今更ですが、型取りします。 その4

みなさん、こんにちわ。

ASです。

前回でシリコーンを半面流しましたので、
今日は「シリコーンを流す　その2」



昨日、退社前にシリコーンを流し、一夜明けました。
もう、十分に硬化しているはず。。。


指で押してみて、硬化しているか確認しました。
大丈夫なようです。
指曲がり過ぎかもしれませんが気にしないで下さい。


ブロックを取らずにそのまま裏返します。
そのままブロックを少しだけ外し、
原型がシリコーンから外れないように注意しながら
粘土だけを取り除いていきます。


土台を外したら、細かい部分の粘土も取り除きます。
原型付近の粘土を取る時は、原型を傷つけたり、
シリコーンから原型が外れたり浮いたりしない様に、
より注意して作業します。
ゲート用のプラ棒や周りのブロック、ダボなどについた粘土も
しっかり取り除きましょう。


次に、もう反面シリコーンを流す前に
シリコーン同士の接着を防ぐ為の処理をします。
今回使うのは「リンレイ　ブルーワックス」
コレを筆で型に塗っていきます。
他にもビージェイで取り扱っているシリコーン同士の接着防止用の商品は、
GSIクレオス「Mr.シリコーンバリアー」
信越シリコーン「バリアコート　No.6」があります。

同じ離型剤といっても「KF412SP」や「ハイ・リムーバー」等は
シリコーン同士の離型剤ではなくシリコーンとキャストの剥がれを良くする為の
ものなのでこの時点では使いません。


ご覧のように塗って乾いた箇所は黄色い膜ができます。


こういう壁面や、ダボの部分にも塗りましょう。


露出しているシリコーンの部分には一通り塗りました。
あまり厚く塗り過ぎると膜の厚みで
型の再現度が落ちてしまいますので注意しましょう。


塗っている最中に「ブルーワックス」が原型やプラ棒に
つくと思いますので、ティッシュ等でふき取ります。
筆を使って塗る場合は、抜け落ちた毛も取り除きましょう。


シリコーン同士の離型処理が済んだら、
またブロックで枠を立てていきましょう。
前回と同じ厚みの分だけシリコーンを流すために印もつけました。
（黒いマジックの線です）


前回使ったあまりの「ＥＧ-04」を計量
今度はジャスト400g


この場合、硬化剤は400gの0.5％（2g）なのですが
間違えて4g入れてしまいました！
まぁ、実験っていうことで。。。


よく撹拌したら前回と同じ要領で少しずつ流していきましょう。
くぼんだ部分は気泡が入り易いので気を付けます。


流し込み完了！印の部分までほんの少しだけ足らなかったです。

このまま硬化を待ちましょう。


硬化を待っている間に使い終わった道具の
掃除をしておきましょう。
上のは粘土の土台に枠を押し付けたときに
粘土が入り込んだブロック。

シリコーンが硬化したら「キャスト」を流して複製品を
つくる準備に入ります。
次回
「シリコーン型にキャストを流す　その1」

それではまた。

AS