2人をタウンホールに送り届けた後、彼女は戦いを終結させる為に残党と戦っていた。アチャミとアチャヨは終始驚きの顔をして言葉を失っていた。


その顔思い出してクスっと笑う。


(信じろ....っていうのも無理な話か私自身も理解していないもの。エリクサータンクの中で意識を無くして、気がついたらこの格好で飛び出してたんだもの。


ただ分かってたのは、「これで皆を守ることが出来る」という喜びに近い感情。


だから私は戦わないといけない。大事な親友を助けた。次は、この村の全てを助けないと!)


私は村を飛び回る。そして敵を倒し続けた。


ペッカが切り札だったのだろう。残っている敵兵はペッカには到底及ばない兵ばかり。


徐々に村全体に勢いが戻ってきた。突如現れた救世主の活躍が村全体に広がる。


救いの女神が現れた!頭に王冠を被った女性が巨大なクロスボウで敵を一掃している!


まるで女神。いやアーチャー(弓使い)の女王アーチャークイーンだ!


いつの間にか彼女はアーチャークイーンと呼ばれるようになっていた。


そんな事を知る由もない彼女の活躍によって徐々に敵の数が減っていき....日が沈む頃には体勢が決した。


村の完全勝利。


タウンホールは無事。

大きな被害を受けたのは最初にバルーンが現れた区画のみ。村被害は半分もなかった。


戦いの後始末がひと段落した後小さな宴が開かれた。


ある者はクイーンに感謝を伝え...


ある者は戦いで命を落とした者を偲び...まだ見つかってない者の無事を信じ


ある者は生死の境にいるバーバリアンキングの回復を祈り....


それぞれがそれぞれの想いを込めて、この宴へと参加していた。



そんな中、クイーンは崩れた塔から最後の1人を救出していた。


(よかった....まだ息がある。早く連れていかないと........ う)

身体中から黒い煙が立ち上る。身体はふらつき、力が入らない。


(やば....無理しすぎた?でも、彼女だけは隊長だけは助けないと )


私は最後の力を振り絞り、隊長を抱き抱えて宴が行われている場所の近くまで来ると....


「生存者確認!!!誰か助けて!!」


そう叫んで、意識を失って倒れた。