言の葉で紡ぐ切なくエッチな物語

2018年06月16日

明るい夜

利根川の向こうに住むことになった時
驚いたのは星の数さ
「嬉しかった?」

いやぁ 怖いなと思った
なんで、こんなに真っ暗なんだろうって
「そうだろうね、今じゃ、実家周辺も
ビルが建って明るいけど
子供の頃は、街灯にカブトムシやクワガタが寄っていたもの)

そこらは、伊勢丹で買うものだった
反対に明治通りや新宿通りに出ると
夜は万華鏡を覗けるくらい明るい、それが僕にとっての夜
「はいはいおぼっちゃま」

東京という地方に生まれただけの話
東京・横浜の街生まれなら、それが当たり前
「真優もそうなんだろうな」

あの仔もね
「街なんだっけ?」

小学校の終わり近くまでね
「それで、山の中は理不尽かもね」

そこへ行った理由も、あの仔にとって理不尽に感じたから
ここで一緒に暮らせたらって
「支度をしていた、私達とのコンタクトも斬って」

繋いで居る方が経済的に楽だけどね
「嫁貰うなら手伝うのに」

うん、そういう話だもんな、お互い猫みたいにお勝手に
必要なところは手を貸す、けど群れない縛らない
でもさ
「あの仔の気持ちを考えて」

僕の意地? 瑠菜色、真優色混ぜないで、
男の子育ててみたかったし
「産んでくれるって?」

言ったからね(笑)
「本気が通じなかったんでしょ?」

どーだろね、通じて びびったか
「ヨタロウはクレージーだから」

そいつぁ否定しないけどさ
「だろ」

でも、あの仔がどんな絵を聴かせてくれるか
「楽しみ?」

そそ、瑠菜さん真優さんの色混ぜるのもなぁと想ったから
「カレイドスコープイメージ?」

うん、人は自分の鏡胴にどんな色を入れるかで見る色が変わる
「猫同士のつき合いって約束だからね、普通の男女関係なら
大もめだけど、お勝手にが基本」

合うと想ったんだけどな
「頭も悪くないし、ヨタロウが知らない情報がまだ有るから
引いてるんでしょ、ヨタロウがしつこかったんじゃない」

だろね、美しい色が見られると想ったのだけど
「明るい夜に 街の灯で見る万華鏡?」

そそ、美しさは財産だし
「確かに、お金みたいだよね、美しさもちにはなれる」

産まれながらに持ってる奴、無駄遣いする奴
「何も無いところから創り上げて美しくなる部分」

うん、人の美しさは産まれながらの容姿、造形だけじゃなく
人柄、雰囲気に拠るところが大きい
「容姿、造形で得して、雰囲気が出ることも有るけど」

そこはお金と同じで、美しさを得るのは才能かもね
「最初に持っている部分を上手に積み上げて行く」

貧乏に諦めて、どんどん貧乏になるのもお金と同じ?
「そこで人柄が出るよ、ガッツがあれば美しくなれる」

あの仔美しいんだけどな、どうして、あんな醜いのとつるむのだろう
「さぁね」

光の夜に引っ張り出したいよ、あの仔が産まれた環境へ

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