ウィズおじさんは、村外れの森にある小屋で日々魔術の研究をしている学者さんだ。


何の研究をしているのは正直、私もよく知らない。1度、興味本位で聞いてみたら、


「村を守る研究じゃよ」


としか教えてくれなかった。


なので私もそれ以上の詮索はしないことにした。野暮ってもんだ。


奥にある研究室以外は自由に使って良いと言われているので、私はすっかり入り浸ってしまっている。


(さっきの伝説が気になるな…どんな話なのかもっと聞いてみよ)


せっかくの美味しいエリクサーを断ってまで向かっていのだ。面白くないとは言わせない。


(それにしても...お洒落な喫茶で優雅にエリクサーよりも、古びた小屋で伝説を聞く方を優先するって... 私、その伝説を知ってどうしたいんだろう?)


村を守った女神?に少し憧れがあるのかもしれない。





…もうすぐ小屋につくその瞬間…



ドカーーン!!!



突如聞こえた爆発音。空気の振動がアチャコを襲う。


「きゃあああああ!!!!」

突然の脅威にしゃがみこむ。


「な...何何??  なんなの???」


強烈な爆発音によって地面が揺れる。とても立っていられない。私は地面に必死にしがみついて落ち着くのを待つことしかできなかった。



……………


………




数分後、やっと音と揺れが収まった。


ゆっくり立ち上がると、遠くで煙が上がっているのが見えた。私はその方向を確認すると、全力で駆け出した。



「あの煙の方向には.....ウィズおじさんの小屋が!!!!」


続く