おぐしみき@サワディシンチャオの美味しい日々

大阪心斎橋にある現「サワディシンチャオ」のオーナーシェフ、おぐしみきが、東南アジア旅や料理のことを書いています。

2007年03月

3月29日(木)

水曜日のマレーシア弁当は、サテが評判よかった。
焼き鳥なんだけど、レモングラスを効かせた自家製ピーナツソースが美味。
今日の料理はラクとパパに言ったら、慣れてそう言えるようにレベルになったんだよって。
そうかも。

2階の改装が、牛歩ながら進んでいる。
昨日は、仕入れに行ったパパと別行動。
ハンズで照明機具の調達。
いいなと思っても全部シーリングライトなので、うちでは使えない。
仕方がないので、3灯スポットライトを買った。
これはメタルデザインなので、イメージが合わないので、カッティングシートと色付きセロテープをいっしょに買った。
パパがビール瓶を飾る棚を作りたいというので、強力粘着テープも。
う〜ん。懐かしい。
店舗のディスプレィの仕事をしていた時は必需品だった。
それとてぐすも。

おそがけ、仕事が一段落した後、カウンターの中でカッティングシートを貼ったりして照明機具のイメージチェンジの作業。
12時半に完成!
やった〜!
インテリア熱に少し火が付き始めている。
昼間は100金で買ったバスケットや棚で調味料類の整理をしたりして。
おかげで、いい加減にできなくなって、開放が遅れている(^^;)。

P.S.
セミダブルベッド譲ります。黒い木の囲みです。
もうひとつ、シャンデリア風リビング用照明機具(新品)。
いずれも無料で。
その代わり、配送料をお願いします。


3月26日(月)

土日もお客さまの合間を縫って、2階の片付け。
荷物が多すぎるのだけど、もう決して使わないような前職の物があったりして
大量のゴミがでている。
それにしても、なんのだかわからないコード類やパソコン関連品の多さ。
古いパソコンも何台もあったり。

そんなゴミの山から、きれいな真っ白なディッシュ皿が出て来たり、
使っていないポーチ類が出て来たり、ちょっとおもしろい。
りゅうさいの持ち物も、本人に「捨てて」と言われていても、母としては忍びなくて持ちつづけていたりしたのだけど、靴類はよーへいくんに引き取ってもらえることになってほっとした。
私、ほとんど靴類はもう履かないのだけど、改めてみてみると、サンダルがものすごく多い。
アジア旅行に行く度に現地で購入して来た物で、想い出もいっぱいあって、これも捨てられない。しかもほとんど色が黒って(^^;)。

月曜カレーは、メニューが増えたので、調理手順がちょっと煩雑になってしまった。
しかもお天気がよかったから、おじさまたちも来てくださって、一時大忙し。
久し振りにぱにくっているパパ。
確かにお手伝いさんがいたら楽かもしれないけれど、まだまだ今の売上げ水準じゃ難しい。
どうしたらオペレーションがうまくいくか、もう一度再考するために明日のランチ営業を休むことにした。
なにしろ、一度失敗すると2度と来店してもらえなくなるという実にシビアな土地柄。
中途半端に営業して失敗するくらいなら、すぱっと休んじゃった方がいい。

午後は片付けをし、いろんな必要な物のサイズを測って新今宮のニトリ&コーナンへ。
ちょうど宿泊している人たちの出入りの激しい時間。
飲み屋さんが楽しそう。
ここに来るとなぜか、ハノイを思い出す。
建物の合間に電車が走っているから?

カーテン、悩んだけど、薄緑のものにした。
パパがいちばん安いものにしろとうるさい。
なんで?カーテンってインテリアの要なの。
この選び方に失敗するとすごくダサくなるんだよォ。
パパはごねていたけど、なんとか希望のもので押しとおす。
え〜ん、テレビのところの買ってもらえなかった。
ちょっと寂しい。
レジをパパに任せて店の中を見学してたら、あっという間に精算終わっててびっくりした。
今回の担当者は前回と比較にならないほど、とにかく要領がよかったらしい。
コーナンでは、段差解消のバリアフリーグッズを購入。

新世界の串カツ屋さんの行列を見て、パパが好きなやまと屋で食事。
串カツ屋さんじゃないとお客さんが入っていない。
それってどうなんだろう。

3月23日(金)

疲れていたためか、ぐっすりお昼まで。
それでも前の日眠ったのが4時だから8時間は眠っていない。う〜む。

いつまでも眠っていたかったけど、妹から催促電話も掛かっていたようなので、印鑑証明を取りに区役所に行く。
実家の名義を父から母に変えるので、遺産放棄の手続き。
今ごろ(^^;)。

印鑑証明のカードって名前書いていないから間違っていないかなァと思っていたら、案の定パパの古いのだった。
パパに怒りの電話したら、また登録しなおしたらと。
仕方ない。しよう。
ということで、紛失届を出して新しい証明を作ってもらって発行。

郵便局に寄って行政書士さんに書類を送って完了。
久し振りに実家に電話する。
「がんかに行って来た」と母が言うのでびっくりしたら、目の方だった。
ほっとした。
来週から毎日ランチ営業というと、「もう年なんだから無理しないように」と言われた。
確かに。ははは。パパに言ってほしい。

