噂の材料・工具 使ってみた

2012年03月22日

自由すぎるぜ!Hハンガー その2

みなさん、こんにちわ。

ASです。

前回に引き続き、「Hハンガー」について
書きます。

P1180526
壁2段にして横に並べたモノ

P1180557
こちらは壁と支柱パーツで
2段に重ねてみました。(土台パーツは使ってません)
1個の壁パーツが割と小さめなので
こんな感じでミニフィギュア用にコンパクトにまとめることも
できちゃいます!

P1180558
パッケージに載っているような
ベーシック(?)な使い方。
これだけだと実際はどのくらいの大きさなのか
分かりにくいですよね。



なので、、、



P1180559
僕の私物で申し訳ないですが
先日、吉祥寺で催された
「親子でガンダムつくろう!(プラモデル教室)」で
展示サンプルとして作った、
1/144のザクで大きさ比較してみました。
すっぽり収まっていますね。
このサイズなら1個で問題ないですね。

P1180560
ついでに社長の私物も拝借しました。
クレオスのメッキシルバーNEXTを使用したそうなので
塗装が剥げないように慎重に配置。

あらっ、1/100だとちょっと頭が飛び出ちゃいますね。



なので、、、



P1180564
もう1個(今度はホワイト)を使用して増設!
そして今度はバッチシ!
ちなみに壁パーツは3段になってます。

あまり私物ばっか使っても怒られそうなので。。。
(怒られたら消します。。。)


P1180579
WAVE 1/144 モビルスタッフを使って、
ハンガー内での日常生活(?)を再現。
こうやってみると右の壁のモールドが出入り口に見えます。

P1180583
おなじくWAVEのこちらは1/100モビルスタッフ
宇宙基地内での感動の再会を「Hハンガー」が見事に演出!w
上の人は決してズコーってなっているわけじゃないですよ。(念の為)

P1180584
こちらは付属のシールを貼って、スミイレを施したもの。

P1180586P1180587
商品自体のモールドは、とてもシンプルなので、
ほんの少し手を加えるだけで結構印象が変わります。
シール以外でもデカール等貼っても面白いかもしれませんね!

P1180591P1180590
最後に当社の商品
1/100 VF-1Jバトロイド と
1/24 スコープドッグをいれてみました。

他にも
複数個の商品同士を繋げたりすれば
いろんな「ハンガー」を作れるようなのですが、、、
すみません、商品の仕様が自由(フリー)すぎて
ASの想像力と創造力ではとても
このHハンガーを使いこなせそうにないです。。。

みなさんも是非、ご自分の想像力の限界に挑戦してみてくださいまし。

それではまた。

ピータンが思いつかないAS




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2012年03月19日

自由すぎるぜ!Hハンガー その1

みなんさん、こんにちわ。

ASです。

今日はすでに発売済みの商品ですが

Hハンガーについて書くことにします。

P1180489
まずは、パッケ。
Hハンガーのラインナップは、グレー(上)とホワイト(下)の
2種類です。メーカー希望小売価格は各1,600円
ビージェイでは、それぞれ税込1,512円で販売中です。

P1180490P1180491
商品を出した状態。
Hハンガー グレーは土台と壁が濃いグレー、支柱パーツが淡いグレーの成形色。
一方ホワイトは、壁だけホワイトで土台と支柱が黒に近いグレーとなっております。
更に共通のものとしてデコレーション用のシールが付属してます。

P1180492
パッケ裏には、使用例等が描かれています。

では、早速。
Hハンガーグレーを使用します。

P1180493
土台パーツが2枚、壁パーツが4種類各2個の計8枚

P1180494
支柱パーツ及び接続パーツがわんさか。
結構なパーツ数ですが、手でもぎ取れるくらいゲートが
小さいので全てのパーツを切り離すのも苦になりませんでした。

P1180510
まずは、土台を2枚つなげてみます

P1180496
裏返すとこんな感じです。
土台同士や、壁と壁を留めるにはこういった
接続パーツを使います。
壁パーツの土台となる部分のパーツは、こんな感じで連結。
(裏から見た状態です)

続いて壁。
P1180502
壁パーツの一つに
こんなの↑があります。

P1180503P1180508
別パーツ(C‐1)を組み込みましょう。

P1180505P1180509
C‐1は裏面(平ら)でもOK。


P1180518
壁同士の接続もしていきましょう。


P1180522P1180523
裏を留めて

P1180524
表は支柱パーツを使ってみます。

P1180526P1180527
土台に立ててみました。土台と壁を全て使った使用例です。
支柱パーツや接続パーツは少しあまりました。
ダボのはめ込みには少し力が必要ですが
裏と表でしっかり接続させるので、安定感があります!

次回はもう少しいろいろ遊んで試してみます!

それではまた。

AS














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2012年03月15日

今更ですが、型取りします。 その6

みなさん、こんにちわ。

ASです。

新発売の「ビージェイ・シリコーン EG-04」に
かこつけて始めた「型取り」も遂に今回で最終回!

