2011年10月
2011年10月28日
WAVE ホビーツールを一足先に使ってみた。その2
みなさん、こんにちわ。
前回の続きで今回も
「HG マルチハンドル」についてお伝えしますよ。
今回は
「HG マルチハンドル」と一緒に使うととても便利な
ビットの使用例です。
参考にしたのは、ちょっと前の電撃ホビーマガジンさん(2011年10月号)内の
記事でです。
他にもすごく参考になるテクニックが紹介されていました!
さて今回、「HG マルチハンドル」と一緒に用意したビットがコレ。
球型のカッターで、大きさは2㎜、3㎜、5㎜の3種類。
当店では今まで取り扱ったことの無いタイプのビットです。
では早速。
プラバンを用意して
直径2㎜の穴をあけ、同サイズの丸プラ棒を用意。
3㎜のビットを装着。
貫通させないように、グリグリと。
左:ビット使用(削った淵をマジックで塗りました)、右:未加工
温めて伸ばしたプラ棒を、裏から挿す!そして裏から流し込みのセメントで接着
表から見るとこんなカンジ。このまま1日放置し
翌日、要らない箇所をカット。
飛び出た部分をヤスリがけします。
削りカスをチャッチャと掃えば
はい、おしまい。右の未加工と比べて見ると違いがわかるかと思います。
分かりにくいな~という方々には、冒頭で述べたとおり
誌面をご覧ください。
誌面の方が断然分かりやすく解説されています。
バックナンバーですので本屋さんに残っているかは分かりませんが
詳しく知りたい方は、是非探してみてください。
僕は「すくすくスクラッチ」と「国民総モデラー化計画」は
電撃さんの2大連載記事だと勝手に思っていますのでw
おまけで
スチールボールをつかって1/24スコープドッグのリベットを
巨大化。ピンバイスでアタリを付けるように穴をあけ
貫通させないように(受けを掘るような感じで)
2㎜ビットでグリグリ。
ボールが半分くらい埋まるようにさせました。
最後に
今回一番難しかったのは
伸ばし棒を作る事でした。
記事ではアルコールランプを使用し、ゆっくり温めながら
作業されていますが、持ってませんでしたのでライターで代用。
した結果・・・。
この屍の数々。真っすぐ且つ、いい具合なテーパーを付けるのが
とても難しかったです。
ゴメンよ~、犠牲になったプラ棒諸君。
※ヤケドや火事の原因になりますので火気のお取り扱いには十分ご注意下さい。
シンナーなど引火性のある場所での作業は避け、未成年の方は父兄同伴での
作業をお願いします。
そんなところで
ウェーブ HGマルチハンドルを使った工作はおしまいです。
アイデア次第で模型ライフのいろんな場面で活躍してくれると思います。
店頭で見かけたりしたら是非お手にとって見てください。
ではまた次回。
2011年10月20日
WAVE ホビーツールを一足先に使ってみた。
先日千葉の幕張メッセにて催された
「第51回 全日本模型ホビーショー」では
当社「ウェーブ」ブースにもたくさんの方々が足を運んでくださり
ウェーブの新製品にもご期待を寄せて下さったかと存じます。
さて、今回はそんな展示物の中で間もなく発売される、
ホビーツールの新商品を一足先にレビューしてみます。
ウェーブ
HGマルチハンドル
価格1,365円(税込)
10月下旬発売予定
メーカーのHP
http://www.hobby-wave.com/LINE_UP/materials/data/multi_handle/index.html
ポイント①
0.3㎜~3.2㎜の径のものであれば
この3爪スクロールチャックが
ドリル刃やルーター用のビットなどをガッチリキャッチしてくれます。
ドリル刃を交換する際のチャック交換の煩わしさが無いのがいいです。
3爪なので四角いモノには向かないです。
ポイント②
お尻の部分がクルクル回るので
ピンバイスのように持って使うことも可能。
ポイント③
本体内部に収納スペースがあります。
スポスポ抜けないようにパッキンがついているのがいいです。
↑欲張り過ぎてはいりませんでした。
ポイント④
一般的な模型用ピンバイスと比べて軽量なので疲れにくいです。
バイキンもびっくりしてますね。
以上
商品の基本的な情報をまとめてみました。
当店で、この商品とセットで販売するビットがありまして、
次はそのレビューもする予定ですので、
そちらもご覧いただければと思います。
ではまた次回。
2011年10月11日
アルゴファイルのマイクロフィニッシュを試してみた。その2
新商品等を実際に使い、
前回のつづきで
アルゴファイルさんのマイクロフィニッシュです。
前回は商品の仕様とかを紹介したので
今日は実際に使ってみます。
今回使用したのは1/24ヘビーマシンガン。
古ーいキットの物なので、そこかしこに合わせ目がガシガシ出ます!
