車体整備の透明性確保に関する重要なお知らせ
国土交通省は、2024年3月29日に車体整備の消費者に対する透明性確保を目的とした「車体整備の消費者に対する透明性確保に向けたガイドライン」を策定し、公表しました。
このガイドラインは、昨今の車体整備業界における不適切な事例を踏まえ、消費者と車体整備事業者との信頼関係を再構築するために策定されたものです。
ガイドラインの主な内容
- 作業内容の説明と記録
- カーオーナーや保険会社などの支払主体に対し、作業内容を詳細に説明すること。
- 作業前後の画像や見積書、修理内容に関する承諾書などを記録・保存すること。
- 消費者への説明と了承
- 修理方法や所要時間などを具体的に説明し、消費者から書面などで了承を得ること。
- 画像による記録
- 入庫時、作業時、完成時など、各段階での画像記録を推奨。
- 特に、車両の四方向からの撮影や、ホイールなどの部位を特定できるような写真撮影を推奨。
特に重要なポイント
- 消費者保護の強化:
- 作業内容や費用に関する透明性を高めることで、消費者が安心してサービスを受けられるようにします。
- 記録・保存の徹底:
- 画像や書類による記録を徹底することで、後日のトラブル防止や説明責任を果たすことを目的としています。
- 書面による了承:
- 消費者からの書面による了承を得ることで、合意内容を明確にし、トラブルを未然に防ぎます。
事業者の皆様へ
本ガイドラインを遵守し、消費者との信頼関係を築くために、以下の点にご留意ください。
- 作業内容の説明を徹底し、消費者の理解を得るように努めてください。
- 作業の各段階で適切な画像記録を行い、記録を適切に保存してください。
- 消費者からの了承は、可能な限り書面で取得するようにしてください。
消費者の皆様へ
車体整備を依頼する際は、以下の点にご注意ください。
- 作業内容や費用について、不明な点は積極的に質問してください。
- 作業前後の画像や見積書など、記録の保存を依頼してください。
- 了承する際は、内容をよく確認し、書面で了承するようにしてください。
本ガイドラインは、車体整備業界全体の健全化と消費者保護を目的としています。皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
一般社団法人 日本損害保険協会(会長:城田 宏明)では、車体整備の消費者に対する透明性
確保に向けた取組みの一環として、以下の「修理工場向け写真撮影手引」を参考にして下さい。
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