<郷原総合コンプライアンス法律事務所 郷原信郎先生><金谷総合法律事務所 金谷幸雄先生>

2012年10月03日

<高島章法律事務所 高島章先生>

photo_takashima_20120928高島章先生にインタビューをさせて頂きました。

 Q1. なぜ、弁護士になろうと思われたのですか?
A1、高校生の頃に新潟で小西裁判という反戦裁判(自衛隊佐渡レーダー基地の小西誠三曹が基地内に「治安出動訓練拒否」等のビラを貼り付けた事件)が行われ、裁判を支援して、「法律家は素晴らしい職業である」「こういう被告を弁護したい」と思ったのがきっかけです。また、「受験新報」という司法試験の雑誌を立ち読みして、「こんな試験俺にでも受かる」と思ったことも法律家を志す気持ちを後押ししました。


Q2. 一番印象に残っている事件はなんでしょうか?
A2、パキスタン人の盗品有償譲受事件です。ロシア向けの輸出商品を盗品と知りながら買ったという疑いを被告がかけられた事件で、その事件の弁護を担当しました。商業用の車は普通車に会社名が入っていますが、それが汚く消されていることが盗品である証拠として一審では事実認定されました。しかし、普通商業用の車を譲り受けたときは、その会社名を消すことは当たり前であり、このことが盗品である証拠として事実認定されることは甚だおかしいことです。高裁では、会社名を消すことは当たり前であるということを写真や録画を使って証明し逆転無罪を勝ちとりました。最近では新潟水俣病に関する訴訟の弁護団長を務めております。これは、昭和20年頃に企業が阿賀野川に有機水銀を流し、それを摂取した魚を食べた人々が水俣病を発症したという事件で、主流派は和解したのですが、15名ほどは和解では納得できないとして訴訟を続けている事件です。将来的には少数派の人々の弁護に力を入れたいと考えております。少数派とは、やくざ、外人、過激派の人々です。このうち外人、過激派の人々の弁護は双方とも無罪を勝ち取りましたので、年内にやくざの事件で無罪を勝ち取る予定です(最高裁係属中)。これで無罪三冠王弁護士です。最近ネット上で「刑事専門」を謳っている弁護士を見かけますが、このような少数派の弁護をし、無罪を勝ち取らなければ、それを謳う資格は無いと私は思います。

Q3. 弁護士としてお仕事をする上で意識していることは、何ですか。(信条・ポリシーなど)
A3、報酬をとりっぱぐれないことです(笑)。保釈金から天引きするような弁護士は多いのですが、私は少々お人よし過ぎて保釈金を全部返してしまいます。これからは、もう少し厳しくなろうかと思います(笑)。

Q4. 弁護士として特に関心のある分野は何ですか。
A4、刑事弁護です。最近では刑事弁護関係で修習生の面倒を見ています。また、司法制度改革に反対です。柱として裁判員制度導入、法テラス(私は「日本司法支援センター」略して「ニッセン」と呼んでいます)、法科大学院設立がありますが、私は全てに反対です。なかでも裁判員制度廃止に力を注いでおり、反対論者として朝まで生テレビにも出演したことがあります。この場を借りて「司法の民主化」の美名で国民を巻き込むなと言わせて頂きます。

Q5. ページを見ている方々へのメッセージ、法曹界を目指している方に向けてのアドバイス等をお願いします。
A5、困難な環境ですが、努力次第でどうにでもなります。我々の時代では400人くらいだったのが今は2000人くらいが毎年弁護士になっており、弁護士就職難が言われていますが、なりたい弁護士像をはっきりと持っていれば大丈夫です。勉強方法として教科書を正確に概念にしても論理にしても読むことです。短答式では消去法には頼らず、枝を切るときも必ず自分の頭の中で理由付ける癖をつけるといいと思います。論文を書くときも数学の証明問題を解くくらいの構えで望むといいですよ。


<取材記者からのコメント>
高島先生にインタビューをさせて頂きました。高島先生にインタビューをしていて思ったのは、先生がとても優しい人なのだということです。依頼者のことを一番に思い、これからの法曹界のことを真剣に思う気持ちが話しの節々から伝わってきました。刑事事件に一番の関心があり、その中でもマイノリティの弁護に強い関心をお持ちの点や報酬に関して謙虚である点、司法修習生を快く受け入れている点など、挙げればきりがないくらい先生の素晴らしいお人柄を表すお話はあります。高島先生、この度は取材をお受け下さりまして誠にありがとうございました。
 
 
明治大学法学部法律学科二年 渡邉勇


 



bengoshiretsuden at 13:01│Comments(0)TrackBack(0)

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