りゅうさいから電話があったそうだ。多分インドから。
お彼岸だものね。
そういう気を回したなんて、りゅうさいのこと、ちょっと感心。

イベントも終わったのでようやく洗濯するモードになった。
たくさんたまっていたので、今日は洗いのところまで。
明日も夜営業だけなので、2度にわけてすることにする。

30日に2階デビューになるかもしれないので、片付けもしていかなきゃ。
牛歩状態だけど、確実に少しずつきれいになっていっている。

それにしても、光に変えようとしているのだけど、工事前の某N○○の対応が電話だけなのにびっくり。
細かい家の状況を電話で聞くって、個人情報が売買される時代に間違っていないかい?
同じ人から何回も掛かってくるからそうだと信用するしかないけど、初めて電話かけて来た人に、なんで家族構成とか家の状況とか教えなきゃ行けないわけ?
いろんなプランも電話で説明しようとするし。
何分も電話にかまっていられるわけないでしょう。
口だけだと、かえって説明不足になるんじゃないかな。
書類をメールでもいいからちゃんと送ってきてとかできないのかしらん。

それよりも最初はアポイントがあって家に打ち合わせに来るって言ってたんじゃない。
それにも待っていたのになしのつぶてだったし、対応変過ぎ。
N○○だったからって、なんで電話で全部処理しようとするわけ?
OCN使ってなかったら、ぜったい別の光にしているぞゾぉ。
ちょっと怒っている私です。

私がパパが話している電話ひったくって、個人情報は話せませんって怒ったから、パパは唖然としていた。向こうの人もびびっていた。
でも、やっぱり何度考えてもおかしいと思う。



3月22日(木)

昨日の疲れも確かにあったけど、先週の飲みすぎの日に比べればすっきり起きれた朝。
もう経験済みの料理であること、そんなに手間が掛からないレシピなことから、厨房入りは6時半過ぎ。
あれ、インドネシアの番組やってる。いつもはカニタさんのタイなのに。
と思ったら今日は木曜日。水曜が休日だったので、1日順延したワールドエスニック弁当。

まずはお米を洗う。今日は雑穀ご飯だけなので、25合炊く。

次は、トンコツスープの仕込み。
大根、たまねぎ、しょうが、葱といっしょに強火で煮込む。

下味付けをしっかりするため、豚肉の焼き肉(テジカルビ)のタレ作り。
焼き肉なので、しょうが、にんにく、たまねぎ、りんごをひたすら擦る。
それにごま油、擦り胡麻、砂糖、醤油、酒などで味付け。
カットした豚ばら肉を浸け込んだので、後は直前に焼くだけ。

うなぎの焼き物(ジャンオ)は、とにかく辛かった料理。
温泉に行った駅までの帰り道、ジャンオの店だらけなので気になってお腹いっぱいに関わらず入って食べた。
なんたって、店の中にとうがらしとにんにくがこれでもかと干してある。
これを何日で使うのかしらんと思ったら、たまねぎとジャンオの合間にごちゃまんのとうがらし!私はまだまだ修行が足らず、よけながら食べた。
今回はそこまでは入れられないけど限界まで挑戦してみた(笑)。
後で食べたけど、ほんとに辛い!

ズッキーニのお好み焼風(パジョン)は、ズッキーニを輪切りにして、小麦粉をまぶし、卵液に絡めて焼いた物。これに酢醤油をかけて食べる。

ぜんまいのナムルは、水煮ぜんまいをさっと茹でて、ごま油で炒め、醤油、砂糖、にんにく擦りおろし、擦り胡麻で味付けした煮汁で煮てできあがり。

自家製浅漬けキムチは、白菜を塩で揉んでしばらく置いて洗ったものを、しょうが、にんにく、唐辛子、海老塩から(ここはカピで代用)などで揉んでさっと作った浅漬け。
釜山のお店で出てくるのは、古漬けではなくなぜかこればかりだった。

ようへいくんが来てから、時間的な余裕ができて、次の配達時間まで休憩することもできた。
ぱんぱんに腫れた足も随分ラクに。

他のお客さんもそうなんだけど、特にリクエストしてくれた中国旅行社のFさんの感想が気になる。
ご満足頂けたかしら。

賄いの後は、ようへいくんに気になっていた厨房の溝掃除をお願いした。
ぴかぴかに磨いてくれたので、とってもうれしい!
これから水曜弁当の後は少しづつお店を磨いてもらうことに。
ほんとうに助かる。

夜営業の後は、明日は夜だけなので、桃の湯。
南幼稚園の桜が何輪か咲いていた。
帰りに南船場の心斎橋商店街にできたチェーン系焼き鳥屋さんに行く。
近場で5時まで開いているので、とっても便利。
開業まじかなので、従業員さんの指導をしながらのオペレーション。

3月21日(水)

早起きしようと思ったけれど、前日忙しかったので起きられず(^^;)。
9時半に厨房に下りて準備をしていると、なおちゃん登場。
彼女は、ベトナム留学していた時にいっしょに料理を習った関係で知り合った。
もう5年になるね。
りんぽー亭の時に手伝ってもらったりして、年齢を超えて料理仲間として仲良くしてもらっている。
ものすごい勉強家で、調理師専門学校を出た後、スリランカやタイでも勉強したり、日本でもいろんな料理教室でお勉強している。
その間に、現場経験も積んでいて、奈良の超繁盛カフェで主任も勤めていた。
チャウチャウみたいにカワイイのに、どこにそんなエネルギーがというくらいながんばり屋さんだ。

今回も声を掛けさせてもらったら、今は名古屋に住んでいるのにとんで来てくれた。
4年前にスカイビル広場で開いたイベントのうちのお手伝いで仲良くなった津在住るみちゃんとは月1回ビール飲み会をしているらしく、彼女も来てくれる。助かる。

というわけで、私はなんやかんやでバタバタするので、なおちゃんに仕込みを一任。
なんてったってふたりとも、タイ料理はチエリ師匠に料理を習っているので、
味のバラツキがないから。

なんといっても長丁場、昼メニューは、ガイヤーン(焼き鳥)、ソムタム(青パパイヤのサラダ)カオニャオ(もち米)セットで提供することにした。
夜は、フォーボー用に牛骨スープを作っていたので、それでキムチチゲ。
菜の花の炊き込み御飯、大根と豆腐の炒め煮、ベトナムの海老せんべいなど。
他にたこ焼きやケーキもあったので、いつものイベントよりは作る料理も少ない。
しかもなおちゃんやるみちゃんが手伝ってくれるので、私はラクラクだ。

昨日までの寒さが嘘のように暖かかった1日。
たくさんの方に来ていただいて、おいしいビールにも囲まれて。
ご来場の皆様、タップのKSちゃん、サンシンの山内さん、
ほんとうにありがとうございました。

夜もふけて、女子3名で窓際のテーブルで飲み会(もどき)。
料理の話しをしだしたら、止まらない!


