2016年02月

2016年02月10日

おすすめワインシリーズのラスト。
ようやくここまでの海外ワインが整理できて、
ここからは北海道産ワインのまとめに入っていきたいですね。

さて、1本目から。


チェレット・モンソルド
パワフルで、力強いワインだと記憶していましたが、
なんの、繊細で完成度のめちゃ高いワインでした。

細かいところまで作りこまれているというか。
うーむ、飲むたびに気づきのある1本です。

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チェレット・モンソルド2008。タカムラで2800円。
開けた瞬間からエンジン全開。
パワフルかつ、香りもすばらしい。
果実味たっぷりで、感動的なおいしさ。
重量級のジープのイメージ。
四輪駆動でどんなシーンにも対応してくれそう。

前回はポモドーロと合わせましたが、
やはりなんといっても、グラテシモと合う。
個人的には唐揚げと合わせたいんですよね。
グラテシモで言うと「ジューシーチキン&ポテト」
ひそかにホテトとも合う気がする。
こういうことをいうと怒られる気がしますが笑

でも、そういう気さくさも内包しているところが、
やっぱお気に入りになる条件なのかなって
思ったりもする今日この頃です。
大好きなワインです。


・イル・バチャレ

今日はたまたまスーパーでバゲットを見つけたので、
思い付きでパーティーに。
昨日買った安売りの豚カタブロックを使って、
ポークシチューを。
赤ワインとハーブをたっぷり使って。
それに加えてバゲットと明太子ディップを。
マジでおかわりするうまさでした。

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相方はイル・バチャレ。タカムラで2480円。
酸味、タンニンは強めですが、
その分、シチューのように主張の強い料理には、
ものすごーく合います!
なんしか、メルローとカベルネソーヴィニョンと、
そしてピノ・ノワール(ピノ・ネロ)のセパージュってのが、
もうなんか、自由って感じで素敵すぎます笑

特にハーブのニュアンスがイル・バチャレにもあり、
溶かし込んだタマネギやセロリの甘さが、
タンニンをくるりと包み込み、最高のマリアージュ。

お互いのいいところを高めあう「結婚」です☆
そういう2人になっていこう!という気持ちを込めて、
素晴らしい夜になりました!


ドンナフガータ
今日はトルコ料理の再現を目指して手料理。
キョフテとピラウに挑戦してみました。
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キョフテはミンチにキョフテスパイスとチキンスパイス、
パセリをたっぷり入れて、
たまねぎドレッシングを少しと、卵、そして塩・胡椒で混ぜる。
焼くときはオリーブオイルでこんがりと。
野菜はじゃがいものスチームしたものとチンゲンサイ、トマトで作りました。
バターで炒めて、ディップスパイスのみの薄めの味付け。
ピラウはスパゲッティを砕いたものと白米をバターで炒めて、
そのあとは炊飯器で普通に炊きました。

久々のトルコ料理って感じがする、しっかりした味になった!
キョフテはハンバーグと違ってソースでごまかせないので、
かなりしっかり下味をつけておくのがコツ。

そして合わせたのが、ドンナフガータ。
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イタリアのシチリア島の白。
ドンナフガータのヴィニャ・ディ・ガブリ2011。
うきうきワインで3030円。

いつまでも飲んでいたくなるような、
アルコールを感じさせない爽やかな香り、のどごし。
清涼感と果実味が最高の1本。
香りは透き通るような花みたい。
甘さを含んだ薄い香りで、
なかなか日本には近いものがないですね。
「神の雫」ではウーロン茶やジャスミンと表現されてました。

そして、このドンナフガータがトルコ料理に合う!
確かに地中海も近いけど、基本は内陸のトルコ。
その香辛料とぴったりなんでビックリしました。


さて、このドンナフガータは、
シチリア原産のアンソニカ100%で作られています。
アンソニカ特有の、フルーティで凝縮されたエレガントな香りが特徴。
フルボディで豊かな酸味、余韻がずっと続く一本です。
近年世界で数々の賞を受賞し、アンソニカの素晴らしさが認められました。