P1180304
前回「シリコーン型」に「キャスト」を流し込む準備まで
終了しましたので、最終回は実際に「キャスト」を流して
猫ちゃんを増やしてみます。

P1180306P1180308
今回使用するのは当店のオリジナルキャスト
Be-J HGキャスト サフグレー(ノンキシレンタイプ) 2kgセット」です。
キャストについて書くと長くなってしまいますので、またの機会にします。
ちなみに今回使用するサフグレーは、
名前のとおり硬化後の色がグレーのサーフェイサーを吹いたような色になり、
細かい傷や気泡、ディティール等が識別しやすいのでメカモノを作る方にご好評を
いただいてます。
猫ちゃんとの因果関係は全くないです。

P1180312P1180430
キャストを使用する前に必ずゴム手袋やビニール手袋、マスクを装着しましょう。
当店のオリジナル品に限らずウレタンキャストは、
人によってアレルギー反応を起こす場合もあるので
装備品の着用に加え換気もしっかりして下さい。(必須です!)
気分が悪くなったりしたら作業を中断し、必要に応じて医師の診察を受けて下さいね。

P1180309
まず使うキャストの分量を知るために、
原型+プラ棒を量ってみます。
A液とB液を合わせた時のイメージです。
これに前回彫った「湯口」と「空気抜き」の部分にキャストが
行き渡る様にしたいので、実際に使用するのはもう少し多くなると思います。

P1180310P1180311
まずはA液。黒っぽいです。真っ黒ではなく塗料でいうところの
スモークが近いかな。
そして今回は、かなり余分に計量しました。
A液とB液は重量比で1:1になるようにするので
B液も同じ分だけ計量します。

P1180313
つづいてB液。
黄色いです。

P1180314
同じ重さでも見た感じはこんなに違うんです。
なので計量機を使ってちゃんと量りましょう。
混合比に差があると硬化不良の原因になります。

P1180438
A液とB液を混合します。
ここから型に流し込むまでは時間との戦いです!
当店のオリジナルキャストはどれも120秒ほどで硬化を開始するので
硬化が進む前に、 撹拌 → 流し込みを完了させねばなりません。
慌てず急いで正確に! ←なんのフレーズでしたっけ?

P1180440P1180441
2液を合わせたら素早く混ぜましょう。
素早くーっと言ってもがむしゃらに混ぜるとキャストの中に
空気が混ざりこみ、イイ複製品ができない場合もあります。
が、しかし。
あんまりちんたら混ぜてると途中で硬化し始めちゃいますからね(汗)
僕の場合、いつも時計周りに早口で20秒、反対周りにさらに早口で10秒と
結構テキトーです。

P1180442P1180444
混ぜ終えたら、湯口から少しずつ流し込みます。
型の隙間からキャストが漏れ出してないか確認しながら
流しましょう。

jpgP1180317
左の図の矢印ようにキャストが流れていくので
空気抜きの穴までキャストが来ているのが確認します。

P1180319
流し終えたら、そっと硬化を待ちます。

P1180320
所々に薄いグレーのモヤがかかってきました。

P1180321
更に反応が進みます。
この時点でキャストに触れたり、動かしたりすると
硬化不良をおこして、ぐにょぐにょになったりしますので、
静観を決めこみましょう。

P1180323P1180322
ほとんどグレーになりました。周りの部分がまだ少し反応してないようです。
ビーカーに余っていたキャストもほぼグレー。

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さらに時がたつと
両方とも完全にグレーになりました。
A液とB液を混ぜ合わせてからここまで約5分くらいでしょうか。(冬場なので)
夏や気温が高い時などは更に早くなります。
さて、脱型できるくらいまでもう少し硬化を待ちます。

P1180327P1180330
20~30分くらい経ったので型を割りました。
ちゃんと硬化しくれていてよかったです。

P1180449P1180451
ゲートを切ったり、バリを処理してあげれば、複製完了です!

ほんとに今更でしたが、型取り作業については
これでおしまいです。
作業や手順については、あくまで一例ですので、
みなさんも試行錯誤しながらチャレンジしてみては
いかがでしょうか。

それではまた。

AS





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2012年03月12日

今更ですが、型取りします。 その5

みなさん、こんにちわ。

ASです。

新発売の「ビージェイ・シリコーン EG-04」に
かこつけて始めた「型取り」

前回までで、シリコーンを両面流しました。

翌日出社してみると。。。

P1180279P1180280
硬化剤を入れ過ぎたにも関わらず、ちゃんと硬化してました。
きもち硬いかな?くらいです。

では、ここから、複製するための「キャスト」を流し込む準備に移ります。

P1180281
外側に飛び出てる余分なシリコーンを
取り除いておきましょう。

P1180282
シリコーン型を割ります。
最初に流したシリコーンの面と前回流した面の境目が
見えます。(かな?)

