aamall

2006年12月31日

香5

未だに8月の旅行記を書き終えていませんが、思ったよりも正月休みが多く取れることになったので再び香港へ行ってきます(;´Д`)

行くと決めて航空券を入手したのが30日。どこへ行くのか、どこに泊まるのか、まったくの白紙。かなりの強行軍ではありますが、まぁ、何とかなると信じて楽しんできます。

俺は全財産が吹っ飛んだ、わらい(´ー`)

2006年10月31日

香4

朗豪坊酒店は、正確には朗豪坊(ランガムプレイス)というショッピングセンターの一角にある。建物の中に入ると、適度な冷房が効いていて涼しい。エスカレーターに乗って上の階へ。すると、福岡で言えばイムズのような巨大な吹き抜けが出現。吹き抜けの壁に設置された、これまた巨大なスクリーンを尻目に、ホテルを目指す。ロビーではお金を持っていそうな欧米人がたくさんくつろいでいる。

瀟洒すぎる。

もしかして、漏れは場違いな所に泊まろうとしているのではあるまいか?しかし、既に予約してしまっているのだから、もはや後戻りは出来ない。意を決してフロントへ。相変わらず耳が聞こえにくい。フロントのお姉さんが何を言っているのかさっぱり理解できないまま、差し出された書類にサイン。部屋のカードキーを受け取り、ベルボーイに荷物を預け、エレベーターで部屋へと向かう。目指すは28階。エレベーター内部は四方が鏡張りとなっており、また、高層建築物だけあって操作ボタンがたくさんついていた。あっという間に28階に到着。赤い絨毯が敷き詰められている床の踏み心地が良い。ひっそりとしていて人気のない細い廊下を通り、自分の部屋の前へ。

ドアにカードキーを差し込み、中へ入ると、これまた瀟洒な空間が出現。大理石でできたバスルーム。巨大なベッドに壁掛けテレビ。そして窓の外に広がる、色褪せた香港の高層建築物群。確か、ここは五つ星ホテルだったハズだし、これだけ豪華な内装を備えていて3泊4日で2000ドル(約3万円)というのは安すぎる。と言うか、深夜特急のような汚くて猥雑な貧乏旅行を夢見て香港へ来たというのに、何なんだこのオサレで贅沢な旅行わ。

28階の高さから香港の町並みを眺めながら、こういった埒もない思索に耽っていると、突然、部屋の外からドアがノックされた。応答してみると、さきほどのベルボーイが預けた荷物を持ってきてくれたようだ。彼を部屋の中へ招き入れて荷物を置いてもらい、礼を言うと、ベルボーイはしばらくの間、立ち尽くしたあと、退室した。漏れは、かすかな違和感を覚えた。その違和感の正体を突き止めようと、しばしの間、腕を組んで考えた。そして、とある1つの答えが導き出された。

こういう場合、チップを渡さなければいけないんだっけ???

正直なところ、かなりショックだった。が、既に後の祭り。何とか気を取り直し(気を取り直したフリをし)、再び窓のところへ向かうと、いかに自分が香港へ来たかったか、という事を友人に縷々語った。気が付くと、3時間が経過していた。外は既に暗い。何という無駄な時間の使い方!(;´Д`)

慌てて外に出る。空調の効いた部屋に長いこといたため、外が余計に蒸し暑く感じられる。香港滞在初日の夕食は、友人の家族と一緒に取る予定になっていたので、地下鉄に乗って尖沙咀(チムサーチョイ)へ。バスの時と同様、改札機でオクトパスカードをかざす。香港と福岡の地下鉄の違いは、気付いただけでも3つほどあった。

1.香港の地下鉄の転落防止用の柵が、福岡のものよりも高い。というよりも、むしろ天井と一体化していて完全に壁になっている。

2.エスカレーターの速度が異常なまでに速い。日本で稼動しているエレベーターと比べても2〜3倍は速い。あまりの速さにビビって慎重に乗ったのだけど、それでも足を取られそうになった。

