快適な暮らし応援隊

住まいは暮らしそのものものです。健康に暮らせる住まいに拘り、住宅創りの仕事を通してチャレンジした事を日々の私の楽しみをお伝えします。 又学生時代から続けているレスリングの事や趣味の料理の事もお伝えします。

 健康に毎日を楽しく暮らすことは、誰もが願っていること。 寒さ暑さ湿度によるストレス少なく 良質な空気 適度な太陽光の日射を取得する住まい・毎日の健康になる食事・健康を助ける活動量・最低3つがそろって、健康で楽しい暮らしは実現します。 3つをそろえて健康で楽しいを生涯にわたり貫き、楽しく愉快にPPK(ピンピンコロリ)を実現したいものです。

高断熱・高気密の家の換気の方法は、結構難しい、1種換気であれば問題ないが、3種換気になるとその難しさは、何倍も多くなる。


 換気とは、冬には寒い空気を室内に取り入れる。夏には、湿って暑い空気を取り入れる。ということなので、難しいのである。


 そのことを私の20240709のFBに書いたので、リンクしておきます。興味のある方は、私のFBに、とんでください。
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 両膝の人工関節の手術を3月の初旬に受け4月初旬に退院した。その後リハビリして、回復期にあったが、5月の初旬から約1か月を超える期間、咳 体のだるさによるまるでインフルエンザのような症状と格闘しその間リハビリもままなりません。そのことをFBに書きましたのでリンクしておきます。読んでやって下さい。

6月15日きぬがわのFB
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 私は、建設業を50年近く生業にして、それで生きてきました。年齢は70歳も超えた。
 自分自身も含めて、いかに老いていくかを自然に考えるようになってきた。

 バリアフリーの平屋の家を造ってそれで、老後を快適に過ごすことが出来るなどという考えもある。そういう家の玄関には、車いすで移動できるように、スロープも設置されていて、一目で高齢者の住む家だともわかる。また広島市内での一軒家は土地の価格は高く、平屋建ては贅沢の極みであって、それは価格が高くなり、相続がらみ等から売却するとき困ることもある。土地の高い広島市では、多くの人はマンション住まいである。

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 前回のブログに書いた『いかに老いるか2』では、自分の膝関節の人工関節手術の事を書いた。その入院をした。安佐南区祇園の野村病院では、股関節、膝関節の人工関節の手術をして治って退院する方が、実に多いのに驚く。

 そこの患者さんの年齢を聞いても驚く、私と同じぐらいの年齢かと思って、失礼ですがおいくつですかと問うと、その女性の方は80歳だとこたえた。肌の艶も、しわも、姿勢も80歳だとはとても思えない、私より10歳も年上とは、思えなかった。

 私は、実際両膝を手術して片方の足2週間 合計4週間入院をしたが、その間に様々に治療して、退院をしてく方を観た。以前より100歳時代が到来するとは、聞いていたが、そこでは、まさにそれを実感した。

 健康寿命という、他人の、お世話にならず、ある程度自立できる方は、女性の方が男性より多いと思う。89歳の広島県以外から入院した方も、膝に血の塊があって、その血の塊を薬で少なくして、手術を受けていた。私と同じように心臓にはペースメーカーが入っていて、そのペースメーカーの事では、少し先輩の俺は質問を嵐のように受けた。もう歳だから、いつ死んでもいいと言いながら、健康に生きることに、懸命に努力していると感じた。

 今は、癌でも早期発見なら、完治する。少し前の平均寿命なら、股関節や膝関節が悪化する前に、寿命が来ていたが、現在は、それら関節は、壊れるほど寿命が延びて、そのような手術をする人が増えて、その手術もロボットがサポートする。

 私がこれから80歳 90歳と歳を重ねるかもしれないが、今回一番困っていたのは、両膝の関節の痛みであった。手術したばかりだが、リハビリをしながら、半年後にはゴルフも出来ると言われた。スロープは、むろんいらなくなる。手すりは必要だと思うが、階段もあがれるようになる。


 子供達や、私より少々若い妻に、迷惑をかけるようなら、さっさと、サ高住・グループホーム・介護施設に入ろうと思う。それはなぜかと言うと、今回入院することで、感じたのは、つまらない話でも、話す、聞いてもらう、助け合うという行為は、楽しい事だと感じたからだ。そういう施設もこれから進化するとも感じる。

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 実際、私の叔母は施設にいるが、そこでの暮らしは、とても楽しそうだ、その施設の人の親切な対応を、何度も経験させてもらっている。

 健康寿命は、確実に増えている。それは、医療の進歩も介護やリハビリとも関連している。そして女性より男性の方が、ボケる割合は、多いように思う。老・老介護は防げるなら防いだ方が良い、そう思うからだ。

 これからの時代は、健康寿命は医療の発展とともに延びるでしょう。住宅や施設も高齢者にやさしくなる。住宅の高断熱化も当たり前になると良いでしょうが、家にしがみついて生涯を全うするという、身内に迷惑な考え方は、辞めようと思った。

 私にとっては、いろいろな意味で良い経験になった入院であった。

 それから重要なポイントは、これからは、家は余る時代になる。好む好まないもあるが、若い人が買ってくれそうな家にすることも必要だとおもう。そして大きな家ほど売りにくい。

 個人的には少しでも働けるなら、はたらき、治った膝でゴルフをするのも、旅行に行くのも楽しみである。
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私のFBに私が膝の人工関節置換の手術で入院した時の病室の空調計画の事を書きました。

blogにもその時の2024/4/4のFBを添付しておきます。

blogに同じような記事だが、2024/4/10のFBにも添付しておきます
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『いかに老いるか2』

 もう退院しましたが、まともに歩けなかった両膝の人工関節にする手術を受けた。この手術に至るまでに、健康保険適用外のPFCーFDという、自分の血液の成長細胞を取り出して、それを培養して膝に戻す治療もうけた。
 オクノクリニックによる 健康保険適応外のモヤモヤ血管のカテーテル治療 その他、様々な整形外科に行って、まだ人工関節にする膝ではないと診察を受けて、色々治療してもらったが、悪化の一途であった。    
20240403_070700 膝関節、股関節の名医、寺山先生が祇園の野村病院におられることを人伝えに聞いて、行ってみた。初めてレントゲンを自分の体重をかけて立った姿で撮ってもらった。レントゲン写真がそれである。
 そうすると、そこの寺山先生は、即座に人工関節が良いでしょうといわれ、ダメージの少ない内側だけの人工関節でよいでしょうと、診察をされた。3月初旬に入院して、左右両方の足が人工関節に置換された。手術の次の日から、出来るだけ立ってあるいて、人工関節と、自分の骨を馴染ませるようにするリハビリも始まった。
 20240403_070726始めの一歩は歩行器にしがみついて、僅か3歩でギブアップとなったが、今も多少は痛みは残るが順調に回復している。半年するとゴルフも出来るときいて喜んだ。それまでは、コケるなと看護師さんも寺山先生も口をそろえる。
 俺の心臓は、ペースメーカー 両膝は人工関節、これまで癌も含めて色々な病を克服した。今回も克服できたようだ。
 この広島市安佐南区祇園の野村病院は、これまでは内科主体の病院であったが、今は整形外科主体の病院に変貌して ロボテック サージカル サポートという素晴らしい医療器械も、新型のMRIもある。何より、寺山先生のこれまでの患者に向き合った、治療の経験が素晴らしいと思う。
20240330_084720 この病院の入院患者の多くは、高齢者女性で男性は僅かである。その比率は8:2ぐらいだと思う、女性の多くは股関節を手術されている。中には股関節と膝関節の両方をされている方もいる。
 89歳の島根から来られた、おばーちゃんは、数か月前に心臓のペースメーカーが入れられ、私もペースメーカーがある事で、ペーメーカーの質問の嵐が来る。
 もういつ死んでもいいと言いながら、生きることにめっぽう意欲的で殆どボケてもいない。昨日はもう他界された旦那さんの事をほほを赤らめ、おのろけを話す。愛していたとも言った。
 この病院だけ観ると、女性の高齢者は、概ねボケも少なく元気で、股関節も、膝関節も入院期間の差はあっても、ほとんど治って家に帰る。
20240330_084344 これからは100年時代だと聞いているが、正にこの病院では、それがうなずける。おしゃべりな女性を中心とした、100歳時代、俺は男性で70歳だが、膝が人工関節になると、これから活動量は増えると思う。男性は女性よりも重度の認知症になりやすいと感じる。
 何か身体的不具合を早期に見つけ治療すると 健康寿命は増える。健康寿命の範囲なら出来るだけ自立する。私はもうからなくても仕事はつづけたい。他者の手助けが必要になるなら。施設にお世話になって、その中で楽しい会話と何か役に立つことをする。高齢者に必要な事は、人と楽しく話すことは重要だなと感じた。
 まさに自分が高齢者になっている。人生100年時代と考えると長いと後30年は生きることもある。そう考えると、今からが面白そうだと、心が喜ぶ。 20240403_123836
 両足の手術と、リハビリを経て、1か月入院して、広島市の桜の満開の時期に退院をした。前述の半年後には、人工関節が私の骨と密着して、ゴルフも出来るようになると聞いて、それもたのしみの一つにすることにした。    高齢者の100歳時代は、医療の進化と共もに、実現しているのだなと感じる。

