<本多法律事務所 本多清二先生><ヴィクトワール法律事務所 大竹 健嗣先生>

2010年07月21日

<石黒法律事務所 石黒安規先生>

photo_ishiguro石黒安規先生にインタビューをさせて頂きました。

Q1. 弁護士になろうと思ったきっかけを教えてください。
A1.高校時代に憲法と法律に興味を持っていたので、それに携わる仕事がしたいと考えていました。大学時代では、就職難だったため消去法的に考えても、資格を持って自立して働きたいという意識を持っていました。大学生活は図書館に通いつめて、専ら勉強をして過ごしていました。

Q2. 弁護士として特に関心のある分野は何ですか。
A2.中国法ですね。あとは中国企業の対日投資などにも関心があります。

Q3.いつから、どんな経緯で中国法に関心を持ったのですか。

A3.中国については、飯沼総合法律事務所の飯沼先生が中国に興味を持っていらっしゃり、これからは中国の時代ということで留学に行かせて頂きました。これが2007年の夏、就職してからわずか10カ月の時の話です。飯沼先生自身の夢が中国で留学することだったのですが、経営者なので行くことが出来ないと いうことで、事務所に入って間もない私に留学の機会を与えて下さったのです。本当に感謝しています。留学の内容としては、上海の復旦大学で語学と法律学を学び、現地の弁護士との勉強会には積極的に参加しました。
これからの時代を考えれば、アメリカへ留学するのと同じくらい中国へ留学するのも有益であるとは思います。

Q4.弁護士になって特に印象に残っている案件(事件)を教えてください。
A4.具体的なことは守秘義務があるので言えません。
中国ならではの例を挙げるとすれば、現地の規則には反しているのですが、現地の弁護士の先生にも協力を仰ぎながら中国内陸部の裁判所にいろいろとお願いを して良い結果を出してもらうことに成功しました。日本とは違い裁判所が融通をきかせてくれたのには感謝しています。上海留学中にはおみやげを持参して上海からその内陸部の弁護士にお礼に伺ったのですが、本当に私が来るとは思っていなかったらしくその先生が大変驚かれたのも印象的ですね。

Q5. 弁護士のお仕事の中で嬉しかったことは何ですか。
A5.民事でも刑事でも示談成立などで、依頼者と相手方の双方が納得した形で事件が円満に解決することですね。

Q6. 弁護士になって一番大変だと感じることは何ですか。

A6.正直なところあまりないですね。お客さんに中国・台湾・香港の方もいらっしゃいますが、特に中国本土の方とのコミュニケーションがなかなか難しいことがあります。

Q7. 休日の過ごし方。
A7.週に二日はしっかり休みをとるようにしています。登山やハイキング、語学の勉強をしたり友人と交流したりしています。最近は司法修習生に誘われて、月に一度くらい裁判所で裁判官から剣道の稽古をつけてもらっています。

Q8. 弁護士としてお仕事をする上での信条・ポリシーを教えてください。
A8.考えたことはないのですが、面倒がらずに一つ一つ地道に調査をして、現場(工場や事件現場など)に足を運んで、事件解決に向けて最大限努力することです。

Q9. ご依頼者様に対して、特に気をつけていることは何ですか。
A9.事件の見通しを正確に伝えることです。これは依頼者が日本の方でも中国の方でも同じことです。

Q10. 今後の弁護士業界の動向はどうなるとお考えでしょうか。
A10.これからの時代、過払い金ビジネスに関しては掘り起こそうとする努力も見られますが現実的に考えて減少傾向になります。結果として失業する弁護士 が出てくると思います。そのことへの懸念がありますね。ちなみに私は過払い金ビジネスにはほとんど携わってきませんでした。
中国については、これから対日投資が増えますから、日本の法律実務を中国の方に説明する努力をしていかなくてはなりません。その際に重要になるのは、中国の方との信頼関係の構築だと思います。私はその点に関しては自信があります。

Q11. 先生の今後のビジョンを教えてください。

A11.抽象的な話になりますが、自分にしかできない仕事を見つけて力を注ぎたいです。

Q12.ページを見ている法曹界を目指している方に向けてのメッセージをお願いします。
A12.弁護士の仕事というのは、幅広い分野を扱えるので、色々なことをやってみたいという方は是非弁護士を目指して下さい。

<取材法学部生からのコメント>
石黒先生は以前から存じ上げていたため、この活動の中でいつかはお話を伺いにいきたいと思っており、今回はその念願が叶いました。先生は比較的年齢が近いこともあって、資格試験、就職、留学、独立といった道筋を学生目線から辿りながら具体的にイメージすることが出来たように思います。石黒先生本当に有難う御座いました。

東京大学法学部三年 我有隆司





bengoshiretsuden at 11:00│Comments(0)TrackBack(0)

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