February 20, 2011

何処へ行く、『Checkmate!』の安室奈美恵。

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どうもしっくりこない。冒頭からこんなこと言っちゃあ身も蓋もないが、今回のコラボははっきり言って残念極まりない。昨日解禁されたばかりの新曲『Wonder Woman feat. AI & 土屋アンナ』のPVも工夫が足りなさ過ぎる。3人のアーティスト・パワーは感じ取れる作りにはなってはいるが、全てが想定内でひねりがない。しかも、これだけ個性の強い客演を招いておきながら、曲の印象がさらっとつるっとしているのが惜しい。もちろん曲自体の出来は及第点超えであるし、3人の歌唱もかっこいいのだが。。。

今回のコラボ・アルバムには、K-POPAFTERSCHOOLなるガールズ・グループも『make it happen』という曲で参加している。2分弱のPVプレビューも公開されているが、これは『FAST CAR』のPVの続編のような、ゴスロリ・ファッションに身を包んだ安室ちゃんが見れる。個人的にこういうファッション、大嫌いなのである。カッコよくもないし、可愛くもない。まあそれはよしとして、K-POP旋風吹き荒れる今、こうやって時代の空気を取り込むのも戦略としてはアリだと思うし、AFTERSCHOOLという日本ではあまり知名度のないアーティストを起用したのも良かったと思う。曲に関してはなんとも言えん出来ですかね(苦笑)。

そしてオレにとったら悪い意味で衝撃のコラボ相手は、山ピー、である。ジャニーズと組むっていうだけでもあれなのに、山ピーて。いや、確かにジャニーズでR&B的なアプローチをしてる歌手っていったら彼になるんだろうけども。けど、実を言うとオレは、彼のあのすかした感じが無性に苦手なのだ。絶対友達にはなりたくないタイプ(笑)。私情をはさみ過ぎなのでこれ以上は控えるけど、まあ彼と安室ちゃんが意外な化学反応を起こしてくれることを期待したい。

CHEMISTRY川畑とのコラボは、これはなかなかいいかも。最近川畑って踊ってますよね?だからといってダンスナンバーになるとは思わないし、期待もさほどしてないけど、川畑に関しては、「やりたい音楽が明確にある」っていう思いは前から伝わってきてたし(かといって彼の曲はよく知らないw)、彼は昔から安室ちゃんファンであることを公言してたから印象がいい。



最近の安室ちゃんはどうしてこうも「マンネリ化」してしまったのだろうか。長年のファンであり、身銭きってCDを買うカスタマーでもあるこちらからすると、やっぱり完璧を求めてしまうし、変化や良い意味での裏切りが欲しいのだ。停滞は後退である。ファンが何を望んでいて、どうすればそのファンをエンターテインできるのかをもっとリサーチしてほしいかなと僭越ながら思う。そういう意味では、ファンサイトやファンブログでの反応をもっとすくい上げてみてもいいのではないかと。

最後に、不満炸裂で申し訳ありません。
ただ、愛あっての記事ですので、悪しからず。

Posted at 02:22Comments(8)Trackback(0)安室奈美恵 

January 05, 2011

2010 BEST R&B/POP & HIP-HOP VIDEO 10

今日は、2010年に発表されたミュージック・ヴィデオとして優れていた作品を10本ご紹介。
画像をクリックするとYouTubeに飛びます。



10 SADE - Soldier Of Love

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09 CHRIS BROWN - Yeah 3X

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08 KATY PERRY - Teenage Dream

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07 NE-YO - One In A Million

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06 KANYE WEST - Runaway

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05 KERI HILSON - Pretty Girl Rock

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04 RIHANNA - Rude Boy

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03 CIARA - Gimmie Dat

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02 RIHANNA - Rockstar 101 feat. Slash

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01 JANELLE MONAE - Tightrope feat. Big Boi

