2008年03月23日

JIMMY EAT WORLD / LIVE @SHIBUYA-AX

JIMMY EAT WORLDの姿を目の当たりにするのは2005年の来日以来だが、個人的にはかなりメジャー寄りの印象を抱いた最新作『CHASE THIS LIGHT』の曲が、どのように表現されるのか楽しみに会場へ向かった。

今回のツアーは、MARITIMEというバンドがサポートアクトを務めていたが、このバンドがなかなか面白かったので、JIMMY EAT WORLDの登場まで退屈せずに済んだのだが、何の事前情報も無しに楽しませてくれるというのは、それだけでなかなかの実力の持ち主だということが言えるのではないだろうか。音の方はJIMMY EAT WORLDよりはもっと明るくてカラっとしたサウンドなのだが、何となく可愛い感じのバンドで結構気に入った。(ご興味のある方はこちらのマイスペのページをご覧ください。)

Jimmy Eat Worldさて肝心のJIMMY EAT WORLDの方だが、05年の来日以降、PUNKSPRING07に出演したり、某ビールメーカーのCMソングに採用されたり、はたまたELLEGARDENのメンバーのフェイヴァリットとして名前が挙がったりした影響なのか、思ったより血気盛んな若い聴衆が多い気がしたのだが、それ以上に驚いたのが外人さんの多いこと。渋谷という場所柄もあるのだろうけれども、05年の時はそれほどは居なかったので、それだけJIMMY EAT WORLDが本国でメジャーになったと理解してよいのではないだろうか。

ライブの内容としては、新旧の人気曲をバランスよく配し、MCも必要最小限に留め、曲間もほとんど休憩することなく、全19曲(以下セットリスト参照)を怒涛のごとく浴びせられた感じで、音がやたら大きかったこともあって正直圧倒された。
そして何よりも演奏力やPA技術の向上が顕著であり、安心して聴いていられる一方で、JIMMY EAT WORLDが少し遠い存在になってしまったような気さえしたのだ。

別に演奏が下手な方が良いと言っているわけではない。ただロックのライブには、質の高い演奏がただ拡大再生産されるのを聴きに行くのではなく、ある意味刹那的なまでの“生身”を感じるために行くのであって、特にパンク・オルタナ系のライブであればその現場感覚無しには成立し得ないとさえ思っている。

そういった意味では、特に最新作『CHASE THIS LIGHT』から演奏された曲については、アルバム音源の印象がほとんど壊されることなく、その曲が元々持っているとっつきの良さも相まって、彼らがサブカルチャー的な存在から、メジャーで健全な“アメリカンバンド”への変身を遂げつつあることを象徴していたと言ってよいだろう。

個人的にはやはり『Futures』以前の曲の方がしっくりきたのだが、それでもこれから彼らが進む道を考えれば、聴く側の我々が彼らを一定の枠に押し留めようとしてしまうこと自体に意味が無く、彼らの“進化”に従い我々も変っていかなければならないのだろう。

もしかすると、こんなに小さな会場で見られるのも今回が最後かもしれない。彼らの成長の過程に立ち会えたことを素直に喜ぶこととしたい。


◆3月17日SHIBUYA-AX セットリスト

BIG CASINO
SWEETNESS
A PRAISE CHORUS
WORK
ALWAYS BE
YOUR NEW AESTHETIC
DISINTEGRATION
GET IT FASTER
FUTURES
BLISTER
HERE IT GOES
LET IT HAPPEN
BLEED AMERICAN
23
PAIN

-enc-
YOUR HOUSE
HEAR YOU ME
DIZZY
THE MIDDLE


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beerks880311 at 23:59│Comments(6)TrackBack(0)clip!ロック 

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この記事へのコメント

1. Posted by エイタ   2008年03月24日 22:05
ジミー行ったのですね
ジミーはライブが結構弱い、というのをよく耳にするのですが
今回のライブは上々のようですね。

セットリストを見ても隙がないです!
羨ましいw

ちなみに東京のライブハウスの大きさがわからないのですが
SHIBUYA-AXってキャパどれくらいなんでしょうか?
2. Posted by FUJIMIROCK   2008年03月24日 23:04
2曲目にSWEETNESS!
こりゃ,のっけから盛り上がりまくったでしょうね。
バンドが徐々にビッグになっていく時の嬉しいような寂しいような複雑な気持ち。よくわかります(笑)。
3. Posted by ケニー   2008年03月24日 23:15
>エイタさん

コメントありがとうございます。
かなり完成度の高いライブでしたよ。

SHIBUYA-AXはライブハウスとしては、スタンディングで1500人規模(別途2階椅子席200席)の、東京でもトップクラスの大きさですが、JIMMY EAT WORLDにはアリーナ級のバンドの風格が出てきたという意味で本文のような表現になりました。
4. Posted by ケニー   2008年03月24日 23:27
>FUJIMIROCKさん

コメントありがとうございます。

確かに「SWEETNESS」では会場全体が「おぉ〜っ」という感じになり、一気にヒートアップしました。

2005年の時は何となくこなれていない感じが良かったんですけど、今回はすっかり貫禄がついていました。
5. Posted by コハゲ   2008年03月25日 21:56
いきなり2曲目で「SWEETNESS」とは、フロアの爆発ぶりが目に浮かびますよ!
僕はエモや最近のパンクにはとても疎いのですが、彼らだけはすごく好きで、一度は観てみたいバンドです。

しかしあそこまで全世界でメジャーになると、さすがにそのキャパ的には無理がありそうですね・・・
6. Posted by ケニー   2008年03月26日 21:32
>コハゲさん

コメントありがとうございます。

実際、客の入りは良かったですよ。
リスナーの層が広がった感じです。

でも、情報では大阪のライブ(3/21:難波HATCH)は満杯にはならなかったようで、まだ全国規模での人気というほどではないようです。

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