<川崎合同法律事務所 藤田温久先生><弁護士法人ファースト法律事務所 藤井総先生>

2010年12月22日

<ソフィアシティ法律事務所 田島 純藏先生> 

田島 純藏先生にインタビューさせて頂きました。

Q1.弁護士になろうと思ったきっかけを教えてください。photo_tajima
A1.大学卒業は銀行に入社しました。しかし、大学時代に事情によりあまり勉強ができなかったこともあり、社会人になり何か勉強をしたいと思うようになりました。給料をもらいながら勉強することができるのが司法修習生だったため、司法試験を目指したのがきっかけです。もともと理系の科目の方が得意だったのですが、自分の身近で事件で起こったことがきっかけで法律に興味を抱き勉強するようになりました。司法試験に合格してから裁判官を5年間経験し、その後弁護士になり今に至っています。


Q2.弁護士になって印象に残っている事件を教えてください。
A2.埼玉県の山の中でタクシー会社の方がトラックに追突された事件です。タクシーが片側2車線の道路を横切ろうとしたところトラックにぶつかったんですが、どちらも青信号だったと主張していました。しかし、後からトラックの運転手が飲酒運転だったことが分かったんです。私は事故現場へ行き、お互いが主張した通りに再現をし、ビデオに撮ったのですが実際に再現してみるとトラックの運転手が嘘を言っていたのが分かったんですね。裁判の場でそのビデオを見せて完全勝訴だったのですが、その時は本当に気持ち良かったです(笑)。また、現場に行くことの大切さを実感した事件でもあります。

Q3.弁護士のお仕事の中で嬉しかったことは何ですか。
A3. 紛争の中に身を置いている依頼者の悩み、問題を解決出来た時です。その為に私は弁護士という仕事をしているので、やはり依頼者の喜んでくれる姿が何よりも嬉しいです。その他には、製造物責任法の立法や民事訴訟の改正、交通事故の赤い本の作成などに関与をしたり事件以外の仕事に関われたことは社会のためにもなり、またやりがいもあって楽しかったですね。

Q4.弁護士になって一番大変だと感じることは何ですか。
A4. 裁判でこちらの立証を証拠化していくことです。そのためには事実を良く見ることが本当に大切になってきます。例えば交通事故の案件の時には、依頼者の話を聞くだけでなく、必ずは現場に行き自分の目でしっかりと確認するようにしています。やはり現場に行くことでより事実が分かり証拠として残せるんです。

Q5.休日はどのようにお過ごしですか。
A5.月曜日と火曜日は金沢大学での講義があるので、土日は講義の準備のためなかなかゆっくりと休むことが出来ないのが現状です。家族とは良く食事に出かけています。

Q6.弁護士としてお仕事をする上での信条・ポリシーを教えてください。
A6. 事実を大切にすることです。当たり前のことではありますが、依頼者によって事件はそれぞれ異なるのでどれとして同じ解決方法はありません。1つ1つ妥当な解決法を見出すためにも、事実がどうなのかということにこだわり仕事をしています。そして誠実であることを大切にしています。

Q7.ご依頼者様に対して、特に気をつけていることは何ですか。
A7.依頼者からのご相談ごとは全て聞きますが、依頼者の話していることを全て信じるのではなく客観的に聞くようにしていることです。それは、依頼者のことを信用していないとか疑っているということではく、本気で弁護したいと思うからこそです。
本気で弁護しようとするならば、やはり依頼者にとって不利になるようなことも含め本当の事実を知らなければなりません。話を聞く時はまず大きく話を聞き、それから細かいところを聞くようにしています。そうすることで、事実にズレがあった場合気付くんです。
また、信頼関係を築くためにビジネス的に接するのではなく、同じ立場で、対人間として接する様にしています。
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Q8.今後の弁護士業界の動向はどうなるとお考えでしょうか。
A8.弁護士の増加に伴い、弁護士の需要も増加していくと思います。本来弁護士が関わるべき問題はたくさんあるはずなのに、弁護士に相談せずに自己解決しているパターンが本当に多い様に思えます。小さな問題でも、弁護士に相談するのとしないのとでは結果は大きく変わってきます。需要が顕在化することで弁護士の社会的ニーズも高まってくると思うので、弁護士が増えるのはいいことだと思いますね。

Q9.先生の今後のビジョンを教えて下さい。
A9.ビジョンという程のものでもないかもしれませんが、これからも変わらず1件1件の案件に対し、しっかりと取り組んでいくことです。そして学生を育てていくことです。教育はとてもやりがいがあります。1人でも多く、法曹界で活躍する学生を生み出していくことが私の夢でもあります。

Q10.ページをご覧になっている方々に対してメッセージをお願い致します。
 ◆一般の方へ◆
最近は相続事件のご相談も多く、結構やっています。後腐れのないきちんとした解決をするためにも、1つ1つのことに対し納得して欲しいと思っています。そのためにはやはり弁護士を通し、それが適切な解決かどうかを見てもらうことが必要になってくると思います。どんな事件にしても、気軽に弁護士に相談して欲しいですね。

◆法曹界を目指す学生へ◆
弁護士には3ついいところがあります。1つ目は、身近に法律家がいると家族や友人など周りの人が助かります。そして2つ目は社会のため。最後は、それがビジネスになるということです。人のためになることが自分のためにもなる、それが弁護士だと思っています。法曹は1度の人生の中で色んな世界や色んな人の人生観が見られるのでとても面白いですよ。是非頑張って欲しいです。

<取材学生からのコメント>
温和で柔らかい雰囲気のお持ちの田島先生にインタビューをさせて頂きました。様々なご経験をされている先生はインタビュー記事には収まらない程、これまでのお話をたくさんして下さいました。何よりも事実を大切にされている先生は、可能な限りご自分で必ず現場に足を運んでいらっしゃるとのことで本当に信頼の出来る先生だと感じました。
また一人でも多く法曹界で活躍できる学生を生み出すのが夢で、教育にも力を入れていらっしゃる素晴らしい先生です。
田島先生、お忙しい中貴重なお話をありがとうございました。

日本大学商学部4年 林真奈美



bengoshiretsuden at 11:03│Comments(0)TrackBack(0)

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