村の防衛ラインはアチャコ達の塔がある位置まで後退。ここを突破されるとタウンホール陥落は免れない状況だ。


アチャコ達の塔を先頭にジャイアント部隊、バーバリアン部隊と集結し、出撃の命令を待っている。


「ねえ、アチャミ、さっき人達大丈夫かな? ボロボロだったけど


私は撤退してきた弓部隊のことが気になって仕方なかった。最前線にいたのは弓部隊の中での精鋭エリートだ。


その人達がさっきボロボロになって逃げて来た。隊長の安否も分かっていないらしい


気にするな。という方が無理な話だった。


...........

...........


アチャミもアチャヨも顔が硬い。


............


私も自然と静かになる。


そんな異常なほどの緊張感がずっと続いている。


その時


「バーバリアン部隊出撃! バーバリアンキング様出る!!」


「う....うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」


村の英雄。最強の戦士。バーバリアンキングの進行と共にバーバリアン部隊が雄叫びと共に出撃した。


「バーバリアンキング様! 頑張って!」

「頼んだよ!」

「勝利を」


3人も声援を送る。


バーバリアンキングが走り出す瞬間

村の奥より敵の姿が現れた。


バーバリアンキング同様の巨体

蒼き重装甲

鬼の如く2本の角

両腕にはオーラを纏った2本の刀


「嘘....あれは....

私は思わず絶句する。


アチャミとアチャヨもその姿に驚愕する。


「まじかよあれは....でもあれは ....


Perfect Enraged Knight Killer of Assassins....


略してP.E.K.K.A(ペッカ)


誰もが聞いたことのある昔話。

村をたった一体で壊滅させることが出来る最強最悪の殺人マシーンが存在するというおとぎ話。


今まで架空の存在だと思っていた。そんなものが存在してたまるか!と笑っていた。


それが今目の前にいる。どんな状況か理解するのは簡単だった。


絶望。


皆の脳裏にそんな言葉が浮かんた時、


「うごぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」


バーバリアンキングが飛び出す。目の前の敵を打ち倒す為に。全力で剣を振り下ろす。


ガキーーーーーーン

ペッカの頭に剣が直撃する。


しかし、その音は


バーバリアンキングの剣が折れた音だった。


ペッカが刀を振り下ろし、バーバリアンキングは地面に倒れ込んだ。


村の英雄が一撃で倒された。恐怖で全てが凍りつく。


殺人マシーンが次に狙いを定めた先は


アチャコ達のいる塔だった


続く