【『週刊朝日』2017年9月15日号(本日〔9月5日〕)の目次には「仮面を脱いだ小池百合子に大ブーイング」なる見出しがあった】

 【結論,小池百合子は安倍晋三の女性版である】


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 本記述は「本稿(その1)」の続編であるので,前編のリンクをここに指示しておく。ぜひともさきに読まれることをお勧めしたい。その目次の構成はこうである。

  ① 小池百合子都知事,政治家としての本当の姿

  ② 第1次安倍晋三政権下,防衛大臣を務めた小池百合子の演技など
   1) 小池百合子「備忘録」
   2) 朝鮮近代史-1923年9月1日「関東大震災関東大震災」をはさんで,
          日本帝国主義関連での主な出来事-

  ③「〈いちからわかる!〉関東大震災の時,朝鮮人が殺されたの?」(『朝日新聞』2017年9月1日朝刊2面)

  ④「朝鮮人犠牲,語らぬ小池氏 関東大震災『歴史家がひもとくもの』虐殺,有無明言せず」(『朝日新聞』2017年9月2日朝刊「社会」)

  〔以上「本稿(その1)」〕
  〔以下「本稿(その2)」〕

  ⑤ 関東大震災時「朝鮮人虐殺事件」に対する歴史理解は「小池百合子=安倍晋三」である

  ⑥ 結論としての各種の引用


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 ⑤ 関東大震災時「朝鮮人虐殺事件」に対する歴史理解は「小池百合子=安倍晋三」である

 以下は,「安倍政権が関東大震災『朝鮮人虐殺』の史実を削除! ヘイトデマを正当化する “ネトウヨ脳” に唖然」(『LETERA-本と雑誌の知を再発見-』2017年4月19日,http://lite-ra.com/2017/04/post-3090.html)を全文引用しておく。この記事は,④ まで筆者がひとまず控えめに言及してきた論点を,遠慮容赦なくとりあげ議論し,批判をくわえている。

 なお,引用に当たっては適宜に連番と見出しも付しておき,読みやすくする工夫をした。小池百合子が2016年から2017年にかけて,関東大震災における朝鮮人虐殺という「歴史の事実」に対する対応の姿勢を入れ替えた点(彼女本来の立場に回帰した事実)にも論及した記事である。

 1)  南京大虐殺,従軍
慰安婦
 日本の負の歴史をつぎつぎとなかったことにしている安倍政権の歴史修正主義は,以前から目に余るものがあるが,こんどは関東大震災時の朝鮮人虐殺も闇に葬り去ろうとしている。内閣府がホームページから,関東大震災時の朝鮮人虐殺に関する報告書を削除していたことが分かった。問題の報告書は,江戸時代以降の災害の教訓を継承するために,政府の中央防災会議の専門調査会がまとめたもの。

 「災害教訓の継承に関する専門調査会」では2003年から2010年にかけて,過去の災害に関し,被害や政府対応,国民生活への影響などを整理し教訓をまとめ報告書を作成していた。当然ながらそこには関東大震災についての報告があり,朝鮮人虐殺についても扱っていた。だが朝日新聞の報道によると,内閣府は,この朝鮮人虐殺の件について「なぜこんな内容が載っているんだ」と苦情や批判の声が多く,掲載から7年も経つので載せない決定をしたと説明しているという。
 補注)こうした「苦情や批判」に特徴的である「現在的なネット事情」に関していえば,ごく一部の人間が集中的・攻撃的に,いいかえると波状的・連続的にそれを,つまり計画的・組織的に繰り出しているところに,その最大の特徴をみいだせる。この事実はすでに判明している。今回の場合も,そうした時代の趨勢に外れない事例であった。

 要するに,ネトウヨの「観念的な想定」によって,つまり「左翼的だからともかくけしからぬ」と決めつけられ,標的にまつり上げられた対象は,それがどのような中身・内容であっても必らず,問答無用的にそうした「彼らのする非難の目標」にされ,血祭りにするためを狙った集中攻撃を受けている。

 このリテラの記事は,後段に “お仲間のヘイトデマにもとづいた「苦情」「批判」” という表現を出しているが,そこにこそ,その攻撃を繰り出している主体:「お仲間」たちに「固有の問題性」が隠されている。
その種の「苦情や批判の声」は,ただ単に相手の排撃を意図した「批判のための批判」でしかない。

 だがそれでも,ともかくひたすら,相手を撃滅するための「攻撃的なヘイト話法」が一貫して駆使されている。しかも,当初より判りきった・みえすいた戦術である。「嫌いだから嫌い」「嫌だからイヤ」といったふうな,しごく感情に流された屁理屈しか提示できていない。

 したがって,その攻勢の技法をもって,攻撃の目標に捕捉された側の立場においては,以上に説明したような「内的な関連事情」(たいした中身はない攻撃方法のカラクリ)を知悉できていれば,本文に説明されたような “消極的に引けてしまった「応答の態度」(たとえば,ネット上にあった該当の記事を削除するごとき応対)” は,本来であればまったくその余地などなかったといってよい。

 〔記事に戻る→〕 なぜこんな内容が載っているのか,って,過去の災害の教訓を活かし同じ悲劇を繰り返さないために決まっているだろう。「7年も経っている」などとワケのわからないことをいっているが,同報告書がまとめられたあとも,2011年の東日本大震災,昨〔2106〕年の熊本大地震をはじめ,日本では数々の災害が頻発しており,今後も大きな地震の発生は懸念されている。東日本大震災では東北地方で古くから伝わる「津波てんでんこ」という言葉が注目を集めたように,災害にまつわる教訓は7年で古びるようなものではない。

