『朝日新聞』2017年6月22日朝刊7面週刊新潮広告  【安倍晋三に政治家の資格なし】

 【加計孝太郎や安倍昭恵のゆくえは,いまどこにいる?】

 【「『安倍総理』隠しきれない深刻病状-五十肩で駆け付けた医師は虚偽だった?
」『週刊新潮』2017/06/29 号の広告目次から】
  (『朝日新聞』2017年6月22日朝刊7面 →)

 【『週刊文春』2017年6月29日号の広告目次から】
  (『
朝日新聞』2017年6月22日朝刊8面
↓ 】
   『朝日新聞』2017年6月22日朝刊8面週刊文春広告

 ①「姑息な目くらまし バカバカしい落ち目の内閣の改造情報」(『日刊ゲンダイ』2017年6月21日,https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/207861)

 1)「日なたに氷」のたとえもあるが,完全にヤキが回ってきた。
 森友学園問題,加計学園問題でつぎからつぎへと噴出する疑惑に防戦一方だった安倍政権は,「中間報告」という禁じ手まで使って「共謀罪」法を成立させ,国会審議を “強制終了” 。逃げ切りを図ったが,これが裏目に出たかたちだ。各社の世論調査で軒並み支持率『日本経済新聞』2017年6月18日朝刊2面世論調査2が急落。毎日新聞の調査では,支持率は10ポイント減の36%にまで落ち,不支持率と逆転した。御用新聞の読売でさえ,一気に12ポイントも下げた。
 出所)右側画像資料は『日本経済新聞』2017年6月19日朝刊。

 6月19日の会見で,安倍首相は珍しく謝罪めいた言葉を口にした。謙虚な姿勢をアピールする狙いだろうが,謝罪も反省も口先だけなのがバレバレでは,逆効果ではないか。ますます支持率下落に拍車を掛けることになりそうだ。「政策とは関係ない議論ばかりに多くの審議時間が割かれ,国民のみなさまに大変申し訳なく感じております」と言いながら,「印象操作のような議論に対して,つい強い口調で反論してしまった」と,またしても野党に責任を転嫁。自分は被害者のような口ぶりだった。

 その後は「有効求人倍率 補注)はバブル時代をも上回るきわめて高い水準」など,聞き飽きた “成果” を誇る自画自賛のオンパレード。首相の友人が甘い汁を吸うためのシステムではないかと国民の疑念が向けられている国家戦略特区については「今後とも総理大臣である私が先頭に立ち,ドリルの刃となってあらゆる岩盤規制を打ち破っていく」と,おなじみのセリフで開き直る始末。反省ゼロなのが,よく分かる。
 補注)求人倍率とはいっても産業別・業種別に分けてみると,低い部門は0.3から0.4ほどのところもあった。平均値では語れない日本の産業経済・企業経営における求人倍率の問題がある。安倍晋三のようにこの問題を語るのは,「森」を遠くから観ているだけの説明であり,そのなかにまで立ち入って,1本1本の「木」を観ようとしない視野にしかなりえない。

 2)野党をけなして自画自賛はいつものパターン
 安倍は「なにか指摘があればそのつど,真摯に説明責任を果たしていく」ともいっていたが,だったら,森友問題や加計問題の疑惑解明のため,野党が求めている閉会中審査に応じたらどうなのか。昭恵夫人や文科省の前川前次官の証人喚問もやればいい。応じる気などサラサラないくせに,こういう二枚舌が国民を呆れされ,支持を落としていることがまだ分からないのか。

