センテンス

ひとつづきの言ノ葉

カテゴリ:カメラ > Nikon Df

ストッラップ


Acruでストラップとレンズキャップケースを買った。
前期がんばった自分へのプレゼント。
今までの自分のイメージには無い色だ。
蒼い海の色。緑がかり、光できらきらした水面。
どこまでも続き、いつまでも眺めていたくなる海という広いその姿。
カシェカバーのブラウンは、真夏の海でこんがりと日焼けしたイメージをのせて。

 仕事の一年の区切りの日だった。一年づつくぎりを付けて、次の年度に行くのもいいと思った。すがすがしかった。
 新しくなったニコンプラザで、修理に出した18-70mmのレンズを受け取りに行ったのと、Dfの名入れサービスをしてもらってきた。
 18-70mmのレンズは、1群摺動枠というところが壊れていたらしく、取り替えてもらった。
 僕のDfは普通のブラックだけど、文字の色は金色にしてもらった。自分の下の名前を入れてもらった。
 ゴールドエディションじゃない、ブラックのボディに、金の文字が似合うか少し心配だったけど、前面右下のFXの文字も金色だから、バランスが取れているようだった。
 とても、満足。自分のカメラ。
 ちょっと話を聞いてみたら、元のサブダイヤルは破棄されたらしく、例えば売りたいと思った場合、元に戻すにはシールを貼るらしい。やっぱりもう、手放せないね。

 Dfになって、手軽にDXのAPSCサイズとFXのフルサイズの画角の違いを体験できるようになった。
 DfをDXにして撮ると、出てきた写真がトリミングしたもののように見えてしまう。
 今までDXのカメラで撮っているときは感じなかった、「トリミング感」みたいなのを覚えるようになった。
 これは、FXサイズのDfで、DXの画角で撮ったときに感じるだけで、DXサイズのD60で撮っている分には感じない。

FXの画角
_DSC0288

DXの画角
_DSC0287Nikon Df + Ultron 40mm F2


 レンズはウルトロン40mm。FXだと40mmが広角に感じる。
 ウルトロンをDXで撮った時と、同じくらいの画角であるノクトン58mm。
 ノクトン58mmを開放で撮ると、浮かび上がった写真が撮れた。
 フルサイズのこういう写真にあこがれていた。

_DSC0118Nikon Df + Nokton 58mm F1.4

黒部渓谷トロッコ
Nikon D60 + AFS Nikkor 18-70mm F3.5-4.5 DX

 先週の三連休、土日の一泊二日で、家族で富山の黒部渓谷と五箇山の合掌造りを見に行ってきた。
 カメラはD60とEMの二台、レンズは18-70mm、カラスコ20mm、ノクトン58mmの三つ。最初の黒部渓谷のトロッコの中からは、D60と18-70mmばかりで撮っていた。やはりああいうシチュエーションでは、ズームレンズにオートフォーカスがやりやすい。移動中以外、基本、旅行先で撮影している間は、レンズ交換をしたくない。億劫だ。
 ただ、途中でズームレンズの調子が悪くなった。つっかえるようになった。若干気落ちしながら18-70mmをはずして、D60とカラスコ20mm、EMとノクトン58mmのペアにして撮り始めた。自分にとって使いやすい画角のペア。カメラ二台体制の便利さを知った。
 フルサイズ換算でD60が30mm相当と、EMが58mm。二日目の合掌造りの家の中で撮るために、もっと広角がほしくなって、レンズをお互いに交換しあえば、EMが20mm、D60が87mm相当になってプチ望遠になる。
 二台体制、二本のレンズで、20mm、30mm、58mm、87mmの四つの画角が使える。メインとなる外の景色に30mm、標準に58mm、サブ的に室内広角が20mm、プチ望遠が87mm。何よりレンズ交換なしで、常に二つの画角が使えるのが便利だった。
 ズームは確かに便利だ。壊れなければ単焦点とEMは持っていたけど、鞄に入れっぱなしだったと思う。ただ、D60はISO感度が僕の場合、基本400まで。この日は時折雨のぱらつく曇り。紅葉にはきれいだったけど、日差しが強くなかった。トロッコからの撮影は景色が流れているのでブレやすい。走っているトロッコを撮るにしてもブレやすい。今回、常にISO400に設定して撮っていたけど、帰って見てみると、ブレている写真があった。
 D60と18-70mmのコンビはちょうどいい大きさで、旅行には最適。ズーム領域もちょうどいい。ただ、動かないものなら対応できても、動くものだと、やはりISO感度の許容できる範囲がきつく感じることがあった。