 医療の進化に伴う情報は、的確にキャッチすることも、たわいもないおしゃべりが、心のケアにもなることも体験した。折角膝が治るのだから、そういうことも楽しくアドバイスできる、高齢者にもなりたいとも思った。そして、ネット上には、建築も含めて、間違っている情報にあふれている。そういう世の中なのだろうなと、思った。 情報を精査する、そこをサポートすることは、これからの高齢者には必要だとも感じた。特にネット上の健康に関する情報は、役に立たない情報であふれていると思う。
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『いかに老いるか1』 私は、3年前に、拡張型心筋症になって、それ以来、前立腺肥大、過活動膀胱、変形性膝関節症というあらたな体の不具合がでて、それぞれ治療をしていますが、今回、両ひざの人工関節の手術を受けました。
 広島市祇園の野村病院の整形外科で、その手術を託しましたが、人生100年時代というが、そこに行って思うことを書く。

 この病院へ入院している方は、女性が8割を占めているような、感じだ。
ここは整形外科で股関節や膝関節の手術をされる方が多く、一部が骨折である。
   談話室で良く話す方は89歳の女性方がおられたが、膝間接に固まった血液があって手術出来ないような方も、その血栓を除去して、手術されている。下手な病院だと片足は切除されたのかなとも感じる。 又、同じぐらいの年齢かなと思う女性に年齢を問うと、まさかの80歳だたと言われて驚いた。
 
 あくまでも個人的な感想だが、男性の高齢者の方のほうが、女性より痴ほうが進んでいるような気もする。90歳を前にもう死んでも良いと言いながら、体を修理することや、リハビリに意欲的で、週刊誌の記事も読んで、自分の意見を話す。眞子さんの事になると、週刊誌の記者のように流調に話す。
 俺は既に70歳だ、自分の姿を投影させながら89歳の人や、介護が必要な男性の高齢者に目が向く。俺が還暦を迎えた時は、多くの人がまだ若いといった。
 流石に70歳を超えると、若いとは言われなくなった。100歳時代の到来だとよく聞くが、正にこの整形外科では、それを直に感じる。以前の平均寿命では、股関節、膝関節が壊れるより短命だったのだろうかと思うぐらい、その病の人が多い。
 私の経験では、人間は弱いところから、病に付け込まれる。私の例では、結婚後すぐかなり重篤な胆石になり、それから肝臓がん手術、半月板手術 胃がん手術 CM母子関節症手術 拡張型心筋症の治療後ペースメーカーを入れる手術等をこれまでに経験をした。
 どれか一つ悪化していても、70歳まで、生きていなかったかも知れないと思う。家庭医の唐川先生のおかげで、生きてこれたと思う。
 この病院のように、高齢者が頑張る姿を垣間見ると、70歳の俺自身どのように老いていくのが、良いかを考える。
 誰もが通過する道ではあるが、すこし考えてみよう。 自分のFBの記事より
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『何故、通気は何事にも優先するのか』

◇小屋裏結露の事例

 私は21歳で蒸暑地広島市の地元建設会社に就職し、昨年70歳を迎えた。都合49年間も建築を生業にしている。鉄骨ALC造、鉄筋コンクリート造と数々の建物づくりを経験させていただいて、自分自身は 広島市でも少し標高の高い、寒い場所に居を構え、冬に寒い暮らしをしていた事から、こんな寒い家ではダメだ、高断熱の家を造ろうと、それに着目してからでも30年は超える。

 それから多くの方に助言をいただき、未だに建築を学んでいる。私の暮らす広島市という蒸暑地で住宅造りをしていたが、蒸暑地広島では、基礎断熱の床下のカビや虫の発生等、寒地と若干異なる考え方、施工方法が必要なのではないかと、思うことがある。

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 その一つが、小屋裏の換気を含む通気である。2016年暑い時期に1999年に新築をさせていただいた県北(気候区分5より4に近いお客様から、『一年位前に太陽光パネルを設置したが、その業者さんが小屋裏が変なことになっていると言うから観に来てと』大学の先輩である施主から連絡があり訪問した。写真はその時の写真で、写真の右側が南面の太陽光パネル設置側、左側が北側の太陽光パネルの無い側で結露を起こしている合板野地板と垂木の写真である。入母屋の所も北側と南側は結露の度合いは異なっている。南側の合板野地の結露の後は全くない。

◇小屋裏結露の解決例とその実際

 その後多くの方にお世話になり、自然換気が不十分だと言うことで自然換気を増やすことによって、とりあえず解決することが出来たが、その工事後何度も何度も訪問し、その後を追跡調査していたが、この結露現象は冬型の結露であり、断熱は防湿フィルム無しのセルロースファイバー(以下CFという)の天井吹きこぼし施工である。その結露の解決策は、自然換気の開口を増やす事で対処したが、対処の方法は他に、天井に防湿フィルムを施工する、小屋裏を機械換気する、などの解決法もあると思った。

  上記の家を何度も訪問して小屋裏を観察する中で、日中は小屋裏と外気との温度差があり、温度差で積極的に小屋裏換気されているのですが、日が落ちたとたんに、冬でも小屋裏と外気との温度差が無くなり、小屋裏の空気は殆ど動かなくなることが解った。結露を起こすのは昼ではなく夜だということも解った。また冬の90%を超える山裾、川の側など高湿度の地域では2〜3度の僅かな温度差でも露点温度になる事も経験した。

 昼間に訪問した時は、、僅か隙間でも空気が動いて木は乾燥しているのがわかるが、日が落ちてから訪問した時は、小屋裏の空気は動かず換気は殆どされていない状況であった。冬では、一日を通しては、日中換気されて小屋裏は乾燥し、夜は高湿度になって若干木材が湿気を帯びるような事象である。その経験から私が思ったのは、この事象から空気を動かすには温度差を積極的に利用する事が大事であると学んだ。この経験が次から述べる事につながるのである。

 私は、『通気は何事にも優先する!』という考えで設計・施工している。蒸暑地と言われる、夏も冬も湿度高く、夏外気温の高い地域では、前述の冬型結露も夏型結露も起こりえると考えるからだ。特に屋根構面の構造耐力をコストを抑えて成就するには、合板野地板を選択するようになるが、私の経験では、CFの天井断熱では防湿フィルム必要だが、屋根断熱ではそれは必要ない。それは前述の小屋裏の結露の住宅では、天井断熱と屋根断熱の両方が存在しているが、屋根断熱の所は新築の後、屋根に穴を開けて天窓を2カ所設置した。その時に検証したが、防湿フィルム無しでも、まったく問題がなく新築時と同じCFの状態であった。 室内側は透湿抵抗の低い無垢材で仕上げていることも伝えておく。