3月19日(月)

カレーは、寒すぎたためか、伯父さま族の出足が悪い。
あの大丸屋さんでも、ランチが残っていたほど。

あさってのイベント、木曜日のお弁当と、けっこう大きな仕事が重なっているので頭の中はそれでいっぱい。
今日は、特にお弁当のメニュー決めなので、釜山のことを思い出す作業から入った。

お客さまのリクエストで再度することになった釜山弁当。
あの時は帰国したばかりで、確かズッキーニも向こうから持ち帰った物を使ったりして
シズル感いっぱいの料理だった。
あれから時間も経っているので、再度思い出すっていう作業が意外に大変。
だけどそうしてすると寄り身に付くものかもしれない。

夜は、ビール好きのおひとりさまのお客さまが続いた。
1息付いた頃に、N田さんとKSちゃんが、21日のイベントで使う用具を持ってきてくれた。
その後、話の流れで、イベントの打ち合わせみたいになってしまった。
KSちゃん・N田さん・私と、パパの話がなにかかみ合わない。
パパの頭の中で描いている図と私たちの図に開きがあるようだ。
う〜む、これはしっかり打ち合わせ不足。
でも、ここでわかってよかった。

というわけで、2時過ぎまで議論に付き合せてしまったおふたり、ほんとうにごめんなさい。
再度仕切りなおして、がんばります。



3月18日(日)

17日は、団体さまのご予約で大忙し。
そういう日に限って懐かしい方のお顔も。
2階の片付けは、夜営業の仕込みなんかで、停滞ぎみ。
これではいつまで経っても終わらないと、来週からランチ営業日が増えることから
最後のワガママとしてランチを臨時休業させてもらって、片付けた。
なんとか荷物整理が終了。
まだまだ捨てなきゃいけないものもいっぱい。
まだきれいだからと置いておいた服も、思い切って捨てていかなきゃ。

後、火曜日に畳を引いて、カーテンや照明などの飾り付けをしたらできあがり。
どんなイメージのカーテンにしよう?
畳なので、この間ハノイで行った民族居酒屋さんみたいなアジアンチックな雰囲気にしたい。
どんなのがいいかな。
絵はどれをどこに掛けよう。
考えるのがとっても楽しい。
インテリアのこと考えるのって久し振り。
花を飾っても映えるよね。
賄いもちゃんとちゃぶ台でTVを見ながら食べられるので、リラックスできていい感じ。
なんかとってもうれしい。

最近ちょっと思ったこと。
ご飯食べに行く時は、香水の量を考えて欲しいなァということ。
うちはお寿司屋さんほどでもないけど、やっぱり程度を超えた香水は他のお客さまにも迷惑になるので。
どうか「ほのかな」香りにとどめてくださいね。

3月15日(木)

朝5時過ぎに目が覚めて、今日は眠れると思ってまた眠ったら11時だった。
もう少し寝ようと思って起きたら徹子の部屋が始まっていた(^^;)。
結局荷物の片付けはできず。

午後からのワイドショーは、某元タカラジェンヌの婚約の話でもちきり。
お相手のMさんは、ちゃんと。のデザインで頭角をあらわしたので、私も知っている。
その頃、繁盛飲食店は斬新なデザインがトレンドと言われて、インテリアデザイナーもたくさん紹介していた。

彼のデザインの店は何軒も取材したけど、私は好きになれなかった。
そのうちのひとつ、橙屋さんは壁にその頃珍しかった竹を試験管に入れて飾ってあって。
「これ、水替えはどうするんですか?」って聞いた覚えがある。
北新地の照明機具がたくさん置いてあるラウンジバーも、掃除がうんと面倒そうだ。
そういえば、彼の初海外作品の香港の店もいったっけ。

そんなんで、現場の大変さがわかったからインテリアデザイナーを紹介するページには彼は登場させたくなくて、彼自身への取材はあえてしなかった。

何かのパーティーで会った時、とっても紳士的で頭が低くてびっくりした。
インテリアデザイナー仲間でも、先輩を立てるととても評判がよかった。
後で知ったのだけど、彼はけっこう年上の人が好みみたいで、某店のオーナーさんとは付き合っていたらしい。彼女はとてもエレガンスで華やかでステキな人だった。
もう亡くなってしまったけど。

いろんな業界人と付き合い出してからの彼は知らない。
大阪にいる時、とても真摯だった人が東京でちやほやされるうち、私たちローカルな人間に尊大な態度をとるということを見てきたから、そうなった人には興味がない。
でも、ワイドショーでいろんなメディアから引っ張ってきた虚像の彼のことを紹介されるのを見て、ちょっとかわいそうだった。
とってもきざないやなヤツにされていて。

3月14日(水)

ひとあしお先のセントパトリックデー。

昨日飲みすぎたので、必死の思いで起きた。
仕込みももちろんできていなかったので、起きたのは朝5時過ぎ。
6時前には厨房に入れたので、今日はお隣の風来坊さんより早かった。