 「野党をけなし,自己正当化と自画自賛を並べ立てるのは安倍首相のいつものパターンです。これまでは,それでなんとかケムに巻いてきた。しかし,国民が不信感を深めている現状では,ご都合主義にしか聞こえないし,強がりも焦りの裏返しにみえてしまう。今回の支持率急落の原因は,政策の是非ではなく,首相の人間性そのものだからです。一度失った信頼は,そう簡単には戻らない。第2次安倍内閣は『支持率と株価だけでもっている』といわれてきましたが,ここからの支持率回復は容易ではないでしょう」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)。
 補注)安倍晋三の素性,人間的な限界がこの段に至ってとうとう,みずからも進んで,存分にさらけだす事態を招来させていた。安倍の政治と経済も中身は空っぽどころか,害悪と弊害に満ちている。この点は,彼が首相に就いてから「日本のなにが・どのように・どのくらいよくなったか」というふうに,具体的に設問をしてみればよいのである。すぐにその回答は出てくる。

 保育所の問題ひとつにしても,例の「2016年の『ユーキャン新語・流行語大賞』トップ10」に「保育園落ちた日本死ね!!」(同年2月15日『はてな匿名ダイアリー』に投稿されたブログの記述)という言葉が選ばれていたが,今年〔2017年〕の春になっても「この保育所問題」は,これといった進捗をみせていなかった。

 出生率目標を当面1.8に据えるといった政府の妄想に近い判断の以前に,この保育所問題ひとつまともに措置できていない安倍政権であった。森友学園や加計学園,さらに「安倍晋三御用ジャーナリスト:山口敬之」の準強姦事件などに対して用意周到に講じられてきた対応・対策に比較するに,国民生活にとって必要不可欠である社会政策については,まるでやる気もなにもない安倍晋三君の基本姿勢が伝わってくる。


 だが,安倍周辺からは「10ポイント程度ならすぐ戻る」という楽観論が聞こえてくる。時間が経てば国民は忘れる。目先を変えれば支持率はまたハネ上がる。「安保法の時もそうだった」というのだ。そこで浮上してきたのが夏の内閣改造である。新しい布陣でイメージを一変すれば,支持率が上がるという浅薄な思惑。そんな姑息な目くらましに国民はもう騙されないと思うが,ほかに打つ手もないのだろう。
 補注)安倍晋三は国民を根っからバカにしている。この態度で終始一貫してきた。だが,日本国の人民たち(国民・市民・庶民たち)のすべてが,とことんまで「彼と同じ水準でバカ」なのではない。もうそろそろ,いい加減に怒っている。国民たちを舐めきった内政・外交をおこなってきた安倍君の限界・制約は,以前から明白であって,ボロを出してきた。ここに来てようやく,この「世襲3代目の政治家」の本格的なバカらしさ・愚かさ,そしてなによりもその傲慢で幼稚な個性が日本の政治を大きく歪め,ダメしてきた結果が,隠すことも騙らかすこともできない地点までせり出してきた。

 3)官邸が腐りきっているから内閣改造してもムダ
 安倍も会見で党役員・内閣の人事刷新に言及していたが,その前から「体制刷新 政権浮揚狙う」(6月17日読売),「内閣改造8~9月に」(19日日経)などと大メディアが盛んに改造を煽ってきた。

 「8月末の改造なら,いまから騒ぎ立てる話ではない。わざわざ早めに情報を出してきたのは,森友問題や加計問題から解放され,世論の目先を変えたいと考えているのでしょう」。「イメージチェンジのアピールです。党内向けの牽制という意味もある。大臣ポストというニンジンをぶら下げ,9月まで求心力を保つ狙いです。ただし,内閣改造は諸刃の剣」。「安倍1強なら問題ないのですが,いまは党内で “反安倍勉強会” が開かれるくらい弱体化している。前に打って出るというより,内向きの改造になりそうです」(政治評論家・野上忠興氏)。
 補注)ここでは,関連させてつぎの図解をみたい。
     反安倍晋三勢力図解
   出所)https://twitter.com/lonboo1s/status/605675244183912449
アベノミクス否定勉強会画像
   出所)http://健康法.jp/archives/30083

