......ペッカがやられたか


まあ良い。あそこに「黒き力を持つ者」の存在は確認できた。まさかウィザードやつあんな小娘にペンダントを渡していたとはな。


どおりで探しても見つからない訳だ。


ここはどこか分からない場所。そこの祭壇で黒きマントを被った女性ネクロマンサーがアチャコ達の闘いを見ていた。


その時、後ろから声をかけられる。


「なんだ?あの玩具がやられたのかい? ま、私からデータをとって色をつけただけのノロマにしてはまあまあ働いたほうじゃない?」


ネクロマンサーの後ろにいたのは、黒い羽のようなコートを羽織り、オレンジの髪を肩まででざっくりと切り落としている女性だった。


彼女の右腕には巨大な斧が異様な存在感を放っている。


「バルキリーか.....


「んで、わざわざ私を呼び戻したのはその玩具がやられたって報告だけじゃないだろうな?こちとら例の件で忙しいんだよ。とっとと要件を言いな」


「お前が求めている強者が現れた」


「!!!ほほぉそいつは楽しめそうなのかい?」


「少なくともあのペッカを軽く倒せる程度にはな」


バルキリーの目が鋭く光る。


「はん!ちっとは楽しめそうだなぁ


バルキリーは手に持った大きな斧を振りかざし


「とりあえず、例の件は後回しだ!そいつとちょっくら遊んでくるわ」


踵を返して歩き出す。




アチャコ達に再び危機が訪れようとしていた。



おしまい