さっそく仕込み開始。
今日は煮こみ料理が多いので、手間より時間がかかるの。

まずはデザートのアップルクランブル用のりんご煮を。
できあがる間にアイリッシュシチュー用の仕込み。
ラム肉、たまねぎ、人参、じゃがいもをカット。
ラム肉は塩胡椒して小麦粉をまぶして炒め、野菜類もいっしょに炒めてひたすら煮こむ。
合間に大麦も入れて煮こんだシンプルなシチュー。

アップルクランブルは、小麦粉とバターをいっしょに練ってパン粉状にして、砂糖と大麦も混ぜて、耐熱皿に並べたりんご煮の上に載せて、シナモンもたっぷり振って、約40分焼いてできあがり。カンタンだけどほんとうにおいしい。
クランブルって、イギリス圏らしい料理だよね。

シェパーズパイ(牛肉とマッシュポテトのオーブン焼き)はずっと悩みのまとだった。
羊肉を使うのが正式という文献、いや牛肉でもというものも。
イギリスでは牛肉を使ったものはコテージパイっていうらしいし、いったいどっちがほんとなのって。
今回、バリーマルークッカリースクールの本を熟読したら、イギリスでは羊だけど、アイルランドでは牛肉とはっきり書いてあったので、今回はアイルランド風に。

私がこれまで作っていたものより、レシピはとってもカンタン。
みじん切りたまねぎと牛肉、グリーンピースを炒めて、トマトペースト、塩胡椒で味付けして煮こんで具完成。
マッシュポテトは、卵黄を足すのがバリーマルー式で、これだととっても色がきれいに焼きあがる。
間にチェダ―チーズたっぷり載せて、200度のオーブンで20分焼くとできあがり。

サーモンマヨネーズ(茹でサーモンのマヨネーズソースかけ)は、厚く切った生サーモンを塩茹でして、そのまま冷して、チャービルを載せたマヨネーズで食べます。
アイルランドでは、結婚式の料理なんですって。

鶏肉とキャベツのサイダー煮(リンゴ酒を使った野菜の煮もの)は、塩胡椒して小麦粉をまぶした鶏肉を色が付くまで焼いた後、上に人参とたまねぎ、キャベツ、干し葡萄を載せてサイダーとチキンスープを入れて蓋をしてひたすら煮こみます。
これが意外においしいんだ。
今回のお料理の中で、人気ナンバーワン。

アイリッシュ・バー・マンのオムレツ(野菜入りオムレツ)は、本来はポテトも入れるんだけど、他の料理と被るので、たまねぎ、いんげん、ベーコンを入れて焼いたフルフルオムレツ。

ライ麦パンはいつものお店にライムギパンがなかったので、奮発してビゴの店のに。

煮こんでいる合間で15分横になったりして、しんどいながら完成してうれしかった。
やったね。

夜は次から次のお客さまに、パブディナーのおすすめ。
ランチを大目に作っておいたので、夜は、付け合わせにガーリックトーストを作って。
たっぷりのニンニクとパセリ、バターを塗ってじっくり10分焼いて。
最後に胡椒を振ってできあがり。
北田君の賄いも含め、5食でました。
合間に発作的にキッシュも作ったし。
こういうのっていいかも。

あぁ、ヨーロッパの料理も好きだな。
いろんなものを作りたい自分がいて、困ります。

パパが、みなさんにメールをするのを忘れて仕入れに出ちゃったので
ここに書きます!

明日は最後ののんびり金曜ランチ!

玄米オムライスで〜す!
スープは、蕎麦の実入り具だくさんスープ。
春らしいカラフルサラダ付きです!

配達ご希望の方は今日24時までメールもしくはお電話を。

e827227e.jpg3月12日(月)〜13日(火)までの動き 覚書き

12日は、改装工事のため、臨時休業。
23時過ぎになんとか家具の配置換えが終わったので、念願の「桃の湯」!

ジェット風呂の故障や火傷や残業なんかでずっと行けなくて、身体がこりこりになっていたので、強い噴流が飛び出す湯船に身体を浸けると身体中がとっても喜んで血流が動き回るのがわかった。
あぁ、極楽です。

ご飯は、夕方のニュースで新世界に24時間営業の串カツ屋さんが複数できていると紹介していたので、試しに行ってみることに。

ほんとうだ。
通天閣の下は真夜中なのに煌煌と灯りが点っている。
ネットで実は姉妹店と知っていた2店のどちらにはいるか迷ったけど、パパが鶴亀家というので行った。
後で、もう1店の方が狭くてカウンターだけであっちの方が私たちにはあっていたなとちょっとだけ後悔。

大きな店だけどあえてカウンターに座る。
新世界最安値60円というのが売りだったけど、これはマジックで、原価の安いものだけ。
だから統一料金の八重勝やだるまより結局高くなる。
味も、おいしくはないけど食べられないほどでもない。
仕方ないね、真夜中なのだから。

ドリンクが、マグナムドライからプレミアムモルツまで揃っているし、焼酎や日本酒もそうで、安い物高い物、こだわる人でも我慢できるレベルを揃えているのが特徴。

それにしても通天閣の下は、もう串カツテーマパークだね。
それはそれで街起こしとしてはいいんじゃないだろうか。
風情とかそういうのはおいておいて。

新今宮のジャンジャン横丁にはいる大きな道を境に、テーマパークと以前からの雰囲気にはきりとラインが引かれている。
そっち側も、格安ドヤが今はバックパッカーの人たち向けに改装し始めているし、
どんどん変化している。
今までの人たちは、そういうことで外にあちこちの公園とかに出るしかなくなっちゃったのかな。
仕事の変化のこともあるし、難しいね。