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Rihanna、強し。
ただランクインしたのは前作『Rated R』からの2作品であり、『Loud』からのミュージック・ヴィデオはランク外でした。やっぱり『Rockstar 101』と『Rude Boy』のMVは対称的ではあるけど、違った良さがあります。
そしてKanye West35分にもわたる長編フィルムも物凄いインパクトを残しましたね。
意外なところではKaty Perryの『Teenage Dream』。実はこのMV大好きなんです。
映像としてなんか綺麗だし、清々しいし、ラヴ・シーンの撮り方も上手い。曲も好きです。
ダンス・ヴィデオでは、CiaraChris Brownらが安定したクオリティのヴィデオを、
そしてKeri HilsonNe-Yoらが趣向を凝らしたヴィデオを届けてくれました。
そんななかでも一際輝いてたのがJanelle Monaeのヴィデオ。
2010年のベスト・ダンスヴィデオはこれでしょう。
観てると思わず踊りだしたくなるような躍動感が素晴らしい『Tightrope』のMV2010年のベスト・ヴィデオ決定!



Posted at 23:47Comments(2)Trackback(0)Black Music Column 

January 02, 2011

2010 BEST R&B/POP SONGS 20

みなさん、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
僕の2011年の年明けは、基本引きこもってます(笑)。
外は吹雪いてるし、なんか外に出たくないんですよね。
友達の誘いもやんわり断るという徹底ぶり(笑)。
家でDVD観たり、本読んだり、音楽聴いたり、
今まで忙しくてできなかったことをまとめてしてるって感じです。
さて、2011年もみなさんに幸せが訪れますよう。
今日は2010年BEST R&B/POPソングスです。
R&B編は20曲に絞るのが大変でした。
選出基準としては、
・リリース時期は大体2010年の作品(アバウトでスマソw)。
・曲を聴いたときにその当時の情景がぱっと浮かんでくるもの
5年後もふと聴きたくなるようなもの
このように致しました。

では続きからどーぞ( ´∀`)つ


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Posted at 02:49Comments(8)Trackback(0)Black Music Column 

December 31, 2010

2010 BEST HIP-HOP SONGS 20

久しぶりの記事の冒頭でこんなこと書くのもあれですが、今年のオレって音楽をじっくり聴けてたのかな。好きな曲もたくさん見つけた一年だったけど、音楽に対する自分の態度があっさりしてたっていうか。iPodtwitterUstreamなど、どんどんツールは便利になっていくけど、音楽への純粋な気持ちは保っていたいなぁと思う年の瀬。
bmrは来月号から大きくリニューアルするそうです。アーバン・ミュージックのイマを伝えてくれる雑誌として、ぜひともサヴァイヴしてほしいですね。オレにとっちゃ参考書みたいなもんですから。
さて、今日は2010年のお気に入りヒップホップ・シングルを紹介するとゆー、恒例のヤツです。
では、続きからどぞ(*・ω・)ノ

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Posted at 05:35Comments(8)Trackback(0)Black Music Column 

August 02, 2010

安室奈美恵 『Break It / Get Myself Back』

久々にブログに登場したFUMIYAです(*・ω・)ノ
いやー、放置プレイしてたわけじゃないんだけども、ここまでブランクが空くとブログの書き方忘れてしまっています(ツイッターってコワイねw)。
でもでも、やっぱり安室ちゃんがシングル出したからにはツイッターでチョロっと感想書くなんてことはできないんで、ちゃんとこちらに書き書きします!
というわけで、チャートで苦戦中(?)の最新シングル『Break It / Get Myself Back』についてレビュー。


Break It

Break ItNao'ymt氏の、ダサいかダサくないかの危ういスレスレ感を演出する才能には感服します(こんなこと冒頭からぶっ込んでいいのかw)。ベタベタなロックチューンで、なんか小室時代にタイムスリップしたかのような作品。でもね、これが意外に悪くない。リリックは相変わらず無鉄砲な挑発系でお腹いっぱいなんですが、メロディ・メイクはJ-POP的な盛り上がりを見せ、後半なんてグイグイ押し切られて「あぁ、ダサいけどなんか・・・気持ちいい・・・(´∀`*)」ってな具合に(笑)。しかし。この曲ではBreak Itできてないのでは?そもそも、曲全体から漂う雰囲気が"至って真面目”だし、このタイミングでこれをシングルにしたのがちょっと謎。また、大ヒットしたベストアルバムのジャケ写を破り去った『PAST < FUTURE』もそうだし、今回の『Break It』もそうだけど、過去の栄光にすがることなく、それを壊したい気持ちも分からなくもないけど、結局それをテーマにした楽曲を発表すればするほどあの『BEST FICTION』の印象が増強されていって、言ってしまえばベストから派生したシングルって感じが否めなくなる。もちろん僕も、この流れが当分続くとは思ってなくて、また新しい安室奈美恵が見れるような遊び心満載の楽曲が出てくるようになると思うけど、Nao'ymt氏のアップナンバーは正直言ってもう十分かなぁ。でも、この曲は何気に気に入っているという(笑)。