 なにより “朝鮮人虐殺” は,1923年9月1日,マグニチュード 7.9 の大地震発生直後の数日間で,「朝鮮人が暴動を起こした」「井戸に毒をいれた」「放火している」などのデマが広がり,日本人らによる大規模な朝鮮人のジェノサイドがおこなわれたという厳然たる史実である。しかも “朝鮮人虐殺” はけっして過去の話などと片づけられるものではない。

 災害時のパニック状態でデマが発生しやすいことは現代でも変わらず,さらに現在の日本は在日韓国人・朝鮮人に対する差別,ヘイトスピーチが蔓延っており,災害をきっかけに朝鮮人虐殺のようなヘイトクライムが起きてもおかしくない土壌がある。

 実際,昨年の熊本大地震でも〈熊本の井戸に朝鮮人が毒を入れてまわっているそうです!〉という,きわめて悪質なデマツイートが出まわるという事態が起きた。いうまでもなく,これは明らかに関東大震災発生時に朝鮮人虐殺を引き起こしたデマの再現を狙ったものだった。

 「朝鮮人が井戸に毒を入れている」などというヘイトスピーチが口をつくのは,歴史を直視していない証拠であり,あまりにも浅薄で恥しらず。クズ同然のおこないだ。だが,ネット右翼やネトウヨ系まとめサイトは,このヘイトデマに便乗して「関東大震災時の朝鮮人虐殺こそ,悪質なデマです」などとがなり立てている。

 おそらく内閣府に批判や苦情を入れたのも,こうした言説に感化されたネトウヨたちだろう。本来ならこうしたデマをただすためにも,今回削除された朝鮮人虐殺に関する報告書は非常に意味のあるものだったはずだ。しかし,安倍政権はデマをただすどころか,お仲間のヘイトデマにもとづいた「苦情」「批判」を口実に,明らかな史実をなかったことにしようとしているのだ。

 ここ数年でネトウヨや極右界隈で盛んに叫ばれるようになった「朝鮮人虐殺はなかった」なる歴史修正の物語の典型である。しかし,なんどでもいうが,朝鮮人虐殺は当時の記録や市民の目撃証言も無数に残されており,また治安出動を指揮した警視庁官房主事の正力松太郎自身も認めている厳然たる事実だ。

 2)  加藤直樹『九月,東京の路上で 1923年関東大震災ジェノサイドの残響』2014年3月11日発行
 以前,本サイト〔『リテラ』のこと〕は,当時の大人だけでなく子どもたち証言や,公式・私的を問わない数多の記録を詳細にとりあげた『九月,東京の路上で 1923年関東大震災ジェノサイドの残響』(加藤直樹著,ころから 発行)という本を紹介したことがある。

 以下にその記事を再録するので,安倍政権がその事実を葬り去ろうとしているいまこそ,もういちど,じっくりと関東大震災と “朝鮮人虐殺” に直面した人たちの声に耳をすませてほしい。ヘイトデマに感化されて「なぜこんな内容が載っているんだ」などとクレームを入れた連中にこそ,ぜひ読んでもらいたい。

     ☆ ヘイトスピーチの原点,関東大震災
       「朝鮮人大虐殺」の実像に迫る ☆


 路上やネットに響き渡るヘイトスピーチ,本屋に山積みにされる嫌韓本,毎週のように週刊誌を飾る嫌韓特集……。これらの主張をひとつひとつみてみると,そこにあるのはもはや歴史認識や主義・主張の問題ではないことがよくわかる。捏造と妄想によって韓国・朝鮮人に対する憎悪,恐怖が煽られ,グロテスクな差別感情が一気に噴き出しているだけだ。

 この風景を見て想起させられるのが91〔94〕年前の9月1日のできごとだ。1923年9月1日午前11時58分。マグニチュード 7.9,震度7の巨大地震,関東大震災に乗じて,日本でもジェノサイド『朝鮮人虐殺』が起きたのである。倒壊・焼失家屋約29万3千軒,死者・行方不明者10万5千人以上に及ぶ壊滅的被害が広がるなか,その始まりは,人びとのあいだで「朝鮮人が井戸に毒を投げ入れている」「放火している」という不穏な噂が駆けめぐったことだった。

 この噂はなんの根拠もないデマだったが,瞬く間に広がりをみせる。そして噂を信じた日本人は自警団を組織して,朝鮮人たちを襲いつぎつぎと虐殺していったのだ。民間人だけではなく,警察・軍もそれにくわわり,当時の警察が立件しただけで233人,実際は少なく見積もっても1000人以上の朝鮮人・中国人が虐殺された。ところが,ここにきて “嫌韓ブーム” にのってネトウヨ,保守派のあいだで,こんなストーリーが出まわりはじめている。

