<東京21法律事務所 岡田宰先生><持田法律事務所 持田秀樹先生>

2010年01月14日

<川村・寒竹法律事務所 寒竹里江先生>

photo_kanchiku寒竹里江先生にインタビューをさせて頂きました。

Q1. 弁護士になろうと思ったきっかけを教えてください。
A1.大学生での経験から、弁護士を志しました。
大学のときは、日雇労働者やホームレスの方の越冬の炊き出しを手伝ったり、琵琶湖の環境問題などに関心を持っており、これらの経験を生かしたいと考えていました。
ただ、司法試験を目指したのは親に「将来のことは考えているのか?」とせっつかれたのが直接のきっかけです。修習中には裁判官にも関心を覚えましたが、「在野」で依頼者の声を聴く弁護士を選択しました(裁判官になる程成績も良くなかったし・・・)。



Q2. 弁護士になって特に印象に残っている案件(事件)を教えてください。
A2.弁護士になりたてのころ、同期の弁護士ら10数人で障害者虐待事件の裁判をやりました。費用もあまりない中で、弁護団は随分努力しましたし、依頼者とキャンプなどを通じで「弁護士」という立場を超えコミュニケーションを図るなど、他の事件にはない苦労と楽しみがありました。
その結果、裁判に勝訴することができたので、大きな経験と達成感を得られることが出来ました。
他に、金融機関の代表者を訴えた代表訴訟で「当事者適格」について最高裁で差戻し勝訴した事件、医療過誤事件、交通事故事件で被害者の方の障害が重い事案で賠償金を得られた事件などが印象に残っています。 

Q3. 弁護士のお仕事の中で嬉しかったことは何ですか。
A3.時間、労力をかけてやった事件で結果が出ることです。そこで依頼者に感謝されることが一番嬉しいです。

Q4. 弁護士としてお仕事をする上での信条・ポリシーを教えてください。
A4. 大原則論ですが、まずは憲法に従うべきでしょう。弁護士は社会的弱者を助ける存在なので、どんなに大きな罪でも断る理由がなければその人の利益を考えるべきであり、場合によっては権力(検察・裁判所・行政)と戦うことも必要です。

Q5. ご依頼者様に対して、特に気をつけていることは何ですか。
A5.依頼者の気持ちを尊重することです。弁護士としてだけではなく、一人の人間として、出来るだけのサポートをしていくべきでしょう。また、依頼者のために、事件の見通しを可能な限りはっきりさせることが必要なので、無理なことはきちんと「無理」と伝えるようにしております。

Q6. 弁護士として特に関心のある分野は何ですか。
A6.今まで、どんな事件に対しても積極的にやってきましたが、その中でも医療過誤、交通事故、刑事事件に興味があります。また、セクハラや離婚事件に困っている女性の依頼者が多いですので、こちらにも力を入れていきたいです。
 
Q7. 今後の弁護士業界の動向はどうなるとお考えでしょうか。
A7.弁護士の激増により、就職難の弁護士が多くなるでしょう。弁護士業界の将来は決して明るいものではないでしょう。

Q8. 先生の今後のビジョンを教えてください。
A8.自分のスキルは身につけた上で、得意分野を磨きたい(医療過誤、交通事故、刑事弁護)です。また、死刑廃止を実現し、裁判員制度をなくすため法制度を改正の努力をしてゆきたいです。

Q9. ページを見ている方々に対してメッセージをお願い致します。
A9.自分の問題について、自分で解決しようと無理をして悩んだり、弁護士に相談する前に諦める人がとても多いです。
 まずは弁護士に相談してみましょう。

Q10.ページを見ている法曹界を目指している方に向けてのメッセージをお願いします。
A10.今後の見通しが決して明るいとはいえない中で、法曹目指すということは決して楽観できることではありません。それでも、社会的にみて人権擁護をすることが弁護士であるということ踏まえた上で、「業務対策」つまりお金を稼ぐことのビジョンも立てましょう。

Q11.その他に特記したい事項やページを見ている方にお伝えしたいことはございましたら、お願い致します。
A11.裁判員制度と死刑制度には反対です。皆さんも一度考えてみて頂ければ幸いです。

<取材法学部生からのコメント>
 今回は初めての女性の弁護士の先生への取材だったのですが、とても打ち解けた雰囲気で楽しくお話を聞かせて頂くことが出来ました。取材中は寒竹先生が依頼者をとても大切にしていらっしゃることが十分に伝わってきました。
 その中でも特に感銘を受けたのは、寒竹先生が女性としての立場と弁護士としての立場の両方を生かして、女性の依頼者を助けているということです。私は将来、同じ女性として、女性の気持ちを理解することの出来る寒竹先生のような弁護士さんになりたいと強く思いました。将来、寒竹先生のような女性の弁護士さんが増えていってほしいです。
 
慶應義塾大学法学部2年 清水朋子

 



bengoshiretsuden at 12:30│Comments(0)TrackBack(0)

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