【国営放送であるNHKは,安倍晋三様第1主義のためにニュース番組を編成し,報道する言論機関である】

 【日本放送協会は日本忖度放送に名称を変更したらよい】
    鬼はそと画像
    出所)https://wonder-solutions.info/591.html
 【今日は節分 「福はうちアベはそと!


 ① 国会予算委の問題よりも日本相撲協会理事選のほうが重要なニュースだとみなすNHKの報道姿勢は,2流スポーツ新聞紙並みである
 
 2018年2月2日(昨日)午後の時間帯におけるNHKテレビニュース,それも「午後7時から」と「午後9時から」の「双方のニュース放送」がともに,まずさきに大相撲協会の理事選挙結果を報じてから,そのつぎに国会予算委員会で議論されている森友学園問題を報じていた。これは,実にけったいなニュース番組の編成方相撲取り画像法を露呈していた。
 出所)画像は,http://nihonbunkamura01.com/sumo-kokugi/

 すなわち,最近におけるNHKの報道基準に照らしてみると,つぎのようなるのか?

  “日本の「国技」である(?)” とされる「相撲興行(基本は収益事業)のために」存在する公益財団法人の理事選挙のほうが,昨年2月以来,安倍晋三自身に濃厚に漂っていて,いまだにその疑いがすっきりと晴れることのない諸問題,つまり,森友学園問題(ほかにも加計学園問題や最近新しく発覚していたスーパーコンピューター開発「ペジーコンピューティング」の助成金不正受給事件もある)などよりも,よほどに重要な社会問題であると評価しているらしく,前段のような奇妙な順序:配列をもって放送する「NHK:ニュース番組の構成内容」になっていた。

 しかし,これほどまで露骨に「安倍晋三:1強専制的独裁志向政権」の利害・立場を「忖度しすぎた」「夜の主要な時間帯におけるニュース」の報道姿勢はないと判断する。どうしたら,現在において開催中である,それも国会予算委員会でおこなわれている「安倍晋三をめぐる以前からの重大な疑惑」に関する質疑応答よりも(国家予算の議論が本題である),たかだか,一公益財団法人でしかないはずの「日本相撲協会」の理事選のほうが,より重要に位置(順序・価値)づけられるニュースとして,しかも実際に優先的にとりあつかわれ報道されてるのか,まったく理解に苦しむ。

 ② 庶民の目線に映る安倍晋三政治の傲慢と僭越-悪妻も愚妻も「妻のうち」というわけか-

 本日,『朝日新聞』朝刊「オピニオン」欄に出ている川柳の各句が「的を射た描写(安倍晋三への批判)」をおこなっていた。ここでは,それぞれの句に添えられた選者の「寸評」については,さらに本ブログ筆者の「批評」も重ねて添えておく。

 第1句『あれやこれ知らぬは亭主ばかりなり』(神奈川県 齋藤富枝)
   ⇒ もちろんこれは「安倍首相」のこと。この首相は,自分の女房に限っては完全に “under control” 状態にあらずなのである。しかも,この女房は,自分の言動のひとつひとつが旦那という存在(日本国総理大臣)に対してもたらすほかない,そのひとつひとつごとの政治的に重大な影響性を全然認識できていない。

 それどころか彼女においては,初めから自分が「ファースト・レディ」の立場に置かれている事実を踏まえたうえで,最低限は必要不可欠であるはずのその立場・状況に応じた自覚や注意が伴っていない。つまり,もともと〈お嬢様育ち〉で,わがままに50歳代のなかばまで生きてこられたし,それにいろいろな意味で感性の不足(不在?)ばかりが目立つのが,このオンナだということになる。
    安倍晋三夫妻画像
     出所)「お嬢ちゃまとお坊ちゃまのカップル」
          http://www.sankei.com/politics/photos/160526/plt1605260050-p3.html
 ちなみに,安倍昭恵の生年は1962年(6月10日)とのことあるが,これほどにまで「公人」か「私人」かなどと問題にされ,騒がれはじめた「首相夫人」は,過去においていなかった。人間として女性として首相の配偶者として,なにか肝心な心構えが欠落している人物にみえてしかたない。

