村にはこんな伝説があった。


今より遥か昔、村を滅ぼさんとする災いあり。幼き村娘に危機が迫るその瞬間、女神が現れ、災いを討ち滅ぼす。その女神は村の女王となり、村の平和と繁栄は守られた。



アチャミとアチャヨの目の前で


バキ....


あのペッカが....


ドゴ.....


バーバリアンキングを1撃で倒し、皆を絶望へと叩き落とした


ガンガン.....ゴン!


あのペッカが....


ドカドカ....ガガン


1人女性に圧倒されている。


彼女の攻撃はペッカの重装甲も関係ない。振り下ろす刀はことごとく空を切り、彼女が放つパンチが的確に相手を追い詰める。


そして


「ごおおおおおおおおおおおおおお」


遂にペッカがキレた。両手に持った2本の剣を振り回し、彼女に向かってくる。



「遅い」


ドガン!!!


その顔面に強烈な右ストレートが突き刺さる。


「ごごごごご......ぎぎぎぎぎぎぎいぎぎ」


強烈な一撃を受けたペッカの装甲にヒビが入った。その隙間からは黒い液体が溢れ出る。


顔面から流れ出るそれは...まるで涙のようだった。


「可愛そうな子。こんな無理やりな改造を受けて力を得て.....


苦しかったでしょう。悔しかったでしょう。


でももう大丈夫。ゆっくりと.......休みなさい」


彼女が右手を天にかざす。上空に光が現れ、形となっていく。


次の瞬間彼女の右手に巨大なクロスボウが出現した。


「ご.........ごがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」


すべての力を込めて突進して来るペッカ。


彼女は静かにクロスボウを構え


「おやすみなさい」


矢を放った。その矢がペッカの身体を貫く。


「ご.............


.........................................


ペッカは動かなくなった。

その目に今は光もなく、重装甲はただの鉄の塊ようだった。




戦いを終えた彼女はアチャミ所に近づく...


「もう、大丈夫だから」


アチャミの自由を奪っていた瓦礫をヒョイとのける。


「あ.....ありがとう...ございます。 .......きゃ...


彼女は微笑んでアチャミを片手で抱き抱え、アチャヨの方にも歩いていく。

そしてアチャヨをもう片方で抱き抱える。


..........ありがとうございます........


「あなた達をタウンホールまで連れていきます。そこまで行けば救護班がいるはずです。」



「!!....待って!! まだアチャコが!」

アチャミが静止する。そうだ、まだアチャコがエリクサータンクの中に!


アチャヨもお願いする

「お願いしますアチャコを.....助けてください ......



すると彼女は2人に優しく語りかける。頬には一筋の涙を流しながら


「よかった...2人を守れた。私の願い…叶ったよ…」



続く