楽曲自体の満足度は並でも、こうやって安室ちゃんに歌って踊られると文句なしにしびれちゃうんですよね。今回の振付はTETSUHARUみたいで、やっぱ彼は格が違うということがよく分かりました。ツイッターにもつぶやいたけど、Janet JacksonGil Duldulaoの関係に近いと言える、安室奈美恵TETSUHARUの関係。この安定感は素晴らしいですね。



Get Myself Back

Get Myself BackNao'ymt氏らしい流麗なメロが印象的な夏ソング。この曲はですね、どうも歌詞がしっくりきません。一番気になるのは「大丈夫きっとすべてはうまくいく」のところ。俺はどうしても「そうなんかなぁ」って思ってしまいます。話はずれますが、俺が医療の勉強をしてるってのもあるからだろうけど、計り知れないほどの苦悩と現状への閉塞感を感じて病と闘っている患者さんを見るにつけ、その人たちに簡単に、何の根拠もなく歌詞のような言葉をかけられるだろうか。まあ、夏だし、夏ソングだし、そんな重く取らなくていいよっていう意見も分かります。けど、このフレーズが心に響いて、すべてが本当にうまくいくと思う人がどれだけいるか。世の中うまくいかないことも沢山あるけど、そこからも人生の糧を見出すことができるのが人間の良いところだよっていうのなら分かるけども。あと、涙は流してもいいじゃないか。本当の優しさって、泣きたい人の気持ちに寄り添えることをいうんじゃないのかなぁ。それにしても、言葉って本当に難しいですね。ちょっと言い方が違うだけで人に与える印象が変わってくる。しかも、歌詞を書く人は、大衆という実体のない相手に向かって歌詞を発信しきゃいけない・・・。余談ですが、最近の安室ちゃんのこういう曲って、どうにかこうにかして"救い”を聴き手に与えようとしてるものが多いですよね。もうちょっと、人間が抱える普遍的な心の闇に焦点を当てた歌詞の曲とか聴いてみたいです。さらっとした感動系バラードより、ドロッとした現実系バラード希望です(笑)。



でもやっぱり、安室ちゃんの笑顔はカワイイですね(笑)。無敵です!


Posted at 20:19Comments(11)Trackback(0)安室奈美恵 

May 28, 2010

Janet Jackson Performs Nothing / Nasty

ジャネットーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!

ということで(笑)、我らがジャネット様がアメアイでパフォりましたんで記事アーーーップです!

つかまず観てくださいよコレを!

Janet Jackson - Nothing / Nasty



まず、ジャネットめっちゃ痩せてる!!!w
スタイルすげー良いしw
いや、主演映画のトレイラー観たときは、「ちょ、そこらのオバサンと変わらんやん・・・w」って思ったけど、すげーわ、完成されてる。。。
で、衣装も「アタシ、こんだけ痩せたのよ!」的なアピールをしたいのか、ボディ・コンシャスなドレスです(これまたグー!)。
それと、数日前からこの髪型の写真がネットに流れてたけど、俺はすごく似合ってると思う。

んじゃ曲の感想、行きましょうか!

まず『Nothing』から。
この曲って良い曲だけど地味だからライブ映えすんのか疑問だったけど、これ観たら余計にこの曲好きになった!
後半からぐわーっと心に沁みますね。

で!で!で!『Nasty』ですよ!!!
イントロのダンサーのダンスが・・・

やーばーすーぎーるーーーー!!!!!!!!!

どの振りがヤバイかなんてつまらんことは言いませんよ!
イントロの振り全体がもう!もう!もう!
センスが良すぎて発狂してしまいそうw、いやほんとに!
つかビートがBusta Rhymesの『Touch It Remix』仕様になってるけど、このビート大好きだから

テンションあーがーるーーーー!!!!!!!!

