<富山中央法律事務所 坂本義夫先生><弁護士 中西祐一 先生>

2013年06月25日

<飯塚法律事務所 荒生祐樹先生>

荒生先生加工済み写真荒生先生にインタビューをさせていただきました。

Q1. なぜ、弁護士になろうと思われたのですか?
A1.幼い頃から漠然と、困っている誰かの側で力になれる仕事に就きたいという思いがありました。高校のころ実家の近くで、反対する人も多いなか道路拡張のための土地収用があったり、親族が不動産賃貸で苦労している様子を間近で見たりと、法律の良い面も良くない面(当時の私にとっては)も経験したことで、それらを規定する法律というものに興味を持ち、法学部に進学しました。学部に入学した時点では、単純に法律を勉強したい、という意識でいたのですが、(特に大学院で)実務家の方々から事件の話などを聞くなかで、法律を武器に困っている方の力になれる、裁判が社会全体を変える大きなエネルギーになりうることを学び、大きなやりがいを感じて、弁護士になることを決めました。当時実務家の弁護士の方が、お酒の席で「弁護士ほど面白い仕事はない!」と仰っていたのも印象に強く残っています。


Q2. 今までどのようなお仕事をされてきましたか? また、その中で特に印象的であったものについて教えてください。
A2.一般民事事件が中心で、個人から会社の事件まで様々です。離婚や相続等の家事事件や刑事事件もコンスタントに扱っています。
特に印象に残っているのはある少年事件です。その少年は、とても勉強のできる優秀な少年で、両親も立派な方だったのですが、以前にも一度事件を起こした上、重大な非行に走ってしまいました。一回目の審判では保護観察処分を受けたのですが、賢い故か、こちらの要求を全てこなしてしまい、審判の際の表情を上手く見せようとしているように感じられたり、謝罪文も大人が驚くような立派なものを書いたりしたため、少年らしさが感じられず、本当に反省しているのだろうかと思えてしまう部分がありました。二回目の審判まで間があったため、事務所で話をしたり、家を訪ねたりしていたのですが、少しずつその少年の表情から、打算的なものが無くなり、快活な少年らしい顏になってゆくのを感じていました。子どもというのは短期間でこんなにも変わるものなのか、と思ったものです。二回目の審判では、誰が見てもわかるくらいに少年の様子は変わっており、真摯に反省する様子も見られたため、結局保護観察処分で済みました。少年の成長の過程を見ることができ、非常に強く記憶に残っています。

Q3. 弁護士としてお仕事をする上で意識していることは、何ですか。(信条・ポリシーなど)
A3.相談される方、依頼者の方の立場を尊重すること。そして、常に誠実で謙虚であることです。法律相談に来られる以上、全ての人が何らかの悩みを抱えています。そして誰一人として同じ悩みというものはないのですから、個々人の立場をしっかりと理解し、求めているものを汲み取って、最もよい解決策を提供できるように心がけています。場合によっては、アドバイスだけで解決することもありますから。

Q4.弁護士として特に関心のある分野は何ですか。
A4.基本的には目の前にある事件に一生懸命取り組むことですが、今後は複雑化するインターネットを使った取引やトラブルの問題に力を入れたいと思っています。掲示板などは、中傷行為が簡単に行えてしまう場所です。また、オークションやネット通販などの取引トラブルには、今までの売買の仕組みが相当しなくなってきているように感じています。こうした新しい仕組みの法的問題にも対応できるよう、精進しなければと思っています。
その他特に関心を持って活動しているのは、民事介入暴力に関する不当要求行為全般です。委員会に所属しており、平成23年に全国で暴排条例が施行されたことや、平成24年には暴対法が改正されるなど、民事介入暴力を巡る様相も大きな変革期にあるためです。こういった事件はだれもが遭遇してしまう可能性があり、会社であれば担当者の育成など取りうる策もありますし、個人でも、最低限の心構えを持つだけで違ってきます。

Q5.ページを見ている方々へのメッセージ、法曹界を目指している方に向けてのアドバイス等をお願いします。
A5. 相談するだけで解決できる問題もありますから、気軽に相談してほしい、ということに尽きます。当たり前のことですが、悩むよりは、相談した方が解決に向けて有益です。悩みがなんなのか、それを把握するためにでも、是非法律事務所を利用していただきたいと思います。弁護士というと裁判にばかり目が向きがちですが、それは本当に事態がこじれた場合であって、もっと早く問題が解決することもままありますから。
法曹人口増大、貸与制、就職難の問題など、弁護士を目指すにあたっての障壁は確かに出てきています。しかし、弁護士は間違いなく困っている人の役に立つことができますし、何物にも代えがたい大きなやりがいがあります。誰かのために力になりたい、という素朴な正義感があるなら、是非とも頑張ってもらいたいと思います。



bengoshiretsuden at 15:27│Comments(0)TrackBack(0)

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