【とうとう年貢の納めどきか,「美しい国」へ入りそこなった日本国総理大臣の白日夢】


 本日は以下のような諸説を紹介していくが,これらの記述(記事:意見:所説)を読んでくれる人は,どう受けとめてくれ,自分なりに判断するか?

 ①「安倍晋三首相が『辞意を表明』,自民党の二階俊博幹事長,公明党の井上義久幹事長らに,政局は一気に『ポスト安倍』へ」(『板垣英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」』2018年03月04日 08時46分44秒)

 ◆〔特別情報1〕
 安倍晋三首相は3月1日未明,自民党の二階俊博幹事長,公明党の井上義久幹事長らに,「辞意を表明」,政局は一気に「ポスト安倍」に向けて動いている。

 「2月28日首相動静-午後11時32分,官邸。40分,自民党の二階俊博幹事長,岸田文雄政調会長,公明党の井上義久幹事長,石田祝稔政調会長,加藤勝信厚生労働相。菅官房長官同席。主な発言は,以下のとおり。
  ★ 二階俊博幹事長「今回の働き方改革,対北朝鮮・中国問題も含めていろいろ,もうこのへんで責任をとって辞めてください」

   ☆ 安倍晋三首相「辞めるのは辞める。ただ辞める時期については,自分の判断で決めさせてくれ」

  ★ 二階俊博幹事長「じゃ,それでいいんですね。そういうふうに自分の上の人たちにいいますよ」

   ☆ 安倍晋三首相「それで結構です」 

  ★ 二階俊博幹事長「わかりました。そういう対応をさせて頂きます」
 それを受けて,森友文書「財務省の書きかえ」疑惑が出てきた。これは,天皇陛下と米キッシンジャー博士にごく近い筋からの情報である。
 註記)https://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/ac04767eaf9f7642cbbc0f6525507880

 ②「安倍降ろしに舵を切った朝日の覚悟」(『天木直人のブログ』2018-03-04)

『朝日新聞』2018年3月4日朝刊1面冒頭記事裁量労働 森友疑惑の文書改ざんを大スクープして安倍首相を窮地に追いこんだ朝日だが,こんどは裁量労働だ。今日3月4日の朝日が一面トップで報じた。

 裁量労働制を全社的に違法に適用し,昨〔2017〕年末に厚労省東京労働局から特別指導を受けた野村不動産の50代の男性社員が,過労自殺し,労災を認定されていたことがわかったと。

 そして朝日はつぎのように断じている。「安倍政権が旗を振る労働時間制の緩和に対し,懸念の声が膨らむのは必至だ」と。この朝日のスクープ記事は,週明けの国会審議で,野党の追及に大きな武器を与えることになる。そう思って二面に目を通したら,さらに衝撃的な記事が掲載されていた。

 なんと伊藤詩織さん事件をきっかけに起きた「私たちも行動する」の大特集記事を掲載したのだ。明らかな強姦容疑でありながら,その容疑者が安倍首相に近い御用ジャーナリストであったため,警察,検察総ぐるみでもみ消された,あの,女性の敵である忌まわしい事件を,朝日は忘れていないぞという意思表示だ。

 実際のところ,一連の安倍忖度行政のなかで,この女性暴行事件のもみ消しほど悪質なものはない。私はこれら一連の記事を見て確信した。どうやら朝日は覚悟を決めたようだ。世論を喚起して安倍首相を引きずり下ろすつもりだ。

 私は昨日〔3月3日〕のメルマガで書いた。憎っくき朝日に倒されては安倍首相は死んでも死に切れないと。しかし,朝日もこう思っているに違いない。いやしくも天下のリベラル紙朝日だ。腹痛で敵前逃亡した政治家失格の安倍晋三ごときに潰されるようなことは,朝日人の名をかけて許さないと。
『朝日新聞』2018年3月4日朝刊2・3面画像
 はたしてこの勝負,どちらが勝つだろう。死んでも死にきれない安倍首相はがんばるだろう。しかし,そのがんばりも限度がある。私は朝日に分があると思う。権力に屈服してマスゴミと揶揄される最近のメディアだが,その気になれば国家権力をも倒せるのだ。

 そのことを証明してもらいたい。朝日に続くメディアが出てくれば,安倍政権は一気に崩壊に向かうだろう。
 註記)http://kenpo9.com/archives/3351

 ③ 高野 孟稿「〈永田町の裏を読む〉北朝鮮と米韓  “複雑系ゲーム”  からとり残された日本の首相」(『日刊ゲンダイ』2018年3月1日)