3.電車の座席がステンレスのような金属で出来ているため、座るとツルツル滑る。実際、電車が揺れた時は、何度も座席からずり落ちそうになった。

約10分ほどで旺角(モンコック)から尖沙咀に到着。昼間の時よりも、さらに人が多い。尖沙咀は、馳星周原作の映画「不夜城」に出てくる歌舞伎町の町並みを10倍くらい猥雑にしたような感じだった。まさしく、これぞ香港といった趣き。その、あまりの香港っぷりに、身体の中から湧き上がる興奮を抑え切れなかった。人の間を縫うように進み、友人の家族が待っているレストランへ向かった。(漏れ達がホテルで話し込んでしまったために、約束の時間を大幅にオーバーしてしまっていたのだった)

それにしても、何と店の多いことか。店、店、店。洋服屋、両替屋、飯店、マツモトキヨシのようなドラッグストア等々。高級腕時計を扱う店の前では、必ずと言って良いほど黒人か、あるいはタイだかマレーシアだか分からないが、とにかく派手な格好をした色黒なアジア人が立っている。歩道ではゴミが豪快に燃えていて、人々は車道だろうが何だろうが関係なく歩き、歩行者天国になっている。足元に目を向けると、時々ゴキブリが這っていたりして(路上でゴキブリを見かけたのは生まれて初めてだった)、とにかくもう、あらゆるものがエキサイティングに映った。そしてあらゆるものがゴチャゴチャと混ざり合っていて、通りの角を曲がっても全く同じ風景にしか見えず、ここで友人とはぐれたら生きては帰れない気がしたほどだ。

あらゆるもの、あらゆる人種のるつぼ、香港。興奮と空腹が入り混じった状態で20分ほど歩き続けていると、隣にいた友人が前方を指差した。漏れたちが食事を取るレストランの前で、友人のお姉さんが待ってくれているらしい。友人に広東語の挨拶を教えてもらえば良かった、と後悔したが、時すでに遅し。仕方がないので英語で挨拶を交わし、地下へと続いている階段を下りた。

続く。

2006年10月15日

香3

耳が痛い。

飛行機が着陸する前から急に、耳の中がパンパンに膨らんだような感覚に襲われ、痛みと共に音や声が聞こえづらくなった。気圧?他の乗客も数名、人差し指を耳の穴に突っ込んで痛みに耐えているようだった。

皆、飛行機が動きを止める前に席を立ち始め、みるみるうちに、細い通路に大行列。なかなか列に加われなくて立ち往生していると、熊のような体格をした欧米系のおじさんが列を譲ってくれた。やがて列が動き始め、蟻が這ったような行進開始。スチュワーデスのお姉さん達に迎えられながら亀のようにノソノソと歩みを進めると、ファーストクラスの席が見えてきた。確かに広い。ゆっくりと足を伸ばしてくつろげそうだ。しかし、エコノミークラスでぐっすりと熟睡していて不便なと微塵も感じなかった漏れには縁のない場所だ。

機内から出ると、福岡空港の時と同様、異常なまでに縦長い空間が出現。しかし、香港国際空港の大きさは、福岡空港の比ではなかった。相も変わらず、どうすればよいのか分からないので前を歩いている人の後についていく。前を歩いているのは、楽しそうに談笑しながら歩いている痩せた日本人のサラリーマンと、私服姿の欧米系のおじさんだ。動く歩道に乗ってじっとしていると、入国審査や荷物の受け取りのことが頭に思い浮かんで胃が痛くなってきた。何もかもが未知の世界すぎる。だがそれがいい。たまに、北斗の拳に出てくるバギーのような乗り物が通り過ぎる。格好いい。

動く歩道の上を、歩く。

歩く。

歩く。

15分くらい歩いても先が見えない(;´Д`)いくらなんでもデカすぎる。

そう思いつつも、内心では入国審査の時によく分からないことを聞かれたらどうしよう、とドキドキしながらゆっくり歩いて先延ばしにしようとしている自分がいた。

ようやく先が見えてきた。何かしらゲートのようなものがあり、職員が数名、待ち構えている。しかし、乗客は全く気にすることなく、また、職員の方も質問をしたりだとか取調べをするでもなく、皆、普通にそのゲートを通過。漏れも一緒にコッソリとゲートを通過。ホッと安堵のため息を吐いたのもつかの間、今度は横に長い空間が出現。乗客たちは、何の躊躇いもなく思い思いに左右へと分かれていく。あれれ?もしかすると、ここはもう到着ロビー?てことは、さっきのゲートが入国審査?じゃあ、漏れの荷物はどこぉ?