 CFの防湿フィルム無しの施工は、寒地ではそうはいかないと思う。詳しいメカニズムは解らないが木材やCFの事に滅法詳しい方から、防湿フィルムの有無は盛岡より南と北とで別れると教えてもらったことがある。今思えば盛岡は厳しいような気もする。私の経験は天井断熱の場合、野地板の結露を防止するために防湿フィルム施工を勧める。

 今回夏型結露の事で、執筆を頼まれたが、私は夏型結露で困ったことは一度もない。如何に夏に涼しく暮らせる家を成就させるかは、いつも考える。今では80度にせまる屋根の表面温度を室内側までに如何に下げるかは通気層をアクティブに機能させ、プラス断熱性能でそれは成就すると思っている。天井裏換気や通気層の役目は大きい。ビル物の建物でも、とんでもなく暑い最上階の天井裏を、天井裏換気と断熱で何とかしたいと思って施工していたからだ。

 夏型結露の話を聞くことは多いが、私の持論では、結露は壁内の湿度と室内と壁内の温度差によって起きる単純な現象である。夏型結露の要因の多くは、躯体が水分を持ったまま、断熱材を外壁合板と防湿シートでくるんだという状況下、防湿シート面で発生していると思う。まずは上棟時を含む工事中に濡れた躯体は完全に乾かす事だ。躯体への水漏れも夏型結露を助長する。

 夏型結露を防ぐ方法は色々あると思う。少々乱暴だがCFの場合は、壁内の水蒸気を室内側に移動させる方法で、室内側は防湿シートを張らない方法もあると思う。透湿抵抗の可変するシートを使うのも良い。それと壁の通気を屋根に誘い通気をよりアクティブに動かせば、壁体内の温度は下がり夏型結露は回避するようになる。大開口の上の2階は通気が有効でない場合もあると思う。

 私はCFでは屋根断熱、壁断熱で、あえて防湿シートを施工したり、施工しなかったりしているが、夏型結露を起こしたことはない。何度も言うが寒地は防湿フィルム必要である。

 又我々にとっては、当たり前のことだが、グラスウールは屋根 壁 天井共 防湿フィルムは必要だと付け加えておきます。

◇屋根とその裏の事例

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 この写真は、2019年の夏に施工した、改築の現場の屋根の写真だ、屋根の温度を下げる目的と屋根の水平構面を強くする目的で、屋根下地材に網パネルを使った例である。

何しろ改築では、構造用合板でない事が、私にはすごく魅力だ。





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その工事中の夏の屋根の表面温度はその当時、私の経験では過去最高の75℃を示している。現在はもっと高くなっていると思う。







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通気層から出る部分の温度を計測すると、59.1℃である。屋根の通気層で約16℃下がったことになる。

この改修の現場では、通気層は壁から誘っていない。壁から誘う場合はもっと下がると思う。






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 その冷房の無い工事中の屋根断熱下のCFの温度を計測すると、外気温に影響されて34℃のほぼ外気温と同じであった。こういう計測をすると、外気温に影響されて、外気温より上がることはあっても下がることはない。エアコンがない場合、外気温がミニマムで、それより下がる事がないことは案外盲点で覚えておいた方が良いことである。

 この壁体内温度から、人が生活するようになると、室温は25℃〜29℃ぐらいで生活する。そこで露点温度にならない湿度を保つと夏型結露は回避する。

 この改修の現場では、天井は防湿フィルムを張り、壁は外部に透湿抵抗のある防水性のある吹き付けを使ったので、室タイベックスマートを使っている。いわゆる内部側に透湿させる考えだ。

 私は、網パネルを売りたいわけでもないが、この網パネルと出会った時、屋根下地材として理想的だと直感した。

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 それまでの屋根の施工は、通気をとるために野地板を2重にはったり 通気層と水平構面の耐力を得るために、通気垂木に204材を使って、その上に合板を貼る方法で水平構面の耐力をある程度確保し、それで足らない部分は火打ちで対処していた。先に合板を貼り、その上に縦ハゼのピッチで通気垂木を打ってその垂木上に縦ハゼを直に張っていた時期もある。その後には屋根に斜材を組む方法で水平構面を確保したりしていて、屋根と通気と棟換気には随分と費用をかけていた。

 アミパネルを横ばりすれば1.6倍の水平構面が認定される。その場合の垂木の高さは150以内での認定で落し込みしても、その倍率が上がるわけではないのが残念だ。

 また上の写真はほぼ片流れであるが、水上側に棟を造っている。これは、風向に影響されないように片流れでも棟を設けている例である。通気を考えると、風の影響が大きいと思う。

 例えば壁にあたった風は下に行くことはあまりなく、風速の早い屋根の方に昇る。軒下に軒換気を付けた場合、その軒下換気は風で押されることもあると思う。いわゆる蓋をした状態だ。
 そのようなことを考える私は、たとえ片流れ屋根であっても棟換気をつけていた。

 垂木の上のタイベックは、目的は防風層で断熱層と通気層を分けるために設けているが、2次的な止水効果も発揮するように施工している。壁も同様に1次防水+2次防水という考え方にしている。
時々躯体を守る防水層は何方だと分からなくなる。

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 最初に網パネルを使った頃の、上棟時の屋根の写真です。208の垂木を落とし込みで使い、軒先のみ垂木を桁にのせていました。プレ加工でも軒先の斜め補強も、ケラバ側の格子状の垂木にと、ずいぶんと材料費と手間をかけていた。上棟も2日かけるのが常識であった。

 今では登り梁・垂木はすべて落とし込みで、軒先は箱軒で後施工にしている。

 網パネルは900×2700と900×2900の2種類あるが、屋根用は2700を垂木に直角に止めつける、面戸の有無を問わず1.6倍の水平構面なります。今後壁と同じような施工方になる、垂木落とし込みの工法だと壁と同じ位の認定が確保できると私は思っている。販売される会社が垂木落とし込みの屋根認定をとってくれる事を大いに期待している。屋根が変形するのは、面戸から壊れて変形する。面戸がないのは構造的利点である。

 アミパネルの価格は2種類ともほぼ同じ価格で、地域による価格差はあると思うが1枚6000円程度である。屋根を構成する費用は、木材費 通気垂木 ルーフィング材 防風層 棟換気材料 面戸を含む大工手間 板金など、それらの取り付けの費用が必要だが、1枚当たりは高いと思うが、網パネルを使用した場合トータルコストは下がると思う。

64954370 お客様にとっては、通気や屋根の劣化対策に多額な費用がかかることは、好ましい事ではなく、又知識の少ないところだ。実際劣化、雨漏り、結露を起こすと、その修繕に多額の費用が発生する。

 雨漏りは10年以内であれば、瑕疵担保保険での対応することもできるが、結露はお客様持ちの費用になる。瑕疵担保保険は10年、雨漏りは10年を超えて発生することも多いと思う。

結露は新築後すぐに発生することが多い。そのような事態を垣間見ると、お客様の驚く姿が目に浮かぶようだ!