P1180283
もう少し見えやすく。

P1180284
ブルーワックス」等でしっかり離型していれば、
シリコーン同士がくっつかずちゃんと割れてくれます。
無理に力をかけたり、一つの面だけに偏ることなく、
ゆっくり各面を少しずつ割っていきます。

P1180285P1180287
うまく割れました。
ダボ部分の気泡も無く、シリコーン同士のくっつきも無く
ばっちりです。
猫の耳と首輪の部分の色が写ってしまいましたね。。。

P1180290
型の厚みもほぼ同じ。

P1180289P1180291
次にキャストを流し込む”湯口”と”空気”抜きをつくります。
最初にスケッチした絵をみながら油性マジックで型に下書きしました。
湯口は出来るだけ広く取りたいところですが、
空気抜きからは適度に離しておきます。

P1180292P1180293
マジックで下書きした線に沿って彫刻刀で彫ります。
このくらいの大きさですと、ゲートの部分は3㎜~4.5㎜、空気抜きの溝は
1.5㎜くらい(どれも三角刀)が良いと思いました。
プラ棒で作ったゲート部分もきちんと溝を繋げ、猫ちゃんまで
開通させてあげましょう。
湯口の部分はカッターで片面ずつカットして漏斗のようにしました。
※カッターを使用する場合は刃が折れる可能性があるので
十分に注意して作業して下さい。
必要に応じて作業手袋、及びゴーグル等を装着して下さい。

P1180294P1180295
次に型の各”辺”をカットしていきます。
輪ゴム等で締め付けた際に、食い込んで薄くなっている所から
切れるのを防いだり、均等に力が加えられるようにする為です。

P1180304P1180305
シリコーン型同士をきちっと合わせ輪ゴムでとめます。
硬化後が柔らかくなるシリコーンや型自体の厚みが薄い場合は
あまりきつくしないのがポイントです。
それと、型上部の空気抜きの穴に輪ゴムがかからないようにしましょう。

ここまでできたら、シリコーン型に「キャスト」を流して
複製品をつくります。

次回
「シリコーン型にキャストを流す その2」

それではまた。

AS







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2012年03月08日

今更ですが、型取りします。 その4

みなさん、こんにちわ。

ASです。

前回でシリコーンを半面流しましたので、
今日は「シリコーンを流す その2」


P1180214
昨日、退社前にシリコーンを流し、一夜明けました。
もう、十分に硬化しているはず。。。

P1180215
指で押してみて、硬化しているか確認しました。
大丈夫なようです。
指曲がり過ぎかもしれませんが気にしないで下さい。

P1180216P1180220
ブロックを取らずにそのまま裏返します。
そのままブロックを少しだけ外し、
原型がシリコーンから外れないように注意しながら
粘土だけを取り除いていきます。

P1180221P1180222
土台を外したら、細かい部分の粘土も取り除きます。
原型付近の粘土を取る時は、原型を傷つけたり、
シリコーンから原型が外れたり浮いたりしない様に、
より注意して作業します。
ゲート用のプラ棒や周りのブロック、ダボなどについた粘土も
しっかり取り除きましょう。

P1180223
次に、もう反面シリコーンを流す前に
シリコーン同士の接着を防ぐ為の処理をします。
今回使うのは「リンレイ ブルーワックス」
コレを筆で型に塗っていきます。
他にもビージェイで取り扱っているシリコーン同士の接着防止用の商品は、
GSIクレオス「Mr.シリコーンバリアー」
信越シリコーン「バリアコート No.6」があります。

同じ離型剤といっても「KF412SP」「ハイ・リムーバー」等は
シリコーン同士の離型剤ではなくシリコーンとキャストの剥がれを良くする為の
ものなのでこの時点では使いません。

P1180224
ご覧のように塗って乾いた箇所は黄色い膜ができます。

P1180226
こういう壁面や、ダボの部分にも塗りましょう。

P1180225
露出しているシリコーンの部分には一通り塗りました。
あまり厚く塗り過ぎると膜の厚みで
型の再現度が落ちてしまいますので注意しましょう。

P1180227
塗っている最中に「ブルーワックス」が原型やプラ棒に
つくと思いますので、ティッシュ等でふき取ります。
筆を使って塗る場合は、抜け落ちた毛も取り除きましょう。

P1180228P1180229
シリコーン同士の離型処理が済んだら、
またブロックで枠を立てていきましょう。
前回と同じ厚みの分だけシリコーンを流すために印もつけました。
(黒いマジックの線です)

P1180230P1180231
前回使ったあまりの「EG-04」を計量
今度はジャスト400g

P1180232
この場合、硬化剤は400gの0.5%(2g)なのですが
間違えて4g入れてしまいました!
まぁ、実験っていうことで。。。

P1180233P1180234
よく撹拌したら前回と同じ要領で少しずつ流していきましょう。
くぼんだ部分は気泡が入り易いので気を付けます。

P1180238P1180239
流し込み完了!印の部分までほんの少しだけ足らなかったです。

このまま硬化を待ちましょう。

P1180219
硬化を待っている間に使い終わった道具の
掃除をしておきましょう。
上のは粘土の土台に枠を押し付けたときに
粘土が入り込んだブロック。

シリコーンが硬化したら「キャスト」を流して複製品を
つくる準備に入ります。
次回
「シリコーン型にキャストを流す その1」

それではまた。

AS





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