2012年10月31日
40cm丸、40cm角、50cm角 スリット穴ポット

ブルーベリーは結構大きく育ち、かつ、大きく育ったブルーベリーの木は根腐れが起こり易いので(特に暖地では・・・)、通気性・排水性に優れた大型スリット穴ポットが Seven 的にはお気に入りで、かつ、お薦めです。
スリット穴ポットのラインナップとしては、40cm径までの丸型ポット(商品ページはこちら)と、材質が異なる大型ポット(商品ページはこちら)がありますが、ポット栽培でプルーベリーの収穫を楽しむには、この40cm丸、40cm角、50cm角の3種が使い勝手良好と感じています。
これより大きな62cm八角ポットはあまりに大きすぎて、植付け後の取り回しが煩雑に感じ、これより小さい30cmのスリット穴ポットはブルーベリーが大きく育つと、かなり小さい感じになり、風でも倒れ易く、あくまで苗木の育成用かというところです。
それで、この3つの比較ですが、40cm丸ポットと 40/50cm角ポットでは材質・形状が大きく異なります。
40cm丸ポットは小さなスリット穴ポットと同様の素材で肉厚に作られているのですが、40/50cm角ポットは柔軟性のある肉厚な素材で作られていて、衝撃・たわみに対する強度がまるで違います。

かなり力を加えていますが、写真のようにたわむものの、その後は元に戻り、変色とか変形はありません。
同じことを 40cm丸ポットでやると、割れてしまいます。
あと、写真は無いですが、屋外で紫外線にさらされることでの劣化・変色も 40/50cm角ポットと40cm丸ポットでは大きく違います。
40/50cm角ポットは、10年近く使っても変色は少なく、強度も低下する感じはないです。
それに対して 40cm丸ポット(それ以下のサイズの丸ポットも一緒ですが・・・)は、数年で白っぽく変色してきて、さらに数年で、材料の粘りが低下してきて割れ易くなってしまいます。
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ポットの裏の形状の違いです。
40/50cm角ポットは、地面から鉢底が浮くようになっていて、水はけがより良好になっています。
40cm丸ポットでは、そのままでは鉢底が地面に接してしまいますので、底に回り込んでいるスリット部分は、通気性に関与できなくなってしまいます。
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ポットの底部分です。
これに関しては形状的には大差無しです。
40cm丸ポットの方が根のサークリング防止の板が大きく出っ張っていて、サークリング防止には有利かなというところです。
以上が 40cm丸ポットと 40/50cm角ポット の違いですが、Sevenとしては、次のような使い分けかと感じています。
【40cm丸ポット】
価格的にお手軽なので、ポットの数が多い場合には、選択肢の一つ。
また、永続的に使わず、大苗生産や、最終的には地植えする株の育成にはうってつけと思います。
【40cm角ポット】
置き場所が手狭、または、50cm角ポットでは重量が気になる、という場合には良いです。
【50cm角ポット】
ポット栽培でブルーベリーの収穫を楽しむには一番のお薦め。
価格的には 40cm丸ポットの数倍の価格になりますが、実使用での耐久性はその価格差以上のものがありますので、永続的に使うならばこのポットかと思います。
ポット栽培でのブルーベリー生産でも、長期の視点で見れば、このポットを選択するのが一番良いのではないかと思います。