混(´ー`)乱

しばらくの間、椅子に座ってジュースを飲みながら談笑している欧米系のお姉さん4人組を呆然と眺めた後、徘徊開始。すると、その先にたくさんの行列が出来ているのを発見。間違いない、ここが本当の入国審査カウンターだ。意を決して列に並ぶ。パスポートと、飛行機の中で書かされた個人情報の紙(?)を握り締め、何だかよく分からない言語の喧騒に包まれながらひたすら順番を待つ。やがて自分の番が回ってきて、係員にパスポートと紙を提示。渡航の目的は?滞在期間は?どこに泊まるの?といった質問を受けるものとばかり思っていたのでドキドキしながら待っていたのだけど、実際は、係員が漏れのパスポートをこねくり回した挙句、スタンプをポンと押してもらっただけで呆気なく入国審査完了。拍子抜けした。

入国審査カウンターの自動ドアを開けて先に進むと、またまた広大な空間が出現。数え切れないほどのベルト・コンベアが稼動している。ここが荷物の受け取り場所か!でも、どこで自分の荷物をゲットできるのだろうか?まったく分からない。仕方なくベルト・コンベアを1つ1つ見て回り、電光掲示板に自分が乗ってきた飛行機の便名が表示されている所を発見。じっと待つ。周りに、同じ飛行機に乗ってきた乗客たちが集まり出す。

待つ。

待つ。

30分くらい待つ。

ガコンという大きな音を立てて、荷物が運ばれてきた。思い思いに自分の荷物を受け取る乗客たち。なかなか漏れの荷物が出てこない。そうやって待ち続けていると、やがて、漏れ1人だけがその場に取り残された。

(;´Д`)

このまま待っていても埒が明かない。そう判断した漏れは、問い合わせカウンター、のようなところへ向かった。ちなみに、相変わらず耳はよく聞こえない。自分の発した声ですら、明確には聞き取れないほどだ。あくびのように、口をアアーツと全開にすれば、耳の中でブツッという音が響き、少しの間だけ聞こえるようになる。そしてカウンターで少し禿げたおじさんに航空券を提示し、どこで自分の荷物を受け取るのか尋ねると、おじさんは漏れの航空券をまじまじと眺めた後、「5番」とぶっきらぼうに答えた。

5番。

漏れがずっと荷物が来るのを待っていた場所だ。仕方なく元の場所まで引き返す。最悪の場合、荷物を放置してそのまま外に出てしまおうかとすら考えた。キャリーケースの中には特に貴重品もなく、着替えなどは現地で調達すればいいからだ。少しでも荷物を軽くするため、Tシャツなどは滞在期間に必要な分すら持ってきていない。そう考えながら5番のベルト・コンベアに向かうと、漏れのキャリーケースらしき物体が、床に打ち捨てられているのが見えた。ナイスタイミングすぎる。これでようやく空港の外に出られる。と思い、到着ロビーへ向かおうとすると、係員から呼び止められた。他の人は普通に出ていってるのに何で漏れだけが?よく分からないまま、X線検査の装置のようなものが置いてある場所まで連れていかれる。そして何か質問をされたのだけど、やはり耳がよく聞こえない上に広東語なのだからお手上げだ。そこで広東語は喋れないとの旨を伝えると、今度は英語で質問された。よく聞き取れなかったが、どうやら麻薬やタバコは持ってないか、とのことだった。持ってないと即答すると、あっさりOKを貰い、外に出ることが出来た。