トリガー近辺にはパーティングラインもあるので丁度いいですね。
(やることは一緒なんですが・・・。)
ちなみに合わせ目が見易いようにセメントに赤いプラ材を溶かして色を付けました。
では、さっそく。
刃をやや傾けて横にスライド。
普通のプラスチック(PS)であれば全然問題無くいけます。
また、僕は手前から奥に向かって動かしましたが逆からでもOKです。
処理する場所や慣れ具合でやり方を変えてみるのもいいかもしれません。
セラミック自体も切るためのものじゃないので、デザインナイフ使用時のような
余計な傷が付きにくいです。
←削りカス
⇔
ちゃちゃっとやっただけでこんな感じです。(右が処理前)
←こういうコトかな?
説明書によると、削る面に対して刃の角度を変えたり(30~70°)
加える角度でとれるバリの量が変わるみたいです。
そしてここからが本領発揮。
こんな場所や
持ち手の裏側とか
ちょっと無理してこんな場所まで。
この商品の特徴といえばやはりこの小ささ!
同じメーカーから大きなサイズもありますが
取り回しでいえば断然こちらでしょう。
注意点として
刃自体はとても薄くできているので
あまり力を込め過ぎると・・・
パッキーンっと折れてしまいます。
個人的な制作物で恐縮ですがソフビにこびりついた
瞬着とかエポキシ樹脂とかを取り除こうとして
2枚折ってしまいました(涙)
ホルダーから取り出してみると・・・
直線刃の方が残念なことになってしまいました。
かなり勢いよく飛んでいきますので作業中は
ゴーグルと手袋を着用してください。
予備の替刃もあるので僕は泣く泣く買うことにしました。
5枚入っていますのでしばらくはもつでしょう。(個人的に)
最後に
曲面に対しては気を付けて
作業しないとバリだけではなく、アッという間に形状も変わってしまうのでお気をつけください。
ちなみに上の画像はレジン製のもので、1分くらい無心で動かしていたら
こうなってしまいました。
レジンにも絶大な威力を発揮するということで
ワンフェスなどのイベントで販売されているガレージキットのパーティング処理には
うってつけです!と無理やり締めてみました。
ではまた次回。
2011年10月07日
アルゴファイルのマイクロフィニッシュを試してみた。
新商品等を実際に使い、
でも
今回は雑誌で紹介されたものではないです。
今日ご紹介するのは最近当店でも取り扱うことになった
アルゴファイルジャパンさんの
マイクロフィニッシュ (税込1,680円)
です。
刃は片側が直線刃(左)、反対側は曲線(右)の両刃仕様。
+同じ形状の替え刃が付いているので合計2枚です。
ホルダー部分はNTカッターのデザインナイフと同様の物で
金属のチャックが上下左右から刃をしっかりホールドしてくれます!
オルファやタミヤのデザインナイフのでも使えます。
もし、使ってない柄が余っていれば付属の替刃を付けて、
【直線用】 【曲線用】 と2本差しにするのもいいでしょう。
で、
どんなモノかというと
「セラミックの刃のエッジでカンナがけする工具」
こんな作業です。(上の写真はデザインナイフですが)
主に
ガレージキットやプラチックキットのバリ取り、パーティングの処理に
使用するものなのでさっそく部材を集めて試してみます。
次回につづく。