 お客様にとっては、まさかの事態である。有効な通気は、壁体や屋根の温度を下げるので、劣化を防ぐことにもつながる。『断熱層の空気は動かすな、通気層の空気は温度差を利用して風速早く積極的に動かせ』が私の家づくりの概念である。写真のような複雑に見える事を行うのは、お客様のまさかを避けるため『何事にも通気を優先する』からだ。



 ◇実践している屋根の通気のメカニズム

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 通気する土台水切りは、使われていると思うが、そこから何事にも優先して通気を屋根に誘うわけだが、断熱層の外部側には、防風層を設置する。写真の屋根は3m幅のタイベックシルバーを使って行っている。これは遮熱の効果を狙っているのではなく、劣化を少なくする目的で使っている。

 この現場では、壁は3mのタイベックで施工している。出来るだけコストを抑えるために、屋根はタイベックシルバー、壁は防腐処理するところは、タイベックシルバー そうでないところは一般的なタイベックで行っている。

屋根のタイベックシルバーは2次防水の役目もすると考えている。






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防風層の上から網パネルをはる。壁の通気層からの空気はこの網パネルの中に誘っていくという考えである。


















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その上から改質アスファルトルーフィングを貼る。

これが1次防水で、この上にこの現場では、ガルバの縦ハゼを直接貼る。

屋根断熱の厚みはCF250mmである。















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 広島にはカンザイシロアリもいることから、その侵入も防ぐようにステンレスの網戸の網を使い、軒先の通気にして4方向、何処からか負圧側に引っ張られて通気が有効になると考えている。

 その場合、棟換気はとりつけしていません。切妻屋根、寄棟屋根の場合で棟換気を取り付けるときは軒先の通気部材は無くても良いとしています。ただしカンザイシロアリを考えると、ステンレスの網を張ることを勧めたい。

 ほぼ気温の土台水切りから温度の高い屋根に通気を誘い、軒先換気か棟換気で通気の空気を輩出するという考えだ。排気を有効にするのは、あくまでも負圧側に引っ張られて空気が抜ける事と、温度差による上昇気流を使うことが有効であると考えているからだ。

 屋根材の止水効果が高い事もあり、改質アスファルトルーフィングで下地材としては、十分だと考えている。又当方はシングル屋根も、ガルバの縦ハゼも、瓦の屋根も改質アスファルトルーフィング下地であるが、新築ではトップライトからの雨漏りは時々するが、その他の雨漏りは無いからだ。トップライトの周りは、自己粘着のアスファルトルーフィングをトップライトの上端から軒先までそれで施工している。天窓は大好きだが、雨漏りは怖いのである。


◇難しい下屋回りのおさまり

案外下屋回りや庇がある場合通気層がその場所で途切れる場合があるが、壁側の通気層を優先します。

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庇であれ、軒であれ、通気層をまず設置して、それに庇や後施工の箱軒を取り付けるようにしている。

庇で通気を優先するという考え方の場合、通気胴縁の上から庇をつけることが効果的だ。写真の例は後施工の軒先だ。

 屋根の網パネルに壁の通気がつながる例です。垂木を施工した場合、壁の通気は壁で、屋根の通気は屋根だけで完結しやすい。その場合、前述していますが、温度差の無い通気層になり、風速の早い通気にならないと思う。

 私が狙っているのは、屋根と基礎付近の土台水切り付近の気温と温度差を利用した風速の早いアクティブな通気である。実質網パネルは9ミリの杉板を3枚クロスに重ねているので、有効な通気層は9mm〜27mmの間になるので、屋根に誘ってこそ網パネルの通気はアクティブに動くのだと思う。隙間は小さくとも温度差があれば通気は、元気に動く。

 そして夏型結露は壁体内の温度が高くなった時、それは顕在化する。通気の役目は壁体内の温度を下げ結露を防ぐと共に、夏涼しく過ごせる家へ、近づく一つの工夫だと思う。

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 下屋の施工では。防風層、通気層、の区分けは結構問題になる。下屋を受ける木取を止める前に通気垂木を優先する。

 写真がそれになるが、防風層の上から通気垂木をうちそれに木取を止める事によって土台水切りからの通気を屋根にまで誘うことを可能にしている。















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構造合板を下屋部に貼った写真であるが、壁側の防風層から通気胴縁による通気が、有効になっていることが解ると思う。

これが私の言う、『通気は何事にも優先する』という考えだ。














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 そののち、一時防水になる防水紙モルタルラミテクとを貼り、ラスを貼りモルタル下地となり様々な材料で仕上げている。

 モルタル塗りの場合、以前上棟後 構造用合板+防水紙+グラスウール100mm付加断熱+通気胴縁+ラス板+モルタルラミテク+ラス+モルタル下塗り+仕上げ塗を行っていて、2人の大工さんは上棟後外に出てから、ほぼ1か月、外の仕事をしていました。

実際の仕事の振り分けを細分化して今の工法に行きついた。







 通気は通常の通気でも通気優先は成就する

5e34e244 かなり古い施工の写真であるが、この現場はサイディング外壁であった。今はサイディングを選択することは、あまりなくなった。

 片流れ屋根であったが、棟換気を付けた。

 アミパネルでなくとも、写真のように箱型の庇を制作してそれに先行して通気胴縁を付け柱・間柱に所定のビス止めすれば通気を妨げることはない。この面は西日がダイレクトにあたる面であったので、通気を優先することを思いついた現場である

 庇 箱軒は針葉樹合板で行うことが多いが、その取り付けのビス止めは、構造計算から導いでください。積雪荷重の必要な所はそれも加味して、風は吹き上げ 吹き下げ共両方計算してください。単純な計算なので、構造計算できる方であれば容易に出来ると思います。ビスのめり込みの計算も付加してください。それにはワッシャも有効です。

◇最後に棟換気が有効でなかった時、どのような現象が起きたか

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この現場は、私がカオル建設蠅鮃圓辰討い燭箸、会社の前に新築させていただいた現場だ。施主さんには高気密高断熱の話は一切せずに請け負った。黙って高気密高断熱でつくった現場だ。カオル建設蠅論橘未3階建てのRC造である。

 2017年5月30日に当社の社員さんが、社長S邸の2階の小屋裏がすごく暑いですと言ってきて、そんなはずは無いと私は言いましたが、実際に2階の小屋裏にあがると、その小屋裏は40℃ぐらいになっていた。

 ありゃどうしたのと、色々調べてみると、棟換気から、ほぼ空気が抜けていない事がわかった。棟換気つけているのになぜと疑問に思い、それを外してみることにした。




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 棟換気を外した途端に温かい空気が出てくるのがわかった。色々検証すると、雨が入らないように立ち上げている、板金が棟換気の穴をふさいでいることが判明した。





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結果、棟換気全部剥がして、水返しの板金を水下側に折りまげて、新しい棟換気をその上に取り付けて板金を復旧した。









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その結果40℃あった小屋裏は28.9℃になった。

この小屋裏の下には天井断熱のグラスウール210mm 防湿フィルムがあるので、小屋裏換気が効いていないときの40℃の温度は室内では、かなり希釈されるとは思いますが、これから夏に向かうと、屋根の温度は80℃近くなる、それを考えると一寸ゾットする。

 いつもお願いしている、板金屋さんに、棟換気がほとんど通気されていなかったよと話すと、社長どこでも同じ施工している、マニュアルにも書いてある通りにしたと、見せてくれた。即座に私は、何処でも同じことになっているよと答えた。私には雨漏りを防ぐことも、土台から屋根や小屋裏に誘う通気もすごく大事だと、怖い顔で優しく伝えた。

 通気層も一つ間違えれば雨漏りにもなる。窓も劣化すれば雨は漏る、棟換気も一つ間違えれば通気されない、雨も漏る、天窓も劣化すれば雨は漏る、基礎断熱もカビの生える恐れはある。シロアリも虫も色々な奴がいっぱいいる。エアコンやトイレや24換気は壊れるものである。そういう微妙な事に対処するのが、我々建設業ではないかと、私は思っている。