あとね、これは毎度のことだけど、ダンサーの衣装がオサレ!
しかも、サスペンダー使った振りとか「なるほどー!」と感心しました!
余談だけど最近オレ、サスペンダーをファッションによく取り入れてるんですが、これ見て思った。
裸にサスペンダー・・・、ありだなw(じょーだん)

とにかく、ジャネットのパフォーマンスは全体の構成というか、流れが綺麗だから観てて非常に気持ちいい!

マジでジャネットってダンス王国の女王だわ。
瞬時にステージの空気をジャネット王国にしてしまえるカリスマ性。

んん〜っ!!
LOVE JANET!! RESPECT JANET!!

Posted at 20:46Comments(4)Trackback(0)Black Music Column 

May 25, 2010

Win-Winなリアーナとクリス・ブラウン

RihannaChris Brown
今回、この二人にアーティストとしての底力を強く感じました。
まずはこれを見てください。


Rihanna - Rockstar 101





Chris Brown - No Bullshit




Rihannaのほうは、前シングル『Rude Boy』の成功の波に乗って作られたロックスター・リアーナなPV。
アルバム『Rated R』からの4作目のシングルになる『Rockstar 101』ですけど、過去3作とはまた違った感触のPVなんだけど、統一感もある。
ここ最近のRihannaのPVは非常にアーティスティックだし、毎回確実に曲の印象をアップさせるような映像を送り出してくるんで彼女の動向はいつも気になってます。
Rated R』で、アーティストとしての深みを身に付けたRihanna。理想的な成長だと思います。

対するChris Brownは、元カノとは対照的に、よりセンシティブでクールな世界に足を踏み入れてるような気がします。
この曲はファンへのプレゼントとして制作された楽曲のようで、ミックステープ『In My Zone』に収録されてるみたいです。
個人的に、今年最大級のセクシー・ミディアム・アップだと思ったくらい、激気に入りましたよコレ。
同世代のMarques Houstonはちょっと地味な方向に行きつつあるし、OmarionR&B的にはもうひとつ柔らかい色気に欠けるし、そんななかでこんな曲を作っちゃうChrisは良い路線行ってると思いますね。


Win-Winの関係。
一方が(アーティストとして)勝ち残り、他方が負けるのではなく、
色々あったけど、双方が苦い経験を糧にして成長していく姿。
これこそ良い人生の歩み方かと。

Posted at 19:30Comments(6)Trackback(0)Black Music Column 

May 15, 2010

Utada 『Exodus』

Utada - Exodus



この人の豊かな才能には本当頭が下がる。
宇多田ヒカル。
ブログで取り上げたことは全くないけど、実は以前からずっと大好きだった。
いや、大好きというのを通り越して、尊敬していると言ってもいいくらい。
俺にとって宇多田ヒカルは安室奈美恵と双璧をなす程のフェイバリット・ジャパニーズ・シンガー。
今までに何度も宇多田ヒカル(というかUtada)の作品をレビューしようと試みたことがあるんだけど、いつも途中で挫折してしまっていた。
「まだまだ聴き込みが足りないんじゃないか」と思って途中で文章が書けなくなる。
書くならちゃんと書きたい。だからこんなに時期がずれてしまった。