 「当時,実際に朝鮮人の暴動があったのは間違いがない。その暴動を鎮圧する過程で虐殺にエスカレートした」。「共産主義の国際団体のコミンテルンが日本で革命を起こすために,朝鮮人に暴動を煽った」。これは日本人だけが悪いわけではない,虐殺には正当な理由があったという謀略論である。さらには,虐殺そのものを否定する加藤康男『関東大震災「朝鮮人虐殺」はなかった!』(ワック,2014年)なる嫌韓本まで登場した。
 補注)加藤康男は工藤美代子の配偶者。関東大震災における朝鮮人虐殺問題に対しては,揃いも揃ってまっこうからその歴史の事実を全面的に否定しており,その意味でも「フェイク本の制作者」の夫婦(オシドリ?)である。

加藤直樹表紙 歴史修正主義者やレイシストたちが侵略戦争のつぎに,このジェノサイドまでをなかったとことにしようと企図しているわけだが,一方で,こうした状況に危機感を抱いて1冊の本が出版され,話題になっている。加藤直樹『九月,東京の路上で 1923年関東大震災ジェノサイドの残響』(ころから,2014年)だ。

 この本の中心をなしているのは,虐殺事件の解説や歴史的分析ではない。著者は読者に「現実」を感じてもらうため,ひたすら当時の証言や記録を集め,ことこまかにそれを紹介していく。しかも,それは,公文書や軍の資料,戦後の検証記録はもちろん,被害者の朝鮮人,目撃した一般住民,さらには作家の芥川龍之介や国学者である折口信夫の証言まで,多岐にわたったものだ。

 3)  虐殺の実際
 そうした資料からは,無抵抗な朝鮮人たちが虐殺されていった様子が想像以上に生々しく浮かびあがってくる。たとえば,当時,文芸評論家・中島健蔵が神楽坂で目撃した虐殺はこのようなものだ。

  ★-1 「(震災翌日の9月2日,群衆でごった返す神楽坂警察署前で)突然,トビ口を持った男が,トビ口を高く振りあげるや否や,力まかせに,つかまった2人のうち,一歩おくれていた方の男の頭めがけて振りおろしかけた。わたくしは,あっと呼吸をのんだ。ゴツンとにぶい音がして,なぐられた男は,よろよろと倒れかかった。ミネ打ちどころか,まともに刃先を頭にふりおろしたのである。

 ズブリと刃先が突きささったようで,わたくしは (中略) 目をつぶってしまった。ふしぎなことに,その兇悪な犯行に対して,だれもとめようとしないのだ。そして,まともにトビ口を受けたその男たちを,(中略) 警察の門内に押し入れると,大ぜいの人間がますます狂乱状態になって,ぐったりした男をなぐる,ける,大あばれをしながら警察の玄関に投げ入れた」(『昭和時代』)。 

 人びとは朝鮮人とみるや,鉄線で縛り,家や列車から引きずり,集団で暴行した。それを止める人はほとんどいなかったという。人びとは万歳,万歳といいながら,朝鮮人という理由だけで集団で虐殺をしていく。その多くはどこにでもいる日本人。同書は『風よ鳳仙花の歌をはこべ』(教育史料出版会)に収録された葛飾区四ツ木橋付近の地元住民からの聞きとりを紹介しているが,そこには自警団と称する民間の日本人による凄惨きわまりない “朝鮮人狩り” の目撃証言がいくつも登場する。

  ★-2 「四ツ木橋のむこう(葛飾側)から血だらけの人を結わえて連れてきた。それを切って下に落とした。旧四ッ木はしの少し下手に穴を掘って投げこむんだ」。「(自警団が殺したのは)なんとも残忍な殺し方だったね。日本刀で切ったり,竹槍で突いたり,鉄の棒で突き刺したりして殺したんです。女の人,なかにはお腹の大きい人もいましたが,突き刺して殺しました。私がみたのでは,30人ぐらい殺していたね」。

 さらに,自警団だけでなく,警察,軍隊まで出動して「戦争気分」で朝鮮人を虐殺した。当時,習志野騎兵連隊に入隊していた越中谷利一はこう記している。

  ★-3 「(亀戸駅付近に止まっていた列車の内外を調べ)そのなかにまじっている朝鮮人はみなひきずり下ろされた。そしてたぢちに白刃と銃剣下につぎつぎと倒れていった。日本人避難民のなかからは嵐のように沸きおこる万歳歓呼の声-- 国賊! 朝鮮人は皆殺しにしろ!」(『関東大震災の思い出』)。

 先の四ツ木橋付近の聞きとりでも,軍による朝鮮人虐殺の証言がいくつも出てきている。

  ★-4 「四ツ木橋の下手の墨田区側の河原では,10人くらいずつ朝鮮人を縛って並べ,軍隊が機関銃でうち殺したんです。まだ死んでいない人間を,トロッコの線路の上に並べて石油をかけて焼いたですね」。

 もっと生々しいのは子どもたちの証言だ。同書では,関東大震災から半年のあいだに書かれた子どもの作文を紹介しているが,そこには,子どもならではのあまりにリアルすぎる目撃談が大量に出てくるのだ。

  ★-5 「朝鮮人がころされているというので私わ行ちゃんと2人でみにいつた。すると道のわきに2人ころされていた。こわいものみたさにそばによつてみた。すると頭わはれて血みどりにそまつていた」(横浜市・高等小学校1年女児)。