 以上の考えは衣川個人の経験から来る考えであり、その上伝え方が下手でごめんなさい。又放射温度計の放射率は0.8でいい加減な温度であることは伝えておきます。単なる温度差比較であるとご理解ください。建築は奥深く地域差もかなり異なる。私のこの例は単なる広島の一例であると、お考え下さい。日射取得も日射遮蔽を含め、地域にあった窓や庇の選択、そして地域にあった結露を防ぐ施工をすることが大切だと思っている。
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 2024.01.15博多で行われた新住協中四国九州支部の研修会の模様を、本気で参加された皆様の写真をいただいて記事にしています。毎回ですが、バスの中でも講習会でも懇親会でも集まった会員の皆様は白熱教室になっています。
 写真は中型のバス内ですが、その中は、中四国から集まられた方と、地元博多の案内をしてくれる小山さん達で一杯です。私には顔見知りの方が多くおられますが、少しわからない方もおられます。



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 鎌田先生は、私より若干年齢は上ですが、頭脳の衰えはなく、新しい発想にもあふれています。国の決めた政策よりもいつも施主さんの望む寒くなく暑くなく、家の中どこにいても、省エネで快適に暮らせる家の作り方に生涯をかけて新住協の代表理事を務めておられました。

 現場に行かれても、無駄なことは無駄、必要なことは必要、デザインの良くなることは、改善の提案をされます。国の提示の間違っていることも教えてもらえます。

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 昨年代表理事は久保田さんに譲られましたが、未だ健在で、新住協では今回、九州支部が立ち上がると思います。支部活動は、会員の建設業者さんが包み隠さず情報公開しながらスキルを高めていくというのが、新住協スタイルです。

 膝の痛い私は、テーブルに座り膝を休めております(笑) 元気な若い人の仲間入りも画策しています(笑)





419582731_2595736723919660_8390890682950185617_n 九州支部が立ち上がると、寒地とは異なる地域差がありますが、そこを情報公開しながら、会員同士が高断熱の様々なスキルを高めることが出来るようになります。日本中で新住協の会員が沢山おられることが、私自身の大きな力にもなっています。
 勉強会でも大勢の参加者で、エコワークスのセミナー会場は満杯でした。中国 四国の各地から集まられた会員とこれから立ち上がるであろう九州支部の会員の方がおられます。 後ろの方にはエコワークスの設計の方もおられます。皆さん真剣です。

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 小山さんは太陽光発電を踏まえて、LCCMの国の動向やこれからの事をお話くださいました。  彼はそのことを、エコワークスの経営戦略まで落とし込んでおられるのが、私には、実務あっての経営戦略という観点から嬉しいく思いました。
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 本当の勉強は、写真の夜の懇親会です。私も小山さんに質問させていただいたり、初めて鎌田先生にお会いになる方々は、先生は質問攻めになっていました。  各地から集まられた、建設業の中小企業が集団になっているのは、私にはすごく嬉しく感じる時間です。 私も北海道を中心に各地で無料で様々な家づくりの勉強をさせていただいてきました。


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 鎌田先生は、私より少し年上ですが、とてもお元気です。懇親会場でも頭の回転も速くて、どんな質問にも応えていただいています。

 これから九州支部が立ち上がると思いますが、寒地とは異なる気候風土の中で、高断熱、高気密 床下エアコン 階間エアコンなどの暖冷房システム 換気のシステム 木造の耐震対策 除湿対策 通気を含む暑さ対策 カビ対策 コストカットの手法等 沢山の事を解決することも必要になると思います。   これからを担う若い方と話していると、私は自然に笑顔になります。今からの久保田代表理事の新住協もたのしみです。「若い人へ」住宅に関わる仕事は、地域に根差した工務店・建設業者は地域と共に成長していくのが理想です。税金も 雇用も 家づくりの様々なノウハウも、地域に還元するという考えは、持ってほしいと思います。私は工務店・建設業は地域に根差すものだと考えています。

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 カオル建設の業務を止めグリームプラスという個人で新たな業務を始め一年以上になりました。
 新築工事や大きなリフォームは、これまで仲良くさせて頂いた建築会社さんにお願いして請け負いをして頂いています。私が出来ることは、小さな工事であって、私の出来る範囲の仕事を少しゆっくりとさせていただこうと思っています。

received_924813625738813 そんな中途半端な考えですが、年間を通して、これまでのお客様と仕事を通して、関わらせていただきました。本当にありがたい事だと思います。

又今年度は、徳島県 香川県 大阪府 東京都 石川県 青森県 宮城県 島根県 鳥取県に訪問することも出来ました。その土地の気候の差も実際に顕著に差があることもわかり、特に青森県では青森市 むつ市 八戸市の気候の差が想像以上あることも体験しました。

東北地方に行けば広島市と異なり、雲が低いのも気候の差から来るのかなと感じています。日本海側と太平洋側の気候の差の違いも実感して、日射取得の重要性も体感させていただきました。

体は壊れても未だ進化の途中、その様な一年でしたが、本当にありがとうございました。
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和小屋の軒の木組み考えてみました。
その私のFBの記事を添付しています。

古民家の木組みの木造で作る予定ですが、外観はスッキリです。
私のこだわりの面戸の無い屋根構面に和小屋の軒を造ります。かなり斬新かな(笑)

何日も考えていますが、まだ完成形ではありませんが、プロセスを楽しんでいます。
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私のFBに「建築と木材の事」を書きました。
添付していますので、建築と木材の事に興味のある方は下記からご覧ください。

衣川のFB


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 2023/11/16日に新住協関西支部で活躍されている、 大阪のダイシンビルドの清水さんを招いて「住生活の変化に対応できる家の会」のセミナーを開催しますた。

20231116_162212 私がお願いした内容は大阪の工務店の仕事術と題して、「住宅の設計と庭と人材育成と」でしたが、タイトル通りに的確な内容で、建設業を営む方に参考なることを沢山話していただきました。特に人材育成に関しては、広島の工務店の方の興味のあるところのようで、皆さんの一生懸命聞いておられました。
 私自身も色々質問をしようかとも思いましたが、時間いっぱいに参加者さんからの質問もあって、清水さんの実務から滲み出る話が聞けた。


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 私と清水さんは、新住協の理事会を通して、年に何回かあって話をしているが、彼の生きる知恵という面で感心することが多かったが、セミナーの講師をお願いして、やはり本物の生きる力を備えている家づくりの実践者だということを再認識した。




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 私の考えたサブタイトルの「住宅の設計と庭と人材育成と」の最後の人材育成というところでは、具体的な社員さんの育成・評価という部分や大工さんを育成するマイスター高等学校の話には、彼の知恵と行動が滲み出ていました。






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 彼の工務店の経営者としてのマナの話は、どんなコンサルタントの話よりも説得力があり、魅力がある。清水さんに来てもらって本当に良かったと思いました。
 広島市には6本の川が流れているが、7本目の川に清水さんを案内することもできて、そこにも大勢の人が集まって、太田川より大きな川の流れを感じた。
 清水さんありがとうございました。
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 20年前に作らせていただいた、ウッドデッキの不朽菌の点検を兼ね、その有効なメンテナンスの方法をお伝えしようと、既存のウッドデッキ材のビスを数枚抜きました。かなりおどろいたのですが、表面は紫外線によって少しざらついた木目という感じでしたが、剥がした下の大引きには、腐朽の後は全くありませんでした。


 ウッドデッキの目地の部分から透過した紫外線の影響で大引きの色は変わっていますが、デッキ材の下は新築時の木部の色も現れました。

抜いたビスの穴に白い所があるのは、白い防腐塗料をいれたものです。このビス穴に防腐剤を入れる方法をお教えしようとビスを外してみました。
 










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デッキ材の下は、日焼けしておらず、元の木材の色がありました。








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←この写真は、新築時のウッドデッキの施工の写真です。当時を思えば、材種はイペかジャラだったような気がします。そのような南洋材は、私はアイアンウッドと呼んでいて、ウッドデッキ材としては、日本の杉や桧より劣化が遅いと言われるウッドデッキに適した材料です。しかし最近はそれが高額になっていて使いにくくなっています。




