2005年06月

2005年06月24日

6月15日〜24日

6月15日:SFU河村君からご招待いただき、ハシケンのソロ・ライヴ@吉祥寺スターパインズ・カフェ。渋さ知らズのヨーロッパ・ツアーから帰ってきたばかりの太田恵資(vn)さんほか、村田陽一(tb)、朝倉真司(per)、クラウディア大城(cho)、それにチェロの女性(お名前失念)との共演で、ハシケンひとりだけの弾き語りから全員によるバンド形態まで、曲によってさまざまに編成を変えながら、発売されたばかりのミニ・アルバム『青い月』収録曲を中心に演奏した。「ワイド節」のようにダイナミックにシャウトするのではなく、のどの力を抑えて囁くようにうたうボサノヴァ調の「ワンナイト・サンバ」などでのしっとりした情感が新鮮でよかった。自作にかぎらず「名曲」をどんどん歌っていっては? みたいな感想をご本人とプロデューサーにメール。『青い月』は手ぬぐい付きに惹かれて本盤も購入(コーラスで参加しているNUUの『あかり』も)した。出くわした友人とラーメン屋で食事(不味…)して帰宅。bk1から宇都宮徹壱著『幻のサッカー王国』が届く。

6月16日:ミュージックプラント野崎さん、ヴェーセン・ファン日本代表Y嬢と神楽坂で軽く飲み。夏に発売される新作の話などあれこれ。

6月17日:ありがたくもラティーナさんにご招待いただき、アルゼンチンのギタリスト、フアンホ・ドミンゲス・ギター・トリオ@草月ホール。ま〜〜ったくぜんぜん知らなかったけど、弦が弾かれた瞬間にとてつもない技量を持った人なのが分かって思わずのけぞる。というか、ステージに登場したときの控えめな表情にすでに一流のたたずまいが。後半にいくつかフィーチャーされたピアソラのレパートリー(「アディオス・ノニーノ」!)や、ショパン・メドレー(「子犬のワルツ」「華麗なワルツ」ほか)など、なじんでいる曲を聴いてなおさら凄さを実感。両脇のサポート・ギタリスト2人もかなりの腕前なんだけど、主役にはかなわず。来日の珍しくない人だそうだけど、客席はちらほら空きが目立っててもったいなかった。「ラティーナ」編集長の船津さんにようやくお目にかかれた。

6月18日:関口義人さんのブラス特集@四谷いーぐるの第2回。いよいよジャズに切り込む、ということで、終了後と掲示板であれこれ議論が白熱しかけているが、個人的にはポール・ホワイトマン、スタン・ケントン、タブ・スミスをはじめ名前しか知らなかったバンドが聴けて新鮮でした。いーぐるの掲示板にも書いたけど、実りある議論のためには、その前提となる認識がどこまで共有されているのか・いないのか、をまず検証する必要がありますね。違った切り口からぜひまた関口さんには登板してほしい。

6月19日:めっずらしくいい歳して母親と新宿で買い物。父の日セール中だというのに逆にプレゼントしてもらう親不孝者。

6月20日〜24日:企画会議とかコンフェデ杯観戦とかワールドユース観戦とか。コンフェデのブラジル戦は興奮したなあ! 東アジア選手権以来? しかもクオリティは断然こっちが上。烏賀陽弘道著『Jポップの心象風景』(文春新書)、木村元彦著『終わらぬ「民族浄化」セルビア・モンテネグロ』(集英社新書)購入。

2005年06月19日

5月27日〜6月14日

5月27日:マスダさんに引率されて中央大学を訪ねて敬愛するサッカー・ジャーナリスト、宇都宮徹壱さんの講義を聞く。ご挨拶したあとキリン杯の取材へと向かう道中をご一緒して、「ディナモ・フットボール」(みすず書房)にサインをいただいたり。いまごろはドイツで活躍中だろうなあ。スポナビで読めるレポートは最高です。日本代表×UAEはまたもカウンター食らっての敗戦。暗雲が……。『半野善弘/アンジェリウス』『Sinead O'connor/Collaborations』を購入。