  第2句『払っても払ってもまた妻の影』(東京都 吉松英美)
   ⇒ 安倍昭恵がここまで旦那の立場に好ましくない言動を連続させてきていても,シンゾウ君はこの女房に意見ができていないらしい。彼女はあいも変わらずときおり,SNSを介して「迷惑な発信」をしている。その発言の姿勢たるや脳天気そのものである。彼女の行跡をみていると,正直いって「ファースト・レディ」というよりは「ヨウチエン通いのお嬢ちゃま」程度。

  第3句『国会に背を向けかじる恵方巻』(新潟県 明間 勤)
   ⇒「それが吉方(きっぽう)」

  第4句『朝昼晩ちゃんこ鍋食うテレビ局』(東京都 富山茂雄)
   ⇒「相撲ばかり」この第4句は,日本相撲協会理事選関連問題が以前から連日のように,それも貴乃花(渦中の人?)などを中心に「特番的テレビ報道体制」をもって報道されてきた〈うんざり感〉を皮肉っている。ただし,本日の川柳「選」では第4句にとりあげていた。

 NHKがもしも類似の「川柳選」に関する番組でも組んで紹介するとしたら(ラジオ番組には相当するものがあるが 註記)),この相撲界関連の川柳をまず第1句にあげるに「決まっている」のかもしれない。しかし,この指摘は空想の推理であり現実の様子ではない。しかしまた,そうではあっても,もしかしたら確実にありそうでもあるNHKに関する「想定」問題たりうる。
 註記)NHKには『文芸選評』という番組がある。俳句・短歌・川柳などの投稿作品に,選者が分かりやすく講評していくラジオ番組である。リンクはこちら  ⇒  www4.nhk.or.jp/bungeisen/

  第5句『負けるのを待たれる棋士もつらいもの』(奈良県 伊谷 剛)
   ⇒ 将棋で5段になる「藤井君の相手」の話題。

  第6句『サザエさんこれから通う教習所』(神奈川県 鈴木正実)
   ⇒「スポンサー東芝から日産へ」

  第7句『ペンギンの群れが行き交う街の雪』(東京都 尾根沢利男)
   ⇒「こわごわ小幅歩き」
     

 ③「傲慢で幼稚」「暗愚で無知」「欺瞞と粗暴」である政治家安倍晋三の本質が,よりいっそう,いいかげんになっている現状-いまに始まった安倍晋三流政治の特性ではないけれども…… -

 「〈社説〉『安保法』訴訟 あぜんとする国の主張」(『朝日新聞』2018年2月3日朝刊)

 安全保障関連法をめぐる訴訟で,国が驚くような主張をして裁判所に退けられた。安保・防衛論議の土台にかかわる問題である。国民に対する真摯(しんし)で丁寧な説明が必要だ。舞台になったのは,安保法の成立をうけて現職の陸上自衛官が起こした裁判だ。自衛官は,集団的自衛権の行使は違憲との立場から,法が定める「存立危機事態」になっても,防衛出動の命令に従う義務がないことの確認を求めていた。

 一審の東京地裁は「出動命令が出る具体的な可能性はない」などと述べ,踏みこんだ審理をしないまま訴えを却下したが,東京高裁はこれを否定。「命令に反すれば重い処分や刑事罰を受ける可能性がある」として,自衛官が裁判で争う利益を認め,審理を差し戻した。

 あぜん〔唖然〕とするのは,裁判で国が,存立危機事態の発生は想定できないとの立場を終始とりつづけたことだ。安倍首相が北朝鮮情勢を「国難」と位置づけ,衆院選を戦ったのちの昨〔2017〕年11月の段階でも「国際情勢に鑑みても具体的に想定しうる状況にない」「(北朝鮮との衝突は)抽象的な仮定に過ぎない」と述べた。
 補注)例の「Jアラート発令」は,実際になんどか出されており,迷惑にも避難されられた国民たちも大勢いた。そのときはたしか「北朝鮮のミサイル」が,仮にでも誤って「日本の国土に落ちているくる」かもしれないと,深刻に警告していたはずである。