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今回抜いたビス穴に注入しようとした、防腐剤を含んだ水性塗料ですが、木材に劣化をもたらす腐朽菌の存在が見られないため、私の考案した方法は、今回は何も役に立ちませんでした。それより、ステンレスのビスを抜いたのですが、今度改めてそれをビス止めするときに数本折れてしまいました。私の考案した方法を行うときは予備のビスも必要だと分かりました(笑)

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←写真は以前10年位で、腐朽菌にやられて、朽ちてしまったウッドデッキに繁殖していた白色腐朽菌です。

写真のようにキノコのように繁殖して、木材成分を食べて朽ちさせていきます。木材の強度は殆どなくなります。






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この写真はビス穴から浸透した雨水が褐色腐朽菌を発生させ朽ちていったものです。手で触るとボロボロ茶色の木くずがとれるような状態で、木は相当に劣化しています。







下にこの朽ちたウッドデッキをやり替えるときに書いたブログをリンクしておきます。
ご興味のある方は下記をクリックしてごらんください。

 朽ちたウッドデッキをとり替えた2018年2月27日の私のブログ
をリンクしておきます。


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木材は、押すも引っ張るも曲げるもある程度の強度はありますが、その継ぎ手は引っ張る力や曲げる力は弱くなりやすいです。現在はそれを補強する目的で、金物が取り付けられていますが、在来木造を研究するところでは、古民家の構造を解析されて、金物を用いない工法も見直されています。

私も、古民家の新築の設計に関わっています。


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←この写真は、木製梁の補強をした写真ですが、私独自な考え方で木の梁を柱に接合しています。梁の抜け防止用のレンコン金物を使っているものです。12.1KNの引き抜きに耐えるものです。リフォームでは木材の仕口を造ることは、むつかしく大入れにしています。それに廻り縁カギの柱の断面欠損も針葉樹合板24mmと根太ボンドで補強を行っています。



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←写真は梁丸太の左側に金輪継されているもので、その金輪継の上にかなりな荷重の柱が乗っていて、その荷重で継ぎ手が開いていたので その補強に30KMのホールダウン金物を両面に補強したものです。合わせて60KNの補強になっています。約6t弱の引っ張る力に耐えます。




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 この梁の継ぎ手は構造の研究家の田原さんが考案した十字目違い継ぎ手という継ぎ手+60knのフォールダウン金物を両面に2個取り付けしたものです。この継ぎ手の部分はは梁の木材の強度より強くなっていて、ここから梁が折れることはないという継ぎ手になっています。

 田原さんは4mの材をこの方法で梁の真ん中で次ぐと8mのスパンでも飛ばせると考えておられます。山の木は4mで切って搬出することが可能で、この仕口を使うことで8mのスパンまで飛ばせるという考えで山の木を運びやすくなると考えておられます。


2023年1月23日の私の書いたかなり特別な構造とタイトルしたブログですが、リンクしておきます。本当に特別な構造ですが、実際に成り立っています。





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写真は、私の得意技の28mm針葉樹合板の箱軒をビスで止めているものです。

ビスは木材が収縮してもその引き抜き力が落ちるものではないと判断していて、又収縮し難い針葉樹合板を使っています。


私は劣化を考えて、通気層は屋根まで出来るだけつなげるように考えて屋根の庇を後付けにしています。

又やねだる木は面戸の無い落とし込み工法は、実際に水平構面の変形を防ぐ役目は大きくなると考えて、後付けの屋根を考案しました。







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最近のビスの剪断力も引き抜き力もアップしていますが、引き抜き力の大きい所はホールダウン用のビス+ワッシャを使って締めています。








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北総研のビスの引抜耐力の計算式を書いたものです。













Q&A 先月の技術相談から ビスの引抜耐力 性能部耐久・構造グループ 戸田正彦_page002






このような方法で引き抜き耐力を計算して安全を確保します。

ビスにしても、ホールダウン金物にしても、その長期、短期の耐力は明示されているので、それを検討して使うようにします。

単純な計算ですが、必要な項目です。


私の場合は、木の弱い部分はボルトやビスで補強して、木の加工しやすいとか、人にやさしいとかの部分はそれを生かし、適材適所に長所を利用しあう関係が良いと思っています。そのように考えるとトラスや金物の使い方も良い方向に助け合うということになると思っています。
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20231010_145059 写真はこころの住宅地の中に立つミヨシ産業さんの事務所棟の写真ですが、CLTを使った、トラス構造ですが、とてもトラスト思えないフォルムを醸し出しています。

 トラスの下弦材は鉄筋とCLTを組み合わせたもので、一見トラスとは思えませんが斬新な発想のトラスです。設計はハフニアムアーキテクツ(福山弘構造デザイン)です。

トラスの中央部はトップライトが仕込んであり、まるで折り紙のようなトラス構造です。

拝見した時はこんなトラスの作り方があるのだと驚きました。

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 同じ設計者の福山弘さんの倉庫棟のトラスです。素晴らしい感性で構築されているトラスとCLTで構成されている耐風梁が棚板のようになっていて、美しいと感じます。

 若干ひ弱な感じもしますが、よく考えられている構造だと思います。

 これからのトラスを進化させる要素が沢山潜んでいると感じました。











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 大阪の藏家さんの自社の作業場のトラスです。なんとこのトラス、女性の大工さんの手刻みだそうです。私は居藏さんのFBを観て実際のトラスの姿を観てみたいと思って訪問しました。

 広島のプレカット、構造計算をお願いしている人と私との3人で訪問しました。

 私がトラスに興味を示している理由は、木造はS造やRC造に比べて基礎が小さく、建築から、解体されるまでの費用を鑑みると、手間のかかるトラスにしてもトータルのコストは安くなり長いスパンがを確保することが可能になると思っているからです。実際この複雑な円形になるトラスで長いスパンが飛ばされています。

この設計は、大阪の新住協の会員でもある多田さんの設計です。

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 車が侵入できる、荷捌き場のトラスです。
よく考えられているなと、そして綺麗だなと角度フリーのトラスに感心しました。

意匠性と耐震性の両方を兼ね備えた工法だと思います。







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 耐風梁を兼ねる構造の柱です。良く考えられていると思います。多田さんすごい。

 まるで昔の木造の体育館のようなフォルムです。現在でもこれを手刻みで行う大工さんがいるのには驚きです。それも女性の大工さんだと言われてました。角度フリーのこのトラスを造るのに、一体何枚の原寸図を描いたのかなと思います。

 私も、少しむつかしい個所は原寸を書き仕事しますが、全部が難しい仕口なので私の経験からすると本当に沢山の原寸図を描かれたのだと思います。







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この建物をよく見ると、要所に通しボルトを仕込んでいました。仕口が離れないように、引っ張っているボルトだと思います。

技が本当に細かいです。








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 私にとっては興味深々の所が沢山あるので、かけられている梯子に上って、しっかりと観察させていただきました。

 こういう仕事は私の興味をそそります。結構好きですね(笑)

 私の知らないうちに、居藏さんのカメラにおさめられていました。

 将来的には、色々なトラスを、構造計算して、成就するようにしたいと思います。同行した構造計算をしてくれる方も、今は出来ませんがプレカットでも出来るようになるでしょうと話してくれました。


 私の夢は、大スパンの木造の倉庫や木造の商業施設が出来るようになれば、木材の消費量も増えて、そこに関わる人の雇用も確保できるようになり、地域の人の働く場も増えると思っています。コンビニも木造にすることは十分可能だと思います。

写真のようなCLTや木造のトラスは。経済重視というよりは、地域の活性化をはかることを、政治の目標にしてほしいとも思いますし、トラス構造が頻繁に行われるようになれば、地域経済の活性化に大きく繋がると夢を見ています。