到着ロビーに出た瞬間、ICQで知り合った香港の友人がお出迎え。本当は空港の別の場所で待ち合わせていたので少し驚いた。しばらくの間、空港内をウロウロした後、所持金を香港ドルに両替。適当に下ろした9万円(中途半端)を両替すると、6000ドルになった。それにしても荷物が邪魔で仕方がない。早速、予約を取ってあるホテルへ向かうため、バスに乗って旺角(モンコック)へ。

バスに乗る際、友人から1枚のカードを手渡された。カードには

八達通
OCTOPUS

と記されている。八達と言えば司馬の八達が有名なわけだけども、話の流れから言えば死ぬほど関係ない上に、香港は三国志の舞台にすらなっていない。このオクトパス・カードという代物は、、バス、地下鉄、買い物などに利用できる、福岡で言えばよかネットカードのようなものらしい。(よかネットカードでは買い物はできないけども)空港にあるバス停留所で待つこと数十秒、バスがやってきた。ガイドブックで見た通り、2階建てのバスだ。(*´Д`)いいね!

西鉄バスとは違い、カードリーダーにカードを通すのではなく、読み取り機の上にオクトパス・カードをかざし、バス内部へ。荷物置き場に荷物を置いて迷うことなく2階へ。でも、1階に荷物を置いておくと余裕で盗られるんじゃないかと心配だったのだけど、大丈夫だから、と言われ、信用することに。

バスが動きだす。すぐに、海が見えてきた。高層ビルも多い。飛行機の中では通路側の席だった上に爆睡していたのだ。ようやく念願の、香港の高層ビル群を見ることが出来た。やがてバスが市街地に入ると、その景色は少しずつ趣を変えてきた。漏れが一番最初に抱いた香港の感想は

汚い!

ということ。日本だと解体されてもおかしくないような、廃ビルのような建物に物凄い数の人々が暮らしている。とにかく、あらゆるものが汚い。汚すぎる。

だがそれがいい。

これだけ猥雑な光景は、日本ではなかなかお目にかかれない。それに、AKIRAが大好きな漏れは、こういった荒れた町並みが好きすぎる。まさしく直球ド真ん中ストライク。気がつくと、友人に「香港は日本と比べて汚すぎる。でも、それが気に入った」と連呼していた。

ホテルの近くのバス停で下車。香港のバスは、日本のバス(西鉄)と違い、アナウンスを一切しないので、もし漏れが1人だったら下手をするとホテルに辿り着けなかったかも知れない。人混みをかき分けながら、一路ホテルを目指す。キャリーケースが整備されていない歩道に引っかかり、ガタガタと音を立てる。ほとんど訳も分からないまま友人の後をついていくと、四つ角に1つだけ際立って綺麗な建物が。そう、ここが今回、漏れが泊まるホテル、朗豪坊酒店(ランガムプレイス・ホテル)なのだ。

続く。

2006年09月17日

香2

搭乗員に牛肉がいいか鶏肉がいいかと聞かれ、牛肉を注文。極めて普通の味だった。烏龍茶が熱かった。食後、座席の前に備え付けられているモニターでミッション・インポッシブル3を観ながら、食欲が満たされたのと、心地のよい揺れで、漏れは再び眠りに落ちた。

目が覚めると、間もなく中正国際機場に着陸するとのアナウンス。それまでの間、搭乗券とパスポートがあるか、しつこいくらいバッグの中を覗き込んだり、香港のガイドブック以外で、唯一漏れが持ってきた読み物、沢木耕太郎の「深夜特急1〜香港・マカオ〜」を読んでいた。この深夜特急は、漏れが中学生の時に愛読していた本である。何十回も繰り返し読んだためにボロボロになってしまっている。全6巻なのだけど、その中でも特に第1巻の香港・マカオが一番エキサイティングで面白く、いつかは絶対、香港に行きたい!と、当時からずっと思っていた。その夢が、10年以上経った今、ようやく実現しようとしている。そういった感慨深い思いに浸りながらページを繰り、数時間後に降り立つことになるであろう、香港の地に思いを馳せていた。