ということでハイ。今日は日本が世界に誇るスーパースター・宇多田ヒカルの全米デビューアルバム『EXODUS』のレビュー。 いきます。

まずは結論を。
全曲において、傑作。間違いなく。宇多田はこの作品を振り返って「私らしくなかったかも。ちょっと力み過ぎた」と発言してるみたいですが、そんな…、自分の作品を過小評価しないで。俺は、宇多田が自分の持つ才能を余すとこなくブチ込んだこのアルバムにいまだに衝撃を受けているんだから。確かに、当時の彼女に対してR&B的な楽曲を俺も期待していたから、こういう作品になるなんて思ってもみなかったけど、そもそも彼女って周りの予想を鮮やかに裏切りたい欲求がいつもあるんじゃないかと思うからある意味彼女の狙い通りでしょうねぇ。そしてまた、彼女の創作意欲の根底にあるのはやはり“知的好奇心”ではないでしょうか。“インテリジェンス”な雰囲気を出すのが好き、けど、たまに“くまちゃんの歌とか歌っちゃうよ”的な抜きの演出もして、イメージ・コントロールも忘れない(彼女のブログも抜きの演出の一部か)。俺はそういう計算高い宇多田が結構好きだったり。
宇多田ヒカルの音楽の楽しみ方として、まあ色々あると思うけど、俺はとにかく「(真似て)歌いこなす」ことにあると思う。特に“Utada(宇多田ヒカル名義と差別化)”の音楽は聴くだけじゃ勿体無い。彼女の歌詞が生み出す独特のリズムが好きで何回も歌ってたらいつの間にか『EXODUS』も『This Is The One』の曲も全て空で歌えるようになっていた。綿密に計算された単語の選出や配置があって初めて成り立つ英語詞の聴き心地の良さ。歌詞の内容に関しては正直難解で付いていけないようなフレーズもあるんですが、彼女の歌詞は論理で読み解くんじゃなく、直観で感じるのが良いのかな。

1. Opening
2. Devil Inside
聴き手を洗脳してしまいそうな妖し過ぎるメロディと民族系打楽器、そして自由に飛び交うシンセ音に、内に秘めたキケンな感情が炙り出される錯覚に陥る。まさに“Jealous angel deep inside of me”。ここまで音と歌詞で人の感情を煽る曲も珍しい。これが苦手な人はこの後の楽曲も無理な気がする。

3. Exodus '04
新たな世界に飛び立つ時は決してハッピーなわけじゃない。殺気立った“覚悟”を決めて旅立つ。これはそういった曲かな。その意味では非常に現実的な曲。全米デビューに際して甘えは一切感じられないUtadaの覚悟が感じられる傑作。Timbalandプロデュース。

4. The Workout
タイトなドラムスとシンセが印象的な前半から徐々に高揚感を増していき、ホーンが挿入された壮大なアウトロで締めるという何ともドラマチックな広がりをみせる一曲。心臓の鼓動音を効果音に使うなど、非常に実験的な楽曲で、トラック自体が凝っていて面白すぎる。

5. Easy Breazy
今回のアルバムのなかでは一番ポップな仕上がりで、日本のテレビCMに使われたのも納得。このポップさは次回作である『This Is The One』の作風につながるところもあるかと。ただ“We're livin' in a world with a lot of pressure”あたりのヒネリは流石宇多田。

6. Tippy Toe
ダークな色っぽさが新鮮な楽曲。この曲は歌うのにかなり表現力がいるでしょう。高音の響かせ方に今までとは違うアプローチを試みている点で注目曲。歌い手・宇多田ヒカルにとって、ある意味挑戦の一曲だったのではないだろうか。

7. Hotel Lobby
異国情緒溢れるオリエンタルなビートに、宇多田らしい切ないサビが印象的。細かく刻まれたリズムに胸は高鳴るし、わびさびが感じられる日本人の好むメロディなんで、この曲を好きな人は多そう。歌詞という点ではこの曲が一番趣があると思う。中盤のハイライト曲。

8. Animato
宇多田曰く「この曲は私にしか作れない」という問題作。控え目に入れられたマーチングバンドと、幻想的ななシンセが共存した何ともまあ不思議な感触の曲。この曲の世界観は後に宇多田ヒカル名義でリリースした『Passion』につながっているような気もする。

9. Crossover Interlude
10. Kremlin Dusk
サビの爆発力たるや、凄まじい。全力疾走で駆け抜けていくメロディに圧倒されてしまう。破滅的な美しさがあって俺は好きだなあ。アルバムのなかで一番暗い。宇多田はこういう救いようのないほどダークで、やり切れない心象を音楽に昇華するのに長けてる。

11. You Make Me Want To Be A Man
イントロからして妖しさ全開。中毒性の高いビートという意味ではこの曲がアルバムで一番じゃないだろうか。曲全体として、荘厳で神々しい印象さえする。この曲を歌う宇多田は全てを操る女神のような。ちょっと大袈裟(笑)?けど、それくらいの迫力はある。