5月28日:四谷「いーぐる」で関口義人さんの講演。次々にかかる世界各地の多種多様なブラス音楽を聴いているだけでもかなり楽しかったが、みなさんの反応もかなり良くて盛会でした。近くの中華(安くて美味)でいーぐる常連さんたちと食事して帰宅。

5月30日:渋谷デュオでオホス・デ・ブルッホ。フラメンコ×ヒップホップという触れ込みにユニークなバンドで、ヴォーカルの女性の気っぷの良さには惚れ惚れ。全体に期待していたほどリズムがシャープに感じられず、乗り切れなかったのは、カエターノ後遺症か? アルバム『バリ』は相当にかっこいいのです。

6月5日:仕事で寄った泉岳寺から高輪警察あたりまで歩いたあと、恵比寿ガーデンホールでムーンライダーズ。かしぶちさん体調不良のため渋谷AXのドラマーは矢部浩志@カーネーションだったらしいが、今日はなんと坂田学! 慶一さんはじめライダーズの面々は元気いっぱいパワフルでした。久々の「ボクハナク」に涙。打ち上げで憧れのドラマーにも紹介してもらった(^^)。ソロ活動、期待してます。

6月7日:『レゲエ入門』の著者牧野直也さんが阿佐ヶ谷のスナック『吐夢』での写真展を開いたので初日を訪ねる。ついつい話し込んでしまって終電間際で帰宅。烏賀陽弘道『Jポップとは何か』(岩波新書)購入。

6月8日:午前中渋谷のNHKに行き、関口義人さんが出演するピーター・バラカンさんのFM番組「ウィークエンド・サンシャイン」収録を見学。かける曲かける曲ピーターさんにも受けまくりで、反響が楽しみです。放送は6月25日午前7時15分から9時まで。電波に乗るのは初めての曲ばかりじゃないかな。早めに帰宅して日本代表のドイツW杯出場決定を見届ける。

6月10日:三重県の桑名にあるライヴ・レストラン「フォーラム」でアンディ・アーヴァイン、初めてのそしてたった1回だけのソロ・ライヴ。名古屋経由で会場に着いたのが17時30分頃、ちょうどタムボリンの船津さんと同時だった。「フォーラム」はじつにスペースがゆったりしていて、天井も高くて気持ちの良い空間。東京じゃこんな贅沢はできない。東京組の方々と真ん前のテーブルに陣取る。前座はTie Corie(チコリ)という愛知のグループ。リード楽器がメロディオン、他にタブラ+ディジェリドゥ、ダラブッカ&バウロン、エレキ・ギター、ブズーキの5人という不思議な編成で、アイリッシュ・トラッドやブルガリアンから「砂山」までさまざまな音楽を演奏する。アレンジがミニマル風で面白かった。いろんなことやってる人たちがいるなあ、ほんとに。アンディは、60年代初めにたむろっていたダブリンのパブの様子を歌った新曲「オドナヒュー」(パブの名前)を交えつつ全16曲+アンコールを披露。あの歌声と、ギター・ブズーキ(ギターのボディにブズーキの弦が張ってある)とマンドリンの見事な演奏をあんな間近で堪能できてなんの不満があろうか。打ち上げではなんやかんや話もできたし、ツー・ショット写真も撮れたし、はるばる出かけた甲斐がありました。24時を回ったあたりで名残を惜しみつつさよなら。アンディの開演に無事間に合った若旦那の車で松阪へ。

6月11日:鯛屋旅館でゆっくり休ませてもらい、昼すぎから近くの一志温泉「やすらぎの宿」(真新しく設備の整ったモダンな温泉銭湯ですな)で気持ちの良い湯に浸かったあと(ここのお湯はほんとにお薦め!)、地元の焼き肉屋で昼飯。カルビやロースが、信じられないくらいに柔らかくて美味い! 晩飯を買い込んで帰宅したのは夜9時過ぎ。道中、森達也さんの『職業欄はエスパー』(角川文庫)を読了。竹中労『完本美空ひばり』と古川日出男『ベルカ、吠えないのか?』(文藝春秋)を読み始める。アマゾンから新元良一『アメリカン・チョイス』(文藝春秋)、植月縁・鈴木緑『北欧ナチュラル・ライフに出会う旅』(東京書籍)、DVD『ラスト・ワルツ』(950円)が届く。