やがて機体が凄い角度で傾くと、そのまま旋回を始め、着陸の体勢に入った。窓の外を見てみると、初めて見る外国、台湾が見えた。福岡と比べると、ずいぶんと畑地が多い。漏れは内心で「すげえ、すげえ」と叫び、必死に興奮を抑えていた。やがて機体が動きを止め、乗客が思い思いに降り始めた。これからどうやって乗り継ぎをすればいいのか全く分からないため、漏れも後を付いていく。周りは皆、日本人ではない。醒めやらぬ興奮。ほとんどの人が台湾に入国せずに乗り継ぐようだ。動く歩道
に乗って、どんなものでも1つたりとも見逃さないぞ、くらいの気持ちで壁の広告から消火器にいたるまで、いろいろなものを凝視していた。

台湾から香港へ向かう飛行機がある搭乗ゲートを目指したわけだけど、大きな案内板があったので、搭乗券に印刷されている搭乗ゲートの番号を確認し、要はそこに向かえばいいだけの話だった。最も懸念していた乗り継ぎは、実は極めて簡単なものだった。ほとんどの人が直進している中、漏れだけが途中で道から逸れた。そして、めちゃくちゃ暇そうにしている検査官から手荷物検査を受け、エスカレーターを登った先にある、スカイトレインと呼ばれているターミナル間を移動する電車のようなものに乗った。既に、数人の乗客がそのスカイトレインが到着するのを待っていた。何かを考える暇もなく、スカイトレインがすぐに到着。さっそく乗り込む。スカイトレインは、無人で動く、防犯面でちょっと怖いところがある乗り物だった。

2〜3分ほどで第2ターミナルに到着。何やら高そうなブランド物が置いてある店が多数、目の前に出現。漏れが入ってよさそうな店ではないので、大人しく通り過ぎ、搭乗ゲートを目指す。が、途中で清涼飲料の自販機の前で足が止まった。どれも見慣れない、おそらく日本では飲むことができないものばかり。の、飲んでみたい・・・。しかし、福岡空港で両替するのを忘れ、日本円しか持っていない漏れには無理な話なのであった。

ターミナルの突き当たりにある、搭乗ゲート付近の椅子に腰を下ろし、音楽を聴きながら搭乗時刻がやってくるのをひたすら待つ。辺りに漂う得体の知れない匂い。福岡空港の時と同様、そわそわして落ち着かず、不審人物さながらに人間ウォッチング。ちょうど前の席に座っていたのが日本人カップルで、彼らは楽しそうに数独に興じていた。そんな事をしていると、あっという間に搭乗時間がやって来た。既に出来いた列に並ぼうとすると、何人かが列を譲ってくれた。

搭乗員に搭乗券を手渡し、機内へ。中に入る前に、搭乗員が新聞を配っていたのだけど、中国語が読めないというのもあったし、また、少しナーバスな気分になっていたので受け取らなかった。漏れの前を歩いていた子供が、5紙くらい持って行ったのが印象的だった。中に入ると、「ニーハオ〜、コンニチワ〜、ニーハオ〜、コンニチワ〜」の嵐。今回は通路側の席に腰を下ろす。何をトチ狂ったのか、福岡空港で台湾から香港の便で通路側の席を指定したのだった。これでは空から香港を見ることができない!(;´Д`)

・・・まぁいいか。

座ってからしばらくじっとしていると、アジア系の、サラリーマン風のおじさんが慌しくやって来て、漏れの隣の、窓側の席に座ろうとした。いったん席を立って、おじさんが座れるようにすると、お礼のようなものを言われた。のはいいが、中国語だったので何と言われたのかはサッパリ理解できなかった。再び腰を下ろすと、そのまま意識が薄れていった。

目が覚めた。

搭乗員が何かを配っている・・・。

機内食!(;´Д`)2回目!