 「私たちは三尺余りの棒を持つて其の先へくぎを付けて居ました・それから方方へ行ってみますと鮮人の頭だけがころがつて居ました」(同1年女児)。

 「歩いて居ると朝鮮人が立木にゆはかれ竹槍で腹をぶつぶつさられ(刺され)のこぎりで切られてしまひました」(同小学校男児)。

 「するとみなさんがたが朝鮮人をつついていましたからは(わ)たくしも一ぺんつついてやりましたらきゆうとしんでしまひました」(横浜市尋常小学校4年男児)。

 虐殺は東京だけでなく,横浜・埼玉・群馬・栃木と広がり,朝鮮人だけでなく中国人も間違えて虐殺された。まさに自分たちの先祖が犯した罪に慄然とするが,そこには保守派や歴史修正主義者が唱えるような「朝鮮人の暴動」や「謀略」の客観的証拠はまったくない。あるのは「日本人がなんの罪もない無抵抗な朝鮮人を集団で虐殺した」という膨大な証言と記録だ。

 4)  正力松太郎
 朝鮮人の暴動デマは,戦後,衆院議員,読売新聞社主として政界,マスコミ界に君臨した正力松太郎が警視庁官房主事時代に広めたことがわかっている。『九月,東京の路上で』でも,そのことは指摘されていて,「デモや集会を取り締まり,朝鮮人学生のひそかな独立運動に目を光らせていた」正力が,そのデマに振りまわされ,「軍人達に『こうなったらやりましょう!』と腕まくりをして叫び,警視庁に駆けつけていた新聞記者たちには『朝鮮人が謀反を起こしているといううわさがあるから触れ回ってくれ』と要請する」とある。

 だが,その正力はのちに,この朝鮮人暴動がデマだったと認めているのだ。正力の回顧録『米騒動や大震災の思い出』にはこんなくだりがある。「しかるに鮮人がその後なかなか東京へ来襲しないので不思議に思うておるうちにようやく夜の10時ごろに至ってその来襲は虚報なることが判明いたしました。(中略) 要するに人心が異常なる衝撃を受けて錯覚を起し,電信電話が不通のため,通信連絡を欠き,いわゆる一犬虚に吠えて万犬実を伝うるに至ったものと思います。警視庁当局として誠に面目なき次第であります(後略)」。
 
 普通の人びとがもつ潜在的な差別意識と恐怖心,くわえて震災で通信が寸断され,なにが正確な情報が分からなくなったとき,虐殺は起こった。歴史修正主義者やネトウヨがどういおうと,これはまぎれもない事実なのだ。ひるがえれば,90年後の現代日本も韓国や北朝鮮に対し,民族差別と恐怖とを同時にもちあわせているようにみえる。社会に対する閉塞感,鬱憤を,分かりやすい弱者へと向けていく。歴史はいま,まさに繰り返されようとしている。

 〔2017年〕8月20日未明に広島市を襲った集中豪雨と土砂災害もまた,甚大な被害を出したが,最近になって震災現場で空き巣被害が出たことで「外国人による犯罪」と指摘するネット上での書きこみがあり,それが拡散しているのだ。その噂の広がりから広島県警では「外国人が逮捕されたとの話は聞いていない」と否定しているが,しかしネットの拡散はいまも続いている。

 嫌韓,外国人排斥がこれほど広がりをみせるいまだからこそ,91〔94〕年前に日本人が起こしてしまった忌まわしい,そして恥ずべきみずからの歴史を直視すべきではないだろうか。(エンジョウトオル・稿)(引用終わり)

 --関東大震災時においては「大」をつけてもいい朝鮮人虐殺事件がなかったといいたい「歴史修正主義者やネトウヨ」諸君は,いったい日本における近代史をどのように認識しているのか。

 ⑥ 結論としての各種の引用

 1) 増田悦佐「小池知事,関東大震災の朝鮮人犠牲者めぐり持論⇒『虐殺の事実から目を背けるもの』」と批判の声-8月25日,小池知事が記者会見で語った内容とは」『HUFFPOST』2017年08月26日 18時25分 JST 更新 2017年08月26日 22時44分 JST)

 この記述にしめされた論旨そのものは,すでに言及されていたので,つぎには見出しの文句のみ拾い出し,要点を紹介しておく。要は,「小池百合子都知事」が徐々に露呈しだした〈逃げの姿勢〉は,ここに至ってその輪郭をより鮮明に現わしはじめた。

 市民団体などが〔2017年〕9月1日に都立横網町公園(東京都墨田区)で開催する「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式」に,都知事名の追悼文を送らない方針を決めた東京都の小池百合子知事。
『HUFFPOST』2017年8月26 日の画像
出所)『HUFFPOST』2017年8月26日。

 これまで歴代都知事が踏襲してきた追悼文の送付をとりやめる決定をしたことで,8月25日の定例記者会見では,その理由を尋ねる質問が報道陣から相次いだ。

 a)  小池知事は「民族差別の観点というより,災害の被害で亡くなられた方々の慰霊を」と主張したが,「追悼文の取りやめ,背景は自民都議の都議会質問か」と問われても,主催者側「虐殺の事実から目を背けるもの」といった基本的な抗議にまともに応答する姿勢を示していなかった。

 b)  この記事に寄せられた識者たちのツイートは,つぎのように小池を批判していた。既述の中身と重複するが,大事な論点なのであえて引用しておく。

   ☆-1 安田浩一 @yasudakoichi  ……「すべての人への追悼」は当然のこと。だが天災ではなく,デマによって多くの人が殺された「事件」は性格が違う。だからこそ歴代知事も独自に追悼文を寄せていたのではなかったのか。おそらく追悼文送付の有無だけでは済まない。朝鮮人虐殺の事実がなかったことにされるのではないのか。 15:38 - 2017年8月25日

