<港国際法律事務所 小澤幹人先生><自由が丘総合法律事務所  弁護士 池田一二奈先生>

2010年12月01日

<谷口綜合法律事務所 細貝惟大先生>

細貝惟大先生にインタビューをさせて頂きました。photo_hosogai

Q1. 弁護士になろうと思ったきっかけを教えてください。
A1. 実家の近くに厚木基地があり、小さい頃から騒音被害を間近に体験していて、人権問題に関心がありました。また、小学校の教師が、憲法の教育に熱心であり、幼い頃から法律に興味を持っていました。本格的に弁護士を目指すようになったのは、大学の頃ですね。OBの弁護士の先生が担当する、放課後に設置された少人数セミナーを受講して、弁護士の先生方の親身な教え方、誠実な態度に感動して、一般民事を担当したいという想いから、弁護士になろうと決めました。



Q2. 弁護士になって特に印象に残っている案件(事件)を教えてください。
A2. 最初に担当した少年事件、初犯の詐欺事件です。少年事件の場合、刑事手続きが特殊であり、逮捕勾留された少年については、8割から9割の確率で観護措置決定が取られ、少年鑑別所に送られるということです。その少年も、9割という高い確率で、観護措置決定をとられ、鑑別所に送られる予定でありました。少年鑑別所が少年の立ち直りに資する場合もありますが、鑑別所に送られると約1か月の身体拘束を受けてしまうことを考えると、やはり少年の心身の負担は大きく、失職等のおそれもあるので、今回は少年の反省等に鑑みて、何とか回避してあげたいと考えたわけです。
そこで、被害者側と示談交渉をしたり、少年のお母さんにパートの回数を減らしてもらい、コミュニケーションのとれる時間を増やして、家庭環境も整えたりしました。そして、裁判官へ直談判した結果、在宅となりました。達成感を感じましたね。後日、刑事記録を見たところ、調査官の意見は観護措置相当だったので、何もしなければ、まず間違いなく観護措置の決定が下されていたと思うと、さらに印象に残る事件となりました。

Q3. 弁護士のお仕事の中で嬉しかったことは何ですか。
A3. 先ほどの少年が泣きながら喜んでくれた時、弁護士冥利に尽きました。また、依頼者の方のご意向に沿った和解が成立した時や、感謝のお言葉をかけていただいた時など非常に嬉しく思います。

Q4. 弁護士になって一番大変だと感じることは何ですか。
A4. これといって大変だと感じることはまだありませんが、依頼者様のご要望やご意向を反映しなければいけないということが、プレッシャーに感じるときがあるくらいですかね。

Q5. 休日はどのようにお過ごしですか。
A5. インドア派なので、読書や映画鑑賞をしています。弁護士を題材にした本やマンガも読みますよ。

Q6. 弁護士としてお仕事をする上での信条・ポリシーを教えてください。
A6. 弁護士というものは、社会正義の実現、人権擁護を図るという高度な弁護士倫理が定められているので、そういった倫理を常に念頭に置いて活動をしています。

Q7. ご依頼者様に対して、特に気をつけていることは何ですか。
A7. ご依頼者様のご要望をお聞きして、解決の実現に全力を尽くすようにしています。そのためには、誠実な接し方かつ深い法的知識を身につけることで、信頼関係を築くことが大切ですね。

Q8. どのような学生時代を過ごされましたか。
A8. Q1でも述べた放課後のセミナーでは、週3〜4日、基本六法を教えてくださりました。答案の添削や実務に即した法律の授業、司法試験時代の苦労話をして下さいました。また、法律サークルに入っていたので、先輩からも法律を教わりました。大学三年からは、会社法に興味があったので、商法のゼミに入り、勉強をしていました。

Q9. 弁護士として特に関心のある分野は何ですか。
A9. 特にはありませんが、民事一般をこなしたいです。家事や少年事件は、弁護士の職業を体現するような事件だと考えているので、こちらについても深い法的知識を持ち合わせた弁護士を目指しております。

Q10. 今後の弁護士業界の動向はどうなるとお考えでしょうか。
A10. 弁護士登録数は、現時点で3万弱、平成30年頃には5万人を超えると言われています。このままいくと、需給バランスが崩れて、仕事にあぶれる弁護士が増える一方です。弁護士としても顧客の集客率を高めたり、新たな分野を開拓したりといった営業活動が必要になってくるのではないかと考えています。

Q11. 先生の今後のビジョンを教えてください。
A11. 相模原という地域に目指して、地元の方々の法的ニーズに応えた弁護士になりたいと思っています。市民の方々のご相談に対して法的サポートをしていくことで、地域の発展や紛争解決といった役割をこなすことが私の夢です。

Q12. ページを見ている方々に対してメッセージをお願いします。
A12. 弁護士事務所というと、敷居が高く感じられ、悩みを持っていても行くのを躊躇してしまう方も多くいらっしゃると思います。一度いらしてみると、意外とアットホームで、親身にご相談に対応してくれると思いますので、是非一度お気軽にご相談ください。

Q13. ページを見ている法曹界を目指している方に向けてのメッセージをお願いします。
A13. 法曹界に入るためには、ロースクールへの合格、新司法試験の合格、給費制と修習生から金銭面の負担、二回試験の合格、弁護士になった後も就職難、と苦難の時代が続くと思いますが、弁護士を目指すと決めた以上は初志貫徹して、そういった苦労を乗り越えて欲しいと思っています。勇気を持って挑戦するか、それとも人生を棒にふってしまうか、のどちらかだと思うので、夢を目指して継続して頑張って欲しいです。

Q14. その他に特記したい事項やページを見ている方にお伝えしたいことがございましたら、お願い致します。
A14. 当事務所は、相模原という地域に特化して、周辺にお住いの方々にリーガルサービスを提供しているので、お悩みの方はご相談に来てください。また当事務所のみならず、お悩みの方々は、一度弁護士へ相談してみることを強くお勧めします。

<取材法学部生からのコメント>
細貝先生は私の大学の先輩にあたるため、共通の話題も多く、終始和やかな雰囲気でインタビューを行うことが出来ました。インタビューに対して真摯な態度で臨んでくださり、先生のお人柄の良さを感じました。大学時代から法務研究室や法律サークルへ積極的に参加なさっていて、強く刺激を受けました。また小さい頃から住んでいた相模原に、弁護士という形で貢献されている先生は、とても素敵だなと思いました。
最後になりますが、お忙しい中インタビューをお受けしてくださった細貝先生、ありがとうございました。

慶應義塾大学法学部法律学科2年 阪本奈保



bengoshiretsuden at 11:02│Comments(0)TrackBack(0)

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