6月12日:背番号7番、ラーションのユニを着込んだ相方と日産スタジアムでマリノス×バルセロナを観戦。ロナウジーニョ、エトオに加えてプジョル、イニエスタも欠場だったのは残念だったけど、開始30秒で坂田が先制してくれたおかげで3−3というじつに楽しい試合になってくれた。そんなに端じゃないバックスタンドの前から3列目という近距離で体感したバルサの選手たちのスピードと技術はやはり次元がちがう。目立ったのはジュリとガブリ、それに中盤に入って2点も取ったモッタ。ジュリのボレー・シュートとモッタの魔球ミドル・シュートは圧巻でした。

6月13日:円盤を訪ねて田口君と「音楽はそもそも食べていけるものじゃない」とかあれこれ(いやそれだけじゃ訳わからんでしょうが)。マッツ・グスタフソンのソロ・アルバム『カタパルト』とラブジョイ『かけがえのないひととき』を購入。

6月14日:ZEPP TOKYOで玉置浩二のソロ。ツアーは終わっているがWOWOW放映用の収録も兼ねた追加公演。「幸せのランプ」「明かりの灯るところへ」などシンプルな伴奏で歌い上げる曲も素晴らしかったし、スリリングでスピード感のある「ジャンクランド」がじつに圧巻だった。これだけ分かりやすくて作為のない平明な歌詞とメロディと演奏でこれほどのポピュラリティを持ち、多くの熱狂的なファンを獲得しているミュージシャンはちょっといないんじゃないか。

というところで日本×ギリシャが始まったので、ひとまずアップ。

Musical Baton

書くことはたまりまくってるんですが、いま猛烈な勢いでブログ&mixi上に広まっているバトンが渡ってきました。dubrockさんadawhoさんからのご指名で、では行きます。

●Total volume of music files on my computer
 (今コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)

自宅のiBookには10.05GB、678曲しか入ってません。会社のeMacにはたぶんその5倍くらい入っているはず。PCそのもので聴くのは深夜の残業時くらいで、もっぱら手に入れたCDをiPodで聴くためのもの。

●Song playing right now(今聞いている曲)

さっきまで帰宅中に聴いていたのはラブジョイ「セプテンバー」かな。

●The last CD I bought(最近買ったCD)

そのラブジョイの『かけがえのないひととき』:近藤達郎、松永孝義、植村昌弘、服部夏樹という悪かろうはずのない4人に作詞作曲ヴォーカルのbikkeによるバンドの2枚目のアルバム。音の一粒一粒がきらきらと輝きながら弾んでいて、すんばらしいです。

マッツ・グスタフソン『バリトン・サックス・ソロ カタパルト』:doubtmusicレーベルの3作目。今日いーぐるでかかっていたのを耳にはしたけどまだ聴いてません。

ハシケン『青い月』:公式HPとライヴ会場だけで販売しているミニ・アルバム。水曜日スターパインズ・カフェのライヴ後に購入したもので、手ぬぐい付き・限定1000枚。しっとりとした情感がにじみ出てきて、これまたとても良いです。NUUとのデュエットが美しい。

NUU『あかり』:ハシケンと一緒にスタパで購入。まだきちんと聴けてません。

●Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me
 (よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)

こりゃたいへん。なにか縛りがないときついなあ。うーん、じゃあカラオケに歌わなきゃいけなくなったときに選ぶかもしれない曲ってことでパパッと思いついたものを。なんか静かめのセレクションになりました。

「満月の夕」ソウル・フラワー・ユニオン・ヴァージョン
「アカシアの雨がやむとき」西田佐知子
「風をあつめて」はっぴいえんど
「ふなやれ」りんけんバンド(これはちょっと歌うのは無理だな)
「蘇州夜曲」

●Five people to whom I'm passing the baton(バトンを渡す5名)

え〜〜、もう5人もいないよ〜。すでにやっちゃてるかもしれない&他の人からすでに指名を受けているかもしれないけど、一方的に名前を挙げちゃいます。ごめんね〜。

志田歩さん
f451さん
ブログナガキタさん
若旦那さん
catfishさん