  ☆-2 山崎 雅弘 @mas__yamazaki ……歴史上の大規模虐殺の被害者数が大抵キリのいい概算なのは,事態の性質上,厳密に正確な人数を特定できないからで,政治的理由から虐殺を否定したい人間は,まず「犠牲者数の信憑性」に疑問を差し挟み,「数字が誇張されている」と騒ぎ立て,逆の被害者心理を醸成した上で「無かった」との結論に導く。 14:42 - 2017年8月25日

  ☆-3 住友陽文 @akisumitomo ……関東大震災での朝鮮人虐殺を否定するのは,もう100年近い周回遅れの言動だ。当時の作家や学者などの目撃談がある。そもそも事件の下手人は検挙されて裁判にかけられており,当然史料もある。また朝鮮人が襲来するとか毒をまいたとかの話がデマであることに覚醒した人もいる。芥川龍之介もその一人。 https://twitter.com/akisumitomo/status/771183254997131264 … 12:07 - 2017年8月26日

   ☆-4 想田和弘 @KazuhiroSoda ……政治性を排除することが,きわめて政治的であることの好例。「震災の犠牲者すべてを追悼する」という一見中立的・公平にみえる言説が,朝鮮人に対する暴力を隠蔽する。実はまったく中立でも公平でもない。最近,こういうことがあちこちで起きている。http://www.targma.jp/yasuda/2017/08/25/post1084/ … 23:55 - 2017年8月25日
 註記)以上,http://www.huffingtonpost.jp/2017/08/26/yuriko-koike-great-kanto-earthquake-of-1923_a_23186257/

 2) 小池百合子都知事の歴史認識に関するまちがい
 小池は 「基本的に関東大震災という大変大きな災害があり,そしてそれに付随したかたちで,関連したかたちでお亡くなりになった方々というのは,なんていうんでしょうか,国籍を問わず多かったというふうに思っております」(同上,住所:アドレス)と述べていたが,これは間違いになる表現である。

 大正12〔1923〕年の次元で,朝鮮人や台湾人の「朝鮮や台湾それぞれの国籍そのものは,植民地時代ゆえ存在していなかったから,強いていえば「日本帝国の臣民として戸籍」(その2等・3等国民としての『日本〈国籍〉』だが)をもたされていたのだから,彼らに関して〔日本人と〕「国籍を問わず」というのは,完全に誤謬の発言である。

 3)在日韓国人系新聞紙の批判
 a) 在日本大韓民国民団が発行する『民団新聞』2017年8月30日は「小池都知事 追悼文見送る 関東大震災朝鮮人犠牲者式典,虐殺の事実 直視を,民団中央 再検討求め要請文」という見出しの記事を載せていた。
   朝鮮人虐殺犠牲者数「6千余名」は追悼碑建立の1973年当時,研究者の多くが使っていた数字であり,現在の研究水準であれば異論もある。しかし,虐殺の事実そのものは日本政府も認めている。

 それだけに民団中央本部としても要請文のなかで「犠牲者数の多寡を理由に追悼辞を断わってはならない」と強調。なぜならば,追悼辞は「彼らを悼み,再発を防ごうとする気持ちを表す心の問題だから」だ。そのうえで,虐殺の事実を覆い隠そうとする潮流に断固たる姿勢を堅持するよう求めた。

 ましてやヘイトスピーチ,ヘイトクライムが日本各地を席巻し,排外主義が正面切って助長されている風潮のいま,東京都は昨〔2016〕年6月に成立したヘイトスピーチ対策法(解消法)に依拠し,これを補完する条例を全国に先駆けて制定する立場にあると要請した。民団東京本部(金 秀吉団長)も30日,都庁を訪れ,都知事宛に要請行動をおこなった。
 註記)http://www.mindan.org/front/newsDetail.php?category=0&newsid=23633
 小池百合子自身が以前,たとえば,アメリカ人と日本人の混血〔ハーフ,ダブル〕である国会議員玉城デニー(現・自民党衆議院議員,1959年沖縄県うるま市出身)に対する差別的発言(「日本語が判るのか」といった愚かなチャチ:ヤジを飛ばし,故意に侮蔑した)をする人間であるゆえ,いまさらなにをかいわんやである。それにしても小池は,極右・保守・国粋・反動の排外主義的な政治観念だけはしっかり自分の脳細胞のなかに占拠させている女性である。

 この『民団新聞』の記事は,小池の発言・対応が「逆メッセージにも」なると懸念しているものの,この都知事の肝心な狙い目=ホンネはむしろ,このメッセージじたいを発信することにあったと受けとめても,間違いにならない。事実,この小池の姿勢をあらためて歓迎する者たちもいたのであった。

 b) また,在日韓国人系では半世紀以上の社歴をもつ『統一日報』2017年8月30日の記事は,「追悼式に知事メッセージなし,ソウルでも危ぶむ声」との見出しで,こうも報じていた。
   専修大学の田中正敬教授は現在,日本で朝鮮人虐殺を否定する発言が相次いでいることを報告した。例に挙げられた憲法学者の百地 章氏は,「朝鮮人による殺人や放火などが繰り返されたため,家族や村を守るために自警団が組織された」と主張。自警団による殺傷事件は正当防衛と訴えているという。これに対して田中教授は「この主張は事実でないだけでなく,デマの再現」と断言した。