ドンナフガータ(逃げた女)という名は、
19世紀初頭にブルボン朝の王フェルナンデス4世の妃
マリア・カロリーナ王女が、ナポリで起きた革命を逃れて
ドンナフガータ社の自社葡萄畑や醸造所のある
コンテッサ・エンテリーナの地へ逃げてきた、
という歴史に因んで名付けられました。

エチケットもキレイで素晴らしい1本でした。


コントラーダ
今回もトルコ料理。

焼くキョフテと、揚げてから煮るキョフテ、
2種類を作って食べ比べ。
それにサラダと、またしても鰻混ぜご飯を。

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合わせたのは、コントラーダ・ディ・コンチェニゴ、
コッリ・ディ・コネリアーノ・ロッソ。名前長い。
ヴィンテージは2007。ベッレンダ社の赤。
うきうきで1440円です。

濃厚。一口目から飲みやすい。
キョフテのスパイスに合う。
スパイスやハーブに合うワインと、
そうでもないものがあるけれど、
いったい何に由来しているんだか。

神の雫にも登場していましたが、
こいつのコスパはなかなかのものです。
カサーレ・ヴェッキオやモンペラと、
充分に戦える存在。

いい1本に出会いました☆



アマローネ

平日ダイエットの決まりも破って、
ついついグラテシモを頼んでしまった笑
ま、そういう日も必要だわな。

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アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコの、
テッレ・ディ・サン・ゼノ2005年。
うきうきワインで4480円。

熟成香もあり、豊かな味わい。
タンニンが前面に出ているかとも思ったが、
時間とともにふくよかな甘みが出てくる。
最高級の香りで、幸せな気持ちにしてくれるワイン。
4000円台なら、間違いなく「買い」ですね。

トレフォルマッジのようなチーズこてっとしたものとも、
健康野菜たっぷりパスタとも喧嘩しない。
なかなかパワーがあるはずなのに、
そんなことを感じさせない。
熟成のなせるわざなのでしょうかね。

気づいたら1本開けちゃった、というワイン。
んー、しびれましたね、コレは。

カサーレ・ヴェッキオ
ピザを頼んだので、ワインも。
ピザは本当に速攻でくるので、速攻でおいしいやつを。

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ファルネーゼ社のカサーレ・ヴェッキオ2012。
うきうきで1680円。

いつもながら、開けてすぐでもパワフルで飲みやすい。
そして、時間と共にパワフルさが加速していく印象。
イタリアのパワフルなワインは時として飲み疲れるんですが、
コイツはそんなこともないので重宝します。

いつでも置いておくハウスワインを決めようかな、
と思う今日この頃。
赤の有力候補ですね。コスパも最高です。


バローロ

ステーキにパン焼き器で作った焼き立てパン。
それにサワークリームの明太子ディップ。
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合わせたのはバローロ。
ジャコモ・フェノッキオ・バローロ DOCG 2009。
静岡で買った勝利のワイン。ヴィノスやまざきで5000円。

色は薄くて、光にかざすとルビーのような輝き。
でも香りはかなりリッチ。
アタックも強く、凝縮された味わいが襲ってくる。
スパイシーなバラのような香りで、
ステーキの胡椒やニンニクともあっている。
何より、肉と合うテイストですね。
血も滴る、という感じ。


以上、だいぶ絞り込んだので、投稿数もグッと減りました。
美味しいワインだけを掲載して行けたらいいな、と思ってます!

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(00:30)

2016年02月09日

おすすめワインのシリーズもいよいよボルドー編。
思い入れが強いので、絞り込むのが大変でした。
ま、ブルゴーニュみたいに1万2000円出したのに、
あまりおいしくなかった…ということはないので笑
安心して選べるのがボルドーの魅力ですね。



・ボイド・カントナック

今日も自分へのご褒美ワイン笑

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シャトー・ボイド・カントナック2008。
うきうきワインで4680円。