12. Wonder 'Bout
さっきの曲とは真逆の、拍子抜けするほど軽いノリの曲。けどそれがイイ。早口歌唱&言葉遊びが独特のリズムを生んでいてとても面白い。テキトーに作ってるようにもみせて、実は作り込んでますよ的な。この辺りからクライマックスに向けてサウンド的に収束している感じがする。良い流れだと思う。

13. Let Me Give You My Love
奇才Timbalandのプロデュースなんですが、他の曲も十分濃厚なんで、Timbalandだからといって浮いてる感じもなく、むしろ逆にこの曲のほうが他より薄味かも。つかティンバさん、やっぱりちょっとこれは地味ですよ。もうちょい個性出してもよかったかなーなんて。

14. About Me
アルバムラストにきてやっとゆったりした曲がこれ(ま、歌詞はキワドイんだけれども)。「あぁアルバム終わるんだ」って印象をくれます。例えるなら、フルコースのディナーを楽しんだ後に飲む一杯の水。サビのメロディは宇多田ヒカル名義の曲が好きな人も気に入るであろう安心設計。


評価 ★★★★★


Posted at 00:52Comments(4)Trackback(0)宇多田ヒカル 

May 01, 2010

EMINEM IS "NOT AFRAID"


Eminemは、固い決意を持って生まれ変わろうとしています。

6月にリリースされる最新作『Recovery』からの正式な1stシングル『Not Afraid』のTeaserが解禁されました。



もともとは『Relapse』の続編として『Relapse 2』のリリースがアナウンスされていましたが、蓋を開けてみれば全く異なるコンセプトの作品をドロップすることになるようです。
エミネムは「色々なプロデューサーとレコーディングしていくなかで、Relapseの続編を作ることに意味に見いだせなくなったんだ」と語っており、Twitterにも「There is no Relapse 2」とだけつぶやいてて、あれーなんて思ってたんですよね。

Recovery』からの1stシングルである『Not Afraid』は、ファンにとったら非常に嬉しいメッセージが込められた曲。
薬物中毒で表舞台から姿を消していた時期があった彼ですが、この曲では「応援してくれてるファンのみんな、俺はもう二度とみんなをがっかりさせたりしない。俺は戻ってきたんだ」と誓い、高らかに自己の再生を謳っています。

I’m not afraid to take a stand
Everybody come take my hand
We’ll walk this road together, through the storm
Whatever weather, cold or warm
Just let you know that, you’re not alone
Holla if you feel like you’ve been down the same road


俺はこういうアツいエミネムが好きです。彼の誠実さが好き。
この『Not Afraid』にしても、聴いてて心がすごく高揚してきます。
エミネムは曲中で結構歌ってますが、彼の歌って何気に好きなんですよねーオレ(笑)。
味があると思うんですが、どうですか?
ちなみにこの曲をプロデュースしたのはBoi-1daだそうで、『Forever』でのタッグが彼的にしっくりきたのかな。

さて、もうすぐ全貌が明らかになる『Recovery』が今から楽しみで仕方ないですね!


Posted at 21:58Comments(2)Trackback(0)Black Music Column 

April 10, 2010

Usher 『Raymond V Raymond』

確実にツイッターの弊害が出てきてる俺のブログ(苦笑)。
といいつつも、最近はそこまでブログを書きたいと思わなかったんですよね。
なんでだろうね。アウトプットよりもインプットが楽しかったからかも。

そういやこないだまで春休みだったんすけど、週2ペースで街に飲みに出かけて朝帰りっていう感じでした。
今の俺は「飲み仲間を増やそう!」がモットーなんで(笑)。
って言っても、ただ遊んでるだけじゃないんですヨ。
話してて色々と興味深いことを教えてくれたり、色んなことを感じさせてくれる人と飲む、まあ「耳学」ってやつですね。

さっきインプットって言ったけど、最近繰り返しインプットしてるのがこの曲。

Usher - Hey Daddy (Daddy's Home)



これメタメタすきー。
エレクトロ一辺倒なR&Bのアップが溢れかえる現状で、こういったオーソドックスなアップR&Bを先行にしたUsherは称賛に値すると思います。
この曲を制作したThe Runnersって俺のなかではまだまだマイナーな感じだったんだけど、ついに才能が爆発したって印象。
この曲のポイントって、緩急つけたメロディとビートにあると思うんです。
So all my ladies say, hey hey hey daddy”でメロディが緩むじゃないですか?
だからメリハリがあって曲が絞まってるんでしょうね。
FUMIYA2010R&Bベストシングルは今んとこコレです〜。