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 米子で行われた素人向けのトラスの構造体験会ですが、構造計算を行ってくれる木構造建築研究所の田原さんによる木構造の体験会の写真です。

写真の手前が、単純なトラス組で、足元にブロックが積んであるうえに大勢の人が乗って単純梁のたわみを計測している写真です。約30mm位たわみました。

たわみの限界を超えると、折れて破壊されます。


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←写真は、最も簡単なトラスで、写真のようにたくさんのブロックを乗せて、たわみの計測をすると、まったく下がっていませんでした。

 この一般の方を対象にした実験は、地元の檜の強さを体験してもらう為に開催されています。

トラス構造がいかに強いかを表していると言えるでしょう。田原さんいわく、金物は全く使わないトラスだそうです。











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前の写真の反対側から撮った写真ですが、たくさんのブロックの上に乗れるだけ人が乗った写真です。

この状態で下弦材たわみ(下がった量)を計測すると、たわみは0ではなく1mmぐらい上に上がったそうです。


この上がる現象は、私にはよくわかりませんが、午前中の実験では1ミリぐらい下がったそうです。トラスに荷重をかけることで反発するような何らかの力が働いたか計測の誤差かなと思いました。

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←写真は昭和29年 1954年に新築された建物を、リフォームした時のトラスの写真です。すでに69年過ぎています。リフォームの工事の時は、木がやせてボルトで挟んだ仕口の所のボルトは、緩んでいましたが、特に構造には問題ないようでしたが、緩んだボルトは増し締めしました。

 木はやせるという欠点がありますので、ボルトで締めた場合は、数年後に増し締めしたほうが良いと思いますが、少し緩んでいても構造の上では大きな問題を生じさせるような現象は無いような気もします。

 木がやせる現象は、木の性質上仕方ない事なので、ボルトで締めるより、ドリフトピンを木に打ち込む、ビス止めの方が木のやせへの影響は少ないと言えるでしょう。

 木材は三角形に組むと、力は分散されて、変形を防ぐような力が発せられます。それがトラス構造の原点になると思います。

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 当方が2004にシアトルに訪問した時の、アメリカのツーバイフォーのギャングネイル仕口のトラス写真です。

 アメリカの住宅は複雑な屋根が多いのですが、ギャングネイルを使った、トラス構造の屋根がとても多くつくられています。残念ながら日本ではギャングネイルは使われることは殆どないです。

私はこれからは、日本でも木造のトラスが日の目を見るような時代を感じていいます。次回は現在行われている、少し斬新なトラスを記事にしようと思います。
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 前のブログで書きましたが、新住協の青森総会勉強会は私にはもう二つ楽しみがありました。一つは国士舘大学のレスリング部の同級生が八戸にいるので、彼に47年ぶりに会えることでしたが、彼は会える2日前にコロナになってしまって、日が暮れてから、私が宿泊したホテルの横のコインパーキングで、会ってマスク越しに話をしました。学生時代は怪物のような体の持ち主は、普通のおじさんに、私は杖を突くおじさんになっていました。我々の時代のレスリング部は、オリンピックへの出場者も多数で、オリンピックチャンピオンもいた時代で強かったよねとおじさんの話は尽きませんが、彼はまだコロナで寝ていなければならい期間であるので、30分ほど話してバイバイしました。それでも会えて話が出来ただけでも良かったです。


20231007_134519 話は前後しますが、写真は上野(ウワノ)さんの自邸件家工房という建築設計を行う事務所ですが、八戸にあることから、彼のフェイスブックでぜひ一度訪問してみようと思っていた平屋建ての建物です。

 私が興味を持ったのは、彼は設計事務所を営みながら、このパッシブハウスの認定を目指してDIYでほぼ自分で施工して造られています。
南面の窓は佐藤の窓(木製トリプル窓)彼はこの家で一番お金がかかっているのは、その窓で、それは盗られることはないので安心だと話してくれました。上野(ウワノ)さんは、フェイスブックでご自宅兼事務所の施工の様子は彼のフェイスブックで綴られていますので、リンクしておきます。DIYやパッシブハウスにご興味のある方はご覧ください。

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 総会の2日目の見学会の後、新青森〜上野さんの八戸まで新幹線で二駅ですが八戸まで行き、彼が駅まで迎えに来てくれました。

 上野シェフの煎餅汁です。私はそれを食べたのは初めてです。また尾崎さんが持ち込みした料理、半分青森ニンニク、半分手羽中の煮込みは絶品でした。ニンニクの消費は青森はとても多いようです。5株ぐらいのものが1000円ぐらいで売られていました。広島では倍以上するでしょうね!

その日は、夜中2時過ぎまで、煎餅汁 手羽中のニンニク煮 その他一杯のご馳走と旨いワインに旨い酒に建築談義に花を咲かせました。

 上野さんと、話して彼の生きざまや哲学ようなものも伺うことができて、彼の行動の深層が理解できるようになりました。むつの菊池さんの洗練されたデザインと施工のパッシブハウス、上野さんの日本一笑うDIYパッシブハウス、まるで異なる考えで建設されているパッシブハウスですが、私は妙に納得できました。

菊池君温度湿度冷房需要

青森 むつ 八戸 菊池さん制作の暖房需要 冷房除湿需要の表ですが、その違いは明らかで、青森に住むなら、暖房 冷房除湿の需要も最も少ない暮らしも出来るのは八戸であると分かりますし、本当に気持ちの良い、別荘地のような感覚もありました。





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 種差(たねさし)海岸に上野さんが観光につれて行ってくれましたが、とても気持ちの良い海岸で、ウミネコも 子供連れ家族もも、仲の良い夫婦?その前の二人? そういう人たちがのんびりと、波の音、風の音 揺れる芝とその匂いなどに癒されているなと感じました。

 私の影武者も座りこんで楽しんでいました。

 それにしても、むつと青森と八戸の気候の違いに少し驚きました。青森の林さんから、青森とむつの気候は違うとは聞いていましたが、そのすべてを体験したような気がします。まだ日本海側は体験していませんが、秋田のような気候なのかなと思います。

 青森県であっても、地域による気候の差に対処した家づくりは必要であると思いました。青森の気候の差を体験し、DIYで日本一笑えるパッシブハウスを実現しようとしている、上野さんの生きざま、菊池さんのように評価されているパッシブハウスも素晴らしいですが、両者は計りに かけれるのもでは無い事がよくわかりました。

両方拝見して本当に良かったと思います。広島から遠い青森ですが、秋でもじめじめした湿度の広島から、もう一度行きたいと思う青森でした(笑)
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 新住協の総会勉強会は青森市 むつ市 私の個人的に八戸市の3市にも行くことが出来ました。私の大学の同級生が八戸に暮らしていることもあり、ほぼ半世紀ぶりに会えるのを楽しみにしていました。が彼は会える前の日にコロナにかかって、夕方の外の駐車場でマスク越しに少し話をするだけになりました。それはとても残念なことでした。会えただけでも、よしとします。

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 総会の様子は前回のブログに書きましたが、総会の次の日は、むつ市の菊池組のパッシブハウスの見学会に参加してきました。大型バスの補助席もいっぱいになる参加者でした。新住協の総会の次の日の会員の手がけた建物の見学は会員の楽しみでもあります。コロナ禍でもその参加者はの1/4以上はむつへの見学会参加でした。

 青森市からバスでむつ市まで相当な距離をかなりな突風と時々ふる雨の道中を楽しみながら、菊池組の菊池さんの自邸に訪問しました。

 杉の板の外壁、軒の出の無い彼の自邸には、薪ストーブの煙突も存在感を醸し出していました。軒、ケラバの出がないのは、杉板外壁の色むらを発し難くすることを考慮したのでしょうね。