 佐藤栄作は「内閣は解散するたびに求心力を増し,改造するたびに求心力が低下する」といっていたという。世論の逆風が吹くなかでの改造なら,なおさらだ。簡単にイメージアップとはいかない。長期政権になってくると,新たに登用する人材も不足してくる。支持率低下で落ち目のなか,憲法改正をみすえる現状では,各派閥に配慮する必要もある。「派閥が推薦する人材は,大臣待機組の “在庫一掃” 人事になりがちです。そういう顔ぶれが入閣して,失言や不祥事を連発してきた。金田法相のように,重要法案で答弁できないケースも出てくる。改造でまた新たなリスクを抱えることになります」(山田厚俊氏=前出)。

 4)疑惑の本丸が居座る笑止千万
 なにより浅ましいのは,早くも「菅官房長官,麻生副総理,二階幹事長の3人は留任」が確定情報として報じられていることだ。森友問題や加計問題で「問題ない」「当たらない」を繰り返し,高圧的な態度で,国民の疑問にまったく答えようとしなかったのが菅だ。文科省の流出文書は「怪文書」扱い。不正を告発した前川氏の人格攻撃までして,疑惑にフタをしようとした醜悪さ。その強権的なやり方に国民が怒りと不信を募らせた結果が,支持率暴落といえる。
 補注)菅 義偉は安倍晋三の右腕なのだから,この批判はもちろんこの首相をも直撃する。今回の「モリ・かけ問題」では安倍晋三が前面に出てこないで,まるで雲隠れしたかのような経緯になっていた。冒頭にかかげた週刊誌の目次には,加計学園理事長の孝太郎には「しばらく姿を隠せ!」という状況になっていると,見出しに書かれていた。なにをかいわんやである。安倍晋三の配偶者昭恵も能天気そのもののお嬢様まる出しに,ファーストレディならぬフロント・マザー的な広告塔気どりで,支離滅裂な言動を重ねてきていたが,このごろは,この安倍の女房もすっかりお隠れ状態。

 さらにいえば,官邸には疑惑の中心人物がウジャウジャいる。加計学園の獣医学部新設を「官邸は絶対にやると言っている」と文科省に迫った記録文書が新たに公表された萩生田〔光一〕官房副長官。前川氏の「出会い系バー」通いを本人に厳重注意していた杉田〔和博〕官房副長官。杉田氏の公安警察時代の部下で,“官邸のアイヒマン”の異名を持つ北村〔滋〕内閣情報官。前川氏を官邸に呼び付け,「総理は自分の口から言えないから,私が代わっていう」と,加計学園の獣医学部新設を認める規制改革を早く進めるよう迫った和泉〔洋人〕首相補佐官……。

 官邸中枢が腐っているのだから,ここを一掃しなければ,この政権の破廉恥体質はなにも変わりはしないのだ。小手先の内閣改造で国民を欺こうとは,いい度胸である。「首相権限を悪用して,国有地をタダで払い下げたり,政商に血税を流しこんだりと,いまや官邸は悪の巣窟になっている。官邸のメンバーを一新しなければ,ますます汚職が蔓延する社会になってしまいます。そもそも,森友も加計も安倍首相自身の事件なのです。ここは潔く国民に詫びて,官邸を去るべきです」(政治評論家・本澤二郎氏)。
 補注)ここでの指摘はしごくまっとうで当たりまえである。まさしく「森友も加計も安倍首相自身の事件」であった。この首相でなければ起こせない疑獄事件である。自分の極右思想,つまり国家主義・全体主義・家族主義という前近代的な封建的な政治理念にかなった学校教育をしようとしていた森友学園問題,自分の親友が経営する学校法人に獣医学部を設立させるために首相の立場を職権濫用して圧力をかけ,実現させようとしてきた。伊藤詩織に準強姦という犯罪行為を犯した山口敬之(御用ジャーナリスト)を不起訴にさせた。安倍は以上のように,自分に与えられている政治権力を不当に悪用・濫用している。