今回は何も聞かれず、全員が同じものを食べることに。おそるおそる蓋を開けてみると、何やらグロテスクな色をしたあんかけご飯が鎮座ましましていた。味の方も、お世辞にも美味いとは言い難い。それでも、サラリーマン風のおじさんとは反対側の、漏れの隣に座っているでっぷりとした白人のおじさんは、一心不乱に不味い機内食をかき込んでいた。

少し苦痛を感じながら機内食を食べ終えると、またまた睡魔に襲われ、間髪入れずに意識を失った。合計で約4時間くらいのフライトの内、3時間半は寝ていたかも知れない。寝る子は育ちすぎる。

目を覚ますと、着陸寸前。台湾の時とは違い、あまりのあっけなさに拍子抜けした。寝て、起きたら既に香港。感覚的には、自宅から天神に行くのとさほど変わりがない。漏れは、世界の垣根が小さくなりつつあるのを感じた。何はともあれ、夢にまで見た香港の地に、これから降り立つのだ。これから、全てが始まるのだ。

第一部、完。

痛恨

( '-')ノ 半日かけて書いた日記が、まさに投稿ボタンを押そうとするその瞬間に全部消えてしまったので閉鎖します

2006年09月10日

香1

前後1週間、休みは要らないから、という約束を取り付け、8月8日に香港へと旅立った。

7月22日
一度も使わずに期限が切れてしまったパスポートを作り直すため、就職活動の際、履歴書用として使った写真のデータが収められたCDRを写真屋に持って行き、パスポートのサイズに現像してもらった。1枚で充分かな、と思ったのだけど、店員曰く、パスポートを紛失した際に必要だから、という事で、結局3枚ほど購入。

次に、陽射しが照りつける中、戸籍謄本をゲットするため自転車をギコギコこいで早良区役所へ。駐輪場で100円を支払い、藤崎駅で天神行きの切符を購入。そして天神へ・・・。

あれ?

何をトチ狂ったのか、戸籍謄本を貰わないまま、天神へ行こうとした自分がいた。切符を改札機に通す前に気付いて良かった。慌てて区役所に戻り、所定の用紙に必要事項を記入。暑さと気恥ずかしさでとめどなく発汗し、濡れる紙。にじむインク。昼時という事で、所内は大勢の人で賑わっていた。およそ30分ほどの待ち時間の後、ようやく書類を交付してもらう。それを大事に封筒にしまい、天神のアクロス福岡にある福岡県パスポートセンターへ。

地下鉄にゆらり揺られて天神に到着。わき目もふらず、地下街を通ってアクロス福岡へ。夏休みのシーズンだけあって、センター内は人、人、人。思わず立ち眩み。一般旅券発給申請書に必要事項を記入し、整理券発行機から整理券を引き抜く。待ち人数は60人程度のようだ。気が遠くなる。人の隙間を縫って何とか座れる場所を見つけ、ひたすら本を読みながら待つ。そろそろ自分の番が回りそうになる頃には、さらに人が増えていて、待ち人数も100人を超えていた。えらいこっちゃ。

ピンポーンという音と共に、漏れの整理券番号がディスプレイに表示されたので、窓口へ。そこで必要な書類を提出し、署名が不鮮明だという事で書き直しをさせられると、それだけで一応、手続きは完了。1週間後に手数料(収入印紙と県領収証紙)を添えて受け取りに来てくださいとの事だった。

小腹が空いたので何か口にしたかったのだけど、少し我慢して、天神地下街にある旅行代理店へ。アロハシャツを着た店員のおばちゃんに、香港への航空券が欲しいという旨を告げると、手際よく調べてくれた。しかし、時おり見せるアロハおばちゃんの笑み(ウインク付き)が、とても卑しい感じだったので、本人には悪気はないのだろうけど、嫌悪感を抱かずにはいられなかった。

しかしそれにしても、観光シーズンだけあって、どの航空会社もべらぼうに高い!ある程度は覚悟していたものの、それでも漏れの予想をサクッと凌駕する金額だった。信頼性を考えると、出来れば日本の航空会社を選びたかったのだけど、どれも10〜15万くらいする上に、どういう訳か、福岡から香港へ直行する便が1つもないという有様。悩んだ挙句、一番安い中華航空の航空券を購入。仕方がなかったとは言え、これが死のフライトにならないよう、心の中で祈るばかりだった。手付金として1万円を支払い、店を後にする。