13日は、11時頃まで寝ていて(というか起きられなくて)、片付け開始。
そうこうするうちにようへいくんも来てくれたので、3人で作業。
パパとようへいくんは、アコーデオンカーテンをつけたり、階段のすべり止めや手すり付け。
私は細かい片付け。19時頃、北田くんも登場。
う〜ん、荷物片付け終わらないよォ。

きりがないような気がしたので、もう終わりにして、4人で顔合わせ会のためおでかけ。
久し振りの島之内の安東チム。
相変わらず元気なおばちゃん。

チジミ、サムギョプサル、安東チム、サンゲタン。
ビール3本とマッコリ3本。
ようへいくんと北田君が、顔合わせできる機会はあまり無いので
ふたりも楽しそうに話している様子を見てとってもよかった。

とても楽しいお酒を飲めたので、ふたりで戻ってきて大丸屋さんでシメのビール。
常連のおねぇさんが「今だから話すけど」と。

「私も商売しているからわかるけど、あんなに深い路地奥で商売なんて、ぜったい失敗すると思ってたのよ。ちゃんとここまで来られたって、すごいよね。
こうやってご近所と仲良くやってこられることも、すぱっと休んで勉強してくるのも、すごいと思うよ。商売していると休むとお客さんはなれるんじゃないかって、不安になるもの。
やっぱり性格なんだねぇ。すごいよ。
それと抹茶のお土産にはやられたね。
韓国好きでしょっちゅう行くのに、探せなかったもの。
さすがプロだね。」

誉められすぎてこしょばかったけど、4年間店を続けてきて、自分の信念だけでここまで来たけど、ご近所さまに「ようやく」商売人として見とめられたことがほんとうにうれしかった。
まだまだ内情は、満足できる状態じゃないけど。
ようやく麦酒食堂としての形が内実ともにできてきた感触がある。
さぁ、新しいメンバーもう増えたことだし、今年は勝負します!!
私たち流のやりかたで。



3月11日(日) そしてちょっと12日(月)

3月17日はセントパトリックデー。
その日は団体さまのご予約が入っているので、うちの記念イベントは14・15日になる。
だから、当日の水曜弁当も、夜の特別メニューも、本家のアイルランド料理をお出しすることにした。
これは2週間くらい前から決まっていたので、アイルランドで買ってきたマリーマルークッカリースクールのテキストを出したりして、ヒマがあれば何を作るか考え中だ。
レシピは英語で書かれているので、わからない単語は辞書を使って。
意外にパセリなんかの野菜がわかんなかったりする。くやしい。

しかも前日の13日(火)は、2階の改装デー。
今回は、全面的な模様替えになる予定。
私は模様替えがダイスキで、ひとり暮しの時は突然思い立って夜中にひとりで本棚を動かしたりするほどだったんだけど、逆にパパはとても苦手。
そうなると私が率先してしなきゃいけなくなる。

あぁ、大変なことがふたつも重なってしまった。
気分転換に桃の湯に行きたいなとか思っても、行けない日が続いた。
身体もバリバリ堅くなっている。

そういう感じで、ここ数日、少しのことでいらいらする。
パパと一緒にいるのもイヤになるくらい、むかつくことも多い。
ひとりで考えてみても、なんだかもやもや。

やっぱり模様替えとアイルランド料理が重なっていること、それだけでプレッシャーなのに、今月後半からカレーデーを増やすにあたり、日替わりをしろとか考えろとか言われる。
仕込をし、料理をし、食器を洗い、片づけをし、賄いを作り、洗濯もし、としている私の横で、そういう風に気楽に言っているあなたは、何をしているわけ?

というわけで、いらついていたようです。
難題は早く片付けるが勝ち。
というわけで、今日12日は無茶苦茶寒いので、思い切って臨時休業です。
急なお休みで、ほんとうにごめんなさいm(__)m。

2階の片付けを先に進ませて、できるだけ明日の負担が少なくなるように。
そうじゃないとせっかくの、よーへいクン&北田くんとの顔合わせお食事会が楽しくなくなるからね。
もちろん、万全の体制でアイルランド料理が作れるようにというのもあるんだけど。

横でパパがパソコンエリアの片づけをしています。
たまりにたまったいらないもの。
スパワールドの割引券とか、コンビニでもらった箸とか、いろんなレシートとか。

さぁ、私もそろそろしましょうか。

3月9日(金)

時々金曜ランチも路地前に看板を出すようになったら
「カレーはないのですか?」と声がかかるようになった。
低速飛行ながら続けてきた月曜カレーが、ご近所さまに浸透してきたようだ。

やっぱりうちは夜はビール、昼間はエスニック。
いろんなことをするより、それで統一する方がお客さまを迷わせることがないのではないか。強みを更に強くするという方法。
ただでさえ、セブンがご近所にできて、あの品揃えと価格の安さでは普通のランチをしていたのでは負けていく一方だ。

両方夏場に強い業種になってしまった(^^;)。
夏は働け、冬はのんびりというのがうちの店なんだろう。

ということで、もう少ししたらランチ営業形態が変わります。
それまで後2回の営業の従来型金曜ランチ。
好評の日本の郷土料理と玄米ヘルシーは、水曜ワールドエスニック弁当に吸収です。

水曜ワールドエスニック弁当も1年やってわかったことは、料理や国をイメージしにくい場合は弱いということ。
なので、わかりやすい、しかし珍しいをキーワードにがんばって再編成です。