冷蔵庫で冷やしていたせいか、
あけてすぐは落ち着きのない香り。
薄く、くすんだ印象。

しかししかし、30分経って、
温度も18度くらいになると花開く!
エレガントに透き通った香り、
ふくよかな味わいとスパイシーなタッチ。

カベルネ・ソーヴィニョン60%、メルロー25%、
カベルネ・フラン8%、プティ・ヴェルド7%。
メドックのグラン・クリュ・クラッセ。
格付けは第3級で、AOCマルゴー。
神の雫に登場したのは2001年でしたが、
この年以降は安定しているよう。
パーカーさんも90~92点と高得点をつけてます。


・シャス・スプリーン
パン焼き器でバゲットを作って、
シチューと合わせて食べようと思っていたら、
なんとなこさんから「パン失敗してるよ」とメール!
原因を模索してみると、小麦粉の量を間違えた上に、
羽根を付け忘れるという致命的失敗でした…。

悲しみを乗り越えるためのワイン。

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シャトー・シャス・スプリーン2010。
うきうきで3980円。
もくもくのベーコンと、コンビニのパスタに合わせて。
カベルネ・ソーヴィニョン55%、メルロー40%、プチ・ヴェルド5%。

2本セットで買った2本目。
やはり若さが前にでる印象。
タンニンも角が立つ感じなので、
もうちょっと(あと5~6年くらい?)熟成したいか。

それでも小1時間もすると開いてきて、
非常に香り豊かでリッチな気分になります。
ヴィンテージの良さも手伝って、
最高の美味しさ。


ネナン

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合わせたのはとっておきのコイツ。
ネナンの2007。うきうきで4580円。
このネナンはドゥロン家の所有となった1997年から、
評価が上がって、この2007もパーカーは89点付けてます。
カベルネ・フランが75%、メルローが25%のセパージュ。

飲んだ瞬間から「美味しい」と感じる。
淡く、ゆったりとしたテイストが魅力的。
カベルネ・フランが主体のワインは優しい雰囲気がある。
コスパはかなりよさそう。左岸なら8000円くらいしそう。
高級感を味わうことのできる1本。


モンペラ
日曜だと1時間前くらいから開けておけるのがいい。
今日はパン焼き機でパンを焼いて、
そのまま髪を切りに行き、買い物行って、
あとはそのまま寝てました~。

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モンペラ2008です。うきうきで2180円。
メルロー80%、カベルネ・ソーヴィニョン10%、カベルネ・フラン10%。
いや~、ワインを飲み始めたころの感動を、
今再び思い出させてくれますね。

そろそろ熟成の気配を見せ始めていて、
開けて1時間くらいで飲み始めましたが、
しっかり、ちゃんと美味しかった!

シチューにつけたパンがうますぎて、
モンペラと交互に行くともう永久運動です。
最高の1本。


プピーユ

中性脂肪も気になることだし、本日は手作りで。
「あまちゃん」を観ながら、
ジャーマンポテト、タラのムニエル、
バジルのパスタ、ごぼ天、チーズがおつまみ。
タラのムニエルにはトルコのペッパーをかけて。
塩とペッパーのみでも、かなりうまい!!

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合わせたのは、プピーユ。懐かしい。
ヴィンテージは2008です。うきうきで3129円。

開けたてはやはりタニックで酸味が立つ。
徐々にこなれて、1時間くらいから本領発揮。
1時半くらいから飲み始めて、3時に満開に開花。

開けて待っとけばいいのに、と奥さんは言いますが。
僕に言わせれば、この変化がまた、たまらんのです。
甘く、とろけるように開いた瞬間は、まさに官能。

開いた時に、半分は残ってないと、というのがなこさん。
僕は、1/3しか残ってなくてもいいのです。
これはこれで、ワインの楽しみ方です。
大好きなワイン。


・ムーラン・ド・キュラ

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ムーラン・ド・キュラ2009。
うきうきで1380円。
メルロー70%、カベルネ・フラン25%、
カベルネ・ソーヴィニョン5%というセパージュ。

開けてすぐは固いというか、閉じた印象。
タンニンが前面に出て、アタックが強い。
奥さんは非常に気に入ったらしい。
それにつられて、こちらの評価も高めです。

時間と共に飲みやすくなってきて、
リコルクで1日置くと、すっかりこなれた印象。
開けてすぐはイタリアワインのようなイメージだが、
2日目にはしっかりボルドー・ワインです。
凝縮感のある果実味と、わずかにスミレ。
エレガントさが時間と共に上がってきます。

