うつ

2007年08月09日

「向精神薬」「抗うつ剤」のオーバードーズについて

この間の日曜深夜に日本テレビのドキュメンタリー番組で「向精神薬のオーバードーズ」の問題を取り上げていました。

うつ病等の治療がきっかけで処方された「向精神薬」をだんだんと過剰に摂取するようになり、果てには中毒状態になり禁断症状に苦しむ様は‘麻薬’と全く同じで、画面を通して見ていても恐ろしいものでした。

確かに「向精神薬」や「抗うつ剤」の効能というのは脳内物質をコントロールして『気分』に作用するという意味においては‘麻薬’とどこが違うのだろうかという気がしないでもないです。

両者の区別を「医者が処方するものが治療薬」で「違法に入手されるものが麻薬」なのだとしたら、「向精神薬」や「抗うつ剤」もその入手の仕方によっては極めて麻薬に近い存在に成り得るということについて警鐘を鳴らすのがこの番組の目的であったようです。

またこの番組では、精神科医の処方自体の問題性にも言及していました。確かにネットの書き込みやカウンセラーの先生から聞く話の中では、驚くほどの量・種類の薬が処方されたり、抗うつ剤で十分ではないかと思われる症状の患者に対して「向精神薬」が処方されたりという事例に事欠きません。

うつ病患者が10軒の精神科医を受診したとすれば、その処方される薬の量や種類はおそらくはバラバラなのではないでしょうか。更には精神科医以外でも処方が可能であったり、処方箋が無くてもネットを通じて入手できたりする部分は、麻薬よりもハードルが低く問題の深刻さの根本となっています。

極端な言い方をすれば、「向精神薬」や「抗うつ剤」も病原を元から治療する薬ではなく、症状を緩和するだけの対症療法薬であるという意味では風邪薬と同じなのに、それが「気分」に作用するものであることから依存に繋がりやすいものになっているのではないかと思っています。

「向精神薬」や「抗うつ剤」はその効果において大まかに分別すれば、麻薬と同じく「アッパー系とダウナー系」に二分されます。「アッパー系」とは落ち込んだ気分を持ち上げてやるもので、反対に「ダウナー系」はイライラやいたたまれない不安感を抑えて落ち着いた気分にさせるものです。

またうつ病の治療において大概の場合はこの「アッパー系とダウナー系」の両方の薬が処方されるのですが、実際にわたしの場合は、どの薬がどういう風に効いているのかを実感することはついぞありませんでした。体重減や便秘といった副作用には困りましたが、もしダイレクトに「気分」に作用していることが実感できていたら、簡単に薬を減らしたり止めたりすることができたのだろうかと思います。

一方で「向精神薬」や「抗うつ剤」が対症療法薬の域を出ないものであるにも関わらず、うつ病を直すということがどういうことであるのかをきちんと説明しない医師も多いように思います。2度と苦しい思いをしないためには、ストレスへの対処の仕方を身に付けることが最も重要なのであり、ひいては自尊心や幸福になりたいという気持ちに対し真摯に向き合うことができなければ、この病気を克服することはできないのではないかと思っています。

もちろん、「ストレスへの対処の仕方を身に付ける」というのは決して闘うとか我慢するとかということではなく、ある時は逃げて逃げて逃げまくるのも重要であることはうつ病歴のある人ならわかっていただけるのではないでしょうか。

だからこそ、うつ病の治療に関し「クスリ」のことばかりが大きく取り扱われること自体が患者を快癒から遠ざけているような気がしてなりません。

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beerks880311 at 23:59|PermalinkComments(4)TrackBack(0)clip!

2007年07月25日

ごあいさつァ覆Δ帖

今回は「うつ」。

3年前に、長期に亘る長時間労働と上司との折り合いが悪かったこともあってか、だんだんと眠れなくなり、動悸や冷や汗を伴って朝4時頃から目覚め、それ以降眠れなくなるいわゆる「早朝覚醒」が頻繁に起こる状態になり、ある日とうとう布団から動けなくなってしまいました。

「これはイカン」ということで、その日になんとか家を這い出し、精神科を受診したところ、簡単なアンケートと5分程度の診療で即「ドクターストップ」。「君は会社に行ってはイカン」ということで、その場で「抑うつ症状につき休養を要す」旨の診断書が出ました。

以降半年間会社を休業することになったわけですが、「おかげで」と言っては語弊があるかもしれませんが、この間いろいろなことを考え学びました。
まさか会社人生のど真ん中で、こんなに長期に休むことなんて考えもしませんでしたが、わたしだけに与えられた貴重な時間と考えると、意外に有意義に過ごすことができたものです。

もちろん、わたしは医者でもカウンセラーでもありませんが、わたしの書く文章で少しでも楽になってくれる方がいれば幸いです。

少しづつになるとは思いますが、この病気をきっかけにわたしがどんなことを考えるようになったかについて、慎重に言葉を選びながら書いていきたい思います。

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beerks880311 at 00:00|PermalinkComments(4)TrackBack(0)clip!
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