地下街を通ってジークス天神へ向かい、中にあるマクドナルドで食事。外食する際には、メニューを選ぶのに3秒以上かけてはならない、という訳の分からないルールを自分に課しているので、メニューを見て1秒で決定。そして注文(何を頼んだのかは忘れた)。店員が、180cmを軽く超える超長身のお姉さんだったので、びびって目を合わせられなかった。

そして、この日以降、仕事に忙殺されて、旅立つ前日の夜まで準備が全く出来なかった。

7月28日
パスポートと航空券を受け取りに、再度天神へ。午前中に行ったので人は少なかった。送られてきた葉書を所定の箱に投函し、手数料として11,000円を支払う。引換証に収入印紙を貼り付ける暇もなく名前を呼ばれたのでかなり焦った。窓口で本人かどうかの確認を取ると、呆気なくパスポートをゲットできた。気分揚々で旅行代理店へ。前回対応してくれた卑しい笑みのおばちゃんがおらず、受け取りに少々手間取る。手付金1万円から差し引いた残りの航空券の代金と、海外旅行傷害保険の代金を支払い、

ねんがんの こうくうチケットを てにいれたぞ!

そして、天神地下街にあるロッテリアで食事。例によって、ニューを吟味することなく、思考時間1秒の末、タンドリーチキンバーガーセットを注文。入手したパスポートと航空券を眺め、ニンマリしながらハンバーガーを頬張る。しかし、このタンドリーチキンバーガーがとてつもなく辛かった。あまりの辛さに、家に帰るまでの間、胃が踊り狂っているような感覚に襲われ続けていた。途中、ダイエーにあるRight Onで洋服を3着ほど購入。散財の嵐。

8月8日
パスポート、航空券、現金。この三種の神器があるかどうか、100回くらい確認し、パパンの車に乗せられ空港へ。生水は飲むなとのアドヴァイスを貰った。予定よりも30分も早く空港に到着したため、暇を持て余した。する事が無いため、色々と物思いに耽っていると、恐怖に似た感覚が湧き起こってきた。なにしろ、初めての海外旅行、初めての飛行機搭乗。しかも殆どロクな下調べもせず、まぁ、何とかなるだろうという軽い気持ちで来たのだから、それが災いして頭の中が不安で一杯になった。とりあえず気持ちを落ち着けるため、チェックインカウンターの近くの椅子に腰を下ろし、音楽を聴きながらひたすら待った。周りにいるのは全員外国人だった。でも、数時間後には漏れが外国人になるのだ。チェックインの時間が迫ってくると、次第に人が増え始めた。何語なのかよく分からなかったが、おそらく中国人らしい団体が漏れの近くの席を陣取り、大声で話し始めた。その中の、一組の親子が漏れの隣に来たのだけど、どうやら息子らしい少年が、まったく手加減をせずに全体重を乗せて椅子を壊さんばかりの勢いでドカッと腰を下ろし、横柄な感じでさかんに貧乏ゆすりをしていた。

小皇帝!(´ー`)

そういう漏れもそわそわして落ち着かなくなり、席を離れ、何も買うつもりがないのに売店を冷やかしたりして時間を潰していた。やがてアナウンスが流れ、チェックインが可能になると、カウンターの入り口に人が集まりだした。慣れない手つきでキャリーケースを引きずりながら、順番を待つ。荷物のX線検査を受け、中華航空のカウンターへ。そこで荷物を預け、搭乗券を発行してもらう。購入した航空券は台湾経由のものなので、乗り継ぎの仕方を教えてもらった。イマイチよく分からなかったが、要は搭乗券に書いてある搭乗ゲートに行けばいいだけの話だ、と開き直った。

チェックインを済ませると、乗り遅れることを恐れ、すぐさま出国ゲートへ。そこで手荷物の検査を受けた。やっぱり金属製のものを身に着けているといけないのかなと思い、「このブレスレットとネックレスも外した方がいいですか?」と尋ねたら、係員から「は?」と、心底理解不能だという風な、怪訝な表情をされた。

恥ずかしい(;´Д`)