ふむ。かなりのハイコスパ・ワインですね~。


エコー・ランシュ・バージュ


で、リーガル・ハイ2を観ながら。

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うきうきワインで3680円。ヴィンテージは2008。
開けたては温度が低かったからか、
硬くて渋い印象。

それが数十分もすると、薫り高く豊かに。
ピザと合わせても、主役は完全にコイツでした。
こういう、イチゴのような香り、めちゃ好き。
ポテンシャルが感じられて、奥さんも、
「タイプじゃないけど、好きなワイン」との評。


シャトー・ソシアンド・マレ

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シャトー・ソシアンド・マレの2007。
うきうきで3680円。

重厚でパワフル。これはかなりお気に入り。
ブルゴーニュをしばらく飲んだ後のボルドーは、
なんだか新鮮ですね。
こういうパワーを感じるのって、これから冬にかけて、
飲みたくなるイメージです。
今日の料理相手だと、強すぎ。
これこそイタリア料理と合わせてもいいかも。


シャトー・ド・ラ・ウスト
めっきり外出好きになったので、
今日は梅田のグランフロントへ。
もちろん、お目当てはワイン。

迷わずエノテカに直行して、ワインを物色。
ボルドーのゾーンでワインを見つめていたら、
アドバイザーの人が声をかけてくれて。

で、せっかくなんで、
「カベルネっぽいワイン」というざっくりしたオーダーを。
「新しいワインでもいいですか?」に対して、
「あ、熟成がいいです。」とわがまま。

しばらく「うーん」と考えてから出てきたのが、
「メルロー中心で、カベルネフランがわずかですけど」と。

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シャトー・ド・ラ・ウストの2000年。
エノテカで2980円。
ボルドーはやっぱ熟成が進んだ方がいいよね。
合わせる料理もアドバイスをもらって、
チーズの5種盛り合わせと、パティを。

香りは透き通る感じ・。
非常にすっきりと、キレイに熟成しています。
これをちびちびやりながら、流れる水を見て、
ぼーっとするのが至福。ゆっくりした時間。

さて、チーズもいろいろ説明してくれました。

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右上の2つが食べやすいチーズ。
右の黄色っぽいのは牛のチーズ、
左の白っぽいのは羊のチーズらしい。
食べなれているのは右だけど、羊もうまい。

左の2つはカマンベール。
上はたべやすくて、下は熟成が効いている。
オレンジがかっているのが熟成の証だって。

スプーンに乗っているのは、とろけた!
クセは強くて、アーモンドバターみたい。
ちなみに、真ん中にあるドライフルーツも、
ワインのテイストとマッチして、
そしてチーズとのメリハリが効いて、
いくらでもワインが進む。

〆に鶏のクリームパスタを頼んで、
1本開けてしまいました~☆
どうやって帰ってきたか、覚えてないや笑


クロ・デュ・マルキ

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やっぱりグラテシモにはボルドーの赤、
ということで、とっておきのクロ・デュ・マルキを。
うきうきワインで3880円。ヴィンテージは2007。
(2005だと7300円くらいです)

以前に飲んだ2005と比べると、やや小ぶりかな。
それでもパワフルで、芳醇な甘さが、
ぐいぐいと押し寄せてきます。

神の雫では24巻のP57に登場。
前回飲んだ時は、奥さんも

「甘いのに、深みがある!しかもアフターも長い!
 たぶんワインを初めて飲む人も、これなら
 『おいしい』って思うし、飲みなれた人にとっても、
単調でなく、本当に超パーフェクトなワイン。
この甘さが超好み」

と大絶賛。今回の2007は前回ほどではないが、
それでも4000円を切るなら買いですね。

今回のイメージとしては、「世界の終わり」っていう
バンドの曲のようなイメージ。
男性ヴォーカルだけど甘くて、
甘いけどメッセージ性がある。
軽やかで元気が出るような、そんな曲。

少し小ぶりで、ややもすると軽いと批判されそうな、
そんな2007が、パーフェクトな2005と同じくらい、
僕は好きですけれどね。

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