 しかしながら,現実的・実際的にはそれが極度に「抽象的な仮定に過ぎない」ものでしかなく,いうなれば,安倍晋三流の「戦争ゴッコ・観念」を満足させるための《遊戯みたいな口舌の展開》であった。要は,この首相の吐く言辞はデタラメさを充満させていている。いいかえれば,そのときどきに合わせて口任せであり,説得力が全然感じられな。


 〔記事に戻る→〕 説得力を欠くことはなはだしい。ならばなぜ,長年の憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認し,強引な国会運営で安保法を成立させたのか。広範な疑問の声を抑えこみ,「国民の平和と安全なくらしを守り抜くため不可欠だ」と法の成立を急いだのは安倍内閣だ。ところが裁判になると,みずからに有利になるよう「存立危機事態は想定できない」と主張する。ご都合主義が過ぎる。

 高裁が,国のいいぶんを「安保法の成立に照らし,採用できない」と一蹴したのは当然だ。どんな場合が存立危機事態にあたり,集団的自衛権の行使が許されるのか。安保法案の国会審議を通じて,安倍内閣は納得できる具体例を示さなかった。首相が当初,象徴的な事例としてあげたホルムズ海峡の機雷除去も,審議の終盤には「現実問題として具体的に想定していない」と発言を一変させた。

 一方で小野寺防衛相は昨〔2017期比年夏,米グアムが北朝鮮のミサイル攻撃を受ければ日本の存立危機事態にあたりうると,国会で前のめりの答弁をした。裁判での国の主張とは相いれない。ただ共通するのは,存立危機じたいの認定が,時の政府の恣意(しい)的な判断に委ねられている現状の危うさである。判決を機に,安保法がはらむこの本質的な問題をあらためて問いなおす議論を,国会に望む。(引用終わり)

 どうやら,どこから・どのようにみても,この総理大臣安倍晋三君は「一国の最高指導者に必要である最低限の資質・能力・意思・見識など」を,皆目もちあわせていない。以上の社説が問題にしていたのは,日本の安保法制に関する安倍晋三政権側の基本的な認識であったにもかかわらず,市井のどこにでもいる「熊さん・八っつぁん」的な水準〔以下?〕でのやりとりを,それも裁判所の場において披露していた。恥ずかしいかぎりである。こんな人が総理大臣。
   安倍晋三風刺画像
  出所)http://blog.goo.ne.jp/izuookawa/e/2b1832464fd6588c149e0a12602977c5
 ④「佐川氏答弁,正確さ焦点 森友問題」(『朝日新聞』2018年2月3日朝刊「社会」)

『朝日新聞』2018年2月3日朝刊森友学園問題記事 学校法人森友学園(大阪市)への国有地売却問題で,佐川宣寿(のぶひさ)前財務省理財局長の過去の答弁が,今国会で連日のようにとりあげられている。答弁と食い違う事実が相次いで発覚しているためだ。佐川氏はいま国税庁長官。〔2月〕16日から所得税などの確定申告が始まるが,国税幹部は影響がないか気をもんでいる。

 「長官自身の口から明確に話をしてもらう必要がある」。2日の衆院予算委員会。野党議員3人が佐川氏の国会招致を求めた。1月24日の衆院代表質問では立憲民主党の枝野幸男代表が佐川氏の答弁を「虚偽答弁であったことは明々白々」と断じ,更迭を要求した。

 答弁の正確性を疑わせる事実が出てきたのは昨〔2017〕年7月の長官就任後。売却額の値引きの根拠となったごみの撤去費用の算定について佐川氏は「法令にもとづいて適正にやった」と答弁していたが,会計検査院は昨年11月,妥当性を疑問視する検査結果を出した。
 補注)ごくごく〈庶民的な感性〉にもとづいていわせてもらえれば,佐川宣寿は「安倍晋三首相への〈忖度にもとづいて適正にやった〉」と答えているけれども,安倍晋三1強〔凶・狂〕政権下では,それがごくふつうに国家官僚たちが行動する様式だと理解してよい。安倍晋三(およびその女房)がしこんできた「国家次元の疑惑問題」は,はてしなく黒に近い灰色的な様相をみせつづけてきた。くわえて,加計学園問題で安倍昭恵は「〔シンゾウとこの仲間の〕男たちの悪巧み」と題したSNSを発信していたくらいである。
    男たちの悪巧み画像
           安倍晋三・加計孝太郎・萩生田光一画像
       出所)出典は省略。