 疑惑の本丸・安倍が居座っているかぎり,この国の政治は正常化しない。なにが内閣改造だ。安倍は「信なくば立たず」の意味を理解して多用しているのか? なに食わぬ顔で安倍が続投し,菅が留任なんて,有権者にケンカを売っているとしか思えないのだ。大メディアも同罪だ。いまから内閣改造を宣伝して,政権浮揚を後押ししている場合なのか。改造より退陣を迫るべきだ。
 註記)本文の引用は,http://www.asyura2.com/17/senkyo227/msg/775.html

 ② 国営放送が安倍晋三問題をまともに報道していない

 つぎのこの話題は,本ブログ内では2017年06月20日「国家支配権力の私物化,加計学園獣医学部は安倍晋三の肝いりで設置申請が認可される,安倍晋三は首相も国会議員も辞めるのが当然」のなかで言及していた。その記述の ②「NHK『クロ現』が加計問題で総理圧力の決定的証拠を報道! 萩生田副長官が「総理は〔20〕30年3月開学とおしりを切っている」(『LETERA-本と雑誌の知を再発見-』2017.06.20)が言及した,NHK的な言論機関としての経営体質を,あらためて考えてみたい。

 以下にとりあげ吟味する記事は「加計文書スクープを揉み消したNHK… “忖度メディア” だらけの現場に何が起きているのか?」(http://wpb.shueisha.co.jp/2017/06/05/85897/)であるが,活字を拾えない処理がほどこされいているので,http://www.asyura2.com/17/senkyo227/msg/775.html のほうから引用した。

 a)  ついにNHKが加計学園問題で決定打となるスクープを報じた
 昨夜(2017年6月19日に),放送された『クローズアップ現代+』が,独占入手した文科省作成の “新たな内部文書” を公開。その内容は,萩生田光一官房副長官が文科省に対し,はっきりと「総理案件」であることを伝えている衝撃的なものだった。文科省の前のトップである前川喜平氏の証言で,官邸が文科省に「加計(かけ)学園の獣医学部新設を認可せよ」と迫る内部文書が,本当に存在したことが明らかに。

 だが,この「前川の乱」の裏では,大手マスコミによる “忖度合戦” が展開されていた! 前川叩きに走った読売新聞,加計文書スクープを揉み消したNHK…その時,現場の記者たちは? 彼らの証言を集めた。

 b)「官邸の最高レベルがいっている」「これは総理のご意向」
 加計学園(岡山市)が愛媛県今治市に獣医学部を新設する計画をめぐり,文部科学省が内閣府とのやりとりを記録していたとされる8枚の「怪文書」(菅 義偉官房長官談)の存在を,朝日新聞(以下,朝日)がすっぱ抜いたのは5月17日のことだった。

 ところが,世間はほとんど気づいていないが,NHKはその前夜である16日の夜9時台のニュースで,朝日に先んじてこの文書の存在をひっそりと報じていた。NHK記者はこう歯ぎしりする。

 誰も気づかないはずです。だって,『文科省の大学設置審議会が,獣医学部の新設に難色を示した』というニュースの中に紛らわすようなかたちで,8枚の文書の件にサラッと触れただけなんですから。つまり,本来1面トップ級のスクープをわざと弱めて,目立たないように報道したというわけです」

 c) 別のNHK関係者がこう証言する。
 「実はNHKは “加計文書” どころか,その存在を証言した前川喜平前文科事務次官のインタビューも収録済みだったんです。文書を手に入れた記者は,現役の文科官僚ら複数の内部告発者から情報をえつつ,前川氏にも接触,実名での告発を促していたと聞いています。しかし,局の上層部から圧力がかかり,結局,独自のスクープとして流すことができないままになってしまった。また,5月16日という絶妙のタイミングで,秋篠宮眞子さま婚約のスクープを入手したため,加計学園関連ニュースは,さらに影が薄くなりました」。