 在日出身の弘益大学(韓国の大学)の金 雄基教授は「これらの虚偽の主張は,日本が弱者または被害者であるという認識が根底にある」と述べ「金 正日が日本人拉致を認めたことで,日本を加害者ではなく,被害者と規定するきっかけとなった」との見解を述べた。金教授は,ヘイトスピーチや在特会に代弁される日本の差別助長現象は,日本社会が排他的になっていることを示すものとも主張した。
 註記)http://news.onekoreanews.net/detail.php?number=83398&thread=04
『日本経済新聞』2016年10月9日朝刊 19世紀後半から20世紀前半の日本は,東アジア諸国を侵略して植民地支配をしてきたが,そのなかで消しがたく記録されてきた「加害の歴史」全容が,北朝鮮による日本人拉致問題さえこちら側にあれば,日本帝国主義史におけるその負債のすべてが帳消しにできるかのように考えている。

 この点の問題が日本・日本人側にあると指摘したのが,金 雄基の解説である。歴史の問題を「足し算・引き算で整理・抹消できる」と理解したいかのような,頭脳の「構造と機能」じたいが要注意である。

 たとえば,広島・長崎への原爆投下を日本人がいうと,これに対してはアメリカ人が真珠湾奇襲があった事実をいいかえすとき,これらの「歴史の事実」同士を “加除の関係” になぞらえて,それぞれが有する歴史特殊事情的な意味・含蓄を解消させることは,日米双方の人びとが絶対に納得するわけもない。

 ましてや,ネトウヨ的なネット的世論に特有である「極度に軽薄で全般的に粗雑な議論の方向」は,御話にならないほど乱暴であって,「お仲間たち」以外には通用していない。

 憲法学者の百地 章までが「関東大震災関東大震災における朝鮮人」による「殺人や放火などが繰り返されたため,家族や村を守るために自警団が組織された」と主張している。これでは,学究であるはずの百地の基本的な立場(素養の把持の状態)すら疑われる。

 百地は多分,学者の立場から「関東大震災と朝鮮人」の問題を歴史学の視点からまとも勉強したことがないのかもしれない。この百地が朝鮮人虐殺否定論しか認知できていないようでは,研究者としての基本能力(認知能力)に関して疑問符が付されて,なにもおかしいことはない。

 4)「二大保守政党制に向かう政局を予言する共同通信の世論調査」(『天木直人のブログ』2017-09-05)がつぎのように語っていた。
  「小池新党への期待の低さだ」との認識を示したうえで天木直人は,こうした分析を披露していた。「小池新党が国政に参加することを望まない国民が,望む国民よりはるかに多い。このことは,小池都知事の最近の一連の言動が,小池百合子という政治家の本性を露呈したことと無縁ではない。もはや小池百合子への期待が急速に失速しつつあるということだ」。
 註記)http://kenpo9.com/archives/2289
都議会勢力図2017年7月2日選挙結果
出所)http://tokyo.go2senkyo.com/
(画面 クリックで 拡大・可で,大きく鮮明に映る)

 2017年7月2日に実施された都議選では,それこそ彗星のごとく登壇した小池百合子都知事が率いる「都民ファースト」が,いきなり第1党に飛び出てきた成果は,この百合子が非常に上手に選挙戦略を構築・運営・展開できた有利性に負うところが大きかった。

 だが,実際に都知事になったあとに小池がみせてきた諸言動は,そうした戦略のうまさが実は,自分の政治的な特性である「極右・排外主義」の想念を完全に隠していた事実を,いまとなっては隠す必要がなくなった点をより鮮明にしたに過ぎない。

 要は,小池百合子も『ネトウヨ的な感性』を強く自分の根性のなかに染みこませている極右政治家であった事実は,都議選後においても徐々に表面にはっきり表出されてきた。それだけのことであった。だから,小池を批判するある人はこう述べていた。

 5)「〈声〉天災と虐殺,犠牲者くくれぬ」(『朝日新聞』2017年9月2日朝刊「オピニオン」)
 これは,大学非常勤講師を名のる佐藤くみ子(東京都,69歳)の意見である。

 1923(大正12)年9月1日の関東大震災の時,大混乱のなかで流されたデマによって,多くの朝鮮人が虐殺されました。その追悼式に毎年送っていた都知事名の追悼文を,小池百合子知事がとりやめました。墨田区長も送らないことにしたそうです。理由は「個別ではなく,関東大震災の全ての犠牲者の法要をおこなっていくため」といいます。

 大震災という天災による死と,人の手による虐殺とをひとまとめにすることは正しいのでしょうか。もちろん,命の尊さに違いはなく,震災の犠牲者はすべて慰霊されるべきです。しかし今回のお2人の判断は,不測の事態に遭遇した時の人間の愚行から目をそらし,歴史の事実をあいまいにすることになりはしませんか。

 「都合の悪い真実」という言葉があります。朝鮮人という民族に対する差別の歴史は,触れたくない,思い出したくない「都合の悪い」ものだから,「すべての犠牲者」という言葉で一くくりにするのではないかと思いたくなります。朝鮮人犠牲者は,震災ではなく,愚かな日本人による犠牲者なのです。深いざんげをもって追悼するのは当然だと思います。都や区のリーダーは,しっかり歴史に学ぶべきです。
(引用終わり)

