2012年01月13日

<高橋修法律事務所法律事務所 高橋修先生>

photo_takahashi高橋修先生にインタビューさせて頂きました。

Q1. なぜ、弁護士になろうと思われたのですか?
A1.「人権擁護、社会正義のため」と格好良く言いたいところですが、仕事と勉強の両立はむずかしく、当時勤めていた公務員をきっぱり辞めて、弁護士の何たるかも全く知らないまま司法試験を目指したので、特別な動機はありません。まだ若かったので、浪人生活をおくることに何のためらいもありませんでした。



Q2. 弁護士のお仕事の中で嬉しかったことは何ですか。
A2.やはり仕事がうまくいって、お客さんに感謝された時でしょう。依頼者の思いどおりにうまく解決できて、報酬もたくさん頂いた時は嬉しいですね(笑)。

Q3. 弁護士になって一番大変だと感じることは何ですか。
A3.離婚事件や不貞、相続、男女のトラブル、借金整理などの事件を扱うことが比較的多いのですが、相談者や依頼者の思いや悩みを真正面から受け止めて適切な助言を行い、あるいは、その思いに沿って依頼を遂行するよう心がけています。でも、簡単に早く解決しそうに思える事件でも、なかなか簡単に思うように進まないことが多いですね。
それと、大概の事件はお金で解決できるものですが、親権や子の引き渡し請求など子供をめぐる争いなどは、お金で解決できないため、精神的にしんどいですね。


Q4. 弁護士としてお仕事をする上で意識していることは、何ですか。
A4 .依頼者への説明を十分にすることですね。事件の見通しや報酬の説明を怠ったために、後で依頼者とトラブルになることだけは避けたいですね。負けたときにも依頼者に十分やってくれたと納得してもらえるくらい依頼者の信頼が厚い弁護士は良い弁護士だと言われていますが、説明を十分にすることで依頼者との信頼関係を築くように心がけています。
 それと、弁護士は敷居が高く見られがちですので、事務所の敷居をできるだけ低くして、お客さんが気軽に利用しやすいよう心がけています。数年前からは、事務所のホームページを見て相談に来られる方がかなりの割合で増えており、ネットが顧客獲得の重要なツールになっています。弁護士の広告が原則的に解禁されたことで顧客と弁護士をつなげる便利なツールとして活用しています。


Q5. 弁護士として特に関心のある分野は何ですか。
A5.分野というよりも、他の人と同じことをしていても駄目だと思い、大抵の弁護士が普段休みにする土曜日に毎週法律相談を行うなど、人が仕事をしない時間に働き、ほとんどの弁護士がやりたがらない、例えばヤミ金の事件なども出来るだけ扱うように心がけています。土曜にしか相談に行けないという人は結構多くて、お陰さまで週によっては行列ができるほど土曜法律相談が盛況となることがあります。


Q6. 今後の弁護士業界の動向はどうなるとお考えでしょうか。
A6.大都市での司法修習生の就職難に象徴されるように弁護士の数を増やし過ぎです。諸外国に比べて弁護士の数が少ないという司法改革の理由は、現場にいる者の実感からはかけ離れており、東京や大阪のような大都市では弁護士が不足しているとはとても思われません。ただ、これからは知財事件や医療事件、倒産事件など特化した事件を専門的に扱う弁護士が必要とされるでしょうから、若い方はこれらの専門的で特殊な事件を積極的にやって、その専門分野では有名になるぐらいの弁護士を目指したらいいと思います。


Q7. ページを見ている法曹界を目指している方に向けてのメッセージをお願いします。
A7.弁護士は、依頼者や仕事をある程度選択出来て、自分の努力や才覚次第では経済的にもある程度の充足をはかることが可能な職業で、その意味では他の職業と比べてもまだまだ魅力ある職業だと思います。司法試験に合格するまで大変でしょうが、試験に合格 した後も立派な弁護士を目指して頑張ってください。


<取材学生からのコメント>
敷居が高いイメージの弁護士とは違った親しみやすいお人柄で楽しくインタビューさせていただきました。
特に印象に残ったのは土曜法律相談のお話で、土曜日に空けている事務所が少ない中で、法律相談をされていらっしゃいます。また素敵なHPもお持ちでネットからの依頼も受けているということで、市民に寄り添った先生だと感じました。
大阪で活躍されている先生のお話を聞けてとても勉強になりました。
高橋先生貴重なお時間ありがとうございました。


立教大学社会学部2年 紫安藍里




bengoshiretsuden at 11:04│Comments(0)TrackBack(0)

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