 学園との価格交渉は「ない」としたが,担当者が「1億3千(万円)」などと発言する音声データの内容を同省が同月,認めた。学園との交渉記録は「廃棄した」と述べたが,交渉内容を記した近畿財務局内の文書が〔この2018年〕1月に公開された。佐川氏の国会招致について公明党の井上義久幹事長は〔2月〕2日の記者会見で「基本は現職の理財局長がしっかりと答える。そのうえで,特別なことがあれば,現場で協議していただきたい」と含みをもたせた。だが与党内の大勢は招致に慎重だ。

  ◆ もうすぐ確定申告 国税庁は影響心配 ◆

 「政権には優しいのに納税者には厳しいね,と嫌みをいわれた」。40代の国税職員は,税務調査先でかけられた言葉が胸に刺さった。「嫌われるのは仕事のうちなので仕方がない。ただ佐川さんのせいで,納税者の視線はいつも以上に厳しい」と打ち明ける。

 名古屋市の弁護士の男性(65歳)は,佐川氏の国会答弁を引き合いに「必要書類の提出を求められたら,『速やかに廃棄した』っていってやりたい」と話す。税務調査にまじめに対応してきたつもりだが,「トップがあれだけ露骨に『臭いものにふた』の姿勢だと,協力する気が失せる」。
 補注)この「臭いもの」とはおそらく,前段の写真に登場しているごとき『男たちの悪巧み』を指しているものと考えておく。だが,いまの政権ではこの「臭いもの」にフタをすることさえしないで,その悪臭紛々状態にも平気で,しかも当然だという表情までしている。そう形容してもいいほどに厚顔無恥の度合も深まっていた。そのくらいにまで権力者たちの好き勝手しほうだいがまかり通っているのである。

 所得税などの確定申告は〔2月〕16日から約1カ月間。国税庁の幹部は「いつにない逆風。混乱が起きなければいいが」と心配する。受付が始まる初日には,醍醐 聡・東大名誉教授らの市民団体「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」が都心でデモ行進を計画している。国税庁と財務省が入る東京・霞が関の庁舎の「包囲行動」も予定する。醍醐さんは「納税者一揆です」と話す。
      醍醐聰画像
  出所)http://sinkan.cocolog-nifty.com/blog/2017/08/post-9d05-1.html
 一方,都内の国税OBの税理士(69歳)は「実務に支障は起きていない」と冷静だ。「企業経営者からも佐川氏の悪口を時々聞くが,税務申告や納税を怠ればペナルティーがあるのは常識」と語る。(引用終わり)

 さて「税務申告や納税を怠ればペナルティーがあるのは常識」である。そうだとしたら,こちら側からはどのように対応すればよいのか? 国民たちのみな:全員が意思統一をおこない,一斉に「怠れば」よいのである。そのように,安倍晋三政権に対して全員が怒っているのだと意思表示すればよいのである。それができないから,この「世襲3代目の政治家」のデタラメ・ザンマイである政治・経済が,いまなおのさばりつづけ,進行中である。

 安倍晋三の名字を付けたアベノミクスは,所期した目標をまともに成就させているのか? 否である。いまやこの日本は格差社会などではなく,階級社会にまで逢着したと喝破する本も出版されている。 橋本健二『新・日本の階級社会』(講談社,2018年1月15日発売)である。もう一方のアベノポリティクスのていたらくぶりは,本論として述べている最中であった。
橋本健二広告『日本経済新聞』2018年2月2日朝刊3面
 上掲の画像資料は,昨日2月2日に『日本経済新聞』朝刊3面に,もう1冊の新刊本の広告といっしょに,このようにとても大きく出されていた広告である。なおこの本は新書版である。

