相在任中,ゴルフは封印。私的な会合への出席も極力,控えた。構造改革路線や「官邸主導」の政治手法に批判はあっても,「どす黒いまでの孤独」(外相・麻生太郎)に耐え,やせ我慢ともみえるほど公務に専念してみせた姿が「40%の岩盤」といわれた内閣支持率を維持できた一因だった。
 補注)2017年6月に入ると,こういう地方紙(『北海道新聞』)の世論調査が発表されていた。
★ 全道世論調査 内閣支持41%,12ポイント下落 ★
  =『北海道新聞』2017年6月1日 =


 北海道新聞社が実施した全道世論調査で安倍内閣の支持率は41%となり,〔2017年〕4月の前回調査から12ポイント減と大幅下落した。「支持しない」は同12ポイント増の57%だった。組織犯罪処罰法改正案の衆院採決を強行したことや,学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設をめぐる問題が影響したとみられる。
 註記)2017/06/01 05:00,http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/politics/politics/1-0405819.html

◆ 首相20年改憲表明 「評価しない」62% 全道世論調査 ◆
=『北海道新聞』2017/06/05 07:00,06/05 07:01 更新 =

 北海道新聞社は憲法改正に関する全道世論調査をおこなった。安倍晋三首相(自民党総裁)が具体的な改憲項目を盛りこんだ憲法改正案を示し,2020年に施行する意向を表明したことについて「評価しない」は62%と,「評価する」の31%を大きく上回った。施行時期については「こだわるべきではない」が58%を占め,2020年施行を「目指すべきだ」は13%にとどまった。

 首相は現行憲法が施行70年を迎えた〔2017年〕5月3日,ビデオメッセージで,戦争放棄を定めた憲法9条に自衛隊の存在を明記し,2020年の改正憲法施行を目指す考えを表明。調査は5月26~28日に実施した。
  註記)http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0407014.html
 安倍は〔2007年〕5月の週末,2週続けて出身校である成蹊大学の卒業30周年記念同窓会と,父・晋太郎の母校,旧制六高の同窓会に顔を出した。ゴルフも解禁した。休日になにをしようが勝手といいたいのだろうか。3月10日には頑張る地方視察と称してかつての勤務先である神戸製鋼の加古川製鉄所をちゃっかり訪れた。これも公私混同の典型例だ。

 「女は産む機械」発言の厚生労働相・柳澤伯夫をかばいつづけ,「政治とカネ」の疑惑にまみれた松岡をとうとう自殺に追いやった安倍。日ごろのけじめなき言動と通底するのは「情」に名を借りた「身内」への甘さだ。小泉が政権奪取に貢献した外相・田中真紀子を害が大きすぎるとみるや切り捨てた非情さとは対照的だ。

 
「私が任命した大臣なのだから,本人が辞表をもってこないかぎり,辞めさせたりはしない」。安倍は松岡や柳澤の更迭論をこういってはねつけてきた。任命責任論を警戒,「部下を守る指導者」を演じようとするあまり,最高権力者の最大の武器である人事権を放棄したに等しい。その甘さが結局は松岡も殺した。「郵政解散」を非情と難詰された小泉は「政治の非情が国民にとって温情になる場合もある」と反論した。身内にばかり温情を注ぐ安倍はまるで逆だ。
 補注)このとおりである。「身内への恩情(格別の便益:公平?)」が「国民にとっての非情(不当な不利益:不公平!)」になっている事実は,森友学園の小学校新設申請「国有地払い下げ問題」,および加計学園の獣医学部「認可問題」をもってしても,異様なまで,極端に表現されている。( ↓  画面 クリックで 拡大・可)
  『朝日新聞』2017年6月6日朝刊4面サンデー毎日広告
     出所)『朝日新聞』2017年6月6日朝刊4面広告欄。
      週刊朝日2017年6月16号宣伝
   出所)http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=19111

 昨〔2006年〕秋の組閣で,塩崎や首相補佐官ら官邸スタッフを「お友達」で固めた時から安倍の器はみえていた。要の官房長官に中曽根康弘は田中角栄の懐刀だった後藤田正晴を,橋本龍太郎は同じ派閥ながら反りの合わなかった「緻密な武闘派」梶山静六をあえて起用し,政権を安定させた。財務省高官は「私的な好き嫌いなど超えて有為の人材を使いこなす度量もなしに,国家は動かせない」と喝破する。

 4)「電球から日本を明るくしよう」
 〔2007年〕6月5日,朝刊を開いた元秘書官はまたも仰天した。白熱電球を蛍光ランプにとりかえる安倍をニッコリ微笑んでみつめる昭恵。CO2 削減を訴える政府の全面広告だった。税金を使った政府広報に昭恵が登場するのは「内助の功」ではなく,公私混同にほかならない。そんな区別もわからない宰相の資質こそを参院選で問わねばならない。(引用終わり)

 もう一度断わっておくが,以上の記述の内容は10年前の出来事であった。安倍晋三君においては,なにも改善されていない,なにも上達していない,なにも修正しようとしていない。むしろ,第2次内閣を組んで4年半にもなるこの安倍政権であるが,この日本を悪い方向にばかり引きずりこむ為政にのみ励んでいる。その象徴的な行為のひとつが「首相の立場における〈公私混同〉の数々の行為」であり,通常であれば政治疑惑として追及され,罷免されるべき〈その実績〉が「《悪の姿》のままに道路の真ん中を闊歩している」。

