2012年06月14日

<あおぞら法律事務所 西岳郎先生>

photo_nishi西岳郎先生にインタビューをさせて頂きました。


Q1. なぜ、弁護士になろうと思われたのですか?
A1. 特に大きなきっかけがあったわけではないのですが、高校大学ぐらいから自分の性格や向き不向きを考えた上で組織の中で上からの指示で働くというよりは自分の判断で自由に仕事がしてみたいと思ったことが弁護士を志した漠然としたきっかけになります。実際に弁護士になってみると自分の判断・裁量で仕事が出来るという面は確かにあるのですが、その反面結果についても自分が責任を負わなければならないという部分が伴います。また、自由な職務環境ということは自分で自分を律することが重要になります。実際の職務の中では当初漠然と思っていた弁護士のイメージ以上に責任の重さを感じます。



Q2. 弁護士のお仕事の中で嬉しかったことは何ですか。
A2. 何が成功かは事件によるのですが、事件が終わり依頼者に喜んでもらえたということが仕事の中で嬉しいことになりますね。依頼者の方の中には事件後数年経っても手紙や年賀状で感謝の言葉を述べて下さる方もいらっしゃいます。そうした時に弁護士になって良かったと感じます。


Q3. 弁護士になって一番大変だと感じることは何ですか。
A3. 事件は依頼者と弁護士が協力して事件処理をしていくことが理想ですので,何かの理由で行き違いが生じたり意思疎通ができなかったりした結果,依頼者との関係が円滑にいかなくなってしまうことが一番辛く感じます。ですので、依頼者の方との信頼関係を大事にすることを,常に心がけています。


Q4. 弁護士としてお仕事をする上で意識していることは、何ですか。
A4. 依頼者の方に丁寧な説明を心がけるといったようなことは当然です。それと同時に依頼者の方の話や考えをまずは一旦受け止めるようにしています。依頼者の方にも色々な方がいらっしゃいます。時には依頼者の方の考え方や話に違和感を覚えることもあります。依頼者の方の立場に立ってみるとトラブルに直面しているという状況の中で不安や怒りといった感情を持っているというケースも非常に多くあります。そういった方に対してその方の考えを頭ごなしに否定してしまうとネガティブな感情がさらに大きくなってしまうと思います。依頼者の方の考え方に違和感を覚える時でも一旦受け止めることによって不安が和らいだり、気持ちに一拍余裕が出来ます。その上で新たな考え方をこちらから提示し、それを依頼者の方に受け止めていただければ一番理想的であると思います。


Q5. 弁護士として特に関心のある分野は何ですか。
A5. 現在独立して3年なのですが、離婚関係の相談が多いので、より専門的な知識を得たり,経験をつむなどして相談者の方のニーズに応えたいと思っています。
 また、まだ実行には移せていないのですが、以前から犯罪被害者の支援に関心があります。少しずつ制度も変わってきている部分もあると思うのですが、それでも,被疑者・被告人に比べて,被害者の権利は十分保護されていないという状況に違和感を覚えます。ですので、今現在は通常の業務でそこまで手が回っていないのですが、将来的に余裕ができたら,社会貢献という観点から犯罪被害者の分野について何らかの形で関わりたいと考えています。


Q6. 今後の弁護士業界の動向はどうなるとお考えでしょうか。
A6. 弁護士の数は増え、競争も厳しくなっています。私が弁護士になってから8年半になるのですが、弁護士として仕事を始めた当初の周りの状況と今の状況では全く違うものになっています。
 将来的には、ただ単に弁護士の業務だけをやるということでは生き残れない可能性があると思います。例えば事務所に所属してその中で弁護士を続けるのがいいのか、独立するのがいいのか、あるいは,独立するのであればどのような地域・分野でやるのかといったように,常に将来のことを考えながら行動する必要があると思います。


Q7. ページを見ている法曹界を目指している方に向けてのメッセージをお願いします。
A7. 業界は厳しい状況ではありますが、それでも,弁護士は,やりがいを感じることが出来る仕事です。是非がんばってください。



<取材学生からのコメント>
あおぞら法律事務所の西先生にお話をお伺いしました。
西先生は私のインタビューに気さくに応じてくださり、そうした先生のご姿勢からも先生の優しいお人柄を垣間見ることが出来ました。弁護士として意識されていることに関する質問では、どのような依頼者の方であっても一旦考えや話を受け止めることを意識しているとのお話に大変感銘を受けました。西先生のお人柄やそうした行動はトラブルを抱えた依頼者の方にとっては大変安心出来ることと思います。
西先生、お忙しい中貴重なお話をありがとうございました。

武蔵大学社会学部3年 尾澤佑紀



bengoshiretsuden at 11:06│Comments(0)TrackBack(0)

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