 ただし,北朝鮮による日本人拉致事件(問題)は,この「声」の指摘とは逆方向にとらえられており,小池などの立場にとっては針小棒大に強調されねばならない「世紀の一大事件」という位置づけがなされている。とはいっても,それぞれの事件の重みはそう簡単に比較できない。

 あえて,しごく単純にいってのければ,関東大震災関東大震災における朝鮮人虐殺の「問題」と北朝鮮による拉致「問題」とは,いちがいには比較のしようもないくらいに,その規模において量的にも質的にも桁違いであった。しかし,だから一方は歴史的に重い問題だし,他方は軽い問題だという解釈にはなりえない。それぞれが歴史のなかで固有の問題性をもっており,それぞれに特別の「歴史の事実」であったことはいうまでもない。ところが,双方の歴史に刻まれた問題を相殺するどころか,客観的みてもより軽いほうの問題をもって,より重いほうの問題を封殺・抹殺しておきたい意図は,特定の方向性に偏執する価値観を剥き出しにした独断である。

 6)「黒澤 明も証言,関東大震災時の朝鮮人虐殺は紛れもない事実だ! 小池百合子やネトウヨの歴史修正に騙されるな!」(『LETERA-本と雑誌の知を再発見-』2017年9月1被)

   今回,朝鮮人犠牲者に対する追悼メッセージの送付をとりやめにした小池都知事の判断は,こうした過去の悲劇と加害の事実を曖昧にし,行政がヘイトクライムに加担したことへの反省を無に帰すものというほかない。それどころか “虐殺否定論” に立つ歴史修正主義勢力を勢いづかせ,朝鮮人や韓国人に対する憎悪を掻き立てさえするものだ

 周囲を見渡すと,状況は,94年前とよく似ている。安倍政権は,歴史認識で韓国や中国と反目するのと同時に,軍事の増強へと邁進しながら「やられるまえに潰せ」といわんばかりに,“北朝鮮危機” を煽り立てている。書店には,侵略戦争と植民地支配を正当化するトンデモ論と差別主義をごった混ぜにしたヘイト本が並び,ネットでは日々レイシズムが洪水のように垂れ流されている。

 そうしたなかで,犯罪報道があると無根拠に「朝鮮人の仕業だろう」などとがなりたてるヘイトデマが跋扈する。2014年の広島土砂災害時に起きた空き巣被害が「外国人による犯罪」というヘイトデマがネット上で拡散されたり,昨〔2016〕年の熊本大地震では「熊本の井戸に朝鮮人が毒を入れている」という悪質なヘイトデマツイートが出まわったり,関東大震災時の朝鮮人虐殺を彷彿とさせる災害時のヘイトデマも増えている。

 黒澤 明は,前掲の自伝のなかで,被災時のこんなエピソードを「馬鹿らしい話」として記していた。
   町内の,ある家の井戸水を,飲んではいけない,と云うのである。何故なら,その井戸の外の堀に,白墨で書いた変な記号があるが,あれは朝鮮人が井戸へ毒を入れたという目印だと云うのである。私は惘れかえった。何をかくそう,その変な記号というのは,私が書いた落書きだったからである。私は,こういう大人達を見て,人間というものについて,首をひねらないわけにはいかなかった(『蝦蟇の油』より)。
 はたして,現在でも同じたぐいの流言がつぎつぎと出現している事実を,私たちは無視してはならない。少なくとも,国際都市である東京で,こうしたヘイトデマ・ヘイトクライムの流れに同調する人間に知事たる資格など断じてないのはたしかだ。
 註記)http://lite-ra.com/2017/09/post-3425_4.html

 7)「朝鮮人差別 歴史を歪曲する小池百合子氏が都知事である資格はない」(猪野 亨稿『BLOGOS』2017年09月03日 09:32)
   小池百合子都知事が日朝協会などが主催する関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式への都知事名での追悼文を寄せることを拒否しました。「小池東京都知事が関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式への追悼文を拒否 イデオロギー優先」。関東大震災が起きた直後,流言飛語により多くの朝鮮人が日本人に殺されました。これは虐殺です。

 震災で亡くなった人たちと,人の手によって意図的に殺された人たちが同じ震災の犠牲者であろうはずもありません。常識的な感覚があれば,これくらいの違いはわかります。小池氏の本性が出たということです。この小池氏のインタビューへの回答があまりにも人を馬鹿にした内容になっています。
 註記)http://blogos.com/article/243884/
 補注)「小池氏のインタビューへの回答」に関する実質的な内容は,すでに触れていた。
 8)「関東大震災朝鮮人虐殺について話す加藤直樹さん」(『東京新聞』2017年8月31日朝刊から)

  この記事は「歴史から目背けないで 都知事が朝鮮人追悼文取りやめ 波紋」という見出しであった。ここでは,すでに紹介してあった著作『九月,東京の路上で』の著者で,作家の加藤直樹(50歳)の加藤直樹画像意見「差別否定する行政を」を,最後に紹介しておく。
 出所)画像は,http://www.asiapress.org/apn/author/katonaoki

 関東大震災後,朝鮮人が暴れているという流言を東京の住民が信じ,朝鮮人を殺した。しかも流言の拡散には,警察などの行政が加担した。歴代の都知事が追悼文を出してきたのは,二度と起こさない責任が行政にあるからだ。