菅沼集落
Nikon D60 + Color-Skopar 20mm F3.5

紅葉と合掌造り
Nikon D60 + Nokton 58mm F1.4

 あのセンセーショナルだった、ティザー広告での発表があってからちょうど一年後の2014年11月5日。Dfがついにうちに届いた。六年分の想いだったので、最初、箱を開ける前に、しばらくこれまでの道のりを思い返した。僕にとってこのカメラは、ただのカメラじゃない。六年前、中国にいた時に抱いた思いをやり遂げた、今の僕への、六年前の僕からの贈り物だ。
 D700にもあこがれていたけど、あこがれはあこがれのまま、自分にあう、末永く使えるサイズのカメラで。これが六年間、どうしようか散々悩んできた、ぼくの答え。
 お店やニコンサロンで手に取ったことはあったけど、改めて自分のを持ってみて、まず最初に感じたのは、四角いという印象だった。
 シャッターボタンに、ソフトシャッターレリーズのAR-11は付けてみたけど、取ってしまった。もともとDfのシャッターボタンは幅があるので、EMに付けた時のような感動はなかった。それよりも、上部がダイヤルで窮屈な印象で、シャッターボタンの下にある電源ボタンが入れにくい。人指し指一本で入れられない。AR-11があると余計に電源が入れにくくなる。AR-11はEMに戻した。
 あとネットで、Dfの電池の裏蓋が、全部はずれるタイプの物で落としやすいと書いてあったのを見たのだけど、僕のは違って扉のタイプになっていた。改良されたのかもしれない。
 Dfのスクリーンは、うまく調整されてはいるけど、マニュアル機のスクリーンには劣るという意見がある。でも、ぼくには十分だった。D60のスクリーンを使っているぼくというよりも、FM3A用のファインダースクリーンを付けたEMを使っているぼくにとっても、見づらさを感じるものではなかった。前に買ったマグニファイアと大きな接眼を付けてみたけど、かさばるからいらないかなとも思う。穴をけずったDK-22を使ったD60やEMよりも、Dfとの相性はいいようで、レンズによってはないほうがいいということがなさそうだ。
 まだ家の中でだけだけど、ノクトン58mm等、マニュアルレンズを付けて、試し撮りしていた。
 カメラは三つのリングがあれば写真が撮れる。ピント、絞り、シャッタースピードだ。今はこれにISO感度が加わるから、3.5のリングか。
 ダイヤル設定だけど、僕の場合、EMのように、絞りを一段ずつレンズ側で合わせるほうがやりやすい。ただ、絞りが一段ずつと大きくなるので、シャッタースピードは、上部のダイヤルを使わないで、親指のダイヤルを使うことにした。
 絞りのことを、露出と言う人がいる。よく知らないけれど、シャッタースピードを決めておいて、絞りで露出をあわせていたからだと思う。
 僕の場合、被写体を決めたら、絞りを決めてファインダーをのぞく。ファインダーをのぞかないと、露出がわからない。露出はシャッタースピードで合わせる。でも、上部のダイヤルだと、ファインダーをのぞきながら合わせにくい。これは今までD60でやってきたように、ファインダーをのぞきながら、親指のダイヤルでスピーディーに3分の1段ずつ合わせたほうがやりやすい。
 シャッタースピードで対応できない場合には、ISO感度を変える。DfはこのISO感度耐性がすごい。フィルムみたいに、常時ISO400でもよさそうだ。足りないときは、800、1600、3200とかなり上げられる。
 D7000のときは、設定が多すぎて、結局D7000の画像をつかみきれなかった。今回は、最初に設定を決めたら、あとはいつも使う項目だけをマイメニューに登録して、他はあまりいじらないようにした。最初からいろいろいじるんじゃなくて、必要なときに、いじって、一つずつ、自分のものにできるようにする。
 18-70mmを修理したら、買い取りにして、Df用に24-85mmを買おうと思っていた。D60は、ズームレンズなしにして、単焦点お散歩カメラにしようかと。
 でも、マニュアルの35-135mmが、思った以上にDfにあっていて、好印象。35-135mmは、長くてD60やEMに付けると大きい印象なのだけど、Dfに付けると、釣り合っていて、そこまで大きい印象を覚えない。サイズでいえば、24-85mmも、35-135mmとそんなに変わらないんじゃないだろうか。それに、Dfに35-135mmを付けている人はあまりいないだろう。
 画質は、意外とシャープさがある。ただ、望遠側だと135mmなので手ブレしやすい。Dfのファインダーが見やすいから、35-135mmのピント合わせも億劫じゃない。非CPUのレンズだけど、35mmのF3.5でレンズ登録しておいたDfなら、露出をオートにすることができる。それもまた、今までより便利に感じれていい。オートフォーカスがなくても大丈夫になれば、24-85mmを買わなくても、旅行もこれで行こうと思えるかもしれない。

 ニコンのDfが我が家に来た。とりあえず持っているFXレンズを付けてみた。
 僕自身、Dfを購入するまで、画像を検索してDfとレンズの組み合わせ、特にカラスコやウルトロン、そしてノクトンの付いた写真を探した。
 ネット上の例を増やすために、僕もここに載せておく。

_DSC6191Nikon Df + Color-Skopar 20mm F3.5


_DSC6218Nikon Df + Ultron 40mm F2


_DSC6193Nikon Df + Nokton 58mm F1.4


_DSC6221Nikon Df + Sigma 50mm F2.8 macro


_DSC6210Nikon Df + AIS NIKKOR 35-135mm F3.5-4.5


_DSC6213Nikon Df + AFS NIKKOR 70-300mm F4.5-5.6 VR


"We are Little Nikon" _DSC6209EM と Df

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