というわけで、今日はUsherの最新作『Raymond V Raymond』をレビューします。

usher-raymond-vs-raymond-cover1. Monstar
2. Hey Daddy (Daddy's Home)
3. There Goes My Baby

4. Lil Freak feat. Nicki Minaj
5. She Don't Know feat. Ludacris
6. OMG feat. will.i.am
7. Mars vs Venus
8. Pro Lover
9. Foolin' Around
10. Papers
11. So Many Girls
12. Guilty feat. T.I.
13. Okay
14. Making Love (Into The Night)


Usherが今回敷いた布陣は、Jimmy Jam & Terry LewisPolow Da DonBangladeshwill.i.amJermaine Dupri & Bryan-Michael CoxDanjaJim Jonsin & Rico Loveという大御所から中堅、新進クリエーターを、今の時流を考慮しながら選んだ感じ。
そんななかでもやっぱりオッと思わせられる曲を提供しているのがJam & Lewis。アルバムの幕開けを飾る彼らの作品『Monstar』は、聴き手をグッと曲の世界に引き込む魔力(というか引力)があって、のっけから本気モードのUsherさんです。そして、『Mars vs Venus』も、無重力系スロウとでも言えそうな、独特な浮遊感が際立つ傑作。そしてジャムルイからしたら異色なレゲエ・フレイバーの『Pro Lover』には驚きました。これもアリですね。とまあ、流石Jam & Lewisなクオリティ。最近仕事してんのかー?なんて余計な心配をしてましたけど、この3曲を聴いたら、今のシーンを俯瞰してるような二人の画が頭に浮かびましたね。こうなると、もうジャムルイだけでアルバム作ればよかったのにーなんてことを言いたくなりましたが、それじゃイケナイ。
他のプロデューサーで面白いものを提供したのは・・・・正直言ってイナイかも(笑)。
いやね、アグレッシヴなアップを提供してる組のPolowwill.i.amDanjaBangladeshたちも良いのは良いんだけど、もうちょいなんだよなー。この中ならPolowが一番面白いビートを提供してると思う。Bangladeshの『She Don't Know』とか、ホーンの入れ方に芸がない気もするし、Bangladeshは俺のなかでは・・・終わったな(笑)。
Jermaine Dupri & Bryan-Michael Coxの『Foolin' Around』は良い曲なんだけど、曲順が悪かった。だって、印象の濃いJam & Lewis曲の後だもん。なんかすげーアッサリに聴こえる。もったいないねー。明るい曲調の『Guilty』の後くらいに入れればよかったと思うな。
Beyonce"Sweet Dreams"も制作したJim Jonsin×Rico Loveコンビが手がけたラスト曲『Making Love (Into The Night)』はイイと思う。けども。Jim Jonsinってどうしてもサイバーちっくな音をどっかに入れなきゃ気が済まんのかってチョイ突っ込んでしまった(笑)。ほら、フックにピコピコ入ってるやつ。ま、良いんだけども。いややっぱ良くない。せっかく普遍的に愛されそうな曲になってるのにちょっとピコピコさせるだけでなんかチープに感じる。あ、『There Goes My Baby』は諸手を挙げて称賛、コレ好きです。

このアルバムはある意味、『Hey Daddy』とJam & Lewis曲があるからまとまってる感じもします。アップ担当の他のプロデューサーはもうひと頑張りしてほしかったかな。

そういやUsherの歌唱ってなんかMarioっぽくないっすかね?>『Monstar』とかで顕著。

そうそう、全米チャート堂々の1位、オメ!


評価 ★★★☆☆


あ!大事なこと言い忘れてた!
上の動画、Usherのバックダンサーで、黒髪ロングパーマの女性、めっちゃタイプです(笑)。
この動画の主役は彼女です。
ダンスも表情もイチイチせくしーなんだからっ(*´ェ`*)

Posted at 06:38Comments(6)Trackback(0)R&B - Male - 
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