 小池知事は定例会見でも「虐殺」「殺された」という言葉を避け,「災害に続くさまざまな事情によって亡くなられた方々」と表現した。虐殺があったかどうか分からないとの立場を表明したに等しい。虐殺は正当防衛だったとする主張が〔2017年〕3月の都議会であった。

 政府中央防災会議の報告書も否定する誤った主張だが,知事の言葉や判断は結果的に容認することになりかねず,逆に負のメッセージを送っている。

 僕は東京・大久保で生まれ育った。在日の級友も多かった。そんな多様性が大久保の誇りだし,東京の醍醐味だ。でも差別がまかり通るようでは,マイノリティーの人たちは安心して暮らせない。そして,民族差別がもたらした最悪の事態が虐殺だった。

 災害のあと,民族差別的なデマはいまでも流れる。きちっとそれを否定する行政を望むし,それが防災の大きな柱だと思う。「ダイバーシティ」(多様性)を重視するとよくいう知事だからこそ,再考してほしい。

 9)野田 数について-小池百合子の本質が判る腹心の政治特性-
  「都民ファースト代表・野田  数がヤバい! 日本国憲法を無効化して『大日本帝国憲法』を復活請願」(『NAVER まとめ』更新日: 2017年07月05日)( ↓  画面 クリックで 拡大・可,より鮮明に映る)
都民ファースト議員一覧図表
  イ)  都民ファースト代表・野田 数は,自民党以上の極右勢力としてしられています。2012年に日本国憲法を無効化して『大日本帝国憲法』を復活請願を提出しています。野田数は,小池百合子の特別秘書をしており,かなりの極右としてしられています。

  ロ)「大日本帝国憲法の復活を請願する野田 数」〔については,以下のツイートを紹介しておく〕

  ※-1 異邦人@Medicis1917 ……都民ファースト幹事長の野田 数は,大日本帝国憲法の復活を唱える筋金入りの極右反動主義者ですよ… これだけでも都民ファーストの底がしれる。 2017.07.02 21:14

  ※-2 青木正雄@ouendan10 ……小池知事,選挙が終わればさっさと都民ファーストの代表を辞任し,野田 数幹事長にプレゼント,野田幹事長はこれを使って,大日本帝国憲法をめざ指す戦前回帰ファーストを東京で展開するかも,アナ恐ろしや,実に恐ろしや。 2017.07.03 12:31

     ※-3 橋下 徹@hashimoto_lo  (都議選)東京のメディアはなにボサッとしてるんだ。いまだに誰も質さないのであえて指摘する。都民ファーストの会の代表野田氏は日本国憲法破棄,大日本帝国憲法の復活を提唱していた御仁。今もその思想に変わりはないのか,都民ファーストの会もそのような思想なのかはチェックする必要があるだろ。 2017.05.23 11:21

  ※-4 野田氏は2012年9月の都議会一般質問で「日本政府や軍が『従軍慰安婦』なるものを,暴行・脅迫・拉致をおこない強制連行した事実はない」,「正しい知識と正しい歴史観を東京都の子どもたちに教えるべきだ」と主張。
  出典)野田 数氏とは? 都民ファーストの会・新代表は「日本国憲法は無効」の請願に賛成した過去。
  補注)ここで野田が強調する「正しい知識と正しい歴史観」とは大日本帝国主義時代のこの国のあり方を,その「正しい基準」と踏まえる立場・思想であるから,噴飯モノという以上に時代錯誤の妄想でもって,自分たちの主義・心情が「絶対に正しいのだ」といいはれる,ある意味での狂気が正直に露出されている。

  ※-5 野田氏は「東京維新の会」時代の2012年10月に『「日本国憲法」(占領憲法)と「皇室典範」(占領典範)に関する請願』を都議会に提出している。これは現行憲法を無効として戦前の大日本帝国憲法の復活を求めるという請願だ。
  出典)「都ファ」新代表の「人柄」とは 「国民主権放棄」「公金横領疑惑」「ハレンチ豪遊」デイリー新潮。

   「都民ファーストを牛耳る野田氏の主張というのが,安倍周りの政治家やネトウヨと同じ,いやひょっとするとそれ以上のゴリゴリの極右なのだ」。
  出典)「小池知事と都民ファーストでいいのか?  仕切っているのは国民主権否定を公言する極右,安倍政権に全面協力の密約も」,LITERA/リテラ。

 --以上のごとき小池百合子の政党「都民ファースト」の「お里」的な素性は,いまとなってはより明確に暴露されつつある。本ブログ筆者の結論は「安倍晋三の女性版がこの小池百合子であった」と書いておく。その理由を説明する議論を長々と重ねてきた。

 東京都出身の人間である本ブログ筆者は「都知事になった石原慎太郎と小池百合子」がともに,差別主義者と非難されて当然の言動を堂々と記録してきたことを,許しがたい「知事としての問題性」だと感じる。

 また,日本国首相の安倍晋三もずいぶんヒドイ・オトコであるが,この女性版が都知事の小池百合子である。こちらのヒドイ・オンナがいま,まさに都知事の仕事に就いている。こうなると,都民たちへの迷惑度は,石原慎太郎のときとたいして変わりはないのかもしれない。

 なかでも,百合子の仕事っぷりがすでに龍頭蛇尾になっている事実は,就任後1年が経った時点で早くも自己証明しつつある。

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