 安倍晋三首相の「平昌外交」は空振り三振に終わり,米日韓が結束して経済制裁と軍事圧力で北朝鮮を追いつめていくという彼の3国  “反共”  同盟路線はすでに半ば破綻に陥っている。外交政策通の中堅与党議員がいう。

 「慰安婦問題で怒り心頭の自民党の保守派,嫌韓派からは,首相の訪韓そのものに強い反対があったが,それを押し切って出かけていった。文 在寅大統領を叱りつけて,北の微笑外交に乗らないようクギを刺し,あわよくば北の代表に直接会って『核を手放せ,拉致被害者を返せ』と怒鳴りつけてやろうというくらいの意気ごみだったのだろうが,不発。それで焦ったのか,文に『米韓軍事演習を再延期せずに実施しろ』と要求し,『わが国〔韓国〕の主権の問題だ』と突き放されるという不始末まで演じてしまった」。

 軍事演習をやるかやらないか,やるにしてもいつやるか,規模を縮小するかどうかは,文にとっては,米朝が軍事衝突に転がりこんで韓国が戦争に巻きこまれないようにするための命懸けの勝負であって,そこに演習に参加する資格があるわけでもない日本の首相が軽々しく口を挟むなど,非常識もはなはだしい。

 しかも,あとで判明したことだが,そのとき文は,北の代表とペンス米副大統領との会談を2週間も前から極秘調整してきたのに直前になって北側からキャンセルされて,てんやわんやの真っ最中。「なにを子供じみたことをいっているんだ,このノーテンキ野郎が」とでもいいたいところを抑えて,「わが国の主権の問題だ」という上品な言葉を返したに違いない。

 この米朝会談の一件は,ドタキャンになったというその結果よりも,北が韓国政府に依頼して米国とのトップレベルの対話のパイプを開こうとし,米側がそれに応じたというプロセスに今後につながる大きな意味がある。

 「対話のための対話は不要。圧力あるのみ」が安倍の口癖だが,北も韓国も米国も,そんな単純なことは考えておらず,引いたり押したりかわしたり,こわもてと笑顔を使い分けたりしながら,本当に戦争になってしまえば南北朝鮮と日本で死傷者1000万人とも試算されている事態をどうしたら回避できるかを探っているのである。米ランド研究所の最新の分析記事も「北の『米韓離反』工作などという人もいるが,米国と韓国は硬軟両面の役割分担をしているだけだ」と書いている。

 そうした複雑系のゲームから独り外れているのが安倍だが,本人はそのことに気づいていない。
 註記)https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/224145/2
   
 ④ 門田隆将稿「文 在寅が勝利し、安倍首相は敗れ去った」(『BLOGOS』2018年01月25日 16:16)

 文 在寅大統領が勝利し,安倍首相は敗れた。これが「すべて」である。政治とは結果がすべてなので,そのことを記しておきたい。私は,前回のブログで過去の日本の外交姿勢を示して,「なぜ安倍首相は平昌にいってはならないのか」を書いた。しかし,昨日,大報道されたように安倍首相は「平昌にいく」のだそうだ。

 私は「残念」というより「呆れて」いる。安倍首相本人に対してもそうだが,そこへもっていった与党の人間や日韓議連の面々たちに対して,である。平昌冬季オリンピックの開会式で,にこにこと手を振る安倍首相の姿が,世界中の人びとの目に飛びこんでくるのである。「踏まれても 蹴られても ついていきます 下駄の雪」というとおり,驚くべき日本の姿が世界に示されるのだ。

 これは,安倍首相にとって,いや,日本にとっても “致命的なもの” になるだろう。なぜか。それは,「ああ,日本が訴えてきた “北朝鮮への圧力” というのは,この程度のものだったのか」ということを国際社会が「認識」するからである。鈴木大地・スポーツ庁長官のみならず,一国の首相まで出向くということは,外交の世界ではなにを表わすのか。

 韓国が,窮地に立つ北朝鮮を助けるためにオリンピックを利用して「対話路線」へと大転換をおこなったことは,世界中がしっている。「平昌五輪は,実は平壌五輪ではないのか」と,文 在寅大統領のやり方に国際社会が唖然としたのだ。国連で制裁決議をくり返しおこない,経済的に追い詰めるという国際社会の一致した圧力攻勢によって,ついに北朝鮮はどうしようもなくなってきた。その折も折,当の韓国がこれを一方的に「破棄」したのだ。
 補注)このあたりの角田の論旨はやや単調である。国際外交の困難さを議論したいらしい態度であるが,韓半島(朝鮮半島)の情勢分析に対する認識において基本的な不足=「視野の狭さ」を感じさせる。いいかえれば,一方的な見解(?)の開陳になっている。執筆者として,安倍晋三に対する「なんらかの〈不満・苦情〉」を述べている点にこだわるあまり,論調に失調が生じている。