ということで、今日は玄米ヘルシー弁当。
・蒸し鷄のバンバンジーソース   ・たけのこと菜の花のあっさり煮
・あったか豆腐  ・ベビー帆立入り卵焼き
・春のカラフルサラダ  ・お漬物  ・雑穀入り玄米ご飯

ヘルシーですね。これにいろんな野菜と厚揚げをたっぷり入れたお味噌汁がついたので、
よりヘルシー。お腹にやさしい、食べていて健康になりそうなメニューでした。

玄米は、大豆、ひえ、胡麻などが入った5穀入り。
これはまたおいしかったので、夜のお客さまのシメに、これまたきれいに取れた鷄スープで生姜を利かせた醤油味のスープ茶漬けを作ってみた。
ちゃんととったスープは身体にすっと入っていく。

定番にしちゃおうかな。
夜は残業だったので、くいしんぼにお好み焼を食べに行く。
カウンターの雰囲気がとてもよくなって来た事がうれしくて、パパとその話題でもちきり。
あっ、かりん酒飲むの忘れた!

3月8日(木)

公式日記に書かれてしまったように、今日はちょっと機嫌が悪くなる出来事が続きました。
ホームセンターと家具屋さん、両方に配達をお願いしたものの、両方の担当の方たちの仕事の進め方が段取りが(ものすご〜く)悪く、かつパパまで支払いのお金をすぐに渡せるように出していなかったりと、まったく余分な時間ばかりかかってしまったからです。

パパにはほんとうに口を酸っぱく言い続けているんですけど、ね。
次に何をしなきゃ行けないか、何をすればコトがスムーズに動くか、それを考えながら行動を起こさなきゃ行けないこと。

たとえば電車に乗るとしたら、キップ売場の前にきた時には既に小銭を用意している状態、すぐに投入できるように歩きながら用意しておくとか。
そういうことが、パパはまったくできないのね。
前に来て初めてお財布を出して小銭を探す。
さぁ、それで30秒時間時間が無駄になったわけ。

私が小さい時に父親から口を酸っぱく言われたこと。
タバコ取ってと言われたら、タバコだけじゃなく灰皿とライターも言われなくても持っていく。一つ言われたら、後何をしなきゃいけないかを考えて行動しなきゃだめだと。
これができなくてずいぶん怒られもしたけど、そうやってしかられながら考えることが身について、先に先に行動することができるようになったのは自分の財産だと思う。

だから今は逆にパパに年中「ちゃんと先をシュミレーションして考えてね」とばかりいわなきゃいけなくなって、小うるさくなってしまってちょっと辛い。
ただでさえ少ない人数で仕事をしているわけだから、無駄な動きや時間はほんとうにもったいない。
サービス業ならなおさら。

今どれだけの親が子供にそういうことをきちんと教えているんだろう。
先回りして親が全部段取りしてあげてはいないだろうか。
そうして子供の考える能力が育つ芽をつぶしていないだろうか。
言われなきゃ、マニュアルがなきゃ仕事のできない人がものすごく増えているのにも
そういうことが原因ってことないだろうか。

KSちゃんがおみやに持ってきてくれた名古屋名物鬼まんじゅう。
普通の蒸し饅頭かと思いきや、さつまいもいっぱいでずっしりとした重さ。
そしてむちゃくちゃおいしい!
ありがとうございました♪

3月7日(水)

つつがなく台湾弁当終了。

豚ばら肉の唐揚げ、干し海老・干し貝柱・干ししいたけ・鷄でスープをとり、白菜を煮たもの、豆苗とキャベツの炒め物、牡蠣のお好みやき風、ザーサイと豚肉のスープ、昨日作った揚げ菓子。それにたけのこのおこわ。
とってもバランスのいいお弁当だ。

ようへいくんが来てくれるようになって、とってもラクになった。
夜眠る時も、ふたりだけの時はよくあった疲れすぎて眠れないということがなくなった。

途中メール便が来たので見てみると、山口から。
お正月にあった同窓会の報告メールだった。
幹事のI堀くん、ごくろうさま、そしてありがとう。

今回の参加者の集合写真、そしてなぜか10年前に開かれた時の写真も。
前の時は、父が肺の手術で入院していた時で、お見舞いを兼ねて私も出席した。
パパに「これ私よ」と見せると、「今のほうが若く見えるね」って。

え〜?

その時は、ばりばり売り出し中のコンサルの先生だった時なので、お決まりのスーツ、シニヨン、厚化粧の3点セットだった。
化粧していない今より、ちゃんとオシャレしているし、今より10歳も若いし、お腹も出ていないし細いし、内心「そんなことないよ〜」と思った。
実際、遅れて部屋に入っていったら、誰も「永野さん(旧姓)」とは気づいてもらえず、同じ日に開催されている年下の子たちの同窓会の出席者が間違えてきたと思われていたのだ。。。

う〜ん、今のみんなの写真を見ても、誰かわからない人が多い。
みんな立派なおじさん、おばさんだ。
だれかわかった数人のうちのひとり、Hくんは今も髪が長くてロッカーみたいで、かっこよかった。学生時代とは想像できな〜い。

全国に散らばっていた仲間たちも、半数は光に戻っている。
家を継ぐということがまだ残っている世代だからか。

今度は8月に飲み会が開かれるらしい。
そろそろみんなヒマになってきたので、これからはそういう会が増えるんだろうな。
また私が忙しい日だ。
行けないの、ちょっと残念。

3月6日(火)

