2007年01月20日

決算書のトリック

ある会社の「決算書」の話

その社長とは、ある勉強会を通じて知り合いになり、
今度BBMと共同してプロジェクトを立ち上げる予定です。

昨年末、飲んだ席で「決算書を分析しますよ」と請け負いました。
前職で年間100数十社の決算書を診たこともあり、数字は得意中の得意分野。

事前に送られてきた「決算書」明らかに違和感が・・

???
長期借入金の推移・・?
対応する資産がない・・
運転資金??
それにしては流動比率は低くない。買掛サイトも長くない。
売掛が焦げ付いている?
しかも、棚卸資産が上がりすぎ・・

回収管理が甘い?資金が外部に流れている?
原価送りしてる??粉飾している可能性もある・・
お金の借り方ひとつで疑問のオンパレード。

社長に尋ねると、相当額の売掛未回収、資金不足を補う借入金の増加。
貸倒を放置し、原価送りによる粗利の増大等々・・

「数字は嘘をつかない」
どんなに貸借を合わせても、人為的に作ったものには
不自然さが残ります。中身を診れば違和感は隠せません。

急遽役員会に参加することになりました。
しかしこの会社、特別な事例ではありません。
慢性的に操作が行われる業界もあり、実態を取り戻すことが出来ないほど
詰まっている会社は少なくありません。

早めに診せてもらってよかった。
人間で言えば、まだ風邪にかかった程度の症状。
売上の伸びは会社の勢いです。
今なら、適度の処方で早期に健全な体質を取り戻すことが出来ます。

「バランスシートは社長の生き様」
健全な数字は健全な経営の対価です。
数字を偽ることは、自分自身を偽ること。
自社の決算書、期末の姿をイメージし、日々の経営の取組指標と
することが必要だと思います。

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