 d) 前出のNHK記者はこう続ける。
 「籾井(もみい)勝人前会長時代から安倍政権への忖度報道が横行し,それは今〔2017〕年1月より上田良一新会長になってからも続いている。官邸の圧力にからっきし弱いNHKとしては,あの報道の仕方ができるギリギリの線だったんです。ウチの夜9時台のニュースに文書がちらっと映りこんでいたことをしった朝日が,慌てて翌日朝刊の最終版に『総理の意向』と大見出しを打ちました」。
 補注)「みなさまのNHKである点をいつも喧伝」しており,そして「天下のNHKを自認するこの放送局」が,まったくにこの体たらくである。国民から実質的に,強制的に収集している受信契約料を充てて経営されているNHKは,実は法人税を課せられておらず,余裕のある会計管理ができる事業法人である。そのせいか,実質では国営の放送局とあまり違わない報道機関になりはてている。

 つまり,国民・市民・庶民・住民の立場・利害などはそっちのけで,あの安倍晋三政権だけを向いた放送局であるかのように,管理・運営されている。NHKが言論機関の立場として「民主主義の根本精神」をどのように踏まえているかしらぬが,権力支配側を上目遣いにみながら報道機関としてのその管理・運営をおこなっている。まさしく「御上のための言論機関」である基本の性格を上手に発露している。
籾井勝度画像7
出所)次段からの記述で話題に上る籾井勝人,
https://blogs.yahoo.co.jp/kotyannomama/17427839.html


 --ここで少し脱線して,NHK第21代社長籾井勝人の語録:8件」を紹介しておく。
 註記)以下は,http://meigennooukoku.net/blog-entry-4173.html を参照。

 ※-1「放送・通信の融合進める」
 ※-2「政府が『右』というものを『左』というわけにはいかない」
  補注)これは戦前・戦中の日本放送出版協会か,あるいは社会主義国家体制か,または独裁政権国家体制における報道機関のあり方を,率直に正直に語っている。このような人間がNHKの会長になっていた。

 ※-3「皆様がもしかして誤解をされているといけないと思い,この点はハッキリさせておきたいと思います。私は天地神明にかけ,一点の曇りもなく,公私混同をしたことはございません」
  補注)これは経費に関する自分自身の事務処理に対する批判に応えた籾井のいいぶんであったが,この発想は,天地の神明〔たち〕を怒り狂わせるに決まっていた。よけいなところに「オレたち神様をもちだすな」ということである。NHKの会長になってからの籾井の言動は,NHKの社員たちの評判によれば,「少し軽いけれども,もう認〇症になっているではないか」という印象を与えていた。

 ※-4「良い会社とそうでない会社の違いは,社員一人ひとりに自主性があるかないか」
  補注)「ブーッ!」と吹き出しそうになるようなお言葉である。「お言葉ではありますが」,そもそも,いまのNHKのニュース報道に関していうことになるが,報道機関として最低限必要な「言論の自由」:「報道の自主性を保持できているか」と問われれば,これに対する答えは分かりきっている。いままさしく記述の話題にしているではないか。

  ※-5「一度もやめようと思ったことはない。一回引き受けたら全うするのが男の本懐」
  補注)どこの事業法人組織でも,営利会社や非営利事業において老害がめだち,その場では老醜を剥き出しにしつつこれを引きずっていながらも,いつまで経っても必死になって,自分が一度えた地位(役職)を「一度もやめようと思ったことはない。一回引き受けたら全うするのが男の本懐」などと,かっこをつけては美辞麗句をもって粉飾している。それでいて,社会的次元においてみれば,非常な害悪を振りまいている老人たちが,いまもなおあとを断たないでいる。「一回引き受けたら全うするのが男の本懐」などとかっこよくいったところで,いまや「社会全体に対する公害的存在」になっている自分がみえていないだけのこと。

 ※-6「とくにわれわれは設備投資に巨額のお金をかける業種ではありませんから,なににお金を投資するかというと『人』しかないんです」
  補注)このお言葉に忠実にしたがって判断すると,籾井自身がNHKの会長に就いたことは「無駄であったどころか,完全にマイナスの人的な投資」になっていた。この評価は,籾井が会長だった時期を回顧すれば,みごとなまでに納得のいくほかない「会長に対する人事考課」の結果になっている。