火傷の跡の引きつりは無くなった。
口の横のところは、早くも新しい皮膚ができつつあるみたいで、ザラザラした感触になっている。触りたくなるけど、ガマンガマン。

昼間は、お問い合わせのあった飲食店開業相談のシステムについての書類作り。
私はこれで、オーナーさん自身が回答を見つけ出す、その手助けをしたいと考えている。
やるのはオーナーさんなのだから、「上から」「横から」ものを言ってもほんとうに理解してもらえていないと、中途半端になって返って失敗する。
オーナーさんがなにをしたいのかを再度見つめなおしてもらう手助け、そのためにはどうすればいいかをアドバイスし考えてもらうのが私の役目だと思う。

夜の料理の合間に、明日の台湾弁当のデザート作り。
台湾で買ってきた郷土料理の本に載っていた揚げ菓子を作る。
小麦粉、砂糖、卵、黒胡麻、水で生地を作って、ひねりこんにゃくみたいな形を作って油で揚げた物。
30分でできたのが、ちょっとうれしい。

夜はご飯が少なかったので、もち米の補充をお願いしたパパについでにお弁当を買ってきてもらう。
しかし、私が思っていたサカエのではなく、某スーパーのでしかもれいぞうされていたものなので、冷たいご飯を食べているうちお腹まで冷たくなって、かぎりなくわびしくなった。
これだったら、ちゃんと賄い作るべきだった。
後悔。

3月5日(月)

昨日の営業終了後、顔に火傷。
フライパンの油がはねて、あごから首にかけて。
すぐに冷やしながら、賄いのコンビーフ卵マヨ丼を作ったけど、
あまりの痛さにパパに片付けをお願いして2階に。

ベトナムで買ってきた秘薬「正必霊佛霊油」をひたすら塗る。
塗るとひりひりするけど、水膨れにならずに跡もきれいになる。

朝起きてみたら、水膨れは無いものの、顔にどす黒い跡ができている。
ひどい傷。
皮膚もひきつる。
薬を思いきり塗る。効いている感じがうれしいです。
しばらくひどい顔をお見せしちゃいますけど、ごめんなさい。

カレー営業は、なんとか順調。
毎週来て下さるお客さまもいるし、口に合うか心配だった中年サラリーマンの方も残さず召し上がってくださって、いい感じで進んでいる。
この夏は勝負をかけるので、毎日のランチ営業を考えている。
身体との勝負。さぁどうなりますか。

中国旅行社さんに、5月のバンコクまでの料金を聞く。
5万円台。
4月になったら早割りなどのディスカウント券が出てくる可能性があるので
予約はそれ以降がいいというアドバイス。
う〜む。旅行代は確かに高いけれど、滞在費は日本国内よりやすい。
なにより安らぎ感。
いつもの店、いつものマッサージ、いつもの飲み友達。
バンコクでのんびりするのも悪くない。なによりノイさんのマッサージ受けたい。

2階に置いてあった日本国内のガイドブックも読みなおす。
青森、行ったよね。
岩手、盛岡や雫石に行ったけど、花巻や遠野は未踏で行ってみたかった場所。
岩手は意外にビールの宝庫。
瓶ではいい思いをしない某ブルワリーが生はおいしいらしいし。
パパは日光に行ったことが無いので、栃木に行きたいといいだした。
まだまだ決まりそうにない旅行先。

最近、ランチ時間帯は路地はヒマだ。
どうやら新しくできたセブンに流れているらしい。
昨日賄いで火傷したし、ご飯がなかったのでセブンに行ってみる。
お弁当類フルに揃ってて、何にするか迷う。
結局、ぶっかけうどんと牛玉子とじ丼。最近ハマっているヨーグルト。
お昼用に鯵そぼろめし。

おいしいけど、やっぱり夜中に喉が乾く。
化学調味料のためだよね。

3月3日(土)

おひな祭りだね。
金曜日、営業の後「五臓六腑」にもつ鍋を食べに出掛けた。
ついでに食べた炭火焼のホルモン。
こういうのは処理が難しいので、なかなか自分では作れない。
外ご飯ならではのメニュー。
店で1.5パイント飲んでからなので、その後のいも焼酎3杯はちょっと効いた。
それでこの日は、ぎりぎりまでお布団の中にいることに(^^;)。

二日酔いじゃなかったんだけど、やっぱり身体がしんどい。
楽しかったんだけど、次の日がつぶれちゃうのはほんとうによくない。

夜、お客さまのいない間に、賄いをどうするかで悩む。
ご飯は明日炊きたいし、日本米の在庫が切れているし、どうしよう。
タイから買ってきた発酵塩魚ハムユイが冷蔵庫で眠っているので、
これも食べて見たかった。

そこで、今日は中国料理にしてみる。
ハムユイは、豚ミンチといっしょに混ぜて蒸し物に。
いわば中国風蒸しハンバーグ。

キャベツ、卵、鶏肉などで、オイスターソース炒めのおかずを。

主食は、思い立って小麦粉をこねこねして発酵させて、花巻に。
ドライイーストで2回発酵させるのがポイント。
蒸してみたら、あらあら花巻ができちゃった。
形はばらばらだったけど、しっかりこねて生地を作った花巻は、
むちむちして小麦粉のうまみたっぷり。

ちょうどできあがった頃お久し振りのKSちゃんが来たので
お裾分けした。

営業終わって、私たちも食べる。
あぁ、食卓の上は上海だわ。
ちょっとがんばったら、おいしいものが食べられるって、すごく幸せなことだと思う。

3月1日(木)

定期的にお友達と来て下さるお客さまがご予約で来店。
でも、前回は確かお正月。

「私、1月中旬にガンの手術したの」

えっ〜?

