土の中の温度を測った事がありますか? 井戸水は冬は暖かく夏は冷たいのは私ぐらいの年代の方はよくご存じだと思いますが、地中の温度は外気に影響されにくい為夏は冷たく、冬は暖かくなります。

年末の今日の朝はとても寒い日で地面の表面温度は下の写真のように4度でした。DSC02876
砕石パイルの工事で2.75メートルまで穴を掘るので、本当に寒い今日、土の中の温度をレーザー温度計で計測してみました。

外が凍るような寒さでも、藁を敷いた土の中は暖かくなっていますが、このことは外気の影響を受けない所では土の表面温度は外気より高くなることを示しています。

下の写真は約1.5mのとこまで穴を掘って測った土の中の温度は9度でした。
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下の写真は約2.5メーターの所まで穴を掘って測った土の中の温度は14度でした。外気の影響を受けない地下は掘れば掘るほど暖かくなります。2.5メーターの所でも外気と10度も差がありました。
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熊は冬には土に穴を掘って冬眠します。それは土の中が外気の影響を受けにくく、僅かですが地熱で暖かいこと、又小さな穴は自分の体温を温存させる効果があることから、土の中で冬眠します。

冬眠をする動物にとっては、小さな穴の中は僅かな地熱と自分の体温をも暖房機にも使える保温性のある空間になっていて、寒い冬に命をつなぐ熱を得る場所になっています。

冬の土の中の温度は掘れば掘るほど、高くなりますが、それも限度があります。地中の熱を利用して、エアコン並の能力を発揮しようとすると約100メートル以上掘ることが必要だと言われています。

最近のヒートポンプエアコンの暖房の能力は、かなり高い能力がありますが、カナダやスウェーデンのように外の温度がマイナス20度以上になる地域では、ヒートポンプが作動しなくなるので、深い地中の熱を利用して、熱交換を助ける地中熱ヒートポンプという装置が考えられています。私の住む広島ではその様な地中熱を使うより、高レベルの高断熱住宅の場合は単純に普通のエアコンで十分暖かく暮らせます。

地下室を作ると、そこは冬は暖かくなりますが、それは土の中の温度が外気より高いからおこる現象です。あまり大きなエネルギーではないのですが断熱性能を高める事で、地下室は殆ど暖房をしないでも寒く感じない空間を造ることも可能です。

日本の最近の住宅建築は環境への配慮も含めて地中熱を使う方法や、太陽光で暖かくなった空気で暖房をまかなう様な工法が注目を浴びているようですが、その様な工法でもエアコンは必要になっているのが現状です。

住宅先進国といわれるドイツやスウェーデンでは、殆ど見る事のない工法で、それよりも発生させた熱を逃がさないように断熱性能を高める事が省エネルギーの上では効果的だと実証されています。

究極まで断熱性能を高めると、家の中の生活の熱、人の体温 テレビの熱 窓からの太陽熱 台所の調理等の熱が暖房代わりになる、暖房機のいらない無暖房住宅もスウェーデンで建設されていました。

複雑な装置や大規模な装置は,いずれ寿命をむかえます。寿命をむかえると修理や取り換えに大きな費用が必要になります。住宅で大切なことは、断熱性能を強化する事、家の耐用年数と同じだけ使用に耐える断熱の正しい施工をする事が、メンテナンスの費用もかからず、その上少ないエネルギーで暖房・冷房をまかなう事になります。

日本の現在の住宅造りの工法は、様々な工法や装置が反乱しています。一般の消費者の方には実にわかり難い事だと思いますが、振り回されずに断熱性能や窓の性能をアップすることが、耐久性も上がり効率よく冬を暖かく過ごす事が出来る原点になります。

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