エビングハウスの忘却曲線で記憶を定着させる
「あれ、この仕事以前に教えて貰ったはずなのに…」
そんな経験、ありませんか?せっかく学んだことが、すぐに頭から消えてしまう人は、
教え甲斐がなければ、教える側双方にっても時間がもったいないですよね。
鈑金塗装の業界でも当然ですが物覚えが【良い人】と【悪い人】の両方が居ます。
後者の方は【覚える】や【情報を取り入れる】といった能力に欠点があり
上司や周辺に何度も同じ事を言わせたりします。
この状態が一定期間続くと【周辺】は、その人に何も言わなくなります。
簡単に言うと【呆れて物も言えない】といった感じです。
そんな後者の方には是非知って頂きたい【記憶に関する】ある法則があります。
それが、エビングハウスの忘却曲線です。
エビングハウスの忘却曲線とは?
エビングハウスの忘却曲線とは、ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが発見した、
人がどのくらいの速さで物事を忘れてしまうかを示したグラフのこと。
このグラフによると、覚えたことは時間が経つにつれてどんどん忘れてしまうことがよくわかります。
つまり、復習しないと、せっかく学んだこともすぐに忘れてしまうということなんです。
人はなぜ忘れるの?
人間の脳は新しい情報よりも、
すでに知っている情報に優先的にアクセスしようとする性質があります。
そのため、一度学んだことをすぐに使わなければ、
だんだんと記憶の奥底に埋もれてしまい、思い出せなくなってしまうのです。
習った事や決めた事を忘れないための秘訣
では、どうすれば、【学んだこと】や【決めた事】を長く記憶にとどめておけるのでしょうか?
そのため、一度学んだことをすぐに使わなければ、
だんだんと記憶の奥底に埋もれてしまい、思い出せなくなってしまうのです。
習った事や決めた事を忘れないための秘訣
では、どうすれば、【学んだこと】や【決めた事】を長く記憶にとどめておけるのでしょうか?
エビングハウスの忘却曲線から、いくつかの重要なことがわかります。
- 復習は早ければ早いほど効果的: 覚えた直後や、数日後に復習することで、記憶の定着を促すことができます。
- 繰り返すことが大切: 同じことを何度も繰り返すことで、長期記憶に結びつきやすくなります。
- アウトプットする: 学んだことを、人に説明したり、文章にまとめたりすることで、より深く理解し、記憶に定着させることができます。
- プライベート復習:『今日は休みだから仕事の事は考えない』と切り分けるのは良い事ですが、いざ仕事が始まった時にスキルが一定の水準を満たす事が出来ていない期間はプライベートでの復習をお勧めします。
ビジネスパーソンが忘却曲線を活用する方法
エビングハウスの忘却曲線をビジネスに活かすには、以下の3つのポイントが重要です。
- 研修後の復習を徹底する: 研修直後だけでなく、1週間後、1ヶ月後など、定期的に復習する機会を設けましょう。
- OJTや実務を通してアウトプットする: 学んだことを、実際の業務で活用することで、より深く理解し、記憶に定着させることができます。
- 目標設定とフィードバック: 目標を明確にし、定期的にフィードバックを行うことで、学習意欲を維持し、効果的な学習を促進することができます。
- 自分の仕事以外の部署にも目を向ける:自分の仕事だけに捉われていると成長が著しく遅くなります、自分の分野以外の仕事の情報も取り入れる事でトータルバランスが担保され、記憶に残り易くなります。
まとめ
エビングハウスの忘却曲線は私たちがいかに簡単に物事を忘れてしまうかを示すとともに、
記憶を定着させるためのヒントを与えてくれます。
鈑金塗装の業界の職人は、日々新しい知識やスキルを身につける必要があります。
そして貴方が身に着けた【スキル】や【ノウハウ】こそが自身の出世や給料に反映します。
1度しかない自分の人生を最終的に振り返って『もう少しやっておけばよかった…』なんて事に
ならないように、自分自身を奮い立たせる事が大切です。
そして忘却曲線を意識し効果的な学習方法を実践することで、より効率的に知識を習得し
成長することができます。
あなたも今日から、エビングハウスの忘却曲線を活用して、記憶力をアップさせましょう。
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