 〔記事に戻る→〕 これこそ,北朝鮮が延々と韓国の国内工作を展開し,左派の文 在寅政権を誕生させた成果といえる。問題は,そのオリンピックを利用して「対話路線」に転換した韓国へ,それにもっとも怒るべき安倍首相が,のこのこと出かけていくというのである。

 「ああ,こりゃダメだ……」と国際社会が思うことは間違いない。トランプ米大統領の尻を叩き,国際社会を「圧力路線」で牽引してきた安倍首相本人が,北朝鮮との “融和五輪” ともいうべき平昌オリンピックにいくのである。なんだ,その程度の「覚悟」だったのか。それなら「対話」でいいじゃないか。

 いままで安倍首相が主導してきた国際社会の「圧力&制裁路線」は,開会式に出席してにこにこ笑う安倍首相の姿が国際映像に映し出されたときに終わるだろう。国際社会の厳しい受け止め方もわからないまま安倍首相が平昌五輪に出席するなら,国際的な支持はもちろん,国内の支持率も急落するだろう。安倍時代の終わりの始まりは,平昌五輪開会式からスタートするのである。
 註記)http://blogos.com/article/273431/

 角田隆将は,安倍晋三を買いかぶっている気分を強く感じさせる。国際外交の場におけるこの首相の存在感は軽いし,薄い。先進国の各首脳たちは皆,この安倍君の軽佻浮薄さには嫌気が差しているはずである。その点では「彼らも」この人が早い引退してくれることを望んでいる。

 もっとも,安倍晋三が平昌冬季オリンピック大会の開会式などで「にこにこと手を振る安倍首相の姿」を演じていたふうにはみえなかった。安倍君はひたすらこわばっているばかりの表情にみえていた。要は,ここぞという肝心なときになると,「幼稚で傲慢」「暗愚で無知」「欺瞞と粗暴」である〈世襲政治家3代目〉,この不出来な不利点が,とうとう「頭隠して尻隠さず」の格好で,もろに丸出しになっていた。

 とりわけ,麻生太郎副首相とのコンビは, “最強という意味で最悪” だという評価づけがなされて当然であった。すなわち『知性だとか教養だとか見識といった〈なにか〉』をこの2人からは,他者がいくら汲みとろうと努力しても,とうてい無理難題である。一国の品格は,どうしてもその最高指導者の品性に依存するところが大きい。国家を政治(マツリゴト)をいつも,幼稚園並みの発表会にしてしまったのが,ほかならぬこの2人である。政治家の立場としてその責任は重い。

 ところで,安倍晋三は本当にもうすぐ辞めるのか? 彼は,この国の政治を,これまでないほどに汚くし,ダメにしてきた。「ふつうの良識」どころか「最低限の常識」すら通用しない社会意識を,この「日本」のなかに醸成させてきた。少子高齢社会は定着した。なかでもとくに,まずしい経済層が増殖させられてきた。
    2016年11月8日安倍晋三メッセージ画像
     出所)https://yuruneto.com/abe-kodomo/
 アベノミクス? そんな「アホなもの」,ありましたっけ……。「美しい国へ」って,どこへ? 安倍晋三は国民たちはけっこう馬鹿者たちばかりだ,と思いこんでいる節がある。だが,この人(シンゾウ)も正真正銘,この国民の1人であった。

 ところでまた,加計孝太郎君はいま,なにを感じ思っているか?

 ⑤【翌日〔3月5日〕の補遺】-つぎの解説・論評を読んで「あなたはどう思うか」?

◆「〈政治断簡〉五輪後の対北朝鮮 さて,日本は?」◆
= 編集委員・佐藤武嗣『朝日新聞』2018年3月5日朝刊4面「総合」=

 イ)  熱気と感動に包まれた平昌(ピョンチャン)冬季五輪が閉幕したが,スポーツの祭典が,これほど外交の舞台として活用されたのはみたことがない。北朝鮮問題で「ポスト五輪」をにらみ,関係国がうごめいた。

