バンコク日本語教師の緩い風便り

22年前の1月17日、阪神淡路大震災が起こった時、僕は神戸市灘区で一人暮らしをしていました。

夜明け前に突然何かの衝撃で目が覚め、なんだ?と思う間もなく激しい揺れにさらされました。とっさに布団をかぶりベッドの端をつかみ、「わー、こわい、こわい」と声にだしていたことは覚えています。

また、夜が明けていない真っ暗な時間のはずなのに、部屋の中がはっきり見えるぐらい空が明るかったことも忘れられません。

揺れもすごかったですが、それと同時に町中が一瞬にして崩れ落ちる、経験したことのない音も想像を絶するものでした。

ベッドは僕を乗せたまま窓際から部屋の中央まで移動し、テレビはただ落ちるのではなく、故意に投げられたかのような形で床にひっくり返っていました。戸棚のコップや皿にいたっては言うまでもありません。

しばらくして外に出ると、見慣れた風景はもうそこにはありませんでした。

今あるもの、今いる人が明日も当たり前のように変わらず、そこに存在するという幻想が打ち砕かれた出来事でした。

みなさん、今度でいいや、と先延ばしにしていることありませんか?

誰かと喧嘩して、今度謝ればいいやと思っていても、その今度はもう来ないかもしれません。

あなたもしくはその相手が明日も生きていることも不確かです。

確かなのは今ここだけ。だから今ここに気づいてやるべきことをやる、我々にできることはそれだけです。

そして、そうやって生きていると、いざ最期の時を迎えても、後悔なく逝くことができるのではないでしょうか。

1月17日は僕にとって今ここの大切さをもう一度確認して、襟を正す日でもあります。


最後になりましたが、阪神淡路大震災でお亡くなりになった方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

今回もお読みいただきありがとうございました。
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みなさんおはようございます。

今朝の話は日本政府の素晴らしい事業について。

その事業の名は「21世紀東アジア青少年大交流計画」
またの名を「JENESYS Programme(Japan-East Asia Network of Exchange for Students and Youths)」

この事業は、毎年アジア諸国から青少年を日本に招き、相互理解と友好関係の促進を目的とした日本人青少年、市民との交流プログラムを実施するもの。日本文化体験や学校訪問、ホームステイなど、観光では’味わえない日本人とアジア諸国の青少年との交流を目的とされています。

タイももちろんこの事業の対象国となっていて、毎年全国で選ばれた数十人が参加できることとなっています。 


毎年行われる日本語スピーチコンテストもその選抜の対象のひとつ。

ただ毎年受け入れ人数に変化があるので、どのコンテストから何人いけるということがはっきり決まっているわけではありません。

今年の振り返り6月ー8月編の8月のお話しで書いた、スピーチコンテストが、このプロジェクトの選抜対象と決まったと知ったのも、全国大会当日。

優勝したゆきなちゃん、特に優勝を意識していたわけでもなく、全国大会出場ってすごいじゃーん!!いい思い出だよねーってぐらいに参加してたものだから、このビッグプレゼントにしばし呆然

でもゆきなちゃん、ずっと前から、日本に行きたい行きたいって言ってたから、僕からしてもこのプロジェクトには大感謝なのであります。

近くなった日本でも書きましたが、現在はタイの方が日本に行くことはそんなに難しいことではありません。ただ、それには先立つものが必要。。

日本のことが大好きで、勉強した日本語を日本で使ってみたいけど、経済的になかなかそれがかなわないっていう子どもたちは、まだまだたくさんいます。むしろその数の方が多いでしょう。

そんな子供たちに9日間という短い期間でも実際の日本に触れてもらう機会を与えるこのプロジェクトは、未来の日本とアジア諸国のさらなる友好関係の礎のひとつとなるものだと思います。

そしてゆきなちゃん、いろんな夢とともに、昨晩の便でついに日本へと旅立ちました。


どんことを体験して、どんなことを感じるんだろう。

普通の一人のタイの少女の目に日本の風景はどううつるのでしょうか。

帰ってきたらまたいろいろ聞いてみたいと思います。

ま、でも今は、そんな難しいことはおいておいて 

     
とにかく、「楽しんで来いよー」と手を振る先生なのでありました。

今回もお読みいただきありがとうございました。       押して押して~
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みなさまおはようございます。

今朝はみなさんを天国にお連れいたします

今回、なぜ旅先をウドンタニーにしたかというと、そこにはこの時期にしか見られない天国のような情景があると聞いたからでした。

タレーブアデーン、直訳すると「赤い蓮の海」イサーン地方は内陸なので、本当の海ではないですが、海と表現したくなるような大きな池に、ピンクの蓮の花が一面に咲くというのです。

1月から2月にかけてが最も綺麗で、かつ花が綺麗に咲いているのは夜明けから、9時ぐらいという、時間限定天国

目的地はウドンタニー市街より車で40分ほど離れているので、6時前にホテルを出発しました。


蓮池に到着した時にちょうど太陽が昇ってきましたよ〜。
日の出ってやはり心にしみますなあ。。
 

さて、蓮の花が咲き乱れている、池の中央部までは、ボートで30分弱。やはりこの池、かなり大きいですね。

蓮の花が一面に広がる天国地帯に着くと船頭さんが船をとめてくれます。
 

そのころには、すっかり日ものぼりきり、きれいな青空が広がっていました。

僕の母が花好きなので、船上からテレビ電話。タイのウドンタニーと日本の宇治とでタイムラグもなく、景色を分けあえるとは。。離れて暮らし、親孝行がなかなかできない息子にとってはありがたいことなのでした。

電話を終え、景色に見とれていると、隣のボートから僕に、サワディーカーってワイをしてくる二人の女性が。

ウドンタニーに知り合いなんていないし卒業生でもないし、??と頭をめぐらしていると、

「ほらあ、昨日ステップクラスで。。」って

(昨日のステップクラスについては昨日の記事参照)

ああ!昨日僕に拍手を送ってくれたおばさんとフィットネスのトレーナーじゃん 
!なんたる奇遇。

こういう楽しい偶然が起こる町って、相性がいい町なんですよね、きっと。

もうお会いすることもないとは思いますが、こういうのを、袖触れ合うも他生の縁というのでしょうか。


そしてこの天国のような景色を目の前にして、Aとの縁についても改めて想いを馳せるのでした。

さて、天国ツアーも終盤。
岸に戻る前の最後の見どころは、蓮に挟まれた水路です。


写真ではちょっと伝わりにくいかな?
息をのむ美しさというよりは、心とろける美しさ。


天国を去る前に、もう一度大きく深呼吸。

季節限定で、行くのもちょっと大変な場所ですが、それだけに感動もひとしおですよ

今回もお読みいただきありがとうございました。

なお、今日の午後便はお休みの予定です。。
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