 ⑤「ファン『楽しめる相撲に』 理事候補選で貴乃花親方落選  協会に注文相次ぐ」(『日本経済新聞』2018年2月3日朝刊39面「社会2」)

『朝日新聞』2018年2月3日朝刊 日本相撲協会が〔2月〕2日に行った理事候補選挙では理事長の八角親方らが再選を果たす一方,元横綱日馬富士の暴行事件で理事解任処分を受けた貴乃花親方1人が落選した。

 貴乃花親方は無表情のまま投開票がおこなわれた両国国技館(東京・墨田)をあとにしたが,国技館に詰めかけたファンからは「純粋に相撲を楽しませて」との声が上がった。
 出所)右側画像は『朝日新聞』2018年2月3日朝刊から。

 午後2時から始まった投開票は約1時間で終了。会場からつぎつぎ々に出てきた親方たちに笑みはほとんどなく,貴乃花親方も胸中を語らないまま立ち去った。

 貴乃花一門から新たに当選した阿武松親方は落選した貴乃花親方について「大切な仲間」と話し,「相撲ファンに愛されるよう,全力で仕事をさせていただく」と報道陣に答えた。

 ファンからは相撲協会への注文が相次いだ。貴乃花親方の現役時代からのファンという無職,田辺忠広さん(73歳)は理事候補選の行方が気になり神奈川県大和市から駆けつけた。落選に「当選したら新しい風を入れてくれるのではとの期待があったが残念」とため息。「暴力は絶対にいけない。時代にあった組織づくりを」と注文した。

 「発生から時間がたって問題がつぎつぎに出てきた。いまの協会は隠蔽体質なのかと思ってしまう」と話すのは茨城県那珂市のアルバイト女性(48歳)。「不祥事が話題になることなく,純粋に相撲を楽しめる組織にしてほしい」と要望した。(引用終わり)

 ここで,冒頭で示しておいたような〈本日の疑問提起〉に関する論点に戻る。日本相撲協会がこれまでいろいろと,ゴタゴタする騒ぎをたくさん起こしてきていたが,その台風の目になっていたのが貴乃花であった。だが,それに比較していま開催中の国会予算委員会で議論されている安倍晋三「森友学園問題疑惑」は,はたして相撲界の問題にまで向けて,まともに “比較に値する余地” があるといえるか? 簡単にいって済ませておくが,その比較の余地などない。

 日本相撲協会の理事選などは,あってもなくても,いまの日本社会全体のなかではたいした影響はない。だが,国会のなかでいま議論されている安倍晋三とこのおトモダチたちが国政を私物化し,国税を無駄遣いさせている現状のほうは,大問題である。相撲協会と国会の問題は,その各自に当てて計るべき対象(道具:物差し)がまったく異次元の世界にある。

 そうした事実に対する理解は,なにも特別な困難もなくえられる。あえて数量的にのみ表現してみるが,スモウ界で騒がれている問題を「1」だとするならば,国会で議論されている問題は「万・百万」の単位であるといえ,それも非常にこみいった対象として実在している。端的にいえば,ここではあえて「比較にもなりえない比較」での話をしている。

 ところが,その「1と万・百万の価値」をそれぞれ有するはずの「政治・社会の問題現象」のうちから,NHKのニュース放送はまず「1」をさきにとりあげ,「万・百万」はわざとあとまわしにしていた。当たりまえに考えれば,ニュースとして放送する順番は,その逆でしかありえないはずである。率直に感想をいえば,NHKの経営態勢は指針が根本:土台から狂っているせいか,その「順逆を完全にとりちがえた,逆立ちした報道姿勢」を実行していた。

 日本放送協会(NHK)はその名称を日本忖度放送(NSK)へと変えたらよい。安倍晋三政権もいつかは消え去るが,そのときもまたNHKは,つぎの政権のための忖度放送局になるに違いあるまい。忖度とは実に重宝なことばである。

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