さらに奥へと進み、係員にパスポートを提示すると、その先には飛行機が飛び立つさまがつぶさに見てとれる、横に長い独特な空間が出現した。

心が躍った。

我慢できずにウロウロとその通路を徘徊。何とか気持ちを落ち着け、無数にある椅子の1つに腰を下ろし、テレビに映された高校野球を観ながら、音楽を聴きながら、搭乗の時間が来るのを待つ。それでもやはり、不安と緊張とワクワクドキドキ感が混じり合った感覚を抑えきれず、売店でお茶とMP3プレーヤー用の電池(愛用していたiPod Shuffleが壊れたため、Creative社のZEN NANO PLUSを購入していたのだった)を購入。待っている間、パスポートと航空券を落としたりしていないか、ずっと確認していた。

やがて搭乗の時刻がやって来ると、すぐさま列に並び、飛行機の中へ。搭乗員から「你好」と挨拶された時は、凄まじく緊張した。福岡では、結構な数の外国人と交流をしたはずなのに、何故か外国語で話しかけられることに恐怖を覚えた。

漏れは田舎者すぎる(;´Д`)

窓側の席に腰を下ろし、離陸までしばし待つ。怒涛のように押し寄せてくる7連勤の疲れ。眠気と格闘していると、離陸の旨を告げる中国語、英語、日本語のアナウンスが流れ、ゆっくりと機体が動きだした。やがて、爆発するのではないかと思うくらいの轟音と共に、フワッと機体が浮いた。うわあ、すげえ、うわあ、すげえと、小さくなってゆく景色を、窓に張り付いて無邪気にはしゃぐ漏れ。

しかし、それにしても機内は冷房が効きすぎて寒かった。乗り込んですぐに、搭乗員がブランケットを貸し出していたのだけど、借りておけば良かったと後悔。腹だけは壊すまいと、始めから座席に置いてあった枕で腹部を守りながら、揺らり揺られた空の旅。

そういう風に、心地よい感じで揺られているのだから眠くなるのは当然の話で、漏れは何の躊躇いもなく目を閉じ、精神的な疲労もあってか、すぐに眠りに落ちた。断片的な睡眠を繰り返した後、辺りを見回してみると、前方の席で機内食が配られていた。正直なところ、食べたくなかった。なぜなら、どうせお腹を膨らませるのなら、機内食ではなく、現地の食べ物を食べたかったからだ。でも、せっかく出されたものだからと、残さず食べてしまう悲しい人間の性。

次回に続く

2006年09月03日

堪能

( '-')ノ 香港旅行が楽しすぎて思わず永住しようかと思っちゃったので閉鎖します。

pictures 223.jpg
中正国際空港(台湾)

pictures 224.jpg
ホテルからの眺め

pictures 231.jpg
オーシャン・パークの怪物

pictures 232.jpg
飲茶

2006年07月28日

旅行

( '-')ノ心身ともに疲れ切ったので、来月、休みをもらって香港へ行ってきます。

2006年05月08日

非力

社内対抗腕相撲大会が開催された。結果から言うと、漏れはダントツで最下位だった。3位に入賞した元ヤンの係長には指2本で負け、2位に入賞した、腕周りが漏れの2倍以上ある空手5段の社員には、両手を使っても相手の腕をピクリとも動かすことすら出来ずに完敗。そして優勝決定戦。対戦カードは、漏れが先ほど完膚なきまでに惨敗した空手5段のおじさんと、社内で最も温厚な、パッと見たところ、社内では1番弱そうなお兄さん。

全員が固唾を呑んで見守る中、戦いの火蓋が切って落とされた。

Ready Go!

なんと、定位置からピクリとも動かない互角の勝負。これだけでも驚嘆に値するのだが、必死の形相で力を入れている空手5段のおじさんに対し、おっとり兄さんがニコニコと微笑みながら一言。

「えっ、これ本気?」

この言葉で力尽きたおじさんがギブアップし、おっとり兄さんが圧倒的な力の差を見せつけ、優勝。

人は見た目が全てという、漏れの信条が根底から覆された日だった。

2006年04月09日

不足

仕事から帰って寝るだけの毎日(;´Д`)
訪問者数