<杉山法律事務所 杉山一統 先生><三島法律事務所 佐藤康浩先生>

2013年03月29日

<弁護士法人佐々木法律事務所 上原光太先生>

上原光太先生にインタビューをさせて頂きました。

Q1、なぜ、弁護士になろうと思われたのですか?
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A1,いわゆる自由業であることが主な理由です。数ある自由業の中から弁護士を選んだ理由は,法学部に在籍し,学問的に興味があったことが大きいです。組織の一員としてではなく,自分の判断と責任で仕事ができること,一般的な職業と違って,自分の正義感と理屈一本で勝負できることなどに魅力を感じました。もちろん,現実は必ずしもそうでないことは嫌でも理解することになります。例えば,現在,勤務弁護士の身ですので,事務所の方針を無視するわけにはいきませんし,もちろん,依頼者との関係では,当事者の意向を優先しますので,何でも裁量で判断できるわけではありません。特段,高尚な理由があって弁護士になったとは言えませんが,とは言え,弁護士の仕事には大変やりがいを感じております。争いごとの間に入って法的に解決するという仕事は弁護士以外にありません。時々,依頼者の感情を背負いすぎて疲れてしますこともありますが,この種のやりがいは他の職業ではなかなか味わえないのではないでしょうか。


Q2. 今までどのようなお仕事をされてきましたか?
また,現在どのようなお仕事をされていますか?
A2,地方都市ではありますが複数の弁護士が所属する中規模事務所において,勤務弁護士として,一般民事,家事,倒産,刑事事件など,一通りの事件は扱いました。企業法務も比較的扱っているほうだと思います。行政訴訟などもやっています。現在は,交通事故の案件を比較的多く扱っています。最近で印象に残っている事件は,とある行政訴訟(住民訴訟)です。行政訴訟は勝てることが少ないのですが,この件は勝訴判決を勝ち取ったので,とりわけ印象に残っております。

Q3. 弁護士としてお仕事をする上で意識していることは,何ですか。(信条・ポリシーなど)
A3,紛争の根本的原因を解消し,将来の紛争を予防することを,理想としては目指しています。法律的には白黒つけがたいことでも,柔軟に考え,それが根本的な解決になるのであれば,ある程度思い切った和解等を検討することもあります。もちろん,法的解決の守備範囲をわきまえることも大切で,その折り合いを意識するようにしています。弁護士に求められる資質は,説得する力です。法や判例は文章で表されているわけですから,弁護士も文章で説得する力が一番に求められると思います。

Q4. 弁護士として特に関心のある分野は何ですか。
A4,現在取り扱っている案件が多いこともあって,交通事故や医療事故等の損害賠償分野に関心があります。ちょっとした発想の転換が結論を大きく左右するダイナミックな分野だと思います。例えば,交通事故ですと,契約書などが残っているわけではないので,証人尋問が重要になります。その際に,質問を工夫して違った視点で質問をすると,本人は意識していなかったけれども,結論に関わる非常に重要な情報が出てくることがあります。ほかには,労働法の分野に関心があります。新司法試験で選択したことも影響しています。

Q5. ページを見ている方々へのメッセージ,法曹界を目指している方に向けてのアドバイス等をお願いします。
A5,どの職業でもそうだと思いますが,イメージは華やかでも,日々の業務は地道な作業の積み重ねです。競争も激しくなっています。ですから,動機や理由は何でもいいと思うのですが,結局,この業界で生きていこうという強い決意が有るか無いかに尽きると思います。また,学生の方には大学の講義にきちんと出てほしいと思います。実務家になると,ゆっくり勉強をする時間はありません。もっと勉強をしておけばよかったと後悔しないように,鋭意取り組んでください。

<取材記者からのコメント>
上原光太先生にインタビューをさせて頂きました。大変丁寧なご対応をして下さり,充実したインタビューをすることができました。弁護士を志すにあたり,高尚な理由や動機はいらないけれども,弁護士になろうと思ったきっかけを忘れず,この業界で生きていこうという強い決意が有るか無いかが大切になるというお話が印象的でした。また,交通事故の損害賠償請求に関心があるというお話で,交通事故に関心があり,それを得意とする先生は多いのですが,上原先生のように具体的に関心がある理由をお話して頂いたのは初めてだったので,大変興味深くお話を聞かせて頂きました。上原先生,この度は,お忙しい中インタビューをお受け下さりまして,誠にありがとうございました。

明治大学法学部法律学科二年 渡邉勇

 


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