 建物に付属するガレージが、建物の外観を引き立てる役目もしていました。菊池さんは、建物を美しく見せる手法を身に着けている人だと感じました。

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 あまり多くは、お見せすることはできませんが、外部も内部も隙の無い洗練されたデザインと施工力をお持ちだなと感じました。50名を超える参加者は、隅々までご覧になって、埼玉の佐藤工務店の佐藤さんは、菊池さんの弟さんから、施工図の原本を見せていただいたと私に動画も見せてくれました。

 新住協の会員には、余すことなく情報を公開してくれる素晴らしい習慣が根付いています。


received_924813625738813 長い見学の後には、参加者と記念写真も撮りました。
青森市からむつ市は広島市から福山市ぐらいの距離だと感じましたが、冒頭にも書きましたが、すごい風と時々ふる雨でしたが、見学の時だけは晴れて、広島市とは違う、低い雲も拝見できました。写真のような低い雲は広島市では、見ることは無いと思います。

 日射量は少ないむつ市ですが、南側の日射取得の窓は外壁面積の50%以上はあると思います。




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 もう一軒見学させていただきましたが、お施主様は在宅で見学させていただきました。日射取得に拘ったお住まいで、南の一番良い場所には、機能的なウッドデッキも配置されていて、暮らしておられる方と少しお話させていただきましたが、日射取得もウッドデッキもプランもとても満足されているようでした。容易に想像はつきますが、冬のむつでもほぼ無煖房で暮らしておられると思いました。

 家づくりは、その地域 地域で条件は異なります。積極的な日射取得をし過ぎると、夏の暑さが増す地域もあり、むつ市のように日射量の少ない地域では、夏の日射遮蔽をあまり考えなくても良い地域もあります。

 まさに地域の特性を生かした家だと思いました。広島市では、広島市に気候に適した家づくりが必要で、むつ市ではむつ市に適した家づくりが必要です。それに準じて暖房計画や断熱計画も変化するべきだとおもいます。

青森県という地域は、太平洋 日本海 そして陸奥湾という3つの大きな海に接していて、津軽海峡もある気候の差がずいぶんある地域です。日本の中でも気候の差の最も大きい地域と感じます。

菊池さんの思いのこもった素晴らしい住まいですが、各地の方が、菊池さんの建物の良い所を安易にまねるのは少し疑問に思います。学ぶべきことは、菊池さんのようにその地域に即した設計を行うことだということだと思います。
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 日本は寒いと感じる処は北海道から九州まであると思いますが、その寒さの度合いや、湿度の度合い風の吹く方向や強さ、日射取得の多い所 反対に少ない所など様々だよなと思って、引退気味の私は時間と費用の許す限り全国を回わろうと思っています。

20231005_135748  今回の新住協の総会は、青森支部が受け持ってくれて、コロナ後の久々のリアルな開催になりました。日本海 太平洋 陸奥湾の海に囲まれている寒地がどのような気候なのか? そこでどのような家を新住協の会員が建設しているのかが、興味津々の私ですが、仙台まで飛行機で飛び、東北新幹線で新青森、青い森鉄道にて会場の青森市、浅虫温泉海扇閣入りしました。

 実は前乗りの理事の泊まるホテルは青森市内のホテルでした(笑) 海扇閣で打ち合わせされていた方とばったりお会いして。青森のホテルまで車でドライブも出来ました。

 広島からの行きも帰りもかなり長い道中でつかれましたが、とても有意義な総会&研修会になりました。会場は青森の遠い地であることから、参加者は少ないであろうと想定されていましたが、想定以上の参加者で、申込みしても参加出来ない方も多かったようです。


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 懇親会は津軽三味線から始まり。とても多くの全国からの参加者で、コロナ前の賑わいに一気に戻ったようです。     全国の工務店の仲間も今回集まることが出来たことが、起爆剤のような感じかなと思わせるように、とても活発に意見交換されていました。

 今回、理事に推薦され、西方さん、白井さんの2名が選任されました。理事も12名に増えて楽しくなります。

 北海道住宅新聞の白井さんは、札幌でもエアコンが必要になってきて、蒸暑地からも学ぶことが必要だと話してくれました。

 私が高気密高断熱の取り組みを始めたのは、十勝のホーム創建の阿部さんのおかげで、その時に新住協への加盟を勧められました。十勝の総会からほぼすべての総会には参加しています。リアルで始まる。総会&勉強会&懇親会は、本当に楽しいと思います。


菊池君温度湿度冷房需要 冒頭で書いた、全国の気候の違いを肌で感じて、そこでの暮らしを知るために、出来るだけ全国に出向いている私ですが、むつの菊池組の菊池常務が示した関東以北の地図では年間の暖房需要/年間の冷房&除湿需要がkwh/aで示されていて、実際の気候の差が分かる指標にされています。

 私の場合は感覚的にとらえ、家の建て方とかの聞き取りでそれを判断することが多いのですが、この表ではむつは札幌よりもエネルギーがいることが分かります。同じ青森ですが、青森市 八戸市を比較することも出来ます。太平洋側の八戸は、日射量も豊富で、晴天も多いだろうと分かります。青森で一番住みやすいのは八戸ではないかと思うのと、実際も晴天時には、自然もいっぱいで、気持ちよく湿度も程よい環境でした。まさに青い森と青い海という感じです。


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 又写真の種差海岸の芝生の海岸には、八戸の家工房のUwano(上野)さんが、私の為に一日仕事を休んで連れて行ってくれました。

 写真の芝生の海岸では、家族ずれや、ペットを連れた方々も気持ちよく座り込んだり、駆けっこしたりして楽しんでいました。

 激しく打ち寄せる波の音  透き通った空気と流れる雲  芝生の臭い  すこし遠くで木々が揺れる音  ウミネコの声  子供たちが楽しそうに遊ぶ姿を眺めると、本当に八戸は気持ちの良い場所だなと思いました。そして八戸の雲の低さが私には、印象的です。

 写真は私が座って南の海を眺めている影です。(笑) 
上野さんには感謝です。

 次回は菊池組さんのモデルになる建物の事 家工房の上野さんのDYIで建設中のパッシブハウスの建物事を少し書こうかと思います。



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地震が起きると、建物は変形しようとします。その変形は基礎は地盤沈下や浮き上がりをします。壁は地震の加振の方向に左右に変形し、床は水平方向に変形しようとします。その時に重さが作用して、持ちこたえられない変形が起きれば崩壊します。建物重量 屋根の重量 壁・屋根の変形に耐える耐力 地盤の耐力 建物の重心のバランス、様々なものを考慮して構造設計されます。

02アミパネル屋根

←写真は私が最近よく使っている、秋田の相澤木材(今は存在しない会社です)さんが網パネルの水平構面の耐力を公益財団法人日本住宅・木材技術センターで試験をした時のものです。
 垂木は45×150の試験体で、面戸も同サイズです。この試験の結果網パネルの屋根の水平構面の体力は1.6倍になりました。
 私はこの試験の写真を拝見して思ったのは、地震時には屋根は面戸から釘抜け変形そして垂木の浮き上がりという順序で変形していくということです。一番弱いのは面戸の部分だと思いました。
 今は一般的になっている、床の水平構面は厚物合板を直接釘打ちする構造がほとんどだと思のですが、これは面戸の無い方法で床の水平構面は釘の打ち方にもよりますが4倍にもなります。この面戸の無い方法で屋根を構築できると屋根の水平構面の体力は、大幅にアップすることが期待できると思いました。
 垂木の高さも出来るだけ低いほうが、地震時は強固になるでしょう。そのような考えの元、屋根垂木はすべて落とし込みにしています。そして屋根の場合通気層と結露しがたい、野地板が理想です。屋根の劣化を防ぐ方法はいくらでもあると思いますが、建築関係の方はどのようにお考えですかね? その様な考えで、最近行っている屋根の構成の仕方を2020/12/09のブログをリンクしておきます。

広島ブログ
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