 ④ 『朝日新聞』2017年6月6日朝刊の報道

 1)この日の紙面構成から
 1面の冒頭記事は「加計文書 送受信の10人 実在,文科省『同姓同名職員いる』」。

 2面の〈時時刻刻〉は「加計問題 深まる疑問」「文書再調査を拒否 『出所不明』理由になる?」「答弁,証言・記録とも矛盾も,選考過程や開学時期公表」。

 4面の記事は「首相,持論一方的 加計問題で当然,委員長注意『質問応えて』」。

 30面の記事は「前川前文科次官が反論,辞任巡る菅長官発言に」,さらに「『文書毀棄容疑』文科省の告発状 高松の男性,東京地検に」。

 2)「〈社説〉首相らの答弁 不信が募るばかりだ」(『朝日新聞』2017年6月6日朝刊)

 驚き,あきれ,不信がいっそう募る。昨日の国会で,安倍首相の友人が理事長を務める加計学園に関する首相らの答弁を聞いた率直な感想だ。獣医学部新設に関し,文部科学省が内閣府から「官邸の最高レベルがいっている」などといわれたと記録された文書について,政府は「存在を確認できない」で押し通してきた。同省の前川喜平・前事務次官が本物だと証言しているのに,だ。

 昨日の国会では民進党議員が,この文書が添付されたとみられるメールの写しに記載があった文科省職員10人の名前を読み上げ,文書の内容が省内で共有されていたのではないか,とただした。文科省幹部は「いま名前を挙げていただいた人と同姓同名の職員は実際にいる」と認めた。民進党議員が文書の再調査を求めたのは当然だろう。だが松野文科相は「出どころ,入手経緯が明らかにされていない場合は,その存否や内容の確認の調査は行わない」などと拒んだ。

 信じられない。この論法が通用するなら,あらゆる内部告発が「出どころ,入手経緯が不明だ」として,あったことがなかったことにされかねない。国民のしる権利への重大な背信行為でもある。政権に有利であれ,不利であれ,文書やメールの存在を示す一定の根拠があれば,まずは事実を調べる。それが責任ある行政のとるべき対応ではないか。再調査もせず,なかったことにして葬ろうとする姿勢をみていると,政府が事実として発表することは信じられるのかという疑問さえ浮かぶ。

 首相は国会で「問題の本質は岩盤規制にどのような穴を開けていくかだ」と述べた。だが問われているのは,そこに中立性や公平性,透明性が担保されていたのかどうか,いわば「穴の開け方」なマイケル・グリーン画像2のだ。首相がかつて学園の監事を務めるなど理事長との親密な関係にわえ,妻昭恵さんも含む家族ぐるみの付きあいだ。首相側近の萩生田光一内閣官房副長官も一時,学園から月10万円の報酬を受け,いまも名誉客員教授だ。昨日の審議では,首相夫妻のミャンマー訪問に理事長が同行したことも明らかになった。

 政権と加計学園のこんな関係が,国家戦略特区の決定過程をゆがめなかったかが問われるのは当たりまえだ。「印象操作だ」という首相の批判は通らない。国会が閉会すれば,いずれ忘れられる。首相らがそう考えて幕引きを急いでいるとしたら,国民も甘くみられたものだ。

 3)「〈声〉このままの自民なら支持できぬ」(『朝日新聞』2017年6月6日朝刊,純水器販売 寺西康祐,岐阜県 74歳)
   これほどまでに国民を愚弄(ぐろう)する政権を,私たちが誕生させてしまったことを,後悔してもしきれない思いでいる。自民党を信じて投票してきた有権者として,恥じるばかりである。安倍晋三首相を直接選んだわけではないが,地元の自民党議員に投票したことで,政権維持を間接的に支えているからだ。

 疑惑がもちあがっても,いい加減な調査で打ち切ったり,必要な文書を十分に探さずに隠蔽しようとしたり,政府としては最悪の処置ではないだろうか。それに対して,自民党議員がまったくクレームを発しないのが不思議でならない。自己の選挙活動を有利にするがためのダンマリだとすれば,国会議員の資格はないものと自戒すべきだ。

 長年,地元の自民党議員に投票してきた。自民党によって国が健全に運営されていると満足もしていた。しかし,第3次安倍内閣になって目立つ傲慢さには大きな怒りを感じる。長期政権の安定感よりも,「1強」ゆえの横暴と自民党議員の沈黙に対する不安の方が大きい。自民党議員は地元の有権者の意をくんで,首相に苦言を呈すべきではないだろうか。このままの自民党であれば,私は次回の総選挙では棄権をせざるをえない。
 --この投書主,自民党以外の政党に投票しないといっているところに注意したい。こういう自民党支持層がいまの安倍晋三とこの政権を,結局のところは支えつづけている。ゆえに国民・有権者たちは安倍晋三に舐められつづけてもいる。みやすい道理であった。

 以下の風刺画像は,すでに本ブログ内ではなんどかかかげてきたものである。本日の記述も象徴する画像として再度かかげておく。
   安倍晋三赤ん坊画像 安倍晋三日本を幌ぞす画像
 アベノミクス破綻画像2  アベノミクス破綻画像
   
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