 ※-7「社長になにかいいたいという人は,ネット上で『もみいボックス』という相談コーナーを設けて,メールで直接私に相談できるようになっています。なかには,自分の職場の悩みもありますし,会社全体の仕組みの改善提案もある。そういった提案や相談に対して,私も必らず返信するようにしています」
  補注)「冗談」ではないか,この発言は? うっかりホンネで相談したりしたら,あとで報復が待っているというのが,ごくふつうの会社や事業体における組織風土:上下の秩序維持のあり方である。よほど理解のある職場でなければ「メールでホンネを伝えよう」などといった「甘ちゃんの考え」は,まともにサラリーマンやパートタイマー,アルバイターを
やっている人たちであれば,いわずもがなである。組織の頂点に座っている人間だけがそのような「いい気になって,自分は部下たちの気持を理解する姿勢がある」と思いこんでいるだけである。むろんまれにそうではないところがあるかもしれないが。


 ※-8「政治の世界でも企業でも,われわれ日本人に必要なことは『自主性』をもつということではないでしょうか。個人個人が自分の持ち場をわきまえて,自分たちの役割をこなしていけば,必らず企業は良くなると思う」
  補注)自主性とは,日本人のわれわれだけに必要であるわけではなく,どの人たちにも必要である精神の構えである。籾井のここでの首相は,毒にも薬にもならないような精神訓話である。このような訓話を垂れたいのであれば,とくに安倍晋三君のところにいって直接したらよろしい。

 ※-9「籾井勝人の経歴というかプロフィール」
  1943年3月4日生まれ,福岡県嘉麻郡山田町(現:嘉麻市)出身。第21代日本放送協会(NHK)会長になる前は,三井物産米州監督兼米国三井物産社長,本社専務取締役,副社長。日本ユニシス代表取締役社長,日本バドミントン協会副会長,内閣府中央防災会議委員なども歴任。

 〔ここでようやく ② の本文(記事の引用 a) 以下)に戻る ↓  〕
 e) NHKは6月17日の夕方に朝日スクープの追っかけというかたちで,このニュースを報じていた。
 「でも,それっきり。17日夕方の放送後,局上層部から『前川氏に取材してえたものは,いっさい放送するな』とのお達しがあり,まったく報道できなくなった。独自映像としてもっていた前川氏への単独インタビューもお蔵入りのままです」(前出・NHK記者)。
 註記1)http://wpb.shueisha.co.jp/2017/06/05/85897/
 註記2)引用は,http://www.asyura2.com/17/senkyo227/msg/775.html
 補注)「NHK」という放送局は,そういった基本性格を根強くもった報道機関である。政府の視線が気になってしかたがないようでは,国民に向けて「報道すべきニュース」がまともに・ろくに放送できないわけである。

 f) いうなればNHKは専制的な独裁主義の国家体制における報道機関と,実質では肝心な部分において「ほとんどなにも変わるところがない」『国営放送局』」なのである
 「みなさまのNHK」とはよくいったものである。それよりも「安倍晋三様の渋谷放送局」と呼ぶのがふさわしい「本物の国営放送局」が,どうしたら本当に国民たちの放送局になれるというのか?

 戦時体制期の日本放送出版協会とほとんど変わらぬ経営体質を,いまのNHKは堅実に,遺伝情報的にも継承している(だから復活〔?〕させている)。仮に,安倍晋三政権以後においてまたもや,いつか,これに似たような政治体質(専制と独裁)を有する国家体制(政府・内閣)が登場するときNHKは,再び,現在と同じような対応をみせる報道姿勢を採るものと受けとめておく。なまじ下手な期待をNHKにかけていたら,再度,失望させられることは必定である。この予想だけは確実にいえる。
 
---------------------------


              

            

              

---------------------------