驚いて顔を見ると、顔色もいいし、お元気そうだ。
手術して1ヵ月ちょっとなんて、まったく信じることができない。
だけど、よくよくお話を伺ってみると、元気な理由がとてもよくわかった。

その病院、食事は患者さんも先生も看護士さんも、みんなで食堂で食べるの。
もちろんみんな同じ物。
入院してても、抗がん剤うっている人でも、外出が自由。
だからみんな近くを散歩したり、梅田にお買い物に行ったりしてたり、ベッドにいないこと多かったよ。
抗がん剤で髪の毛の抜けた人も、いろんなカツラでおしゃれしてお化粧もして
すごくきれいなの。

手術してすぐトイレも自分で行ったし、
シャワーだってすぐ浴びれたし、髪の毛も毎日洗えたし。
入院しててもとっても楽しくて、合宿みたいだった。
いっぱいお友達もできて、今でもメールのやり取りしているの。
それに、いっぱい知り合いの人たちがお見舞いに来てくれて。
改めて助けられてるって思った。

ガンになって哀しくなると思ったけれど、悩む間もなく手術だったし、
その後も楽しかったから全然辛くなかったよぉ。
ただ、麦酒食堂に行けない、おいしいビールが飲めないのが辛かった。
帰ってからひとりになると泣くよって言われたけど、退院してからも
入院して知り合ったみんなでメールのやり取りしているし、
ぜんぜん寂しくないし、不安じゃないから、泣いてないの。

そう笑いながら元気に話してくれた彼女、
スワンレイクのポーターをひとくち飲んだら
突然目にいっぱい涙。

「おいしい、ほんとにおいしい。
  また飲めてよかった
    うれしい       」

あらら、今まで泣かなかったって言ってたじゃないのぉ。
どうして泣いちゃうわけ〜?
そういう私も、泣いてしまった。

こんなちっちゃな店でも、こうして喜んでくださる人がいる。
なんて私たちは幸せものなんだろう。
期待を裏切らないように、しなきゃね。

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Kさん、とってもいいお話を聞かせてくださってありがとうございましたm(__)m
いつも底なしに明るいKさんだから、きっと回りにそういう人たちが集まってくるし、
いい病院とも出逢えたし、ご自身がちゃんと病気と向き合ったからこそ、
「もう1度人生頂いたみたい!」と喜べるんだと思う。
それもこれもKさんの力。

ガンは今やだれだってなりうる病気。
だからこそ、どう上手に向き合っていくか大事になってくるんだよね。

私は、大切な人の付き添いを2ヵ月して、大病院でどうやって病人が作り上げられていくか
見た。
まず動けなくなったことで、どんどん筋肉が落ちていってさらに動けなくなり
プライバシーのない大部屋でのストレスも重なり、それを解消するはずの食事は
味気ない病院食の連続で食べる楽しみがなくなり、寝たきりのトイレの辛さから
食べなくなり、そうして体力がなくなり、新たな感染症になり。。。

だからパパには、今からもし私がそうなっても、入院はさせないで。
もししなきゃいけなくなったら、お医者さんに止められても
ぜったいおいしい料理だけは運んでねって今からお願いしている。

Kさんがお世話になったのは、福島区に開業してそんなに時間が経っていない病院だそうです。
私が疑問を感じていたことが、ものすごくクリアになっている。
私にもし何かあったらぜったいお願いしなきゃ。
Kさんからとっても元気を頂いた日だった。

2月28日(水)

2月が日数少ないのでパパが機嫌が悪い。
お客さまも忙しいのか、平日は静かだ。

今日のバングラデシュ料理は、イメージが掴めないのか、受注個数が少なかった。
組数は同じで、1組あたりの個数が目減りしているという感じ。
苦手意識のある人が敬遠されたのだろう。

昨日は、シンガラの生地だけしか作れていないので、ほとんどゼロから。
気になるので6時過ぎには厨房に入った。

まずはデザート作り。
パキスタン製のカスタードクリームを使って、牛乳・砂糖を混ぜて温めて作る。
これにりんご、オレンジ、バナナを入れる。
りんごって?と思ったら、バングラにも高原があるのでりんごもちゃんと取れるのだそうだ。

次は、魚カレー。今日はなおこちゃんといちばんおいしそうと話していた鯖にする。
後でわかったのだけど、どうもこれが敬遠された理由らしい(^^;)。
パパには、しょうがとにんにくをたっぷりすってもらう。
これはバングラ料理の基本。

まずたまねぎスライスを茶色になるまで炒めて、しょうが、にんにく、パチコロンという5種類のスパイスを混ぜた物、フィッシュカレーマサラを軽く炒めて香りを出して、水を入れ、そこに鯖を入れて煮る。
あぁ、香りはバングラデシュ。
おいしかったのになぁ。お魚の青さがいい感じでスープに溶け込んで旨さ全開です。

カリフラワーの天ぷらは、小麦粉ではなくペジェンという豆粉を使って、ペーキングパウダーも入れてフリッター風に。
牛ミンチの団子も揚げます。

キャベツのお好み焼風も、ペジェンを使って。

シンガラ、巻くのが難しくて難儀した。
どうやら皮を薄くしすぎたみたい。
三角錐にはならず、サモサ風になっちゃった。
逆にお弁当箱にはすんなり入ってよかったんだけど。
次回はちゃんと作るぜ!

それにしても生地作りも慣れてきて、厨房内が粉だらけになら無くなったのがうれしい。
これならパン作りもいけるかも。

夜は、S村さんグループのお任せ料理のお願いがちゃんと私までとおっていなかったので
急遽火鍋を作った。
辛さ苦手な方がメンバーにいらしたので、辛い方をいつもの1/3にして。

最近恒例になりつつある水曜日桃の湯の日。
行ってみたら、なんと女性用だけジェットバスと水風呂が故障中。
なんてこった!
でも、行く。
おかげで他に人がいなくてお湯もきれい!





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