 開会式の貴賓席には韓国の文 在寅(ムン・ジェイン)大統領のほか,安倍晋三首相とペンス米副大統領が肩を並べた。そのすぐ後ろには北朝鮮の金 正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹与正(ヨジョン)氏と金 永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長が着席。貴賓席の首脳たちは,五輪後にどんな出来事が起きると想像しながら入場する選手らを見守っていたのだろう。
  平昌冬季オリンピック大会の開会式画像
   出所)https://digital.asahi.com/articles/photo/AS20180209005132.html
 注目された米朝接触だが,米政府高官によると,貴賓席で両者の会話はなく,直前の歓迎会でも,メインテーブルに同席予定だったペンス氏は金 永南氏にだけあいさつせず,冷たくあしらった。

 ロ)  だが,韓国を離れたペンス氏は,インタビューで「北朝鮮が望むのならば,われわれは対話する」と直接対話の可能性を示唆し,五輪閉会式に参加した金 英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長も文大統領との会談で「米朝対話をおこなう十分な用意がある」とたがいに秋波を送った。

 さらに驚いたのは,米国務省が,五輪で米朝会談が予定され,ペンス氏も応じる意向だったと同氏の帰国後に明かしながら,「直前で北朝鮮が会談に応じないと決断した」との声明を出したことだ。ぎりぎりまで米朝会談を模索しながら,至近距離でも握手すら交わさない両者の神経戦の激しさがうかがえる。
 補注)この過程に関する話題としては,安倍晋三がペンスのまわりにべったりとまとわりつこうとしていたせいで,この副大統領が北朝鮮側の要人と秘密裏に会おうとしていた試図をつぶした(結果的にジャマをした)という指摘もあった。

 ハ)  だが,そんな神経戦は米朝間だけではない。米政権内でも路線対立が露呈している。トランプ氏は2月23日,北朝鮮への「最大規模」の制裁措置を発表。制裁の効果がなければ,「第2段階に移行し,世界にとって非常に不幸なことになるかもしれない」と武力行使をちらつかせた。

 その直後,今度は対話重視派のジョセフ・ユン米国務省北朝鮮政策特別代表が辞任を表明。ベテラン外交官で水面下で北と接触してきた北朝鮮政策の実務トップの辞任は,関係者に衝撃を与えた。対話派でしられるティラーソン国務長官も,トランプ氏とはすきま風が吹き,政策のすりあわせすら疑わしい。強硬派とされるのがマクマスター国家安全保障担当大統領補佐官だが,こちらもトランプ氏とそりがあわず,辞任説がくすぶっている。

 ニ)  さて,日本はどう振るまうのか。いつも「米国と最大限の圧力で一致した」と胸を張る安倍首相だが,その出口戦略もみえてこず,どこか他人任せのように聞こえる。しかも,米政府関係者は「安倍首相は『完全に一致』というが,米国の方針は,ペンス副大統領がいうに『Maximum pressure and engagement(最大限の圧力と関与)』だ。『関与』には対話も含まれる」と語る。

 対話に舵(かじ)を切るのか,武力衝突に突きすすむのか。平昌パラリンピックが閉会する今〔3〕月18日まで関係国は敵対的行為を自制するとみられるが,閉会後,米韓が延期していた合同軍事演習を断行するのか,規模縮小や再延期するのか。その判断が注目される。(引用終わり)

 このように解説・論評されてもいる,2月に「韓半島(大韓民国側)で開催された平昌冬季オリンピック」を舞台に借りた「国際政治の駆け引き:交渉」の進行模様であった。その経過からたしかにかいまみえた様子は,安倍晋三君1人が「想像できている範囲内での〈外交の世界〉」とは,まったく無縁のものになっていた。いいかえると,つまりは終始一貫して「彼にはとうてい,およびではなかった」事態が展開されていた。この人にあっては「国際政治のきびしい現実」は,本当に気の毒なくらい “似あっていない” 。いまも・昔もそうであったが……。

 もっとも,初めからこの平昌冬季オリンピック大会の開会式冬季オリンピッにいくの・いかないのと,安倍晋三君がずいぶん騒いだすえの行動であったゆえ,さもありなんの顛末になってもいた。そもそも安倍君は,その舞台に登場すべき予定の人物には数えられていなかった。もともと「招かざる人物」だったと観られてもしかたあるまい。しかも,結果としてはやはり,ただ,迷惑を振りまく役まわりだけを果たしていた。この負の成果は間違いなく記録された。

 要はこの日本の首相,いったいなにをやりたかったのか,いまだに皆目理解できない。馬鹿のひとつ覚えの要領でもって「北朝鮮に対する最大限の圧力」を強説するばかりであった。おそらく当人は,自身の双肩にかかっているはずの「日本国じたいの立場や利害」を,事前に,しっかりとていねいに「最大限に検討しない」まま,ノコノコと平昌冬季オリンピック大会の開会式に出かけていったと思われる。

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