「アチャコーー、まーだ、いじけてんのかー?」


隊長との騒動の後、私達は自分の持ち場の塔に来ていた。


「聞こえてますかー、アチャコさーん


弓部隊は3人で1つの塔を担当しており、私、アチャミ、アチャヨの 3人は比較的内部の塔を担当している。


「おーーい、言われたとこまで補強できないと帰れないんだから手伝ってくれー」


何度もアチャミが話しかけてくれているけれど


................


私はあれからずっと座って塞ぎ込んでいる。


「アチャミ、小休止」


「だな、ちょっと休むかー、っと」


アチャミとアチャヨは作業を止めてアチャコのもとにかけよると


「「どーーーーーーーん!!!」」


「ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」


2人の豪快なタックルがアチャコに炸裂する


「いっったーーーーい、もーーー、なんなのよー!!!」


「シカトしてるお前が悪い!」

「自業自得」


......むぅ、だって隊長が薄情なんだもの。100を守る為に 1を犠牲は仕方ない?その1にだって今まで人生とか想いとか色々あるはずなのに ... それを無視していいはずないのに...


「あー...まあ、確かにね。アチャコの言ってることは分かるよ。」


「理解」


「でもね、やっぱりそういう決断をすることも大事なんだと思う。」


アチャミが話始める。


「いきなり敵が現れたからといって、片っ端から軍を出して、戦って、犠牲を出して


さらに村にまで危険に晒すことになったら大事じゃん。


だからチーフは攻撃の知らせが来たとき、村全体に非常事態を出したんだよ。全ての軍を使って村の防衛を強化しろってね。


だから今はしっかりと準備が出来ている。


もし、ウィザードさんを助けに行ってたらここまでの強化はできなかった思うぜ。」


アチャミの言葉が重く感じる。私も頭では少しずつ分かってきてた。


分かってきてはいるけれど.....


「ま!そんなのは結局お偉い様方の考えであって....私はどんなことがあっても2 人を見捨てたりしないけどねー!!」


アチャミが突然2人を引き寄せる


「うひゃぁぁ」「と....唐突」


「私には2人のどちらが欠けたら駄目なんだよ。だからさ!私は2人を見捨てたりしないから安心してってこと!」


「わ...私だって!アチャミもアチャヨも見捨てないよ!


「私も


「お!それなら安心だ!頼むぞー2人とも」


「あはははは」


ずっと暗かった私の顔に笑顔が戻る。


やっぱりアチャミはすごいや

こうやって何度も助けられたっけ


その後ら少し休憩して…


「と、いう訳でとっととこの補強終わらせたいの。アチャコさん、手伝ってくれるよね?」


と、アチャミがプレッシャーをかけてきたので


「ぜ善処します」


ようやく私も立ち上がる。



その時



空に暗雲が立ち込め


ドカン!!!


轟音共にイナズマが村を襲った。


その後すぐに地面が大きく揺れ始める!




村全体に放送が鳴り響く


敵襲!敵襲!全軍戦闘用意!!!


続く